近年、動画を撮影し手軽にSNSへアップロードできる時代になりました。その中でも、YouTubeやTikTokは人気の動画配信プラットフォームであると言えるでしょう。
YouTuberになりたいと、これからYouTubeへの動画投稿を考えている方も多く、ますます動画配信市場が活発化していくと予想されます。
また、それに紐づき、これからYouTubeやVlog撮影をおこなっていく際の「撮影用カメラ」をどうするか、と悩む方も少なくないでしょう。
スマホでの撮影も可能ですが、やはり本格的にYouTubeやVlog撮影をしていくなら「カメラ」での撮影がおすすめです。
そこで今回は、YouTube・Vlog初心者におすすめできる、動画撮影用のカメラを10個紹介していきます。ぜひ最後までご覧ください。
Part1. YouTube/Vlog撮影用カメラを選ぶ基準・ポイント
YouTubeやVlogは動く被写体を動画撮影するのが基本となり、静止画の写真撮影とは異なる選定基準で考えるべきであると言えます。
動画の内容にもよりますが、YouTube・Vlog撮影でおさえておきたい基本的な基準やポイントは下記の通りです。
- 画質性能
- 手ブレ補正の有無
- オートフォーカス機能
- 防水・耐久性能
- (バッテリー性能) ※予備バッテリーでも可
加えて、動画撮影用カメラを選ぶ際の大事なポイントとしては、どのような動画を撮りたいのか、何にこだわった撮影をしたいのかを明確に決めておくことです。
自分が撮影したいイメージとカメラの性能がマッチしていないことには、理想の動画を作るのが難しくなると言えるでしょう。
撮影用カメラの選定は慎重に考え、いくつか比較することを強くおすすめします。
1-1.YouTube/Vlog撮影用カメラの選び方
前述した、YouTube・Vlog撮影用カメラを選ぶ基準やポイントは、どのカメラを選ぶにしても、共通して重視するべき項目と言えます。
各条件が満たされている前提で、さらに細かい選び方があります。
例えば、演者の動きが多いYouTube動画の撮影をおこなうのであれば、多少カメラ本体は重くても、素早い動きに対応できる「ピント機能」が優れたカメラを選んだり、Vlogであれば自撮りシーンが多いため、片手で簡単に持てるような小型カメラを選んだりとさまざまです。
最低限必要な機能が備わっていれば、あとは撮影パターンによって用意するカメラを選ぶのが理想的であると言えるでしょう。
また、これからYouTubeやVlogの撮影を考えており、動画撮影自体の知識が乏しい方は、とりあえず一つでも良いので撮影時のコンセプトを決めて、内容に見合ったカメラを選ぶと良いでしょう。
1-2.カメラの種類を決めよう
撮影用のカメラと言っても種類は多岐に渡り、それぞれ特徴が異なります。
YouTube・Vlog撮影でよく使用されている種類は、おもに下記の5つが挙げられます。
- ハンディカメラ
- ミラーレスカメラ
- コンデジ
- アクションカメラ
- Vlogカメラ
それぞれの特徴を把握した上で、ご自身に合う撮影用カメラを選んでくださいね。
ハンディカメラ
一般家庭でも多く使用されているカメラである「ハンディカメラ」です。
また、馴染みのある形状で、多くの人が知っているメジャーなカメラでもあります。
初心者向けのエントリーモデルから、プロ向けの本格的な機能を搭載したカメラまで、ハンディカメラの中でも種類は多く存在します。
ミラーレスカメラ
ミラーレスカメラは、最近注目を集めているカメラの一つです。
カメラレンズの交換が可能であり、一眼レフカメラのような被写体を反射させる鏡がなく、直接液晶モニターに映像を映し出す構造になっています。
その構造により、ボディが比較的小さく景色の色味や明るさを撮影前に確認できるようになり、イメージ通りの映像を撮影しやすい仕様になっています。
コンデジ
コンデジとは「コンパクトデジタルカメラ」の略称で、小さな形で持ち運びに便利なカメラです。
撮影時の操作も比較的簡単な上、ミラーレスカメラのように高画質な映像を撮影できるモデルも登場しています。
アクションカメラ
アクションカメラは小型軽量タイプであり、頭や自転車、車などに簡単に取り付けできる万能カメラです。
耐久性や防水性にも優れており、アウトドアやスポーツ撮影に適した性能を兼ね備えています。
テレビ番組でも、出演者が専用のハンドグリップ(手持ち棒)を持って撮影していたり、頭部に装着しながら撮影していたりする姿がよく見られます。
Vlogカメラ
Vlogカメラは、その名の通りVlogに特化した機能が搭載された撮影用カメラです。
