インターネットや技術の発展により、今や言葉の壁は小さなものとなりました。こういった流れの中で、特に目を見張る進化を続けているのが「AI翻訳ツール」です。
世界中の多くの言語に対して、その場で瞬時に翻訳してくれる便利なツールが数々登場しており、その精度やスピードは日々向上しています。
一方で、数多く存在するAI翻訳サービスから、自分が使いやすそうなソフトを選ぶのも大変な作業になりつつあります。それぞれのツールには特徴やメリットがあり、最も自分に合ったサービスがなかなか決められず困っている方も多いでしょう。
そこで本記事では、メリット・デメリットや特徴とともに、AI翻訳機能を搭載したツールを11個紹介していきます。翻訳ツールを選ぶ上で指標となる「選ぶ基準」や、具体的な使用方法についても解説するので、ぜひ最後までご覧ください!
Part1.AI翻訳とは?通常の翻訳サービスと何が違う?
「AI翻訳」とは、昨今大幅に技術的な上昇を見せている人工知能(AI)を活用した翻訳ツール・サービスのことです。
従来の翻訳ツールでは単語毎の意味や単純な文法から翻訳していたのに対して、AI翻訳は文章全体の意味やニュアンスも理解した上で翻訳が可能です。
また、AIに学習させた莫大な情報量がベースとなるため、専門用語の翻訳精度が高い点も特徴です。
加えて、テキストや文章に加えて、動画や音声に対してもAIを使った翻訳ができるサービスも登場しています。
※「Part5」で詳しく紹介
AI翻訳:23カ国語の翻訳に対応
自動字幕起こし:音声を自動文字起こし
AI画像生成機能:指示文からAI画像生成
オーディオ編集機能:音声を細かく編集
Part2.AI翻訳ツール11選!
まずはAI翻訳ができるツールについて、数多くある中から11個のツールを厳選紹介していきます。
ツールのおすすめ理由や、デメリットについても記載しているので、ぜひ参考にしてください!
2-1.DeepL|無料で自然な翻訳
「DeepL」は、ドイツのDeepL社が2017年に開発したAI翻訳ツールです。
2020年に日本語対応して以来、日本国内でも大きな注目を浴び、知名度も非常に高いサービスでしょう。
DeepLは、無料でも使用できる範囲が広く、充分実用的な使い方ができる点が最大の魅力です。
ツール名 | DeepL |
おすすめ理由(メリット) | ・無料でも使用できる範囲が大きい(5000文字) ・自然な翻訳 ・専門用語にも強く誤訳が少ない |
おすすめ機能 | ・AI翻訳 ・音声翻訳 ・ファイル翻訳 |
デメリット | 対応言語が32言語と若干限定的 |
有料プラン(DeepL翻訳+DeepL Write) | ・Starter + Write Pro:2,350円/月 ・Advanced + Write Pro:4,650円/月 ・Ultimate + Write Pro:8,100円/月 |
2-2.Gemini|対話型AI翻訳
「Gemini」はGoogleが開発したマルチモーダル生成AIモデルです。
ChatGPT等と同様に、対話型AIのような使用方法が可能で、翻訳性能としても目を見張るものがあります。
チャットによる会話のように進めながら翻訳していけるので、プロンプト(指示文)の出し方によっては、他のAIでは実現不可能な効率的翻訳が可能になるでしょう。
ツール名 | Gemini |
おすすめ理由(メリット) | ・100以上の言語を翻訳可能 ・方言にも対応 ・マルチモーダルAIで内容についても相談可能 ・文脈を理解できる賢いAI |
おすすめ機能 | ・AIチャット ・AI翻訳 ・画像認識 ・ Google のアプリやサービスにアクセス可能 |
デメリット | AI翻訳特化サービスではない |
有料プラン | Gemini Advanced:2,900円/月 |
2-3.T-4OO|100以上の言語に対応した翻訳
「T-400(ティーフォーオーオー)」は、100以上の言語に対応した翻訳ツールです。
最大精度95%以上と言われる、高い精度と2000以上の分野に対応した専門性の高さが最大の魅力でしょう。
ツール名 | T-4OO |
おすすめ理由(メリット) | ・専門性の高さ(2000分野に対応) ・100言語の翻訳に対応 ・高いセキュリティ性 |
おすすめ機能 | ・PDFや画像も翻訳可能 ・分野選択機能 ・URL入力によるWeb翻訳 |
デメリット | 料金が一括前払い制である |
有料プラン | 要問い合わせ |
2-4.みんなの自動翻訳@KI|ジャンルに対する翻訳も可能
「みんなの自動翻訳@KI」は、「川村インターナショナル」という日本企業が提供する国産AI翻訳ツールです。APIの使用も可能で
