普段よく使用しているLINEでChatGPTの機能が活用できるのをご存じですか?
この記事では、LINEでChatGPTを活用できるAIチャットくんの特徴やメリット・デメリットを解説します。
さらにAI機能を活用したチャットサービスも紹介します。
動画編集ソフトFilmoraでChatGPTを活用する方法も解説しますので最後までご覧ください。
目次
AIコピーライティング:動画コンテンツ生成にサポート
AI Copilot:編集方法を提案するアシスタント
AIテキストベース編集:音声を編集可能なテキストに変換
Part1.LINEでChatGPTを利用|AIチャットくんの概要
AIチャットくんは、リリースしてから1ヶ月で登録者数が100万人を超えたAIチャットサービスです。ChatGPTを利用したいけれど、画面が英語でわかりづらく登録するのも難しいと感じる方も多いでしょう。
AIチャットくんは、LINEの画面でChatGPTを利用でき、疑問や質問に答えてくれます。質問内容に応じて6種類のAIを選べます。
AIチャットくん |
定番キャラクター |
心理カウンセラー |
悩み相談に適している |
アイドルあい |
質問より気軽にトークを楽しむのに適している |
英語の教師 |
英語を勉強するのに適している |
物知りお婆ちゃん |
生活の知恵を質問するのに適している |
GPT-4 ver.AIチャットくん |
有料版(月額1,980円、年額9,800円)で利用できる |
無料版の質問は1日5回までで、使用できるAI機能はGPT-3.5です。
有料版に登録するとGPT-4を利用できるので、性能の違いを試すのも一つです。
Part2.LINEでChatGPT|AIチャットくんのメリット・デメリット
AIチャットくんはLINEでChatGPTの機能を活用できます。スマートフォンのLINEアプリでも利用可能で、音声での利用も可能です。
便利な機能が満載ですが、使用する際にはメリットとデメリットがあります。
AIチャットくんのメリット
AIチャットくんのメリットは次のとおりです。
● 普段から使い慣れているLINEのトーク画面でチャットができる
● あらかじめいくつかのプロンプトがあり使いやすい
● トーク画面をブレインストーミングで活用できる
● スマートフォンで利用できる
ChatGPTは一部端末ではアプリに未対応であるため、ログインして使用しなければなりません。
AIチャットくんは見慣れたトーク画面から操作できるのがメリットといえるでしょう。
AIチャットくんのデメリット
便利な機能が備わっているAIチャットくんですが、使用するうえでのデメリットもあります。
● 無料版だと利用回数に制限がある
● あいまいな質問や複雑なものには対応できない場合もある
● 個人情報が漏洩するリスクがある
● 回答が正確なのかが不透明
● 回答内容の情報は最新のものではない場合がある
AIチャットくんはChatGPTが機械学習をした内容に準じた回答を流します。
最新情報は回答できない場合がある点を事前に理解しましょう。
AIコピーライティング:動画コンテンツ生成にサポート
AI Copilot:編集方法を提案するアシスタント
AIテキストベース編集:音声を編集可能なテキストに変換
Part3.LINEでChatGPTが使えるサービス4選
AIチャットくん以外に、LINEでChatGPTが使えるサービスを4つ紹介します。
● お助けChatGPT
● AIアシスタント
● GPT AIチャット
● Diochat
ChatGPTが組み込まれた新しいサービスが登場しています。サービスを選ぶ際の参考にしてください。
お助けChatGPT
お助けChatGPTは、無料プランもある。サブスクリプション制のChatGPTサービスです。
特徴 |
質問に対する回答だけでなく、APIを活用しプラグインもつなげられる |
メリット |
プロンプトを使って業務の効率化が可能 |
デメリット |
専門性の高いものは回答の正確性が担保されない |
ユーザー数が多いため、無料版だとサーバーが重く回答のレスポンスが遅い場合があります。
AIアシスタント
AIアシスタントは、LINEが提供を開始した新サービスです。
特徴 |
OpenAIの生成AI以外にもカロミルAPIなどを活用している |
メリット |
LINEのトーク画面で手軽に使える |
デメリット |
無料版は1日5通まで |
LINEで使えるものなのでLINE側の利用規約に準拠します。
有料プランは月額990円(税込み)で利用可能です。
GPT AIチャット
GPT AIチャットはLINEで、ChatGPTと画像生成の両方が使えるサービスです。
画像生成にはStable Diffusionが組み込まれています。
特徴 |
ChatGPTと画像生成の両方併せてLINEのトーク画面でおこなえる |
メリット |
有料版登録や解約手続きもすべてトーク画面でおこなえる |
デメリット |
ノーマルの無料版では画像タイプは2単語のみの使用となる |
アニメ風の画像を作成したい場合は月額550円の有料版の登録が必要です。
5日間お試しで利用できるのもメリットといえます。
