短い動画を投稿できるアプリ「TikTok」は、プラットフォームの特性上、コツコツ伸ばすというより”バズって”一気に伸びるのを待つような側面があります。
この記事を読んでいる方の多くは
「TikTokをバズらせて有名になりたい」
「企業TikTokをバズらせるよう命じられた」
「TikTokを伸ばしてインフルエンサーになりたい」
と考えているのではないでしょうか?
そこで、この記事では、TikTokのバズらせ方やおすすめのジャンル、TikTokを活用した企業事例などを詳しく解説していきます。
この記事を読むだけでTikTokをバズらせる方法論と全体像のイメージがバッチリできるはずですよ!
目次
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1.TikTokの特徴
最初にTikTokが他のSNSや動画プラットフォームと比べて、どのような特徴があるのか、バズる動画の特徴や傾向などを把握しておきましょう。
TikTokの傾向を掴んでおけば対策も打ちやすくなりますよ。
1-1.TikTokの特徴とユーザー層
TikTokユーザー層の特徴は以下のとおりです。
・過去動画も掘り起こされやすい
・初投稿動画でも3桁再生されやすい
・開始3秒以内でスキップされる
❶若年層がメインユーザー
中高生から20代の比較的若い世代がメインユーザーであり、いかに若い世代に響く動画をアップできるかが動画制作の鍵になります。
これは、イメージどおりという方も多いかもしれません。
❷過去動画も掘り起こされやすい
TikTokのアルゴリズム特性上、古い動画と新しい動画が区別されづらく、一度バズった動画は過去の動画でも繰り返し表示されやすいという特徴があります。
一度バズれば基本的には伸び続けるようなイメージですね。
❸初投稿動画でも3桁再生されやすい
TikTokは初めて投稿する動画でも一定数のインプレッションを得ることができます。
例えばYouTubeなどの場合、チャンネルパワー(登録者数や総再生時間)にインプレッション数が大きく依存するため、もともと有名人である。などでない限り初投稿動画が伸びるという現象は非常に稀です。
一方のTikTokは初投稿でもある程度おすすめしてもらえるため、初参入者に比較的優しいプラットフォームと言えるでしょう。
❹開始3秒以内でスキップされる
TikTokでは、開始数秒で質が低い動画と判断されれば容赦なくスキップされます。
そもそもTikTokは多くのユーザーが簡単に動画を加工・アップしやすく、YouTubeなどの動画投稿と比べて投稿ハードルが低い点も特徴です。
裏を返せば、TikTokには質が低い動画も溢れています。加えて一定数のインプレッションをおすすめするというアルゴリズムの特性上、視聴ユーザーは面白い動画も質が低い動画もまぜこぜでおすすめされるのです。
ある程度結果を出しているチャンネルがおすすめされやすいYouTubeと比べて、質の低い動画に遭遇する率が高いため、その分視聴者の判断は早く、直感的に面白そうだ。と判断できない限りスキップされてしまいます。
1-2.TikTokでバズるために重要な指標
TikTokでバズるためには、運営側の狙いを理解した上でどのような指標を上げる必要があるのかを理解しておく必要があります。
TikTokが好む指標を持つ動画になれば、それだけおすすめ(インプレッション数が上がる)されるわけです。
TikTokにおいて重要な指標
TikTokが重視していると思われる指標は以下のとおりです。
・コメント率
・シェア率
・再生維持率
これらが再生回数に対して高ければ高いほど、TikTokは話題性があり、共有されやすいコンテンツと判断します。
・「いいね率」「コメント率」に関しては、反応が多いほど視聴者の心を動かした動画
・「シェア率」が高いほど、共有して友人や家族に見せたくなるような動画
・「再生維持率」が高いほど視聴者をひきつけ、滞在させた動画
と判断されます。
TikTok運営の狙い
TikTok運営側からの狙いは
「TikTokユーザーをいかに増やすか」
「ユーザーをいかにTikTokに滞在させるか」
の二点が特に重要であり、それに貢献できるであろうデータを持つ動画が推されるのは当然ですね。
1-3.TikTokでバズる動画の特徴
以上を踏まえたTikTokでバズる動画が持つ特徴は以下のとおりです。
・コメント率が高い動画
・シェア率が高い動画
・再生維持率が高い動画
また、再生維持率に加えて「繰り返し見たくなる動画」「投稿者の別の動画もみたくなる動画」に関してもTikTokにユーザーを滞在させるという意味で重要です。
1-4.TikTokでバズる仕組み
TikTokは現在アプリを開いた際に最初に表示される「For You」ページの基本的なアルゴリズムを公開しています。
これによると、その動画に興味を持つであろう一部のユーザーに対して動画が一定回数おすすめされた後、その結果を分析して更に多くのユーザーにおすすめするかが決定するようです。
「1-2. TikTokでバズるために重要な指標」に基づいて、これを繰り返しながら、好成績の動画がバズりのループにはいるというわけですね。
良い指標の動画はより多くのユーザーにおすすめされ、そこで好成績をおさめれば更に多くのユーザーに視聴される。この繰り返しが想像もつかないような急加速を生むわけです。
参考記事:TikTok Finally Explains How the ‘For You’ Algorithm Works:WIRED
1-4.TikTokは収益化できる?