・汎用
・特許
・特許審決等
・法令契約
・金融(IR/適時開示)
・金融サービス
・サイエンス
・ニュース
というように、専門性の高いジャンルに対する翻訳も可能である点が最大の特徴です。
ツール名 | みんなの自動翻訳@KI |
おすすめ理由(メリット) | ・金融、特許、法律など専門性の高さ ・高いセキュリティ性によりオンプレミスで利用可能 ・用語集のアップロードが可能 ・1986年創業で高い信頼性の企業 |
おすすめ機能 | ・ファイルをまるごとAI翻訳 ・分野特化のAI翻訳 |
デメリット | 日本語ユーザー使用が前提となっており他国語→他国語翻訳が弱い |
有料プラン | ・商用版:22,000円〜/月 ・個人版:8,250円/月 |
2-5.XMAT|安価でありながら効率的な翻訳
「XMAT」は、1ユーザーあたりの使用料金が比較的安価でありながら、高いセキュリティ性と、複数の検索エンジンが使い放題という利便性を兼ね備えたAI検索サービスです。
複数エンジンによるAI翻訳が同時参照できる為、自分に合った最適な翻訳が“選択”できる点が魅力です。
ツール名 | XMAT |
おすすめ理由(メリット) | ・クラウドサービスでブラウザから使用可能 ・複数の検索エンジンが使い放題 ・複数エンジンのAI翻訳が同時参照可能 ・完全定額制 |
おすすめ機能 | ・AI翻訳 ・自動検出機能 ・自社向けカスタマイズ機能 |
デメリット | ・IPアドレスアクセス制限は有料オプション ・契約期間は一年間 |
有料プラン | 5,500円/月(1ユーザー) |
2-6.Qlingo|自然で流暢な言語翻訳
「Qlingo」は、高い精度のAI翻訳がファイル数無制限で翻訳できるAI翻訳サービスです。
最高水準のセキュリティ性を誇り、情報漏洩の危険性が最小限に抑えられている点や、複数ファイルを一括で翻訳できる点、PDFのレイアウトを維持したまま翻訳できる点など、多くの魅力を持つツールですよ。
ツール名 | Qlingo |
おすすめ理由(メリット) | ・PDFを“レイアウトを維持して“翻訳可能 ・最高水準のセキュリティ ・無制限に翻訳できる ・使用エンジンは「T-400」 ・比較的安価 |
おすすめ機能 | ・一括翻訳機能 ・シンプルエディタ ・用語集・翻訳メモリ |
デメリット | 対応言語が32言語のみ |
有料プラン | ・通常プラン(単月):3,666円/月 ・通常プラン(年間):39,600円/年 ・Proプラン(単月):7,333円/月 ・Proプラン(年間):79,200円/年 |
2-7.shutto翻訳|Webサイトの多言語化
「shutto翻訳」は、Webサイトの多言語化ができる翻訳ツールです。
ポータルサイトや、ブログなど、既に所持しているサイトにshutto翻訳を導入することで、なんと最短3分という短い時間でサイトの多言語化が完了できます。
100以上の言語に翻訳可能で、あらゆるWebサイトに対応しており、非常に汎用性の高いツールであると言えるでしょう。
ツール名 | shutto翻訳 |
おすすめ理由(メリット) | ・サイトの多言語化が可能なサービス ・Google翻訳がベースのAI翻訳 ・直感的な操作感のGUI ・対応言語は100以上 ・あらゆるWEBサイトに対応 |
おすすめ機能 | ・自動翻訳 ・セルフ翻訳 ・プロ翻訳 |
デメリット | 一般的な翻訳ツールとは異なる点に注意 |
有料プラン | ・エントリープラン:6,600円/月 ・ベーシックプラン:33,000円/月 ・ビジネスプラン:66,000円/月 |
2-8.COTOHA Translator|一度翻訳した内容を再翻訳
「COTOHA Translator」は、エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズが提供する、非常に信頼性の高いAI翻訳サービスです。
特徴的なのは「逆翻訳」と呼ばれる機能で、一度翻訳した内容を再翻訳し、日本語で、内容に齟齬や誤訳が起きていないかをリアルタイムで確認できます。
ツール名 | COTOHA Translator |
おすすめ理由(メリット) | ・エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社提供で高い信頼性 ・逆翻訳機能で正確性が高く齟齬が起きづらい翻訳 ・Word、PPT、PDFなども翻訳可能 ・TOEIC960点超レベルの翻訳精度 |
おすすめ機能 | ・翻訳機能 ・逆翻訳機能 ・機械学習による専門用語などへの対応 |
デメリット | ・対応言語が少ない ・価格が高い |
