「AI」という言葉は、今や誰もが聞いたことのあるフレーズとなっています。
さまざまな分野でAI技術が取り入れられており、サービスの向上や新製品の開発を加速させていると言えるでしょう。
そんなAI技術ですが、現在では「動画制作」の分野でも活用され始めています。
特に注目されているのは「AI動画生成」であり、高度なAIが搭載された動画ソフトやサイトが登場しています。
そこで本記事では、AIで動画生成ができる最新ソフトやサイトを詳しく紹介していきます。
さらに、ツールを使った実際の動画生成方法やAI動画生成に関するよくある質問も解説していきますので、ぜひ最後までご覧くださいね!
Part1.AI動画生成とは?
まずは「AI動画生成とは?」や「仕組み」について解説していきます。
AI動画生成とは、動画制作におけるほとんどの工程をAIがおこない、全く新しい動画を作り出すことです。
先行して有名となった、AIを使った画像生成や音楽生成などの「動画バージョン」と考えると分かりやすいでしょう。
仕組みとしては、動画制作におけるそれぞれの工程に、最適なAI機能が搭載されているイメージであり、それぞれが担当する役割をもっています。
AI動画生成の活用ケースとしては、
・簡単な解説動画
・アイデア出し
などが挙げられ、ユーザーによって使用用途が幅広く、上手く使いこなせば非常に強い味方として活用していけるでしょう。
また、基本的には「テキスト指示」で制作したい動画のイメージをAIに伝え、動画生成をスタートさせていきますので、厳密に言うと「人+AI」の共同作業であると言えます。
Part2.AI動画生成ツール5選
AIを用いて動画が生成出来るソフトやサイトから厳選して5つのツールをこの章では紹介していきます。
どのツールも最新の素晴らしいソフト/サイトですので、是非価格や特徴を比較して、自分に合ったツールを選ぶ参考にしてくださいね!
AI動画生成ツール①Filmora
AI機能による動画編集を検討している方にまずオススメしたいソフトが「Filmora」多くのAI機能が搭載された最新鋭動画編集ソフトです。
シンプルで直感的なインターフェイスと、業界屈指の高度な機能が特徴であり、動画生成AIもその一部です。
FilmoraのAI動画生成に関しては、次章で実践解説をおこないますが、他にもAI機能として、動画編集のサポートをしてくれる「AI Copilot機能」や、動画のサムネイルが簡単に制作出来る「AI サムネイルエディター」テキストからどんな画像も生成できる「AI画像生成」など、多くの高度機能が搭載されています。
また、Filmoraはあくまで動画編集ソフトとして人気のツールです。
そのため、AI動画生成した動画は、そのまま動画編集素材として使用でき、シームレスに実際アップロードするレベルまで動画の質が高められるでしょう。
更に、Filmoraにはスマホ版も用意されているため、自宅ではPC版、出勤中や、学校など出先ではスマホ版を使用することで、いつでもどこでも動画編集が出来る環境を実現できます。
サービス名 | Filmora |
AI機能 | ・文字起こし ・音声テキスト化 ・スピーチの強調 ・シーン編集検出 ・自動カラー補正 ・モーフカット ・オートリフレーム ほか |
対応OS | Windows/Mac/iOS/Android |
有料プラン | 1年間プラン:6,980円/年 マルチプラット 1年間プラン:7,980円/年 永続ライセンス:8,980円/買切り |
公式サイト | Filmora公式サイト |
Filmoraは国内外において【G2 Crowd】の動画編集製品部門の リーダー、GetAppビデオ編集部門最優秀賞、第40回Vectorプロレジ大賞Mac特別賞など、多くの受賞歴があり、高く評価されており、安心で利用できるソフトです。
AI動画生成ツール②KaiBer
「Linkin Park」がMV作成に使用したことでも話題になった、動画生成AIが「Kaiber」です。
テキストによる指示だけでなく、画像をデータ入力することで、動画を生成することも可能です。
価格も動画生成AIとしては比較的リーズナブルであり、無料トライアルも用意されているため、チャレンジのハードルは低いサービスです。
しかし、生成される動画は非常にクオリティが高く、刺さる人には刺さるでしょう。
Kaiberについて詳しくは以下の記事で解説しています。興味のある方はこちらも是非併せてご覧ください。
関連記事:動画生成AI「Kaiber」の使い方を徹底解説!できることは?商用利用は?
