FilmoraProの色調補正ツール-スコープの使い方をご紹介

Aug 30,2019 • カテゴリ: 動画編集の高度スキル

FilmoraProにはスコープと呼ばれる精密なカラーツールが備わっています。スコープにはヒストグラム、波形&パレード、ベクタスコープなどの異なるタイプがあり、様々な角度から色調補正を行えます。

今回は実例として、FilmoraPro(フィモーラプロ)を使った詳細な色調補正ツールのスコープを使用するテクニックを紹介します。まずはFilmoraProをダウンロードしてください。

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スコープ

実際に編集を始める前に表示のタブ、ワークプレイス、より「カラー」のレイアウトを選択してください。これで色調補正を行う際に最適なワークプレイスを設定できます。

ワークプレイス

スコープタブを開くと異なるスコープが確認できます。このアイコンをクリックするとスコープの表示を変更できます。

スコープの表示を変更

それではスコープの使い方や色調補正での使用例を紹介します。

1.ヒストグラム

ほとんどの一眼レフカメラはヒストグラム機能が内蔵されているため、このヒストグラムは、DSLRカメラを使用している人にはなじみのある機能です。ヒストグラムとは映像のピクセルの値がどの明るさに分布しているかをチャートであらわしたものです。一番暗い値があるのが左で、ここから右に移動するにつれて明るくなります。

filmoraproヒストグラム

元々の映像の冒頭が黒色で構成されているため、この黒く盛り上がった左の部分以外に、ヒストグラムを確認することはできません。

filmoraproヒストグラム

動画を少し再生し、花火がうち上がっている場面に移動すると、右の部分に白いピークが確認できます。これは映像の中のこの明るい花火の部分に相当するもので、花火のまわりの光も、グレーの部分で確認できます。

filmoraproヒストグラム

2.波形&パレード

ヒストグラムと同じく、波形モニターで明るさの値のイメージをモニターで確認できます。しかし波形では、イメージの位置によって明るさの値を把握することもできます。

filmorapro波形&パレード

このイメージのグラフのx軸は、フレーム上の左から右の位置あらわし、y軸は異なる輝度値(きどち)をあらわしています。フレームを左から右に、または上から下に動かすと波形も変わることがわかります。なれるまでに時間が少しかかりますが、色々なメディアで波形モニタを試してみてくださいね。

filmorapro波形&パレード

上部にある途切れた白いラインは映像内の空の輝度値を表し、左から右にかけ、橋で中断されている中央部分を除き、チャート全体にかかるように表示されているのを確認できます。こちらの白いラインは映像の中で最も明るい部分ですが、70から80の値となっています。

filmorapro波形&パレード

トーンカーブエフェクトを使い、カーブの右上を左にドラッグ、100に近づけ、明るさを補正しましょう。波形の全体が上に引っ張られたことが確認できたかと思います。

filmorapro波形&パレード

パレードビューは波形と似ていますが、輝度値がより詳細なカラー、レッド、グリーン、ブルーのチャンネルに分かれています。

filmorapro波形&パレード

空の部分のどのカラーチャンネル値は100に近いですが、レッドチャンネルは少し低く、よりシアンがかかった見た目になります。

filmorapro波形&パレード

空をもう少し白みがかった色にするには、まずトーンカーブに戻りドロップダウンメニューから赤を選択します。レッドチャンネルのトーンカーブを調整しながら、パレードのブルーとグリーンチャンネルと同じ値になるよう設定します。(トーンカーブの操作方法はコチラになります。)

filmorapro波形&パレード

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3.ベクタースコープ

ここまで紹介したスコープがおもに明るさの値にフォーカスしているのに対して、ベクトルスコープはイメージの中のカラーに関するものです。

filmoraproベクタースコープ

ベクトルスコープはカラーウィールに似ていますが、中心はホワイト、グレーをあらわし、円の端は彩度をあらわしています。スコープの中のドットがそれぞれの色の彩度を表していますが、見えにくい場合はギアアイコンをクリックして明るさの値を上げてください。

filmoraproベクタースコープ

このスコープでは、イメージの中の水の部分から大量のシアンが、サーフボードの部分から無彩色であるグレー、サーファーの女性から明るいレッドと肌色の色味がでていることがわかります。

filmoraproベクタースコープ

やりやすい色調補正の方法として、肌色に基づいてのカラー補正があります。ベクトルスコープの左上、レッドとイエローの間の対角線は、スキントーンラインと呼ばれています。実はどの人種の肌色も、色相に差が殆どないため、このスキントーンラインの近辺に表示されます。

filmoraproベクタースコープ

このクリップでは、肌色の部分の発色が良くないですね。詳しく見てみるためにまずズームインするかポジショニングを変更して肌色の部分のみが表示されるようにします。

filmoraproベクタースコープ

ベクトルスコープで確認すると、肌の色を示すドットが、スキントーンラインよりグリーン寄りで、肌色が緑がかっているのがわかりますね。対照であるマゼンタ色の方向に補正をかけていきましょう。

filmoraproベクタースコープ

ここはYUVカラー補正エフェクトが手助けになります。YUVカラー補正エフェクトを追加すると、3つのカラーウィールが表示されます。一番上がハイライト、真ん中がミッドトーン、そして下がシャドー用です。それぞれのカラーバランス、明るさ、色彩を調節できます。

filmoraproベクタースコープ

この肌色はミッドトーンに近いので、ミッドトーンウィールをほんの少しだけマゼンタに近づけます。この辺ですね。クリップのプロパティーを調節して全体を確認します、これでグッとよくなりましたね。

filmoraproベクタースコープ

最後にハイライト、ミッドトーン、シャドーの明るさと色彩を調整します。

filmoraproベクタースコープ

効果を見てみましょう

トランスフォームを右クリックして、画像の大きさと位置をレセットします。「YUVカラー補正エフェクト」の左にある正方形をクリックすれば、ビフォー&アフターの効果が確認できます。

ビフォー&アフター

ビフォー

ビフォー

アフター

アフター

皆さん、いかがでしょうか。 慣れるまでは少し時間がかかりますが、強力な色調補正ツールのスコープの機能や効果をマスターすれば、簡単に映像を映画風に出演できそうですね。ぜひ試してみてください。

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キーフレームを使って、こんなこともできちゃいます!

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fukuda

編集長

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