YouTubeやInstagramなど、以前と比べて使う機会が格段に増えた「動画」。
よりクオリティを高くし、視聴者の注目を集めたり、強い印象を残したりするためには、今や動画編集が欠かせません。
しかし、PremiereProなどを筆頭に、動画編集ソフトとしての能力は高いものの、サブスクリプションしか用意されておらず、高額な維持費がかかってしまうことを懸念している方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、一度購入すれば、半永久的に使用できる“買い切り”の動画編集ソフトを5つ、厳選して紹介します。
特に重要な機能や、使い勝手などの項目を比較する比較表や、選び方についても解説していくので、あなたにピッタリの買い切り動画編集ソフトが必ず見つかるはずです。ぜひ最後までご覧ください!
目次
Part1.買い切り動画編集ソフトおすすめ5選
早速買い切りが用意されている動画編集ソフトを、本章では厳選して5つ紹介します。
どれも素晴らしいソフトですが、対応OSや、特徴、メリット・デメリットなど、それぞれに違いが存在しています。
自分に合いそうなソフトを、ぜひ見つけてみてくださいね!
1-1.Filmora
「Filmora」は、Wondershare社が開発した高度動画編集ソフトです。
いきなり結論にはなってしまいますが、最も多くの方におすすめのソフトでしょう。
この理由として、総合力とコストパフォーマンスの高さが挙げられます。
Filmoraは、非常に良く研究された初心者の方でも使いこなしやすい、直感的なUIと、高度機能やAI機能が見事に調和した、バランスの良いソフトです。
専用クラウドを経由することで、スマホやタブレットとの連携も可能。
搭載されている豊富なテンプレート/素材&BGM/エフェクトを、マウス操作で追加していくだけでも、プロのような動画が簡単に作成できるでしょう。
また、これだけの機能が搭載されながら、価格は買い切り版で「8,980円(税込)」と、非常にハイコストパフォーマンスです。
配布されている無料版も、使用期間の制限がなく、全ての機能を使って試すことができるので、納得するまで使ってから有料版の購入が検討できるのも魅力です。
ソフト名 |
Filmora |
開発企業 |
Wondershare社 |
対応OS |
Windows/Mac |
買い切り価格 |
8,980円 |
特徴 |
・シンプルかつ直感的な操作感 |
おすすめな人 |
初心者〜プロまで幅広くおすすめ |
1-2.Final Cut Pro
「Final Cut Pro」は、Apple社が開発した高度動画編集ソフトです。
直感的な操作感と高度な機能が両立されており、多くのmacユーザーや「HikakinTV」「東海オンエア」など有名YouTuberも使用しています。
使用ユーザーが多いのと比例して、情報もインターネット上に多く、困った時や機能の使い方が分からない時も、調べれば簡単に有効な情報が手に入るでしょう。
iPhoneやiPad、MacなどのApple製品に標準搭載されている無料動画編集ソフト「iMovie」の上位互換モデルという立ち位置のソフトであり、UI(ユーザーインターフェース)も良く似ているため、既にiMovieを使用しているMacユーザーには特におすすめです。
ただし、買い切り版ながら、高額なソフトであるため、無料版を使用した上で、本当に使うのか、ここまで高度な機能が現段階で必要なのか、などよく検討してから購入するのが良いでしょう。
ソフト名 |
Final Cut Pro |
開発企業 |
Apple |
対応OS |
Mac |
買い切り価格 |
45,000円 |
特徴 |
・macOSとの相性は抜群 |
おすすめな人 |
360度ビデオやVR映像など高度な動画編集がMacでしたい方 |
1-3.Premiere Elements 2024
「Premiere Elements 2024」は、Adobe社が提供している動画編集ソフトです。
世界標準とも言われる「PremierePro」の、エレメント版であり、機能は少し落ちるものの、Adobe製品でありながら買い切りが用意されている点で人気のソフトです。
使用頻度の高い機能のみ表示できる「クイック編集画面」や、編集方法のガイドを見ながら編集が進められる「ガイド編集機能」などが搭載されているため、童顔州初心者の方でも安心して動画編集に挑めるでしょう。
Webアプリ版や、モバイル版とも連携できるため、場所やデバイスを問わず動画編集ができる点も魅力です。
ソフト名 |
Premiere Elements 2024 |
開発企業 |
Adobe |
対応OS |
Windows/Mac |
買い切り価格 |
19,580円 |
特徴 |
・Adobe Premiere Proの簡略版 |
おすすめな人 |
PremiereProを使っていた、もしくは使いたいがサブスクリプションは避けたい方 |
