「動画に印象的な効果音を入れたいけど、どんな音を使えばいいんだろう?」
「安心して使えるサウンドエフェクトを無料で入手できるサイトはないかな」
このように考えている方も多いのではないでしょうか?
動画制作において、サウンドエフェクト(SE)は視聴者の感情を揺さぶり、作品の完成度を高める重要な要素です。
しかし、どんな効果音を選び、どこから入手すれば良いのか、悩まれている方は少なくありません。
そこで本記事では、人気のジャンル別でおすすめのサウンドエフェクトを5つ厳選して紹介します。
また、AIを使ったオリジナル効果音の生成方法や、動画編集における具体的な使い方についても詳しく解説していきますよ!
あわせて商用利用可能についてなどを含めた素材配布サービスの情報や、著作権についても触れていくので、必ずあなたの役に立つ情報が見つかるはず。
ぜひ最後までご覧ください!
目次
Part1.サウンドエフェクト(SE)とは?
サウンドエフェクト(sound effects)とは、動画や映像作品に使われる音響効果の総称です。
映画などの作品ではもちろんですが、YouTube動画やTikTokなど、比較的身近な動画でも高頻度で使用されます。
例えば以下が代表的なサウンドエフェクト例となります。
- 環境音:雨音、波の音、風の音、鳥のさえずり
- 生活音:ドアの開閉音、足音、食器の音、車のエンジン音
- アクション音:爆発音、衝突音、剣戟音
- システム音:通知音、決定音、キャンセル音
- コミカル音:ピヨピヨ音、ボヨヨン音、ポヨン音
- マスク音:放送禁止用語や個人情報をマスクする「ピー音」
視聴者の感情に働きかけ、シーンの印象を強めたり、物語の展開をサポートしたりする大切な役割を担っており、使い方次第で映像作品の世界観を大きく変えられます。
サウンドエフェクトを使用する主なメリットとして以下の通りです。
- 視覚的な演出の補完:映像だけでは伝わりにくい情報を音で補強
- 感情への訴求:効果音によって視聴者の感情を効果的に揺さぶる
- ストーリー展開のサポート:場面転換や重要なシーンを印象付ける
- 作品の完成度向上:よりハイクオリティな印象を与える
Part2.厳選!おすすめサウンドエフェクト5選
早速本章では、動画制作に役立つおすすめのサウンドエフェクトを、人気のジャンル別に5つ紹介します。
商用利用の可否や利用規約についても詳しく解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。
なお、商用利用の可否や、クレジット表記の要否については、掲載時点から変更の可能性があるため、実際に使用する際は、念のためそちらを一度確認してから自己責任で使用するようにしてください!
関連記事:無料で使えるおすすめ効果音アプリ6選
2-1.ダブルウーシュ(風切り音)|Filmora Creative Assets

動画の場面転換やアクション性の高いシーンを引き立てる効果音として「ダブルウーシュ」と呼ばれる二重の風切り音がおすすめです。
特に、スピーディーな展開や動きのあるシーンに最適で、視聴者の印象に強く残るサウンドエフェクトとして人気があります。
ダブルウーシュはWondershare社の動画編集ソフト「Filmora(フィモーラ)」内の素材ライブラリ「Filmora Creative Assets」で提供されており、クレジット表記不要で商用利用も可能です。
YouTube動画などでも安心して使用できる点は大きな魅力。
また、Filmoraには、オリジナルのサウンドエフェクトが新たにAI生成できる「AIサウンドエフェクト機能」も搭載されています。(詳しい手順は後述)
サウンド名 |
ウーシュ(風切り音) |
使用シーン |
・場面転換 ・アクションシーン ・動きの強調 ・テロップやオブジェクトのエフェクト |
特徴 |
・クリアで迫力のある音質 ・編集がしやすい長さ ・再生速度の調整が可能 |
音声提供元 |
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利用条件 |
・クレジット表記:不要 |
利用規約 |
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素材数 |
30万曲点以上のクリイティブアセット |
2-2.チーン1(間抜け音)|効果音ラボ

