動画編集をする上では、パソコンが欠かせない存在です。しかし、さまざまな種類があるため、どのパソコンを選べば良いのか悩むかもしれません。
そこで今回は、動画編集向けのノートパソコンの選び方やおすすめのノートパソコンなどを解説します。これからPCを買おうと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
Part 1.動画編集向けのノートパソコンを選ぶ前に確認すべきこと
動画編集に活用できるノートパソコンはさまざまありますが、その前にいくつか確認しておくべきポイントがあります。理想的なノートパソコンを見つけるためにも、以下のポイントを踏まえた上で探すようにしましょう。
1-1.①予算
ノートパソコンはリーズナブルなものもあれば、高級なものがあります。そのため、どのくらいの予算内でノートパソコンを買いたいのか考えましょう。
基本的にPCはお金がかかるものであるため、リーズナブルものを選びたくなるかもしれませんが、動画編集目的という観点で考えるとおすすめできません。
リーズナブルなものは機能性が低く、動画編集で求めるスペックを満たしていない可能性が高いです。快適に作業するためにも、きちんと動画編集で必要なスペックを満たしているものを選びましょう。
1-2.②動画編集の利用頻度
どのくらい動画編集をするのかという頻度も重要です。例えばプライベート目的で毎日動画編集をしないのであれば、導入したいソフトが推奨するスペックを満たすもので問題ないでしょう。
しかし、仕事で動画編集を行うのであれば、仕事に支障をきたさないことを考えてPCを選ぶ必要があります。例えば毎日動画編集をするのであれば、ファンといった熱対策がしっかりと備わっているものがおすすめです。熱はノートパソコンを早く劣化させてしまう原因につながりやすく、
1-3.③OS
WindowsとMacはそれぞれ違いがあります。基本的には使い慣れているOSを選んだほうが新しいノートパソコンを購入した際、スムーズに動画編集ができます。
もし別のOSのPCに変えるのであれば、いきなり本格的な作業をするのではなく、ちょっとした作業から始めて操作方法や機能に慣れていくのがおすすめです。
1-4.④編集したい動画の画質
編集したい動画の画質がどのくらいのものなのかによっても、おすすめのノートパソコンが変わります。例えば4K動画をメインに編集するのであれば、ハイスペックなノートパソコンでないと快適に作業できないでしょう。
画質がそこまで高くない動画を編集するのであれば、最低限のスペックでも作業できます。ただ、画質が悪いと他の人に見てもらえないため、できればフルHD画質の動画が問題なく作業できるくらいのスペックを持つものが良いでしょう。
Part 2.動画編集向けのノートパソコンを選ぶ際のチェックポイント
実際に動画編集向けのノートパソコンを選ぶ際には、以下のチェックポイントが挙げられます。
2-1.①CPU
CPUはPCの頭脳的存在であり、動画編集向けのPCを探す上では最も重要なポイントです。もしCPUの性能が低いと、他のパーツが高機能であっても活かしきれません。
CPUに関しては、Core i5でもYouTubeのフルHD画質に対応可能です。しかし、それ以上の4K動画を扱うのであれば、Core i7のものを選ぶと良いでしょう。具体的には、Core i7-11700KやRyzen 9-5900Xがおすすめです。
2-2.②ストレージ
まずストレージを選ぶ際、HDDかSSDのどちらを選べば良いか悩むかもしれません。HDDのほうが大容量でリーズナブルですが、基本的にはSSDがおすすめです。SSDは読み込み速度が早く、作業もスムーズにできます。
ただ、大容量で安いという意味でもHDDは魅力的な存在です。そのため、メインのストレージをSSDにして、サブのストレージとして外付けHDDを持っておくと良いでしょう。
なお、容量に関しては500GBから1TBのSSDがおすすめです。動画編集で扱う素材はどれもサイズが大きいため、容量が小さいとすぐいっぱいになってしまいます。一方でHDDをメインにする場合は2〜3TBがおすすめで、特に4K動画を扱う場合は3TBぐらい余裕があれば、そこまで容量を気にせず作業できるでしょう。
2-3.③メモリ
メモリは作業する机のような存在であり、大きければ大きいほどさまざまなことを同時進行で作業できるようになります。ただ、CPUのように高機能であればあるほど良いというわけではなく、動画編集に必要とする容量があれば十分です。
