「Googleスライドで作ったプレゼン資料を動画にしたい」
「動画にするメリットはあるのかな?」
このような悩みをお持ちではないでしょうか?
Googleスライドを動画にすることで、プレゼンテーションの効果を劇的に向上させることができます。
動画形式にすることで視聴者により深い印象を与え、情報の伝達効果がアップするからです。
本記事では、Googleスライドを動画にする基本的な方法からFilmoraを使った活用術まで、画像付きで解説していきます。
初心者でも簡単に実践できる手順を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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Googleスライドを動画にするメリット
まず、Googleスライドを動画にすることで得られるメリットは、非常に多岐にわたります。動画にするメリットとして、主に以下の4点が挙げられます。
①アクセシビリティの向上まず、アクセシビリティの向上が挙げられます。
動画形式にすることで、様々なプラットフォームで簡単に共有できるようになります。
YouTube
インスタグラム
TikTok
これらを活用することで、より多くの人にコンテンツを届けることが可能です。
②プレゼンテーションの保存・再利用
プレゼンテーションの保存・再利用も大きなメリットです。
一度録画してしまえば、同じ内容を何度でも配信できるため、セミナーや研修などで効率的に活用できます。
視聴者は自分のペースで内容を確認できるため、必要に応じて巻き戻しや一時停止も可能です。
③音声解説の追加
音声解説の追加も効果的です。
スライドだけでは伝えきれない詳細な説明や補足情報を、音声で追加することができるからです。
また視覚と聴覚によるインプットにより、視聴者の理解度が向上し、より効果的な情報伝達が可能になります。
④SEO効果
SEO効果も見逃せません。
近年、動画コンテンツは検索エンジンで上位表示されやすくなっています。
特にYouTubeは、世界第2位の検索エンジンとして機能しています。
そのため質の高い動画をYouTubeに投稿することで、多くの人の目に届く可能性があり、Google検索上位も表示可能です。
関係記事: 「難しそう…」を卒業!Windowsで【魅せる】スライドショーを無料で作る方法
Googleスライドを動画にする基本的な方法
Googleスライドを動画化する方法は複数存在し、それぞれに特徴とメリットがあります。
ここでは、主要な3つの方法について解説します。
Googleスライドの標準機能を使った録画
Googleスライドには、2024年から録画機能が追加されており、最も簡単に動画化を実現できる方法です。
この機能を使用する手順は以下の通りです。
手順1.Googleスライドから「空白のプレゼンテーション」を開く
まず、Googleスライドのメニューから「空白のプレゼンテーション」を開きます。

手順2.プレゼン画面で左側の「+」から新規スライドを追加する
次に、プレゼンテーション画面を開いたら、左側の「+」から新規スライドを追加します。

手順3.各スライドに見出しと本文を入力する
その後、各スライドにテーマに沿った見出しと本文を入力します。

手順4.Googleスライドを録画・保存する(Windows)
Googleスライドを「プレゼンテーションモード」にします(全画面表示)。
「Win+G」を押して「Xbox Game Bar」を起動。
その後「キャプチャ」アイコンをクリック。
音声を入れる場合はマイクをON、不要な場合はマイクをOFFにして録画を開始しましょう。
終了後、「pc>ビデオ>キャプチャ」に動画として保存されます。

PowerPoint経由での動画変換
Microsoft PowerPointを経由してGoogleスライドを動画化する方法も効果的です。
GoogleスライドとPowerPointの互換性を活用したアプローチといえます。
この機能を使用する手順は以下の通りです。
手順1.Googleスライドで「Microsoft PowerPoint(.pptx)」を選択
Googleスライドで「ファイル」→「ダウンロード」→「Microsoft PowerPoint(.pptx)」を選択します。

手順2.Presentoryを使用して「動画プレゼンテーションの作成」を選択
まず、「Presentory」をインストールして「動画プレゼンテーションの作成」をクリックします。

手順3.PowerPointファイルをインポートして、スライドをビデオに変換
次に、「PowerPointファイルからインポート」ボタンを押します。ダウンロードしているPowerPointファイルがインポートされます。

