「千本桜」や「強風オールバック」など、現在ではさまざまなボカロ曲が公開されています。
その上で、人気のあるボカロPとしてどのような人がいるのか知りたい方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、人気のボカロPとその代表曲について紹介します。
もしかすると、知っているボカロPや曲もあるかもしれません。
目次
Part1. 改めて確認!ボカロPとは?
そもそもボカロPとは、ボーカロイドソフトを用いて曲を作り、YouTubeやニコニコ動画などのサイトに投稿している方を指します。
ボカロPのPはプロデューサーを意味していますが、ボカロ全体をプロデュースしているわけではありません。
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Part2.人気のボカロPと代表曲
ボカロPはさまざまいますが、どのような人が人気なのでしょうか。
ここでは、人気のボカロPを何名かピックアップして紹介します。
2-1.DECO*27
DECO*27(デコニーナ)は2008年から活動しているボカロPで、「モザイクロール」や「弱虫モンブラン」、「サラマンダー」など数多くの人気曲があります。
現在でもさまざまなボカロ曲を投稿しており、多くの曲がVTuberにカバーされています。
近年では、大手VTuber事務所であるホロライブとの音楽プロジェクトで注目を集めました。
2-2.かいりきベア
かいりきベアは2011年から活動し始めたボカロPで、「ベノム」や「ダーリンダンス」などの曲が有名です。
元々海外公演を行うほどのバンドのギタリストでしたが、2011年に脱退し、その後からボカロ曲を投稿し始めました。
スマホゲームへの楽曲提供や漫画アプリとのタイアップなども行っており、2022年には「ベノム」をベースにした漫画も始まっています。
2-3.ピノキオピー
キノピオピーは2009年から活動を始めたボカロPで、「神っぽいな」や「転生林檎」、「ラヴィット」などの曲が有名です。
特に2023年に投稿された「匿名M」は、Webライターとして有名なARuFaさんとコラボするというユニークさで注目を集めました。
2-4.すりぃ
すりぃは2018年から活動を始めたボカロPで、初めて動画を投稿した日が3月3日だったことが名前の由来です。
「テレキャスタービーボーイ」や「エゴロック」、「ジャンキーナイトタウンオーケストラ」などで知られており、自身の作品をセルフカバーした楽曲も多数あります。
2-5.Orangestar
Orangestarは2013年から活動しているボカロPで、「アスノヨゾラ哨戒班」や「快晴」、「Surges」などが有名です。
特に「Surges」はカロリーメイトのWebCMのBGMとして使われており、歌詞のメッセージ性やMVなどの影響から流行しました。
2-6.Kanaria
ここ数年で注目されているボカロPとして人気なのが、Kanariaです。
2作目で作った「KING」が大流行し、人気音楽番組であるミュージックステーションでも紹介されました。
2022年には本人が歌う楽曲も公開されており、現在精力的に活動しています。
2-7.wowaka
wowakaは元々現実逃避Pとして活動していたボカロPであり、その後ヒトリエのヴォーカル兼ギターとして人気になりました。
2019年に急性心不全で亡くなりましたが、彼の楽曲は今なお人気が高いです。
2-8.ハチ(米津玄師)
Wowakaのように元々ボカロPから人気を得た人物として、ハチが挙げられます。
現在では米津玄師として活動していますが、ボカロPとしては「マトリョシカ」や「パンダヒーロー」などの曲を作りました。
2-9.いよわ
Kanariaと同じく、近年注目を集めているのがいよわです。
「きゅうくらりん」で大ヒットし、そこから多くの人に注目を集めるようになりました。
ジャズっぽざのある展開で複雑な音楽となっており、現代音楽よりも現代音楽と評価する人もいます
2-10.ナユタン星人
ナユタン星人は2015年から活動しているボカロPで、「太陽系デスコ」や「エイリアンエイリアン」、「ダンスロボットダンス」などの曲が有名です。
ナユタン星に生まれた宇宙人という設定を持っており、歌詞には宇宙に関するフレーズがよく含まれています。
また、宇宙人ということもあって、作曲活動を「地球への侵略」と定義しています。
2-11.syudou
syudouはボカロP兼シンガーソングライターとして活動している人物で、「キュートなカノジョ」や「ビターチョコデコレーション」などが有名です。
2022年には「チェンソーマン」のED曲として「インザバックルーム」を作曲し、海外から注目を集めました。
2-12.Neru
Neruは2009年から活動しているボカロP、「ロストワンの号哭」や「脱法ロック」、「東京テディベア」などで知られています。
鏡音リンや鏡音レンをよく用いており、元々は押入れPと名乗っていました。
Part3.ボカロPになるためにはどうすればいい?
