結婚式の演出として欠かせないプロフィールムービー。主役のふたりの生い立ちや出会い、結婚式当日を迎えるまでの日々を振り返る、一生の宝物となる映像です。そんなプロフィールムービーを素敵なものにするには、印象的なコメントが欠かせません。この記事では、プロフィールムービーのコメント例文と、プロ級のプロフィールムービーを簡単に作る方法をご紹介します。
1. 結婚式のプロフィールムービーに必要なコメントとは?
1.1 プロフィールムービーの構成
結婚式のプロフィールムービーは、一般的に次のような構成で作られます。
- オープニング
- 1人目の生い立ち紹介
- 誕生・乳児期の写真&一言コメント
- 幼児〜小中学生期の写真&一言コメント
- 高校〜大学生期の写真&一言コメント
- 社会人になってからの写真&一言コメント
- 2人目の生い立ち紹介
- 誕生・乳児期の写真&一言コメント
- 幼児〜小中学生期の写真&一言コメント
- 高校〜大学生期の写真&一言コメント
- 社会人になってからの写真&一言コメント
- ふたりのなれそめ紹介
- お付き合い〜プロポーズのエピソード
- 締め
ここに示した順番はあくまで目安なので、たとえば学生時代に出会ったふたりなら、上記a~cの後に「4. ふたりのなれそめ」を紹介し、社会人になってからのエピソードは「5. お付き合い〜プロポーズの写真&エピソード」と一緒にしてもよいでしょう。
1.2 オープニングで必要なコメント
オープニングに書くべきコメントは、以下の通りです。
- ゲストへのあいさつ
- プロフィールムービー本編への導入
プロフィールムービーを流すタイミングでは、婚礼料理が振る舞われ、ゲストは会話に花を咲かせているでしょう。効果的なオープニングは、ゲストの意識をムービーへと惹きつけてくれます。ふたりのお祝いに足を運んでくれたゲストへの感謝の気持ちも、忘れずに伝えたいですね。
関係記事: 結婚式のオープニングムービーのコメント文例15選!映像をより印象づけるコツも紹介
1.3 生い立ち紹介で必要なコメント
主役をひとりずつ紹介するシーンでは、まず現在の写真と簡単なプロフィール(生年月日・出身地など)を出したうえで、産まれてから現在までの歩みをスライドショー形式で振り返るのが基本。統一感のあるレイアウトで下記項目を示すと、ゲストの心を和ませる見やすいムービーに仕上がります。
- 写真
- 写真を撮った時の年齢
- 写真に対する一言コメント
特に幼少期の写真は、表情豊かなものがおすすめ。無邪気な姿にユーモアあるコメントを添えれば、きっとゲストも楽しんでくれます。
1.4 ふたりのなれそめ紹介・お付き合い〜プロポーズのエピソードで必要なコメント
なれそめ紹介では、ふたりの出会いのきっかけを簡単に記します。お互いの第一印象を語っても良いですね。
お付き合いのエピソードは、旅行の思い出などをツーショット写真を交えて紹介しましょう。プロポーズの言葉やその時のエピソードを含めれば、ふたりの深い愛が熱烈に伝わるうえに、後からムービーを見返した時にも当時のときめきがよみがえります。
1.5 締めに必要なコメント
プロフィールムービーの締めくくりには、これからの結婚生活への思いをふたりで述べましょう。今後の希望、理想の家庭像、お互いへのメッセージなどを言葉にする機会です。そして、両家の家族やゲストの方々ともよい関係を築き続けていくための、素直な思いを伝えて締めくくりとします。
2. プロフィールムービー作りに使えるコメント文例
プロフィールムービーの流れがわかったところで、具体的なコメント文例を見ていきましょう。オープニング、中盤、締めの順にご紹介していきます。そのまま使うのはもちろん、ふたりらしくアレンジするのもおすすめです。
2.1 オープニング
本日はお越しいただき誠にありがとうございます
ゲストへの感謝の気持ちを伝える一文。オープニングムービーや挨拶でじゅうぶんに感謝を伝えられている場合は、プロフィールムービーではあまりかしこまりすぎなくてもよいでしょう。
大切な皆様に私たちのことをもっと知っていただきたいと思います
ゲストに楽しんでもらいたいという気持ちを表せます。ていねいで、落ち着いた式や目上のゲストが多い式にもおすすめ。
新郎新婦のプロフィールをご紹介します
プロフィールムービーが始まることを、シンプルかつわかりやすく表現します。笑顔のツーショットと合わせたり、エフェクトをつけたりすると楽しい印象に。
私たちのこれまでの歩みを紹介させていただきます