失敗やギャグシーンに最適なサウンドエフェクトをお探しの方に、「チーン」をおすすめします。
間抜けな表現や、コミカルな演出を加えたい時、視聴者の印象に残りやすい効果音です。
無料かつ商用利用可能な「効果音ラボ」で配布されているため、気軽に使い始められます。
高品質な音源で、プロの現場でも使用される実績があるのも魅力的です。
サウンド名 |
チーン(間抜け音) |
使用シーン |
・失敗シーン ・ギャグシーン ・コミカルな演出 ・オチのタイミング |
特徴 |
・クリアな音質 ・ユーモアを引き立てやすい音色 ・動画全体の雰囲気を明るくできる |
音声提供元 |
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利用条件 |
・クレジット表記:不要(任意) |
利用規約 |
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素材数 |
2,000種類以上のサウンドエフェクト |
2-3.田舎の夕方(環境音)|DOVA-SYNDROME

Vlogや癒し系動画をより魅力的に演出する環境音として、「田舎の夕方」がおすすめです。
ナレーション部分の背景音としても使いやすく、心地よいエモーショナルな雰囲気作りに一役買ってくれます。
「DOVA-SYNDROME」から入手可能な素材で、こちらのサイトは高品質な自然音を求めるクリエイターから支持を得ています。
使用報告も不要なため、制作に専念できる点も魅力です。
サウンド名 |
せせらぎ(環境音) |
使用シーン |
・Vlog ・癒し系動画 ・ナレーション背景 ・自然風景 |
特徴 |
・高品質な録音 ・自然な音の広がり ・長時間の再生が可能 |
音声提供元 |
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利用条件 |
・クレジット表記:不要 |
利用規約 |
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素材数 |
1,300種類以上の効果音 |
2-4.悲鳴(ホラー系)|ZapSplat

ホラーやサスペンス系動画制作において、緊張感を演出する重要な要素となるのが「女性の悲鳴」です。
驚きの表現や、視聴者の感情を揺さぶる場面で効果的に活用できます。
海外の効果音サイト「Zapsplat」では、品質の高い無料ホラー系効果音だけで3,000以上と豊富に取り揃えています。
様々なバリエーションから選べるのも特徴です。
ゴールド会員限定のエフェクトも多くありますが、Free sound effect categoriesから探すことで、問題無く無料でも活用できるでしょう。
ただし、ダウンロードにはログインが必要になる点や、日本語対応していない点には注意が必要です。
サウンド名 |
女性の悲鳴(ホラー系) |
使用シーン |
・ホラー動画 ・サスペンス動画 ・驚きの演出 ・緊張感の演出 |
特徴 |
・リアルな表現 ・緊張感を高める音質 ・様々な種類の悲鳴から選択可能 |
音声提供元 |
https://www.zapsplat.com/?s=scream&post_type=music&sound-effect-category-id= |
利用条件 |
・クレジット表記:無料プランでは必要、有料プランでは不要 |
利用規約 |
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素材数 |
15万以上の効果音 |
2-5.キュピーン1|Springin'

「キュピーン」というフレクサトーンによる金属的な効果音は、アイデアが浮かんだ瞬間や、キャラクターが何かを思いついた場面で重宝されます。
ガンダムシリーズの、ニュータイプ発動とも近い音で、特にアニメ調の演出や、明るい雰囲気の動画制作において、視聴者の印象に強く残る効果音として人気があります。
「Springin'」で提供されているこの音源は、クリアな音質とポップな雰囲気が特徴です。
また、戦闘向けのサウンドエフェクトが充実しているのも特徴で、商用利用も可能、クレジット表記も不要なため、YouTube動画などでも気軽に使用できます。
ただし、サイトには検索機能が無いためカテゴリから好みのサウンドエフェクトを探す必要がある点は難点です。
サウンド名 |
ドア開閉音 |
使用シーン |
・アイデア閃き ・発見シーン ・ポジティブな演出 ・アニメ調の表現 |
特徴 |
・クリアな金属音 ・明るい印象を与える音色 ・アニメ的な演出に最適 |
音声提供元 |
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利用条件 |
・クレジット表記:不要(任意) |
利用規約 |
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素材数 |
1,000点以上の効果音 |
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Part3.サウンドエフェクト使用する方法
本章では、先ほどサウンドエフェクトから、他の素材が非常に充実しており、動画編集ソフトと一体になっている「Filmora Creative Assets」内の「ダブルウーシュ」を例に、動画でサウンドエフェクトを使用する方法について解説していきます。
以下工程は無料版のFilmoraでも全て再現できるため、インストールした上でぜひ読み進めながら一緒に“体験”してみてください!
Step1.新しいプロジェクトを立ち上げ
![[新しいプロジェクト]を選択](https://filmora.wondershare.jp/images/video-effects/recommended-sound-effects-06.png)
まずはFilmoraを起動して、[新しいプロジェクト]を選択。
新規プロジェクトを立ち上げます。
![[インポート]から素材を追加](https://filmora.wondershare.jp/images/video-effects/recommended-sound-effects-07.png)
動画素材や、別のサイトからダウンロードしてきたサウンドエフェクトがある場合は、ここでドラッグ&ドロップ、または[インポート]から素材を追加しておきましょう。
Step2.トランジションを追加

