ブレンドモードと不透明度の活用:重ねるビデオでカラーをブレンドするには

Jun 18, 2020 • カテゴリ: 動画編集のスキル

ブレンドモードとは

ブレンドモードとは、重ねた二つの画像の色合いを、特定のモードで合成して、目的とする効果を作り出す動画編集機能です。画像をタイムラインのトラックに上下に重ねて配置し、「加算」などのモードをかけ、2つの画像をブレンドして、効果的なイメージを作ります。 ブレンドモードは、今までも画像編集ソフトに多く使われてきましたので、馴染みのある方も多いかもしれません。フォトショップの[レイヤー]や、イラストレーターの[透明]でも、同様の機能があり、印象深い効果を演出しながら、動画クリップを仕上げることができます。ブレンド効果の中から好みのモードを選び、不透明度を調整して、動画編集をカスタマイズしてみましょう。

FilmoraProのブレンドモードを紹介する

強力なブレンド機能が搭載されたプロ向けの動画編集ソフトFilmoraPro(フィモーラプロ)を使って、ブレンドモードの使用実例を紹介していきたいと思います。

FilmoraProのブレンドモード機能では、動画の「元の色」に、ブレンドモードをかけ合わせて、「合成色」を作り出します。トラック上に配置した画像の上下を変えると、「合成色」の影響の仕方が異なり、違ったイメージの「結果色」を導き出すことができます。さらに、二つの画像の「不透明度」を変えることで、意図する効果を強くしたり、柔らかく表現したりできます。

Windows版ダウンロード    Mac版ダウンロード

◇ブレンドモードのかけ方

  • [コントロールパネル]の[クリッププロパティ] の▼をクリックします。
  • [ブレンド]の横の▼をクリックすると、ブレンドモードの一覧が出てきます。
  • 「通常」の下に、「加算」「カラー」「焼き込みカラー」「覆い焼きカラー」「比較(暗)」「差の絶対値」「ディザ合成」「除算」「除外」「ハードライト」「色相」「比較(明)」「輝度」「乗算」「オーバーレイ」「彩度」「スクリーン」「ソフトライト」「減算」のリストが出てきます。
  • まずは、さまざまなモードを選んで、効果の違いを試してみましょう。

    ブレンドモード

    画像編集で、重ね合わせる画像のサイズが異なる場合は、トラック上のファイル(クリップ)を右クリックして、[トランスフォーム][フレーム幅に合わせる]などを選択し、サイズを合わせます。

    ブレンドモード

    FilmoraProのブレンドモードを適用する実例を簡単に紹介する

    FilmoraProには色々なブレンドモードがあり、画像の色の重なり方がモードによって大きく影響され、雰囲気をガラリと変えることができます。 また、画像の重ね順序を変えたり、不透明度を変えたりすると、効果を強調したり、柔らかに仕上げたりの調整が可能です。

    ◇ブレンドモードの実例

    【加算・覆い焼きカラー・除算・比較(明)・スクリーン】

    これらのブレンドモードは、画像の明るさを強調し、黒い部分が消えます。

    「加算」では、重なり合う2つの画像の色を薄くする(ディゾルブ)効果をかけます。

    「除算」では、回想画面のように、白い光に包まれた効果を出すことができます。

    ブレンドモード


    【比較(暗)・焼き込みカラー・乗算・減算】

    これらのブレンドモードを適用すると、画像の明るさが低下し、白い部分が消えます。

    「乗算」では、色が重なるにつれて暗くなる効果(ディゾルブ)が出ます。


    【ハードライト・オーバーレイ・ソフトライト】

    これらのブレンドモードを選択すると、画像のコントラストがより鮮明になり、50%の中間色の部分はそのままで、黒または白の部分のコントラストが強調されます

    「ハードライト」を黒っぽい背景の犬の画像にかけた実例では、犬の白い部分のコントラストが強調されて、下の緑の風景画像がより鮮明に映し出されます。

    ブレンドモード


    【差の絶対値・除外】

    これらのブレンドモードを選択すると、写真のネガのように基本カラーの色と輝度の値が反転します。

    「差の絶対値」のモードを適用すると、ホラー映画のような衝撃的な映像が作れます。

    ブレンドモード


    【カラー・色相・彩度】

    これらのブレンドモードは色情報で画像を合成し、色相や彩度によって、下の画像をブレンドして取り込んだ新しい幻想的な映像を作り出します。

    ◇画像の重ね方の変更による効果の違い

    画像の重ね順序を変えることで、演出効果も変わってきます。

    下記の2つの画像例は、「焼き込みカラー」のブレンドモードを適用した実例で、夕焼けの画像と街並みの画像の重ね順を変えたものです。

    画像の重ね方

    上の画像では、白っぽい街の風景が上になっており、下の画像では、オレンジの夕焼け画像が、タイムライン上のトラックの上に配置されています。

    画像の重ね方

    ◇不透明度による調整

    不透明度を変えることで、ブレンドモードの表現もまた異なってきます。

    下記の実例は、2つのクリップを上下に重ねて、輝度のブレンドモードを適用し、[トランスフォーム]で不透明度を55%に設定したものです。

    不透明度

    同じブレンドモードを適用しても、[不透明度]を55%にすると、上の画像の色味が薄れることで、全体にトーンダウンした寂しいイメージになります。

    不透明度

    このように「不透明度」の機能を使いこなすことで、思い通りのイメージを動画編集で演出することが可能できます。


    【トランスフォームの不透明度の操作】

    FilmoraProの構成要素となる、動画、テキスト、図形、写真などのすべてのクリップは、不透明度を変更できます。 重ねた複数のレイヤーを、不透明度を変えて半透明にすると、ブレンドモードの効果・表現も変わってきます。 また、タイムライン上に配置した動画クリップの、時間点を指定してキーを打ち、不透明度の度合いを指定することができます。 不透明度バーで、クリップを100%から、半透明・透明にして、フェードインさせたり、フェードアウトさせたりする効果を手打ちで行うことができます。

    不透明度

    コントロールパネルで不透明度を設定すると、タイムライン上に並ぶクリップに、不透明度のレベルを示すラインができます。 タイムライン上で、キーやラインを上下左右にドラッグすることで、視覚的に不透明度の度合いや変化のタイミングを変更できるのが便利です。


    【タイムライン上のキーフレームの操作の便利なテクニック】

    タイムライン上の不透明度を示す白いラインに、キーフレームを複数打って、ドラッグで値を変えることで、簡単に透明度を変更して画像に変化をつけることが可能です。 タイムラインのサムネイルの白いラインの上を、comandキーを押しながらクリックすることで、簡単にキーフレームを打つことができます。 不透明度を変えることで、単調な動画をより印象的な映像に作り変えることができるのでおすすめです。 なお、Shiftキーを押しながらキーフレームをドラッグすると、不透明度の値を保ちながら、移動さすことができます。

    まとめ

    ブレンドモードは[コントロールパネル]から[クリッププロパティ]で、[ブレンド]のリストを表示して、さまざまなモードを選んで画像の色をブレンドします。 画像のカラーをカスタマイズして、好みの効果を出すことで、動画の表現力をさらにアップすることができます。 FilmoraProのブレンドモードを使って、動画編集をさらに楽しく効果的に行いましょう。

    Windows版ダウンロード    Mac版ダウンロード

    fukuda

    編集長

    0 コメント

    コメント

    製品に関するご意見・ご質問・ご要望はお気軽に こちらまでお問い合わせください。 >>