YouTubeのような再生回数に基づく収益化モデルはTikTokにはありません。
では、TikTokを精力的におこなっているティックトッカーはどこから収益を得ているのでしょうか。
主な収益源は以下のとおりです。
・TikTokライブのギフティング(投げ銭)
また、他にも「配信者の認知度向上」「商品やサービスの認知度向上」が見込め「別媒体への誘導」など工夫次第で収益体系を作ることは可能です。
バズって人気が出たり、認知度が上がったりすればそれをお金につなげる方法はいくらでもあると考えて良いでしょう。
2.TikTokでバズる方法とコツ7選
TikTokの特徴や仕組みについてここまで見てきました。
これを踏まえて具体的にバズる方法やコツについて7つ紹介します。
2.1.スタートダッシュ:1秒未満で興味を持たせる
動画の終盤に面白いことが待っているとしても、見切りの速いTikTokユーザーには見てもらえません。
一瞬で離脱されてしまっても視聴回数には含まれます。
しかし、視聴時間は非常にミニマムです。
つまり、視聴者維持率を大きく引き下げてしまいます。
動画冒頭1秒で視聴者を惹きつけ、離脱をなるべく避ける動画の構成を心がけましょう。
2.2.フォロワー対策:更新頻度とプロフィールの充実
フォロワー数を増やすことで投稿に対してインプレッション数を底上げすることができます。
また、当然あなたのチャンネルを好きな方がフォローしてくれるため、動画の成績も必然的に良くなりバズリやすくなるでしょう
フォロワーを増やすために最も重要なのは
・プロフィールを充実させる(ターゲットに刺さるプロフィールづくり)
です。また、ターゲットを明確にした上で、アカウントや動画の統一感を意識すると世界観が演出でき、視聴者がフォローしてくれる率は高くなります。
2.3.タイトル設定:目を引くタイトルをつける
目を引くタイトルや説明文もインプレッション数を伸ばすために重要です。
思わず開いてみたくなるようなタイトルや、気になるタイトルをつけましょう。
また、タイトルと動画内容をミスリードしてギャップを演出したり、説明文で「続きはコメント欄で!」や「更に詳しく知りたい方はプロフィールへ」といったようにコメントやフォロワー増加を誘導することも重要です。
2.4.ターゲット設定:若い層にウケる動画制作
上述のとおりTikTokメインユーザーは10〜20代の若い層です。
当然バズるためにはこの層をターゲットに設定して動画制作を進める必要があります。
彼ら彼女らが今、何を面白く感じるのかをよく考えて動画を構成・制作する必要があるでしょう。
また、すでにTikTokでバズっている動画をチェックし、要素を分析していくことで大きなヒントになる場合があります。
ただし、TikTokは流行り廃りも早いため、丸パクリではなくどういった要素がウケたのか、普遍的な部分を見極める必要があるでしょう。
2.5.ジャンル設定:バズりやすいジャンルを選ぶ
ターゲット層が若いことも相まって「バズりやすいジャンル」が存在します。
なるべくこのジャンル内で目立つことで大きく動画を伸ばしやすいと言えるでしょう。
バズりやすいジャンルは主に以下のとおりです。
・おもしろ系動画
・スポーツ・スゴ技系動画
・ペットなどの癒やし系動画
・可愛い・カッコいい・微エロ系動画
・ギャップ動画(「実は、、、」)
どれもいいねやシェアも伸びやすく、視聴者維持率も高く保ちやすいジャンルです。
ご自身や企業・商品に、これらに該当する要素がないかまずは探してみてはいかがでしょうか。
2.6.ハッシュタグの活用:流行っているハッシュタグを取り入れる