素材をタイムラインにドラッグ&ドロップで追加して、簡単にカット編集を済ませましょう。
今回は「ダブルウーシュ」を場面転換に使用する為、まずは[トランジション]タブから、好みのトランジションを動画に追加します。
ダブルウーシュは、風きり音ですので、トランジションもスピーディで勢いのあるものがおすすめです。
Step3.サウンドエフェクトの追加
![[サウンド・効果音]をクリック](https://filmora.wondershare.jp/images/video-effects/recommended-sound-effects-09.png)
続いて[オーディオ]タブに移動し、[サウンド・効果音]をクリックしましょう。
すると非常に多くのサウンドエフェクトが内蔵されているため、検索窓に「ウーシュ」と入力して検索します。

ダブルウーシュが見つかりました!
ドラッグ&ドロップでトランジションの位置と合わせて追加しましょう。
再生し、プレビューしながら位置やサウンドエフェクトの大きさを調整すれば完成です!
Part4.サウンドエフェクトを"生成"する方法|AIサウンドエフェクト
Filmoraには30万曲点以上のクリイティブアセットが搭載されています。
そのため多くの場合、外部サイトからのダウンロードは不要で、Filmoraないだけで音源が完結できてしまいます。
とはいえ「新たにこんなサウンドエフェクトが欲しい!」という、こだわった動画編集がしたい方もいらっしゃるでしょう。
そんな時に役立つのが、新たにサウンドエフェクトを生成できるAI機能「AIサウンドエフェクト機能」です。
本章で、使い方について見ていきましょう!
Step1.AIサウンドエフェクト
![[AIサウンドエフェクト]を選択](https://filmora.wondershare.jp/images/video-effects/recommended-sound-effects-11.png)
[オーディオタブ]に移動し、[AIサウンドエフェクト]を選択して、機能を起動します。
Step2.説明文を入力

作成したいサウンドエフェクトの説明文を文章、もしくは単語で入力しましょう。
説明文は日本語でも英語でもOKです。

続いて[設定]から、サウンドエフェクトの長さと、生成するサウンドエフェクト数を指定しましょう。
![[生成]で生成を開始](https://filmora.wondershare.jp/images/video-effects/recommended-sound-effects-14.png)
準備ができたら[生成]で生成を開始します。
Step3.サウンドエフェクトを動画に追加

今回は3つのサウンドエフェクトを生成しました。
それぞれ再生してみましょう。
気に入ったサウンドエフェクトがあれば、ドラッグ&ドロップで任意の場所に追加します!

生成したサウンドエフェクトは、音量調整やフェード、音声エフェクトの追加など通常のサウンドエフェクトと同様に、動画に合わせて更に編集が可能です。
![[エクスポート]から出力](https://filmora.wondershare.jp/images/video-effects/recommended-sound-effects-17.png)
書き出す際は、画面右上の[エクスポート]から任意の設定をした上で出力します。
Part5.サウンドエフェクトと併せて使いたいおすすめ機能3選|Filmora
サウンドエフェクトだけでなく、Filmora内の豊富な音声編集機能を組み合わせることで、より魅力的な動画制作が可能になります。
本章では、特にサウンドエフェクトと相性の良い「Filmora」の音声機能を3つ紹介します。
AI音声補正|クリアな音質へ自動変換