そのことを踏まえて、動画編集向きのノートパソコンを探すのであれば、最低でも8GBのメモリを備えているものがおすすめです。ただ、あくまで最低メモリであるため、本格的な作業をする方には16GB以上が良いでしょう。16GBもあれば、フルHD画質の動画も問題なく編集できます。
2-4.④画面サイズ・解像度
動画編集向けのノートパソコンを選ぶのであれば、大きな画面のものを選ぶのがおすすめです。画面が大きくなると持ち運びが大変になるという欠点もありますが、大きいからこそ小さなミスにも気づきやすくなります。また、各編集項目を快適に操作できるという利点もあるため、15インチ以上の画面サイズを選ぶと良いでしょう。
解像度に関しては、フルHD解像度のもので問題ありません。ただ、4K動画をメインに扱うのであれば、素材を忠実に再現して表示させる意味でも、4Kに対応しているディスプレイを備えたノートパソコンを選ぶようにしましょう。
Part 3.動画編集におすすめのノートパソコン6選【Windows&Mac】
動画編集におすすめのノートパソコンは、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。ここではおすすめの製品を6つピックアップして紹介します。もしかすると、欲しいと思えるものが見つかるかもしれません。
製品名 | OS | CPU | サイズ | メモリ | ストレージ |
Apple/MacBook Pro 16インチ | Mac | Apple M1 Pro | 16インチ | 16GB | SSD 512GB |
HP/Victus 16 | Windows | Intel Core i5-11400H | 16インチ | 16GB | SSD 512GB |
Dell/G15 Ryzen Edition | Windows | AMD Ryzen 7 5800H | 15.6インチ | 16GB | SSD 512GB |
マウスコンピューター/DAIV 6N | Windows | Intel Core i7-12700H | 16インチ | 16GB | SSD 512GB |
富士通/ FMV LIFEBOOK WA1/F3 | Windows | Intel Core i5-10210U | 16インチ | 8GB | SSD 256GB |
ASUS ROG Flow X13 | Windows | Ryzen 9 6900HS | 32GB | 1TB | SSD 1TB |
3-1.動画編集向けのノートパソコン①Apple/MacBook Pro 16インチ
AppleではさまざまなMacBookを販売していますが、動画編集のことを考えるとMacBook Proの16インチがおすすめです。Final Cut ProやiMovieといったApple専用の動画編集ソフトを利用でき、iPhoneで撮影した動画をすぐMacBookに取り込めるため、効率よく作業できます。
製品名 |
Apple |
CPU |
Apple M1 Pro |
サイズ |
16インチ |
メモリ |
16GB |
ストレージ |
SSD 512GB |
公式サイト |
3-2.動画編集向けのノートパソコン②HP/Victus 16
HPのVictus 16はNVIDIA GeForce RTX 3050 Tiを搭載しているノートパソコンで、優れた冷却性能も備えていることから、長時間作業する方にもおすすめです。また、テンキーが備わっているため、数字入力も簡単です。
製品名 |
HP/Victus 16 |
CPU |
Intel Core i5-11400H |
サイズ |
16.1インチ |
メモリ |
32GB |
ストレージ |
SSD 512GB |
公式サイト |
3-3.動画編集向けのノートパソコン③ Dell/G15 Ryzen EditionDell
G15 Ryzen Edition はAMD Ryzen 5000Hシリーズを搭載しており、高機能な冷却システムも備わっています。その上、Wi-Fi 6やBluetooth 5.2も対応していることから、スムーズなワイヤレス接続を実現できます。
製品名 |
G15 Ryzen Edition |
CPU |
AMD Ryzen 7 5800H |
サイズ |
15.6インチ |
メモリ |
16GB |
ストレージ |