1-4.MOVAVI VIDEO EDITOR 2024
「MOVAVI VIDEO EDITOR 2024」は、シンプルな操作性が特徴の買い切り動画編集ソフトです。
搭載されている機能は必要最小限に留まりますが、その分価格はリーズナブルに設定されています。
また、動きが軽く、UIもシンプルな設計となっているため、動画編集初心者の方がエントリーモデルとして使用するような立ち位置にあるソフトです。
ソフト名 |
MOVAVI VIDEO EDITOR 2024 |
開発企業 |
Movavi |
対応OS |
Windows/Mac |
買い切り価格 |
8,300円 |
特徴 |
・シンプルな操作性 |
おすすめな人 |
最低限の操作で動画が簡単に編集したい方 |
1-5.EaseUS Video Editor
「EaseUS Video Editor」は、シンプルな動画編集機能と、50種類以上のエフェクトが魅力の動画編集ソフトです。
無料でも使用できる機能が多く、本格使用も可能です。
また、丁寧なチュートリアルが搭載されており、動画編集の初歩を学ぶのに適したソフトと言えるでしょう。
ただし、高度機能やAI機能は少なく、Windowsのみ使用が可能である点に注意してください。
ソフト名 |
EaseUS Video Editor |
開発企業 |
EaseUS |
対応OS |
Windowsのみ |
買い切り価格 |
10,549円 |
特徴 |
・無料でも使える機能が多い |
おすすめな人 |
無料版を思う存分試してから購入を検討したい方 |
Part2.買い切り動画編集ソフト比較表
ソフト名 | Filmora | Final Cut Pro | Premiere Elements 2024 | MOVAVI VIDEO EDITOR 2024 | EaseUS Video Editor |
対応OS | Windows/Mac | Mac | Windows/Mac | Windows/Mac | Windows |
買い切り価格 | 8,980円 | 45,000円 | 19,580円 | 8,300円 | 10,549円 |
機能の充実度 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★ |
AI機能の充実度 | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★ |
UIの直感的操作感 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
1章で紹介した買い切り動画編集ソフトについて、特に重要になる価格や対応OS、機能の充実、UIの操作感などを独自指標でまとめた表が上記です。
ぜひ、見比べて、検討時の材料にしてくださいね!
Part3.買い切り動画編集ソフトの選び方
買い切り動画編集ソフトを選ぶ際の、重視すべきポイントについて、この章では解説していきます。
3-1.価格
多くの方がもっとも気になるポイントが「価格」でしょう。
ただし、安ければ良いという訳ではなく、今後動画編集が上達する前提で、必要になる機能や、便利なAI機能を満たしている必要があります。
その上で、安いに越したことはない。というコストパフォーマンス的考えが肝要です。
3-2.PCスペック
PCのスペックに見合ったソフトを選ぶことも重要です。
高いスペックのPCや、最新のPCを使用している場合は、高度なFinal Cut Proなどのソフトを使っても快適に動画編集が進められます。
しかし、古いPCや、低スペックのPCを使用している場合、いくら動画編集ソフトとしての機能が高くても「カクつき」や「処理落ち」などを頻発する恐れがあり、結果としてストレスがたまる一方で、動画編集作業が進みません。
ただでさえ、高い処理能力が求められる動画編集は、PCスペックに自信が無い場合、Filmoraや、MOVAVI VIDEO EDITOR 2024など、動きの軽いソフトを選ぶのがおすすめです。
また、無料版を経由せずいきなり購入する場合は、対応OSについてもしっかり確認しておきましょう。
3-3.直感的操作感
直感的に動画編集が進められるかどうかも重要なポイントです。
操作の都度、迷ってしまったり、調べる必要があるようなソフトは、遅かれ早かれ使用が億劫になり、動画編集そのものの挫折に直結してしまいます。
ただし、あくまで操作感は、感覚の問題であり「使いやすさ」は、個々人によって違います。
そのため、気になるソフトは無料版を実際に使用した上で“しっくりくる”ソフトを選ぶと良いでしょう。
Part4.買い切り動画編集ソフトのメリット&注意点
買い切り動画編集ソフトを実際に購入する前に、メリットと、注意点についても確認しておきましょう。
これらを確認しておくことで「こんなはずじゃなかった」「思わぬ落とし穴にはまった」というような事態を未然に避けることができますよ!