その後、プレゼンテーション画面にPowerPointファイルが表示されます。スライドのサイズを調整して、画面下部の録画ボタンをクリックします。

プレゼンテーションが終わったら、赤いアイコンを押して録音を停止します。
手順4.プレビュー画面で動画確認してから「エクスポート」を選択
その後、プレビューをクリックすると、画面で動画を確認できます。
問題なければ、「エクスポート」を選択します。

ファイルの名前と保存先を指定して、エクスポートを選択して完了です。

関係記事: ChatGPTによるPowerPointプレゼンテーションの作成方法
画面録画ソフトの使用
画面録画ソフトウェアを使用する方法は、最も汎用性が高く、カスタマイズ性に優れた手法です。代表的な画面録画ソフトには以下があります。
無料ソフトウェア:
OBS Studio(オープンソース、高機能)
Loom(ブラウザベース、簡単操作)
有料ソフトウェア:
Camtasia(プロ仕様、編集機能充実)
Bandicam(軽量、高画質録画)
ScreenFlow(Mac専用、直感的操作)
ここでは「OBS Studio」を使用して、Googleスライドを動画にする手順を紹介します。
手順1:OBS Studioをインストール後、「画面キャプチャ」を選択
まず、OBS Studioをダウンロードしてインストールを開始します。
その後、ソースメニューから「画面キャプチャ」を選択します。

手順2:Googleスライドを開いたらOBS画面で録音開始をクリックする
Googleスライドのファイルを開いておきます。その後、OBS画面にファイルが表示されていることを確認します。

確認できたら、画面右下の「録画開始」をクリックします。

手順3:Googleスライドのスライドショーでプレゼンする
すぐにGoogleスライドに戻って、「スライドショー」を選択。
(< or > キー)でスライド変換しながら、プレゼンを開始します。

プレゼンが終わったら「Escキー」を押します。
その後、OBSに戻って「録画終了」ボタンを押すと完了です。
関係記事: 【Windows&Mac対応】PC画面録画フリーソフトおすすめ6選!
Filmoraを使う利点とは?Googleスライドを動画にする方法も解説
ここからは、動画編集ソフトFilmoraを使う利点について解説します。Filmoraを使ってGoogleスライドを動画にする方法も紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
Filmoraは、初心者でも簡単に使える動画編集ソフトとして人気があります。
Filmoraを使う利点とは?
Filmoraは、Wondershare社が開発したシンプルな動画編集ソフトウェアです。
プロレベルの機能を持ちながら、初心者でも直感的に操作できるインターフェースが特徴です。そのため、世界中で数百万人のユーザーに愛用されています。
Filmoraを使う利点として以下が挙げられます。
- プレゼン資料を魅力的に演出できる
- 音声・BGM・効果音を簡単に追加できる
- 動画としてSNSやYouTubeに配信しやすい
- テンポや長さを自由にコントロールできる
- ブランディングや装飾がしやすい
一つづつ説明していきます。
1.プレゼン資料を魅力的に演出できる
Filmoraには豊富なアニメーションやトランジション、テキストエフェクトがあります。
そのため、スライドの切り替えやタイトル表示を動的に見せることで、視聴者の関心を得られやすくなります。
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2.音声・BGM・効果音を簡単に設定できる
Googleスライド単体では、音声の挿入に制限がありますが、Filmoraなら以下を自由に追加できます。
- ナレーションや音声解説
- BGM(著作権フリー音源も使用可能)
- クリック音や登場音など
関係記事: 動画にAIでナレーションを追加する方法【YouTube動画制作者必見!】
3.動画としてSNSやYouTubeに配信しやすい
作成した動画は、MP4形式で書き出せるため、以下の用途に適しています。
- YouTubeでの解説動画
- SNS投稿(インスタグラム、X、TIkTokなど)
- セミナーの事前資料
4.テンポや長さを自由にコントロールできる
テンポや長さをコントロールできるのも利点です。
以下は、1秒単位で調整できます。
- スライドの表示時間
- トランジションを使った切り替え速度
- 話すテンポ
5.ブランディングや装飾がしやすい
ブランディングや装飾がしやすいことも利点です。
以下の機能を使用することで、「あなたらしい」スタイルを印象づけることができます。
- カラーフィルター
- ロゴ・ステッカー挿入
- フォントの統一
FilmoraでGoogleスライドを動画にするガイド
ここからは、Filmoraを使用してGoogleスライドを動画にする方法を紹介します。
以下の手順で行います。
手順1.Googleスライドで各スライドを画像として保存
Googleスライドで「ファイル」→「ダウンロード」→「JPEG画像」を選択し、各スライドを画像として保存します。