和の雰囲気の会場・ムービーにも使いやすい表現です。しっとりと落ち着いた映像からポップな演出まで、幅広く対応できるでしょう。
懐かしの写真とともに ふたりのこれまでを振り返ってみましょう
親しみやすいトーンで、カジュアルな式にぴったり。ユーモアのある写真やコメントと組み合わせれば、式場が笑顔で満たされます。
2.2 中盤
○○年○月○日 ○○家の○男/○女として産まれました
新生児のシーンでの定番フレーズ。「なんと○○gで誕生!」「マイペースで いつもぐっすり・・・」などの一言を加えると、ほほえましさがぐっと増します。
お兄ちゃん/お姉ちゃんが大好き! いつもマネをしていました
きょうだいと遊んだりケンカしたりした記憶は、子ども時代の思い出の中でも特に印象深いもののひとつでしょう。きょうだい揃って写っている写真があれば、ぜひ使ってみてください。
部活/クラブ活動にささげた青春!
幼少期から高校生ごろまで、幅広い時期に使えます。大会やコンクールの記録よりも、サッカーや野球なら「毎日走り回って泥だらけの日々でした」、音楽なら「○○の弾き方 いまでもしっかり覚えています」などの日常的なコメントのほうが、ユニークで楽しんでもらえるでしょう。
家族に冷たくあたってしまった反抗期 いまでは反省しています
思春期・反抗期の葛藤は大人になるうえで欠かせないものですが、今になって思い返すと恥ずかしくなってしまうこともあるでしょう。成長した今だからこそ、あのころ困らせてしまった家族にも、素直に謝れるはず。
大学で初めてのひとり暮らし 家事に勉強に大忙し
親元を離れたり、バイトを始めたりと、生活が大きく変化するのが大学時代。恩師やサークルの仲間を招待している場合は、ゲストにからめた写真やエピソードを用意するのもおすすめです。
2.3 締め
これからはふたりで新しい物語を紡いでいきます
思い出を踏まえて、未来への希望を語ります。プロフィールムービーを映画風、ストーリー仕立てにした時にはぴったりの一言。
これからも温かく見守っていただけると幸いです
長いお付き合いにしたい大切なゲストへのメッセージ。ふたりの思いやりや謙虚さも伝わります。
ふたりで笑顔の絶えない 幸せな家庭を築いていきます
これから家族として暮らすふたり。決意表明も兼ねて、理想の生活を表現してみるのもよいですね。「両親のように仲睦まじく暮らしていきます」と、尊敬の気持ちを伝えるのもおすすめ。
皆様からいただいた祝福を胸に これからも歩んでまいります
ゲストへの感謝、式当日の感動は一生の思い出。時には困難に直面するかもしれませんが、そんな時にも初心を思い出せばきっと乗り越えられるでしょう。
この先もどうぞごゆっくりとお楽しみください
主役のふたりと語らったり、ゲスト同士で歓談したりと、楽しい時間はずっと過ごしていたいもの。結婚式や披露宴がまだまだ続くときには、こうした一言を添えると、ゲストに安心感を与えられます。
Filmora画像から動画生成機能で生成したもの
- 手作りの愛 Filmora
- さくらプロミス Filmora
- 漫画式カップル Filmora
3. プロフィールムービーのコメントをゲストに印象付ける方法は?
3.1 ふたりの声を入れると、より温かみのある映像に
ほほえましい写真やコメントを含むプロフィールムービーは、緊張しがちな式の中で、ゲストの心をほっと和ませてくれます。映像の品質をワンランクアップさせたいなら、ナレーションを入れてみてはいかがでしょう。ふたりの声で語ることで、コメントを強く印象づけることができます。
ムービー内の全てのコメントにナレーションを付けるのが難しければ、オープニングと締めだけでも十分。ふたりの真剣な思いが伝わります。
3.2 動画編集ソフト「Filmora」なら、ハイセンスな映像を短時間で作成可能
結婚式のプロフィールムービーを自分たちで作る場合、重要なのが制作ツール選びです。直感的に使えるか、機能は充実しているか、好みに合ったエフェクトやトランジションを備えているか・・・と、チェックポイントはさまざま。高品質な動画を短時間で作れるよう、テンプレートやAI機能などを搭載しているツールもあります。
数あるツールの中でもイチオシなのが、Wondershare社の「Filmora」。先に挙げた全機能を余さず搭載しています。2,000種以上のテンプレート、230万種以上の素材が揃うアセットセンター、画像・音声・ステッカー・映像などあらゆるものを生成可能なAI機能も、直感的な操作で使えます。

