AvidemuxでMP4ファイルを結合する方法【Mac版】

世代交代により今となっては活躍する機会が著しく減り、存在自体を知らない人がいても不思議ではないVHSテープに、とても大切な映像が保存されていると想定しましょう。特にこだわりが無ければ映像を新しく撮る選択肢もありますが、「大切な」という点がどうしても引っ掛かるので、VHSのテープごと眠らせる訳にもいきません。

このような状況では各社が提供するキャプチャー製品を駆使することで、VHSテープへ保存されている映像を放置せずに済むものの、数GBにもなる重さから保存先を圧迫しかねないのが次なる問題です。数GBにもなる重さの映像が保存先を圧迫しないように避けるのは、もしかしたら難しく思われるかも知れませんが、ツールのAvidemuxで処理を施すと回答になります。

　　

Part 1. AvidemuxでのMP4データの結合手順

Avidemux:　キャプチャーした映像の切り揃え

例に挙げるI-O DATAをはじめ、各社が提供するキャプチャー製品を駆使すると、VHSテープ内の映像がMP4形式かつ数GBのデータとして、新しい場所に複数保存できる場合があります。

端末にてツールを動かし該当データの展開から、本編映像の開始地点を確認して無くても構わない前の部分を削除します。ほぼ同じ作業を残りの映像でも繰り返すので、保存する際の名前にはAPartやBPart、①や②などを付け加えると良いでしょう。

Avidemux:　MP4形式のデータ結合

残りの該当データも同様に展開できたら、今度は本編映像の終了地点を確認し、無くても構わない後ろ部分の削除に続けて保存します。

これで先に処理を施したMP4形式のデータへ、残りのものを追加していけば結合されるためAvidemuxでの手順が完了です。

Part 2. MP4データの結合に有用なMacツール

容量の圧迫問題が解決するとしても、やはり回答になり得るツールが1本ではまだ不安という判断の下、Mac端末にも向くWondershare社提供のFilmoraにおける、長所と手順を順に伝えていきます。

　　

【長所①写真ライブラリ】

写真を管理するアプリは本当に数多くありますが、中でもApple社が提供するものへ円滑に接続できます。
誰にも教えていないけれど、実は写真の整理整頓が苦手という人には嬉しく、セキュリティ的に怪しい別のアプリを頼らなくて良いと、動画編集が主なFilmoraに嚙み合う機能です。

【長所②オートリフレーム】

写真管理のアプリと同じく、誰かとコミュニケーションを図れるツールも豊富にある中、それらに合わせた大きさの補正を映像に掛けられます。

細かいことが不得意な人にとっては助かり、本来なら自力でするところだった作業にFilmoraの力を借りられると、次に撮る映像を考える余裕が生まれる機能です。

● FilmoraでのMP4データの結合手順 Macタイプ

ツールで結合する映像の読み込み：前提として先ほどの手順のように、VHSテープにおける映像を端末へ保存できているなら、そのままツールにて複数のMP4データを読み込みます。丁寧に順番通りファイル単位で読み込んでも構わないですが、さらに大きなフォルダ単位も受け付けるので、どちらかと言えばまとめた方が楽ではあります。

MP4データの結合：ファイルまたはフォルダを読み込めたら、タイムラインという帯状のブロックへ場所を移して映像の始まり、終わりのタイミングからそれぞれはみ出している部分を削除します。
映像の始まりと終わりのタイミングからそれぞれはみ出し、削除する部分に間違いないか確認が必要な場合は、既存の視聴機能を使用してください。これで書き出せばMP4データが結合されるため、Filmora Macタイプでの手順が完了です。

まとめ

身近な問題であっても放置して勝手に解決する場合は稀なので、今回のように状況から想定することは意外と意味があるでしょう。端末へ新規で保存したVHSテープ内の映像が仮に重くても、頼り甲斐があるツールのFilmoraならMP4データの結合によって容量圧迫を避けられます。