ボカロ曲は今でも人気が高いため、「自分もボカロPになりたい!」と思う方もいるかもしれません。
もしそうであるならば、以下の手順に沿ってチャレンジしてみましょう。
3-1.必要な機材やソフトなどを用意する
まずは必要な機材を用意することから始めましょう。
必要なものとしては、PCやボーカロイド音源、DAWソフトなどが挙げられます。
具体的なことは以下の記事で紹介しているため、気になる方はぜひ読んでみてください。
3-2.ボカロ曲を作る
必要なものをそろえたら、早速曲を作っていきましょう。
曲の作り方はさまざまあり、ソフトに音を入力していったり、楽器の音を録音したりなどが挙げられます。
さまざまな方法があるからこそ、自分に合う方法で作るのがおすすめです。
3-3.MVを作る
曲が完成したら、MVを作りましょう。
基本的にボカロ曲はYouTubeやニコニコ動画といった動画共有サイトに投稿されるため、MVが必要不可欠です。
ある程度ハイクオリティなものが求められるため、予算的に余裕がある場合は外部に任せるのも良いでしょう。
3-4.インターネット上に投稿する
MVまで完成したら、インターネットに公開しましょう。
この際。TwitterといったSNSでも告知することで、多くの人に見てもらいやすくなります。
また、動画共有サイトに投稿する際はサムネイル画像も作るようにしましょう。
魅力的なサムネイル画像だと、クリックしてもらいやすくなります。
Part4.ボカロ曲にはMVが必須!動画制作時に役立つツール
ボカロ曲を作る際には、MVも必須です。
作れるツールはさまざまありますが、その中からおすすめのものを4つピックアップして紹介します。
4-1.Filmora
もし初めてMVを作るのであれば、Filmoraがおすすめです。
Filmoraは初心者でも扱いやすい動画編集ソフトであり、MVはもちろんのこと、商品紹介動画やゲーム実況動画などさまざまな用途で活用できます。
その上、さまざまな素材を取り扱うFilmstockという素材サイトと連携しているため、ほしい素材をすぐに入手可能です。
また、オーディオに関する機能も充実しているため、ボカロのMVだけではなく、アイドルやバンドのMVを作りたいときにも最適です。
対応OS | Windows・macOS |
主な機能 | ・オートリフレーム機能 ・AIコピーライティング機能 ・スクリーンレコーダー機能 ・ビート検出機能 ・オートモンタージュ機能 |
料金 | ・1年間プラン:年額9,979円 ・1年間プラン:年額10,979円 永続ライセンス:11,979円 ※無料プランあり |
公式サイト | Filmora公式サイト |
4-2.Premiere Pro
Premiere Proは、世界中の動画クリエイターから指示されている動画編集ソフトです。
IllustratorやPhotoshopなど、他のAdobe社のソフトと連携しており、オリジナリティのあるMVを作れます。
その上、多くの人が利用しているからこそ、Premiere Proに関する本やサイトが多数あります。
だからこそ、独学でもスキルを学びやすく、Filmora同様にさまざまな用途で利用可能です。
対応OS | Windows・macOS |
主な機能 | ・自動文字起こし機能 ・一括ミュート機能 ・一括ロック機能 |
料金 | ・月額2,728円 ※無料トライアルあり |
公式サイト | Premiere Pro公式サイト |
4-3.After Effects
After Effectsはデジタル合成やモーショングラフィックスなどが作れるソフトであり、FilmoraやPremiere Proのような動画編集ソフトとは異なります。
プロ仕様のソフトということもあり、ハイクオリティなMVを作れます。
そのため、3DアニメーションやCGなどを駆使したMVを作りたい方におすすめです。
なお、After EffectsもAdobe社のソフトであるため、Premiere Proと連携できます。
対応OS | Windows・macOS |
主な機能 | ・ロトスコープ機能 ・高度なマスキング機能 ・ソロスイッチ機能 |