サウンドエフェクトを追加する前に、まず音声をクリーニングしましょう。
「AI音声補正」機能は、AIが自動で音声を解析し背景ノイズや問題点を検出、クリアな音声に自動補正してくれる機能です。
強度は0から100までで調整が可能で、ワンクリックで音声をクリアに変換できます。
人の声を残しながら環境音だけを除去するなど、賢い判別が可能なため、サウンドエフェクトの効果をより引き立てられます。
スマートBGMジェネレーター|オリジナルBGMをワンクリック生成

サウンドエフェクトと組み合わせるBGMも「スマートBGMジェネレーター」や、「AI音楽ジェネレーター」で簡単に作成できます。
動画の長さや雰囲気を自動認識して、ピッタリのロイヤリティフリーBGMを生成しくれるため、BGMを探す手間や時間が必要なくなるでしょう。
また、著作権を気にすることなく使用できるため、サウンドエフェクトと組み合わせた自由な音声演出が可能です。
生成された音楽は編集も可能で、サウンドエフェクトとの調和を図れますよ!
オーディオスペクトラム|音と映像の融合

「オーディオスペクトラム」は、動画内の音声に合わせて波形やパーティクルが表示され、視覚的な演出を実現してくれる機能です。
「エフェクト」内の「オーディオエフェクト」に格納されており、ドラッグ&ドロップするだけの簡単な操作で使用できます。
他の動画編集ソフトに標準搭載されている事が少なく、音と映像が調和した、オリジナリティの溢れる魅力的な動画制作を実現できるでしょう。
Part6.サウンドエフェクトに関するよくある質問【FAQ】
最後に本章では、動画内で使用するサウンドエフェクトについて、よく寄せられる質問とその回答をまとめました。
動画編集における効果音の活用方法や、著作権についての疑問を解決し、万全の心持ちで編集に挑みましょう!
質問1.どんな場面でどんなサウンドエフェクトを使うべきですか?
サウンドエフェクトは、シーンの印象や感情を強調するために効果的に使用する意識が重要です。
例えば、オープニングでは爽やかな鈴の音や力強い効果音を使うことで視聴者の注目を集められます。
また、場面転換時にはスウィッシュ音やウーシュ音を入れることで、滑らかな転換を演出できるでしょう。
このように、場面ごとになんとなくの最適解は存在しますが、明確な回答は存在しません。
例えば、少し高度なテクニックにはなりますが、場面や雰囲気にそぐわないサウンドエフェクトをピンポイントで使用すれば、視聴者に強烈な印象や違和感を与える事ができます。
演出としては、あえて不調和や違和感を出す事も有効なテクニックとなるわけですね。
質問2.サウンドエフェクトにも著作権がありますか?
もちろんサウンドエフェクトにも著作権があります。
なお、本記事で紹介した多くの無料効果音サイトでは、著作権フリーまたは商用利用可能な素材を提供しています。
しかし、サイトによって利用規約が異なるため、商用利用の可否やクレジット表記の要否は必ず確認しましょう。
特に収益化を目的とした動画では、改変・加工の制限や再配布についての規定、利用期限や地域制限の有無まで、トラブルを避けるため慎重に確認することが重要です。
その都度確認するのが面倒に感じる方は、確認の必要が無い、Filmora Creative Assets内のロイヤリティフリー素材や、AIサウンドエフェクトを使用することをおすすめします。
まとめ|サウンドエフェクトで動画の魅力を底上げしよう!
本記事では、動画制作に欠かせない「サウンドエフェクト」について、基本的な知識や概要から実践的な使い方まで詳しく解説してきました。
音は視聴者の感情に直接働きかけ、映像の印象を大きく変える重要な要素です。
おすすめのサウンドエフェクトとともに、使いやすいサービスについても合計5つ紹介したので、今後の動画編集や素材収集にぜひ活用してください!
最後に、効果音の使用は適度に抑え、映像と音のバランスを意識することが重要です。
ぜひ本記事で紹介した知識やツールを活用して、より魅力的な動画制作にチャレンジしてください。
適切な効果音の選択と配置によって、あなたの作品は新たな輝きを放つはずです。
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