サービス名 | KaiBer |
対応OS/Web | Webサービス |
有料プラン | Explorer:$5/月 Pro:$10/月 Artist:$25/月 |
公式サイト | KaiBer公式サイト |
AI動画生成ツール③Runway Gen-2
ジェネレーティブAIを公開している企業として既に有名だったRunway Research社が2023年3月に発表し、大きな注目を集めたのが「Gen-2」です。
「Text to Video」「Image to Video」「Text+Image to Video」といったように、様々な動画生成方法が用意されており、0ベースで動画が生成できます。
また、既存動画に対しても編集を加えることができます。
生成される動画の、精度の高さが特徴のサービスで、指示文や画像など、入力した指示の意図をくみ取ってくれやすいAIという印象です。
Runway Gen-2について詳しくは以下の記事で解説しています。興味のある方はこちらも是非併せてご覧ください。
関連記事:【Runway】Gen-2の使い方を徹底解説!無料版でどこまでできる?
サービス名 | Runway Gen-2 |
対応OS/Web | Webサービス |
有料プラン | Standard:$15/月 Pro:$35 /月 Unlimited:$95 /月 |
公式サイト | Runway Gen-2公式サイト |
AI動画生成ツール④Pictory
テキストから動画が生成出来るAI Webサービスが「Pictory」です。
非常にUIがシンプルで、無駄なボタンがなく、初心者の方でも使いやすい点が特徴です。
動画テンプレートから選択し、アスペクト比を指定するというステップで生成していきます。
テキストから動画を生成する以外に、画像や記事から動画を生成したり、テキストによるビデオ編集も可能です。
Filmoraと同様に、自動的に字幕を生成してくれる機能も搭載されているため、後から字幕を追加する手間が発生しない点も嬉しいポイントです。
サービス名 | Pictory |
対応OS/Web | Webサービス |
有料プラン | Starter:$19/月 Professional:$39/月 Teams:$99/月 |
公式サイト | Pictory公式サイト |
AI動画生成ツール⑤Synthesia
これまで紹介したAI動画生成ツールとは異なり、AIアバターを使ったナレーション動画作成に特化したサービスが「Synthesia」です。
まるで本当にプロのナレーターが話しているのを撮影したかのような動画が簡単に作成できます。
実際に「Google」「BBV」「NIKE」などの世界的企業も取り入れている点で信頼性は高いと言えるでしょう。
130以上の言語に対応しており、日本語にも対応しています。
また、アバターが150種類以上、デザイン済みテンプレートは50種類以上用意されており、アクセントやトーンなども異なります。好みのナレーション動画が必ず制作できるはずです。
サービス名 | Synthesia |
対応OS/Web | Webサービス |
有料プラン | Starter:$22/月 Enterprise:$要問い合わせ |
公式サイト | Synthesia公式サイト |
Part3.AIで動画を生成してみよう!【Filmora】
前章で紹介したFilmoraを使って、ソフトでAIによる動画生成を体験してみましょう!
Filmoraは、先ほど紹介した中で唯一生成だけで無く動画編集など様々な機能がスタックされていながら価格も非常にリーズナブルです。
また、無料版でも全ての機能を実際に使って試すことが可能です。
読み進める前に無料インストールして、一緒に手を動かしながら手順を追うことで、体験に基づく経験になり、理解度や記憶に残る可能性は大きく上がるはずですよ!