SSD 512GB |
公式サイト |
3-4.動画編集向けのノートパソコン④マウスコンピューター/DAIV 6Nマウスコンピューター
DAIV 6Nは高機能で16インチながらも薄型となっており、外出先で動画編集することがある方におすすめです。また、GPUとしてGeForce RTX 3060 Laptop GPUを備えており、映像や写真をなめらかに描写してくれます。
製品名 |
DAIV 6N |
CPU |
Intel Core i7-12700H |
サイズ |
16インチ |
メモリ |
16GB |
ストレージ |
SSD 512GB |
公式サイト |
3-5.動画編集向けのノートパソコン⑤富士通/ FMV LIFEBOOK WA1/F3
もし10万円以下で済ませたいのであれば、富士通のFMV LIFEBOOK WA1/F3がおすすめです。タイピングのしやすさにこだわっており、動画へのテロップ追加もスムーズにできるでしょう。また、テンキーが備わっているため、数字入力のストレスも感じません。
製品名 |
富士通/ FMV LIFEBOOK WA1/F3 |
CPU |
Intel Core i5-10210U |
サイズ |
16インチ |
メモリ |
8GB |
ストレージ |
SSD 256GB |
公式サイト |
3-6.動画編集向けのノートパソコン⑥ASUS ROG Flow X13
最後に紹介するASUSのROG Flow X13は、ラップトップでもタブレットでも利用できるノートパソコンです。さまざまなスタイルで利用できるため、状況に応じてノートパソコンを活用できます。また、13.4インチしかないため、コンパクトなノートパソコンを探している方にも向いています。
製品名 |
ASUS ROG Flow X13 |
CPU |
Ryzen 9 6900HS |
サイズ |
13.4インチ |
メモリ |
32GB |
ストレージ |
SSD 1TB |
公式サイト |
Part 4.ノートパソコンにおすすめの動画編集ソフト3選
動画編集を始めるためには、ノートパソコンだけではなく、ソフトも必要です。
そこで最後の王目では、ノートパソコンにおすすめの動画編集ソフトを3つピックアップして紹介します。
4-1.ノートパソコンにおすすめの動画編集ソフト②Filmora
Filmoraは初心者向けの動画編集ソフトであり、高機能ながら初めての方でも操作しやすくなっています。機能も豊富にそろっており、自動で字幕を作ってくれる機能やスピードランプ機能などが利用できます。
製品名 |
Filmora |
特徴 |
・インターフェースが使いやすい |
価格 |
1年間プラン:6,980円 |
対応OS |
Windows・Mac |
向いている人 |
・初めてでも扱いやすいソフトを探している方 |
4-2.ノートパソコンにおすすめの動画編集ソフト①Adobe Premiere Pro
Adobe Premiere Proは世界中の動画クリエイターが利用している動画編集ソフトであり、聞いたことがある方も多いでしょう。有料ですが、さまざまな目的で活用できます。
製品名 |
Adobe Premiere Pro |
特徴 |
・世界各国の動画クリエイターが利用 |
価格 |
月額2,728円 |
対応OS |
Windows・Mac |
向いている人 |
・本格的な動画編集をしたい方 |
4-3.ノートパソコンにおすすめの動画編集ソフト③DemoCreator
DemoCreatorは動画編集機能と録画機能の双方を兼ね備えたソフトです。そのため、ゲーム実況動画やマニュアル動画などを作りたい場合に活用できます。
製品名 |
DemoCreator |
特徴 |
・高性能な録画機能 |
価格 |
年間スタンダードプラン:2,980円 |
対応OS |
Windows・Mac |
向いている人 |
・画面録画した動画を編集したい方 |
Part 5.じっくり選んで自分に合うノートパソコンを選ぼう
今回は、動画編集向けのノートパソコンの選び方やおすすめのノートパソコンなどを解説しました。動画編集向けのノートパソコンはさまざまなチェックポイントがあり、それらを踏まえて選ぶことで、理想的なものを見つけやすくなります。そのため、これから探そうと考えている方は、この記事を読んだ上で探してみてください。
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