3.3 Filmora「AIボイスクローン」で、素早く簡単にふたりの声を動画に挿入する手順
結婚式前はなにかと忙しく、プロフィールムービーにナレーションを入れたいと思っても、まとまった録音時間を取れないケースが考えられます。そんな時でも、Filmoraの「AIボイスクローン」機能を使えば、自分たちの声によるテキスト読み上げを簡単に生成可能。プロフィールムービーの作成を効率化します。
Filmora「AIボイスクローン」機能の使い方は、次の通りです。
Step1.Filmoraを起動したらスタートページ左側の「ツールボックス」タブに切り替え、「AIボイスクローン」を選択します。

Step2.「テキスト読み上げ」タブに移動し、必要に応じて言語設定を変更したら、「クローンを作成」内の「+(ボイスクローン作成を開始)」ボタンを押します。

Step3.ボイスクローンの元になる音声サンプルを録ります。
赤いボタンを押してから、表示されたサンプルを読み上げてください。
読み終わったら、再び赤いボタンを押して録音を停止します。

Step4.録音データを確認し、問題なければ「クローンを作成」を選択します。
「再録音」を押して、もう一度音声を録り直すことも可能です。

Step5.ボイスクローンが生成されたら、「テキスト」タブに移動して、読み上げたいテキストを入力します。

Step6.「テキスト読み上げ」タブに戻り、ボイスを選んで「生成」をクリックすれば、あなたの声によるナレーションができあがります!
好みに応じて、音量・ピッチ・明瞭さの向上やノイズ除去なども、自由に編集できます。

4.よくある質問
・プロフィールムービーのコメントで気をつけることは?
レイアウトの面では、後ろの人からも見やすいようにすることが大切です。例えば、はっきりした配色にして背景とのコントラストを上げる、大きめのフォントを使う、ゲストの頭で隠れてしまわないよう、下端に配置するのを避ける、など。
内容面でいうと、結婚式の場では、重ね言葉や忌み言葉、句読点は使わないのがマナーです。プロフィールムービーにはユーモアが大事ですが、見る人に不快感を与えないか、「やばい」「ガチ」など砕けすぎた表現になっていないかにも、心を配りましょう。
・イメージ通りの映像・コメントを生成するコツは?
AI生成された成果物の質は、AIがこれまでに学習したデータの量・質と、入力したプロンプトに左右されます。一般的に、プロンプトが具体的であれば、それだけイメージ通りのアウトプットが得られやすくなります。「Filmora」のAI機能なら、インプットされた画像・素材を参照して、よりユーザーのイメージに沿った成果物を作り出せます。
・Filmoraで生成したコメントや映像はそのまま使える?
はい! FilmoraのAI機能を使って生成したものは、すべてそのままムービー作成にお使いいただけます。ロイヤリティフリーなので、面倒な手続きも要りません。生成された成果はトラック別にタイムラインに配置されるので、音声だけ、テキストだけなど、きめ細かに編集することも可能です。
まとめ
ふたりの新たな一面を見られる結婚式のプロフィールムービーは、楽しみにしているゲストも多い演出です。どんな写真を選ぼう、どんなコメントをつけよう・・・と悩んでしまう場合には、ぜひこの記事で紹介した構成や文例を参考にしてくださいね。
高品質なプロフィールムービーを自分たちの手で作りたい、短時間で映像にナレーションを加えたいとお考えなら、動画編集ソフト「Filmora」が力になってくれます。動画編集の経験がなくても直感的に使える簡単操作で、思い通りの映像を手に入れましょう!
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