Step1AI動画生成機能を起動
Filmoraを起動し、[AI動画生成]を選択しましょう。
Step2指示文の入力
起動したAI動画生成機能ないのボックスに作成したい動画について指示を記入します。
この際のコツとして、しっかり文章に句読点を打ち、AIに対して伝わり易い文章を記入することが重要です。
また、画面右上の[AIで文章を作成]を使用すれば、ボックス内に記入するための指示文をAIがまとめてくれます。こちらも是非活用してください。
Step3文章言語/比率/音声の指定
続いて、ボックス下の選択フォームで、[文章の言語][動画比率][動画音声]を指定します。
Step4文章から動画を生成
指定が完了したら[文章から動画生成]をクリックしましょう。
動画の自動生成が開始します。
以上の画像のように、動画が生成されます。
生成された動画は通常の動画編集と同様に、Filmoraの高度かつ直感的な機能を使って、プレビューしながら編集していくことが可能です。
大まかな動画のアウトラインを自動生成した上で、アレンジを加えていく方法であれば、オリジナルのハイクオリティ動画でも比較的速やかに制作出来ますよ!
Part4.AI動画生成に関するよくある質問
手軽に動画を作成できるAI動画生成機能ですが、まだまだ発展途上であることには間違いありません。
今後、ますます機能性が上がり便利になっていくと予想されるとともに、AI動画生成に関する質問が多くなっているのも実情です。
これは当然のことであり、これまでになかった新しい機能が参入してこれば、疑問点は必然的に生まれます。
そこで本章では、AI動画生成に関するよくある質問をいくつか挙げていき、それぞれ詳しく解説していきます。
今回解説していく質問は下記の3つです。それぞれ詳しく見ていきましょう!
● AIが生成した動画の著作権は?
AIに関する著作権問題は、ツールを扱う方には重要事項となります。
ここで解説する著作権の論点は、生成した動画は「著作物に該当するのか」また「著作者は誰か」というところにあります。
詳しくは以下をご覧ください。
ちなみに、生成した動画が既存のものと類似、または一致するような内容が含まれていると、著作権侵害に当たる可能性がありますので十分にお気をつけください。
AI生成動画は著作物に該当するか
AIが自発的に生成した成果物は、著作物には当たりません。
しかし、人間が指示しAIを「ツール」として活用した場合の成果物に関しては、著作物に該当すると文化庁からの発表があります。
基本的には後者が大半であるため、生成した動画は著作物になると考えておきましょう。
AI生成動画の著作者は誰になるか
結論、AIをツールとして活用した「本人」が著作者となります。
現状は上記の通りとなっていますが、まだまだAIに関する法整備が進んでいますので、今後の動向に注目しておきましょう。
● 動画編集スキルは必要?
AI動画生成機能を活用する上で動画編集のスキルや知識は必要か、気になる方も少なくないでしょう。
結論として、動画編集スキルは必要ありません。
特に前述の「Filmora」を使用すれば、テキストを入力するだけで簡単に動画生成ができます。
あえて必要なスキルとして挙げるのであれば、AIに的確な動画テーマを伝えられるかといった「指示スキル」です。
細かい指示であればあるほど、AIは大量の情報を取得できるため、情報量に比例してハイクオリティな動画を生成してくれるでしょう。
とは言え、始めは簡単な指示からスタートして、少しずつ扱いに慣れていくことをおすすめします!
● AI動画生成のメリットは?
AI動画生成のメリットは数多くあります。
その中でもおもなメリットとして、下記の3つが挙げられます。
- ・動画制作におけるコストが削減できる
- 思いつかなかったアイデアを生み出せる
- AIの知見により視聴者を魅了する動画が作れる
上記の通り、人手不足や制作に行き詰まったときの解決策としてAI動画生成は非常に役立つでしょう。
あなたもAI動画生成のメリットを存分に活用して、素敵な動画を作ってみましょう!
まとめ:AI動画生成ツールを活用して魅力的な動画を作ろう!
本記事では、AIで動画生成ができるツールを5つ紹介していき、AI機能が豊富である動画編集ソフト「Filmora」の動画生成方法を解説してきました。
AI動画生成にはまだまだ可能性が秘められており、今後もできることが増えていくとされています。
ぜひ本記事の内容を参考にしていただき、AI動画生成をマスターしてくださいね!
また、AI動画生成とともに動画編集もおこないたい方は「Filmora」がもっともおすすめですので、ぜひ無料ダウンロードから始めてみてください!
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