自撮りしやすいよう、撮影中に液晶画面を反転させることができ、常にアングルを気にしながら撮影できるという特徴があります。
自撮り機能はもちろんのこと、被写体を素早く感知しピントを合わせる機能も充実しています。
Part2.YouTube/Vlog撮影用カメラ10選【安さ/高画質】
撮影用カメラの種類は数多くありますが、その中でも特にYouTube・Vlog撮影におすすめできるカメラを10個紹介していきます。
撮影の際に、こだわりたい機能を満たしているカメラを見つけてみてくださいね。
デジタルHDビデオ カメラレコーダー HDR-CX470 |
デジタルハイビジョン ビデオカメラ HC-W590M/WZ590M |
Canon EOS M100 |
OLYMPUS OM-D E-M10 Mark III |
Canonデジタル カメラPowerShot SX720 HS |
RX100III (DSC-RX100M3) |
GoPro HERO11 Black |
AKASO Brave 7 |
VLOGCAM ZV-1 |
デジタル一眼カメラ DC-G100K-K |
|
種類 | ハンディ | ハンディ | ミラーレス | ミラーレス | コンデジ | コンデジ | アクション | アクション | Vlog | Vlog |
おすすめの用途 | YouTube撮影 | YouTube撮影 | Vlog撮影 | YouTube撮影 | YouTube/Vlog撮影 | Vlog撮影 | YouTube撮影 | YouTube撮影 | Vlog撮影 | Vlog撮影 |
特徴 | •軽量 •高画質 •手ブレ補正機能付 |
•軽量 •ワイプ撮影可 |
•撮影補助機能付 •直感的操作 |
•高画質 •手ブレ補正機能付 •タッチオートフォーカス |
•ズーム機能 •コンパクト形状 |
•スタイリッシュな見た目 •高画質 •自撮り可能 |
•高画質 •防水、耐久性 •水平ロック機能 |
•高画質 •スローモーション機能 •タイムラプス撮影 |
•背景ぼかし機能 •ピント高速機能 |
•ミラーレス •高画質 •高音質 |
価格 | 31,980円 | 77,800円 | 34,500円 | 37,980円 | 63,400円 | 78,541円 | 62,800円 | 21,480円 | 79,880円 | 80,000円 |
※2023年7月時点の税込価格です
※価格はAmazonを参考にしています
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
2-1.カメラ①デジタルHDビデオカメラレコーダー|HDR-CX470
特徴としては、初心者でも扱いやすい点と軽量でありながら必要な機能が充実している点が挙げられます。
これからYouTubeを始める予定で、カメラを使用した撮影に不慣れな方におすすめと言えます。
手ブレ補正機能と広角レンズが搭載されているため、確実に高画質の映像を残すことが可能なカメラです。
価格は「31,980円(税込)」となっており、ハンディカメラの中でも比較的安価と言えるでしょう。
参考:ソニー / ビデオカメラ / Handycam / HDR-CX470 / ホワイト / 内蔵メモリー32GB / 光学ズーム30倍 / HDR-CX470 W
2-2.カメラ②デジタルハイビジョンビデオカメラ|HC-W590M/WZ590M
Panasonic製の「ハンディカメラ」で、こちらも軽量モデルのカメラです。
特徴としては、サブカメラを使った「ワイプ撮り」ができる点が挙げられます。
YouTube撮影で、メイン演者と撮影者の両方撮りたいという方におすすめのカメラと言えるでしょう。
「ワイプ撮り」とは、通常のメインカメラと液晶画面横に搭載されているサブカメラの二つを使って同時撮影することです。
ワイプ機能を使えば、メインの被写体とは別に、違う被写体を撮影できるので、テレビやYouTubeでも見るようなワイプ映像が一台のカメラでまかなえるようになります。
価格は「77,800円(税込)」となっています。
参考:パナソニック HDビデオカメラ 64GB ワイプ撮り 高倍率90倍ズーム ブラウン HC-W590M-T
2-3.カメラ③Canon|EOS M100
Canon製の「ミラーレスカメラ」であり、小さめなボディが印象的なカメラです。
Canon製のミラーレスカメラの中では、エントリーモデルに位置付けられており、撮影の補助機能も充実している点が特徴と言えます。
Canon製のミラーレスカメラの中では、エントリーモデルに位置付けられており、撮影の補助機能も充実している点が特徴と言えます。