料金 | ・月額2,728円 ※無料トライアルあり |
公式サイト | After Effects公式サイト |
4-4.AviUtl
コストを掛けずにボカロのMVを作りたい方には、AviUtlがおすすめです。
AviUtlはWindows向けの動画編集ソフトであり、さまざまなプラグインが用意されています。
必要な状況に応じて必要な機能を加えられるからこそ、理想的なソフトを構築できます。
Part5.FilmoraのMV制作で役立つ機能
ボカロ曲のMVを作る際、特におすすめしたいのがFilmoraなのですが、なかには「具体的にどんな機能があるの?」と思っている方もいるかも知れません。
そこで最後の項目では、MV制作で活用できるFilmoraの主な機能を紹介します。
5-1.自動文字起こし機能
MVを作る際、歌詞の字幕が欠かせません。
しかし、手作業で入力するのはすごく時間がかかってしまいます。
そこでおすすめなのが自動文字起こし機能であり、この機能を使うと自動で字幕を作ってくれます。
【自動文字起こし機能】の使い方
1.Filmoraを起動して新しいプロジェクトを作る
2.文字起こしをしたい音楽をタイムラインに加える
3.加えた音楽の上で右クリックし、「自動文字起こし」を選ぶ
4.言語を選び、「OK」をクリックする
5-2.テキストアニメーション機能
MVではただ歌詞が表示されるだけではなく、横から表示されたり、ぼやけて表示されたりなどの動きをしながら歌詞が表示されます。
Filmoraではテキストアニメーション機能を使うことで、そのような演出を演出できます。
テキストアニメーションの種類は豊富で、フェードインやフェードアウト、ズームインなどがそろっています。
【テキストアニメーション機能】の使い方
1.Filmoraを起動して新しいプロジェクトを作る
2.タイトルタブから良さそうなテキストを選んでタイムラインに加える
3.加えたテキストをダブルクリックし、アニメーションタブをクリックする
4.アニメーションを選んで「OK」をクリックして適用させる
5-3.豊富なエフェクト
Filmoraにはさまざまなエフェクトが備わっており、ボカロ曲の雰囲気に合わせて最適なエフェクトを追加できます。
また、上記で紹介したように素材サイトと連携しているため、Filmora内に欲しいエフェクトがなくても、すぐにFilmstockからダウンロード可能です。
【エフェクト機能】の使い方
1.Filmoraを起動して新しいプロジェクトを作る
2.タイムラインにMV作りに使う映像素材を加える
3.エフェクトタブをクリックし、加えたいエフェクトを選ぶ
4.そのまま映像素材にドラッグ&ドロップして適用させる
5-4.SNS共有機能
MVを多くの人に見てもらうためには、SNSへの共有が必要です。
FilmoraではYouTubeやTikTokへ簡単に共有でき、すぐに作った動画を多くの人に見てもらえます。
【SNS共有機能】の使い方
1.動画完成後、エクスポートをクリックする
2.共有したSNSのタブを選ぶ
3.ログイン後、タイトルや概要などを入力して共有する
5-5.ビート検出機能
音楽のリズムに合わせて動画の展開を変えたい際に役立つのが、ビート検出機能です。
この機能を使うと、ビートに合わせて印がつくため、どの部分で動画を切り替えればよいのか把握できます。
【ビート検出機能】の使い方
1.Filmoraを起動して新しいプロジェクトを作る
2.MVで使う音楽をインポートする
3.音楽を右クリックして「ビート検出」を選ぶ
4.ビート検出後、タイムラインに加える
まとめ:今後新たな人気ボカロPが生まれるかも?
今回は、人気のボカロPをメインに紹介しました。
現在ではさまざまなボカロPが活躍しており、近年デビューした方もいます。
そのため、もしこれからボカロPを目指すのであれば、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
また、ボカロ曲のMVを作る際は初心者でも簡単なFilmoraを使ってみてください。
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