検索に対するヒット率を高めるため、流行っているものを含めて5個前後ハッシュタグを設定するのがおすすめです。
動画の邪魔をしないよう注意した上で長さや数を調整するのがコツですよ。
2.7.音楽の活用:流行っている曲を使う
選曲はTikTok動画制作において重要です。
なるべく流行っている曲を使用するのが無難と言えるでしょう。
TikTokの特徴として、音楽との親和性の高さが挙げられます。
時期によってTikTok内で流行している曲が存在し、同じ曲を使っている別の動画を探す機能もあります。
また、流行している曲はあらかじめTikTokに登録されている楽曲である可能性が高く、著作権関係も気にせず使用できますよ。
関連記事:TikTokの人気曲&流行りの曲20選!調べ方も解説【2022年版】
3.TikTokを活用した企業実例3選
続いてTikTokを企業で活用した事例を3つ紹介します。
今やTikTokは若者だけのものではなく、大企業もPRのために使用するプラットフォームとなっています。
インフルエンサーへの企業案件の発注という形で利用する手もありますが、今回は企業が主体となった活用事例を見ていきましょう。
3-1.ANA【公式】
フォロワー約191,400人(2022年10月現在)
ANAこと「全日本空輸株式会社」は日本を代表する航空会社です。
歴史と実績のある大企業ですが、若年層へのアプローチのためTikTokも活用しています。
フォロワーは現在20万人に迫る勢いで伸びており、動画内容としては主に社員が登場し、撮影・編集も外注せず自社内で作成しているのがポイントです。
見ていただくとわかりますが、CAさんや普段は接することのない整備士さん、シェフなどANAを支える様々な人が登場し、安心感や信頼感アップを図っています。
また、空からの”ばえる”景色の投稿や国内外の海など航空会社ならではの投稿も多く見られます。
3-2.【公式】ドミノ・ピザ
フォロワー約351,600人(2022年10月現在)
業界トップクラスの店舗数を誇るドミノ・ピザもTikTok運用に成功している企業の一つです。
フォロワーはANAを超えて約351,600人と驚異的な数字です。
思わず食欲をそそるピザや、オリジナルの面白いピザの制作過程を短くまとめた動画などピザにまつわる動画が多く見られます。
企業公式TikTokながら固い雰囲気はまったくなく、流行りの楽曲やハッシュタグをフル活用しているのが印象的です。
また、コメントに対しても回答率が高く、コミュニケーションが豊富にとられているアカウントである点もポイントでしょう。
3-3.ロート製薬【公式】
フォロワー約77,000人(2022年10月現在)
ロート製薬は目薬などが有名な大手製薬会社です。
こちらも固い印象はまったくなく、自社商品ユーザーの顧客層である若年女性にターゲットを絞った、楽しい雰囲気の動画が特徴です。
大手企業ながら動画が良い意味で粗く、親しみやすいのが印象的です。
また、視聴者からの質問に回答する動画なども短くまとまっており「役に立つかも」という期待感がフォローにつながっていると言えるでしょう。
4.TikTok動画をバズらせやすい動画編集ソフト
先述の通り、TikTokユーザーは見切りが早く低クオリティの動画は一瞬で見切られてしまいます。
つまり冒頭の1秒間と動画を通してのクオリティはバズりには欠かせません。
動画のクオリティを高く保ち、視聴者維持率を高くするためにはそれだけ高い動画編集技術が必要です。
しかし、なるべく高い更新頻度を保ちたい動画を外注するのは非常に予算が必要です。
そこで、簡単に高いクオリティの動画編集ができるソフトとPCさえあればこの問題は解決。動画を量産できます。
4-1.Filmoraとは?