上記以外にも、映像の明るさや背景のぼかしなども調整でき、全て直感的な操作でおこなえるのも魅力です。
価格は「34,500円(税込)」となっています。
参考:Amazon | Canon ミラーレス一眼カメラ EOS M100 ボディー(ホワイト) EOSM100WH-BODY
2-4.カメラ④OLYMPUS|OM-D E-M10 Mark III
OLYMPUS製の「ミラーレスカメラ」であり、高級感のある見た目が特徴です。
おもな機能としては「手ブレ補正」「高画質」「タッチオートフォーカス」が挙げられます。
高画質での撮影が可能であり、なおかつ手ブレ機能に優れているため、演者の動きが多い動画撮影を考えている方におすすめのカメラと言えます。
また、液晶画面をタッチするだけで被写体にピントを合わせる「タッチオートフォーカス機能」が搭載されているため、急な早い動きにもしっかりと対応できるでしょう。
価格は「37,980円(税込)」となっています。
参考:Amazon.co.jp: OLYMPUS ミラーレス一眼カメラ OM-D E-M10 MarkIII ボディー ブラック
2-5.カメラ⑤CanonデジタルカメラPowerShot|SX720 HS
Canon製の「コンデジ」で、薄型軽量のカメラとなっています。
特徴としては、コンパクトなのにもかかわらず、高倍率レンズを搭載している点であり、ズーム機能に優れています。
40倍ズームをしても高画質な映像をキープし、手ブレにも強い機能を搭載しています。
コンパクトで持ち歩きにも便利であり、ちょっとしたYouTubeの屋外ロケや街を散歩するVlogなどにおすすめと言えるでしょう。
価格は「63,400円(税込)」となっています。
参考:Amazon.co.jp: Canon PowerShot SX720 HS Digital Camera, red
2-6.カメラ⑥RX100III(DSC-RX100M3)
SONY製の「コンデジ」であり、コンパクトな上、大口径レンズとセンサーの最適化により高画質な映像を実現してくれます。
特徴としては、スタイリッシュな見た目と圧倒的な高速処理能力による高画質での撮影が可能な点です。
また、撮影アングルやポジションの自由度を高める「チルト可動式」の液晶モニターを搭載しているため、自撮りがスムーズにできます。
画質が良く、自撮りを得意とするカメラのため、Vlogの撮影に向いていると言えるでしょう。
価格は「78,541円(税込)」となっています。
2-7.カメラ⑦GoPro|HERO11 Black
GoProは「アクションカメラ」の代表的な機種であり、さまざまなシーンで使用できるため人気のカメラです。そして、GoProシリーズの中でも最新モデルである「HERO11 Black」がおすすめと言えます。
特徴としては、世界レベルの万能カメラと言われている「画質性能」と、水深10メートルまで耐えられる「防水・耐久性」が挙げられます。
スポーツやアウトドアといった、アクティブ系動画の撮影を考えているYouTuberに向いているカメラです。
また、水平ロック機能を搭載しているため、撮影中にカメラが傾いても水平状態を維持できる点も魅力の一つと言えるでしょう。
価格は「62,800円(税込)」となっています。
2-8.カメラ⑧AKASO|Brave 7
AKASO製の「アクションカメラ」であり、GoProの次に人気のカメラです。
画質や手ブレ機能、防水・耐久性などといった点において、GoProに引けを取らない性能を搭載しており、スローモーションやタイムラプス撮影を売りにしているカメラと言えます。
特徴としてはGoPro同様、どこにでも取り付けが可能であり、その他のカメラでは撮影できないアングルからの映像を残せる点が挙げられます。
こちらもアクティブな動画を撮影したい方、海や川での撮影をしたい方におすすめのカメラと言えるでしょう。
価格は「21,480円(税込)」と、GoProよりも大幅に安い価格設定です。
2-9.カメラ⑨VLOGCAM|ZV-1
SONY製の「Vlogカメラ」で、Vlog撮影に特化した機能が充実したカメラです。
特徴としては「背景ぼかし機能」「ピント高速機能」が挙げられます。
背景ぼかし機能は、メインの被写体がくっきり映るための仕掛けに使用し、わざと背景をぼかすことでおしゃれな雰囲気を演出できます。
また、ピントを素早くワンタッチで切り替えることが可能であり、商品紹介や小物を目立たせたいシーンなどで活用するとスムーズにキレイな撮影ができるでしょう。
価格は「79,880円(税込)」です。