Diochat
Diochatは、株式会社DIOCODEが運営するAIチャットボットです。
特徴 |
最新情報にも答えられるようにさまざまな情報源を活用している |
メリット |
検索する前に「ピリオド.」を入力すると最新情報を検索できる |
デメリット |
最新情報の抽出方法や検索方法がほかのサービスと異なる |
DiochatはほかのAIチャットと異なり、ChatGPTで答えられない最新情報も検索できるようにカスタマイズされています。
Part4.PCならソフトを使おう!FilmoraでChatGPTを活用する
LINEは主にスマートフォンで利用するため、PCでは使いにくいツールといえるでしょう。
パソコンをメインでChatGPTを活用するならFilmoraの利用がおすすめです。FilmoraでAI機能を活用すると以下の作業をおこなえます。
● スキルが少なくても動画編集ができる
● AIで動画編集の難しいスキルを補える
● 動画のアイディアを得られる
Filmoraでは画像生成や動画編集に役立つため、ChatGPTを含めてさまざまなAI機能を搭載しています。続いて実際に、ChatGPTを活用する方法を紹介します。
1.Filmoraを起動しAIコピーライティングをオンにする
新しいプロジェクトの下に、Filmoraで使用できる機能一覧が表示されています。
右にスクロールすると「AIコピーライティング」が表示されているのを確認できるでしょう。
AIコピーライティングの部分をマウスでクリックすると、AIコピーライティング(ベータ版)のページが表示されます。
2.入力ボックスに質問内容を入力する
入力ボックスには以下の項目を入力できます。
項目 | 概要 |
何を書きますか? | 動画の作成イメージを選択 |
動画トピック | トピックはテキストで入力 |
出力言語 | 日本語・英語・フランス語・イタリア語など多言語に対応 |
詳細オプション | チェックを入れると結果の数の表示数を1~10まで選択できる |
実際にAIコピーライティングで動画の作成アイディアを出してみましょう。
以下の内容で入力しました。
実際に生成してみた結果はこちらです。
Filmoraの有料版に登録していると、AIコピーライティングは無制限に利用できます。
今回はYouTube動画のアイディア出しで活用しましたが、動画作成に役立つ機能はほかにも用意されています。
● 動画の口述原稿
● ナレッジ紹介記事
● 動画のチャプタータイトル
● YouTubeの動画タイトルや説明など
動画の作成者はFilmoraでAI機能を活用しながら動画制作が可能です。
3.動画編集への活用術
FilmoraのAI機能を使えば、ChatGPTを使えなくても以下の機能を活用できます。
● 動画の説明文やタイトル、スクリプトを作る
● ネタ出しを行い動画のたたき台を作成する
● 動画の説明文やタイトルを考えた情報をもとに、多言語での字幕を作成する
● 動画のイメージに合う画像や音楽をAIで作成する
作成した動画脚本やネタは、そのまま商用利用できるのも強みです。ほかのAI動画編集ツールのように、作成したものの使用制限をかけられることもありません。
動画編集に使う素材を作ったあとには、そのまま使うのはもちろん、人の手を加えてさらに面白いネタを作ることもできます。
編集ツールにネタ出しを手伝ってもらい、自分だけのオリジナル動画の編集に活かしてみましょう。
Part5.LINEでChatGPTを使用する際の注意点
ChatGPTはAIを活用し、回答を自動で生成できる分、質問回答の手間が軽減されます。
しかし、情報は最新版ではないため情報のクリーニングが必要です。
LINEでChatGPTを使用する際の注意点を3つ紹介します。
● 回答内容の正確性や情報の新鮮さに頼り切らない
● 著作権に注意が必要
● 個人情報などの機密情報は入力しない
ChatGPTは機械学習をした結果を表示していますが、回答内容は正しいとは限りません。回答内容に根拠があるのかは常に確認しなければなりません。
また、ChatGPTの機械学習はリアルタイムではないため、数値などの情報は最新ではない点に留意しましょう。
画像や動画を生成した際、著作権のあるものが表示される可能性があります。第三者の権利を侵害していないか確認のうえ利用しましょう。
ChatGPT上に登録された情報は、OpenAI社が機械学習用に使用するケースがほとんどです。企業の売上情報や個人情報などの社外秘で守秘義務のあるものは入力しないよう対応に注意しましょう。
【まとめ】LINEでChatGPT!機能を活用した動画を編集しよう
LINEでChatGPTの機能を活用できるAIチャットくんの概要を説明しました。LINEのトーク画面で質問するだけで簡単に回答を得られるので便利です。
Filmoraの有料版を使用している方は、AIコピーライティングを使用できます。作成する動画のネタ作りにも役立ちますので、これからLINEを通じてChatGPTの機能を使いたい方はパソコンでFilmoraの利用もご検討ください。
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