高いクオリティの動画を直感的操作で簡単に制作できるのが「Filmora」という動画編集ソフトです。
Filmoraは世界的クリエイティブソフトメーカー「Wondershare社」のフラッグシップソフトであり、世界中で初心者からプロレベルの編集者まで幅広く親しまれています。
日本語にも完全対応しており、使用者が多いためネット上に情報も多く、その情報が必要ないほど簡単で直感的です。
4-2.Filmoraの特徴
Filmoraの特徴は以下のとおりです。
・動画編集初心者でもすぐに使いこなせる直感的なインターフェイス
・買い切り版もあり、低価格で高いコストパフォーマンス
・無制限に使用でき、ロゴマーク以外のデメリットがない無料体験版
TikTok動画の制作を検討している方やバズらせるために試行錯誤している方にとって、最適な特徴ばかりです。
コストパフォーマンスが高く、まずは無料版をダウンロードして思う存分機能やインターフェイスを体験しつつ実際にTikTok動画の作成が可能。
後述する機能も、バズるTikTok動画の制作が加速するような機能が多く、非常におすすめのソフトと言えるでしょう。
4-3.バズるTikTok動画制作に役立つ機能
TikTok動画を制作する上で役立つ高度機能をここで3つ紹介します。
他にも様々な高度機能が搭載されているため、気になる方はぜひ無料ダウンロードして実際に使ってみてくださいね。
・AIポートレート
グリーンバック動画の背景が簡単に変えられる「クロマキー合成機能」はもちろんですが、実務上グリーンバックで撮影した素材ばかりではありません。
FilmoraのAIポートレート機能を使えば、通常の何気ない背景も切り抜き、合成がドラッグ&ドロップの簡単な操作で実現できます。
どんな動画も背景合成の対象にでき、時短できるこの機能を使えば表現の幅は大きく広がるでしょう。
・縦動画モード
TikTok動画やYouTubeショートなどの動画は9:16などの縦長動画です。
これまで一般的に動画といえばテレビや映画のような横型動画が一般的でしたが、縦長のスマホ普及に相まって最近著しく伸びています。
Filmoraは縦動画モードを搭載。
縦動画編集用のモードでプレビューしながら編集が進められます。
・オートリフレーム
TikTokは縦長動画ですが、アップしたい動画が横長で撮影した素材の場合困ってしまいます。
Filmoraのオートリフレーム機能を使えば、横長動画から被写体をAIが自動認識、被写体を中心に自然な縦長動画への変換が可能です。
・自動文字起こし
よりわかりやすく視聴者に情報を伝えるテロップもTikTokでは重要です。
動画内の音声を自動認識し、文字起こし・テロップ化してくれる自動文字起こし機能を使えば面倒なテロップ作成作業も一瞬で片付きます。
ソフトの機能任せでも高品質な動画が作成でき、時短で得られた時間は動画構成や分析に充てることで、よりバズりやすい動画作成環境が実現するはずです!
まとめ:TikTokをバズらせよう!
TikTokをバズらせる方法についての記事はいかがでしたか?
序盤で解説した、TikTokの特徴、アルゴリズムなどを理解しておくことで、迷った際に自然と正しい選択ができるはずです。
また、具体的なバズる方法も解説しました。
7つの方法はいずれも方針と言えるもので、答えではありません。
これは、狙いによって答えそのものが大きく変わってしまう可能性があるためです。
ぜひ自分のチャンネルやターゲット、狙いに合わせて最適化し、バズる動画制作の方針決定に役立ててください。
一定数のインプレッション数が得られるTikTokでは「数撃ちゃ当たる」も間違いではありません。
目先の結果に一喜一憂せず、より少ないコストと時間でハイクオリティなTikTok動画が量産できるFilmoraを使って、どんどん動画をアップしていきましょう!
役に立ちましたか?コメントしましょう!