参考:ソニー / Vlog用カメラ / VLOGCAM / ZV-1 / ボディ / ウィンドスクリーン付属 / ブラック / ZV-1 B
2-10.カメラ⑩デジタル一眼カメラ|DC-G100K-K
Panasonic製の「Vlogカメラ」で、Vlog用にもかかわらずミラーレスカメラでもある点が特徴です。
その他の特徴としては、4Kの高画質撮影も可能であり、モニターを反転させるだけで被写体にピントを合わせてくれる「自撮り動画モード」を搭載している点が挙げられます。
また、撮影シーンに合わせた最適な音声録音が可能なため、YouTubeやVlog撮影で音質にこだわりたいという方にはおすすめのカメラと言えるでしょう。
さらに、ミラーレスのため、LUMIX製の多彩なレンズと随時交換できるのも魅力の一つです。
価格は「80,000円(税込)」です。
参考:パナソニック Vlog ミラーレス一眼カメラ ルミックス G100K 標準ズームレンズキット ブラック DC-G100K-K
Part3.YouTube/Vlog撮影におすすめの動画編集ソフト
YouTubeやVlogに適したカメラで撮影した後、必ずおこなう作業といえば「動画編集」です。
これからカメラを用意して撮影しようと考えている方は、動画編集ソフトの導入が必須であると言えます。
また、選んだカメラが届くまでの間に、動画編集のスキルを少しでも身につけておくと、撮影から編集までスムーズに進めていけるでしょう。
ここでもっともおすすめなのが「Filmora」という動画編集ソフトです。
Filmoraとはどのような動画編集ソフトなのか、以下で詳しく解説していきます。
3-1.Filmoraとは
「Filmora」とは、Wondershare社が開発した、動画編集初心者でも簡単に操作できる動画編集ソフトです。
動画編集未経験の方は「難しそう」というイメージを持ってしまいがちですが、Filmoraはそのようなイメージを払拭してくれる動画編集ソフトであり、初心者から上級者といった幅広い層に使用されている、人気の編集ソフトであると言えます。
特徴としては、直感的な操作がしやすい編集画面やテンプレートの豊富さ、YouTube・Vlog編集に役立つ機能が多数搭載されている点です。
これからYouTubeやVlogの動画作成を考えている方は、絶対に必要になってくる便利な機能が豊富に揃っています。
3-2.【YouTube編集に役立つ!】おすすめの機能
Filmoraに搭載されている、機能の中でも特にYouTube編集で役立つ機能を4つ紹介します。
自動字幕起こし
動画内の音声をテロップ化してくれる機能です。
YouTube動画に今や必須といっても過言ではないほど、視聴維持率にも関連する「字幕テロップ」ですが、作成には非常に時間と手間が必要です。
長時間の素材であればなおさらで、膨大な量の会話や発言をいちいち文字に起こして、テロップを作成していくのは途方もない作業です。
Filmoraの自動字幕起こし機能を使うことで、ワンクリックで動画内音声が全て一括テロップ化できます。
動画編集にかかる時間を大幅に削減できる効率的な機能ですので、まず試していただきたい機能と言えるでしょう。
ChatGPT
Filmoraには今話題の対話AI「ChatGPT」が内蔵されています。
動画作成や動画撮影は好きだが、概要欄やタイトル、台本などを考えるのは煩わしいという方も多いのではないでしょうか?
Filmoraに搭載されたChatGPT機能を使えば、そのような悩みからは解放されるでしょう。
手ぶれ補正機能
動画撮影時にどうしても避けられないのが手ぶれです。
Filmoraなら手ぶれしている素材もワンクリックで補正し、スムーズな動画素材に生まれ変わらせることができます。
モーショントラッキング
モザイクや、オブジェクトを指定したオブジェクトに自動追尾させられるのが「モーショントラッキング機能」です。
面倒な、キーフレームを打つ作業は必要ありません!
Part4.まとめ:動画撮影用カメラと編集ソフトで素敵な動画を作ろう!
本記事では、これからYouTubeやVlogを始めていこうと考えている方に向けて「おすすめのカメラ」を紹介してきました。
どのカメラも比較的安価なモデルとなっていますので、初心者で撮影に自信がなくても、まずは機材を揃えたいという方の参考になれば幸いです。
また、気に入ったカメラが決まれば、動画編集ソフトの「Filmora」を導入してみましょう。
カメラが届く前に先回りし、編集スキルをマスターして素敵なYouTube・Vlogライフを楽しんでください!
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