手順2.Filmoraを起動して「新しいプロジェクト」を選択
Filmoraを起動して「新しいプロジェクト」を選択します。

手順3.メディアをインポートして画像表示を確認する
「インポート」ボタンをクリックして、保存したスライド画像を選択してインポートします。その後、画像が表示されていることを確認します。

手順4.画像をタイムラインに配置して表示時間を調整する
各画像をタイムラインにドラッグ&ドロップして配置します。
その後、各スライドの表示時間を任意に調整します。

手順5.トランジション・音声ナビ・タイトルを利用してプレビュー画面を確認
必要に応じて以下のツールを利用すると、より動画が視覚的に見やすくなります。
- トランジション
- 音声ナビ
- タイトル
例として、トランジションから「フェード」、タイトルで「終わり」を選択しました。
タイムライン上で確認します。

プレビュー画面で全体の流れを確認して、出来栄えに満足したら「エクスポート」を選択。
その後、出力設定して再び「エクスポート」を押すと動画が保存されます。

よくある質問
ここから、Googleスライドに関する「よくある質問」にお答えします。
Googleスライドの操作でお悩みの方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
Q.Googleスライドに日本語の音声解説を追加するには?
Googleスライドに日本語の音声解説を追加する方法を解説します。
以下の手順で行います。
手順1.音声ファイルを準備する
まず音声録音ツールを使って、ナレーションを録音します。
録音した音声ファイルは、端末のローカルフォルダに保存されます。
手順2.Googleドライブにアップロード
Googleドライブを開き、「∔ 新規」→「ファイルのアップロード」から、録音した音声をアップします。
※Googleスライドがサポートしている音声形式は「.mp3」「.wav」です。スマホなどで録音した「.m4a」などの形式は、「Online Audio Converter」などの無料ツールで変換しましょう。
手順3.Googleスライドに音声を挿入する
Googleスライドを開き、音声を追加したいページで「挿入」→「音声」をクリックします。
ドライブ上の音声ファイルを選択すると、スピーカーアイコンが表示されるので、自由な位置に配置しましょう。
Q.Androidのスマホで、Googleスライドに動画を挿入する方法は?
AndroidスマホでGoogleスライドに動画を挿入する方法を解説します。
以下の手順で行います。
Googleスライドアプリでは、直接動画を挿入する機能は制限されています。そこで、ブラウザ経由でPC版表示に切り替えて挿入する方法を紹介します。
手順1.Googleドライブに動画をアップロード
挿入したい動画をGoogleドライブにアップロードします。
YouTubeでもOKです。
手順2.ChromeアプリでGoogleスライドをPC版表示で開く
ChromeアプリでGoogleスライドを開きます。
その後、メニューから「PC版サイト」にチェックを入れます。
手順3.スライドに動画を挿入
メニュー上部の「挿入」→「動画」をタップします。「Googleドライブ」または「YouTube」を選んで動画を選択します。
挿入された動画のサイズ・配置を整えて完了です。
まとめ
Googleスライドを動画にすることで、伝えたい情報をより効果的に視聴者に届けられます。
なぜなら、本記事で解説してきたGoogleスライドの動画化は、プレゼンテーション効果を向上させる最も効果的な方法だからです。
2025年現在、動画コンテンツの需要は急速に高まっており、静的なスライドでは伝えきれない情報も、動画なら視聴者の心に届きやすくなります。
期待できる効果をまとめると以下のようになります。
- 簡単な録画機能を使えば、数分でわかりやすい動画コンテンツが完成
- Filmoraなどの専用ソフトを活用すれば、プロ品質の動画を制作可能
- 音声付き動画により、視聴者の理解度が格段に向上
- PC・スマートフォン・タブレットなど、あらゆるデバイスで視聴が可能
まずは、あなたの手元にあるGoogleスライドを1つ選んで、基本的な録画機能で動画化してみてください。
それだけでも、あなたのプレゼンテーションスキルは着実に向上します。
より高品質な動画を目指すなら、Filmoraの無料版から始めて、本格的な動画制作にチャレンジしてみましょう。
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