007映画みたいなカラーグレーディングを自作の動画に使う方法
May 05, 2023 • カテゴリ: 動画編集の基本とコツ
映画作品には、カラーグレーディングを使用して映像に深い味わいを演出しているものがあります。動画が普通に撮影できるようになったため、自作動画にもこうしたカラーグレーディングを使用してみたいと思う方もいらっしゃるでしょう。動画編集用のソフトを使用すれば、自作動画にカラーグレーディングの処理を施すことができます。今回は、Wondershare 「Filmora(旧名:動画編集プロ)」を利用して、007映画みたいなカラーグレーディングを自作動画に使う方法をご紹介します。
あなたのストーリに光をつける!「Filmora (旧名:動画編集プロ)」なら、こういう感じの動画が楽に作成できる!
007映画みたいなカラーグレーディングを自作の動画に使う方法・手順
Wondershare 「Filmora(旧名:動画編集プロ)」は、自作動画をより魅力的に仕上げる高度な編集機能が備わっているのが特徴です。そのうちの一つが、高度色調補正の機能で、いわゆるカラーチューニングを行う機能です。この機能を使えば、自作動画の色合いや明暗バランスを簡単操作で整えることが可能です。
ステップ1:まず最初に、filmora動画編集ソフトをインストールしたら、起動してアスペクト比を選択し、「高度編集モード」を選んで下さい。
ステップ2:続いて「メディアライブラリ」から、自作動画をタイムラインの一番最初の行へドラッグ&ドロップしましょう。
ステップ3:次に、パレットと筆をイメージしたマークのボタンをクリックすると、ウィンドウが表示され、「プリセット」と「調整」のタブが出ます。「プリセット」では、沢山のテンプレートが表示されます。テンプレートのスタイルは、「カスタム」や「お気に入り」、「ベーシック」や「フィルム」、「ビネット」や「3D LUT」があります。
ステップ4:filmoraでは、ドロップダウンリストからスタイルを選び、テンプレートを選ぶと簡単に結果が反映されるようになっています。
ステップ5:カラーグレーディングを動画に使用したい場合は、「3D LUT」を選択します。 LUTは、特定の色を別な色に置き換える数学的処理法を含んでいるファイルのことで、カラーグレーディングプリセットと同じようなものです。映画製作でも広く使用されていますが、この「3D LUT」を動画に適用するには、まず「[3D LUT」にチェックを入れ、「なし」の下のテンプレートを選びます。
ステップ6:もし、ドロップダウンリストに好みのものがない時は、filmora以外の無料3D LUTをインストールすることも可能です。3D LUTをダウンロードしたら、「新しいLUTを読み込み」を選び、パソコンのハードディスクから読み込んでいきます。さらに、動画内のある色について、例えば青い色のオブジェクトを紫からシアンに変換したいような場合は、「HSL」の項目にチェックを入れます。「HSL」は、「Hue」(色相)と「Saturation」(彩度)、「Luminance」(輝度、明るさ)の略語で、動画内にある個々のカラーの範囲を調整する目的で使用します。紫からシアンに変えたい時は、動画内で調整したいカラーを選んで、「Hue」のスライダーをドラッグしながら微調整を行えば変換できます。
ステップ7:同様に、カラーの純度や鮮やかさを変更する場合は「Saturation」の項目を、カラーの明るさを変えたい場合は「Luminance」の項目を選び、それぞれスライダーを左右に動かせば調整できます。
ステップ8:各項目ごとに調整が済んだら、「比較 使用前/使用後」の下にあるプレビュー画面で、調整した結果を確認しましょう。表示する方法は、「並んでビュー」と「分割ビュー - 左/右」、「分割ビュー - 上/下」から選べます。
ステップ9:元の動画をチェックしたい場合は、「オリジナルを表示」をクリックするか、「比較を無効にする」を選択して下さい。調整した結果が思わしくない時は、プレビュー画面にある「取り消す」または「やり直す」をクリックするか、各項目の右端に配置されている「リセット」をクリックします。
ステップ10:カラーの調整をプリセットとして保存したいなら、「プリセットとして保存」を選ぶと、「プリセット」のタブの「カスタム」に追加できます。カスタムしたテンプレートをダブルクリックすると、プロジェクト全てに適用できるようになります。
このように、「Filmora(旧名:動画編集プロ)」ならハイレベルな色調補正も簡単に調整することができます。今回ご紹介した項目以外に、ホワイトバランスを調整したり、ライトを調整する機能など、多彩な機能が搭載されています。しかも、編集操作はシンプルなステップで完了しますし、インターフェイス自体も直感的な操作ができる仕様になっています。初心者でも容易に取り扱える点が、filmoraの大きな魅力です。
詳しい「Filmora (旧名:動画編集プロ)」操作デモ
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