メリット1.買い切りソフトは自分の資産になる
買い切りソフトは、購入した時点から、半永久的に使用できるため、長期間使えば使うほど、コストパフォーマンスの高いあなたの資産になります。
このメリットを最大限活かすためには、最初のソフト選びがもっとも重要です。
ぜひ本記事を、長く使える買い切りソフト選びという観点で活用してみてください。
メリット2.追加料金がかからない
追加料金がかからない点も、買い切りソフトの大きなメリットです。
一度購入すれば、どれだけ使い込んでも、また、ソフトが値上がりしたとしても、追加料金がかかることはありません。
例えば、本記事でも紹介したFinal Cut Proの場合、著者が購入した時点では26,000円という価格設定でした。一方で、現在は前述の通り45,000円となっています。
ここに価格差が19,000円ほど発生していますが、既に購入している私が追加徴収されることはありません。
注意点1.初期費用が大きくなりがち
買い切り動画編集ソフトは、サブスクリプション型と比較して、初期費用が大きくなりがちな点には注意が必要です。
サブスクリプションの場合、1年間や、もしくはそれ以上の期間など、長期間における利用料の総額では、高額になりますが、最初の数ヶ月に限定してみると買い切り動画編集ソフトよりもリーズナブルです。
例えば、利用料が
・サブスクリプション:100円/月
・買い切り:1,200円
という動画編集ソフトがあった場合、損益分岐点は、12ヶ月を迎えた時点となります。
使用したいソフトに、買い切り版と、サブスクリプション版両方が用意されている場合、何ヶ月以上使えば買い切り版の方が得になるのかを計算した上で、検討するのがおすすめです。
注意点2.メジャーアップデートに取り残される恐れがある
買い切り版ソフトは、メジャーアップデートに対応していない場合が多く、サポートが終了してしまったり、古いバージョンのまま取り残されてしまったりする恐れがあります。
例えば、Ver1.00~1.99は、アップデートが可能で、半永久的に使用できるものの、Ver1.99⇒2.00のような、ナンバリングの主要な桁が変わる大型メジャーアップデートは、不可能となっているソフトも多いのです。
大型メジャーアップデートには、目玉機能等が搭載される場合も多く、使いたくても、永続ライセンスではアップデートできないというジレンマがあるため、結果として新たに大型アップデートを購入する必要が出てくる可能性がある点をあらかじめ把握しておきましょう。
とはいえ、過去のバージョンを購入している場合は、アップデート割引きなどが適用される場合も多く、長期間買い切り版を使用し、結果としてサブスクリプションよりも月あたりの使用料が安いというというケースもあるため、この場合も一概に買い切り版が損という話にはなりません。
まとめ:買い切り動画編集ソフトを導入すれば安心!
この記事では、買い切り動画編集ソフトを厳選して5つ紹介しました。また、その上で、比較表や選び方についても解説しました。
あなたにとって最高のソフト候補がいくつか見つかっていれば幸いです。
買い切り動画編集ソフトはランコストがかからず、長い目で見ればお得に使用できる購入方法です。
例えば、サブスクリプションの場合、忙しくて動画編集ができない月には、なんとなく勿体ないと感じてしまったり、罪悪感を抱いてしまったりすることもあるでしょう。
買い切り購入ならそのような心配は必要なく、気が向いたタイミングで安心して使用できます。
ぜひ、本記事を参考に動画編集ソフトを選び、まずは無料版から試してみてくださいね!
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