有料プラン | ・10 ID:88,000円/月 ・15 ID:102,000円/月 ・30 ID:192,000円/月 ・100 ID:560,000円/月 |
2-9.MTrans Team|企業向けの翻訳サービス
非常に直感的なUI(ユーザーインターフェース)で、誰でも簡単に高い精度のAI翻訳を使えるサービスが「MTrans Team」です。
あくまで企業向けのサービスですが、初期設定が簡単で、複雑な操作や設定が必要ない点が魅力でしょう。
また、高いセキュリティ性と、定額制度による料金体系も安心材料の一つです。
ツール名 | MTrans Team |
おすすめ理由(メリット) | ・エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社提供で高い信頼性 ・逆翻訳機能で正確性が高く齟齬が起きづらい翻訳 ・Word、PPT、PDFなども翻訳可能 ・TOEIC960点超レベルの翻訳精度 |
おすすめ機能 | ・翻訳機能 ・逆翻訳機能 ・機械学習による専門用語などへの対応 |
デメリット | ・対応言語が少ない ・価格が高い |
有料プラン | ・10 ID:88,000円/月 ・15 ID:102,000円/月 ・30 ID:192,000円/月 ・100 ID:560,000円/月 |
2-10.ヤクラゼン|高いセキュリティ性
「ヤクラゼン」は、ChatGPT、Google翻訳、Microsoft翻訳などの翻訳エンジン使い分けができるAI翻訳サービスです。
企業によっては、セキュリティの観点からGoogle翻訳やDeepLなどの使用を禁じられている場合もあるでしょう。
ヤクラゼンは高いセキュリティ性も魅力ですので、提案すれば企業として導入し、使用が許可されるかもしれません。
ツール名 | ヤクラゼン |
おすすめ理由(メリット) | ・シンプルで使いやすいUI ・翻訳エンジンの使い分けが可能(ChatGPT、Google翻訳、Microsoft翻訳など) ・自動翻訳+ポストエディットが便利 ・翻訳データはアカウント毎の個別管理で安心 |
おすすめ機能 | ・AI自動翻訳 ・ファイルをドラッグ&ドロップでインポート ・フレーズ一致状況の確認 ・フレーズ集/用語集 |
デメリット | ・画像内の文字翻訳には未対応 ・言語の自動翻訳がない |
有料プラン | ・スターター3:9,000円/月(3ユーザーまで) ・スモール:25,500円/月(15ユーザーまで) ・ミディアム:41,100円/月(30ユーザーまで) ・ラージ:94,000円/月(100ユーザーまで) |
2-11.MiraiTranslate
DeepLやGoogle翻訳と似たUIで使いやすいAI翻訳ツールが「MiraiTranslate」です。
実際に「お試しAI翻訳」ページが用意されており、気軽に使って試せる点は、その他多くのツールにない特徴です。
また、セキュリティに関しても、ISO27001、ISO27017のセキュリティ要件に準拠しているとのことで安心です。
ツール名 | MiraiTranslate |
おすすめ理由(メリット) | ・ISO27001、ISO27017のセキュリティ要件に準拠しており高いセキュリティ性 ・DeepLやGoogle翻訳と似たUIで使いやすい ・再翻訳機能が標準搭載 |
おすすめ機能 | ・テキストAI翻訳 ・ファイルAI翻訳 |
デメリット | ・言語の自動認識機能はない ・英文読み上げ機能がない |
有料プラン | ・定型型プラン:80,000円/月 ・従量型プラン:10,000円/月 ・ID・翻訳量無制限プラン:250,000円/月 |
Part3.AI翻訳サービスを導入するメリット・デメリット
本章では、AI翻訳サービスを導入するメリットとデメリットについて紹介します。
それぞれ把握しておく事で、具体的な導入判断や、ツール選びにも役立つはずです!
3-1.AI翻訳のメリット
AI翻訳ツールを導入するおもなメリットは以下の2点です。それぞれ詳しく見ていきましょう!
メリット1.高いコストパフォーマンス
1つ目のメリットは「コスト削減」が図れる点です。
もちろん、前章のツール紹介で見てきた通り、多くのツールは有料で、使用にはコストがかかります。しかし、プロ翻訳者への依頼や、翻訳企業への依頼と比較して、AI翻訳ツールの導入は低コストで済みます。
加えて、メリット2で紹介するとおり、翻訳業務の効率化も期待できるため、その分のリソースが別の作業や急速にさけるでしょう。
そういった意味で、時間当たりのコストパフォーマンスが非常に高い投資であると言えます。
メリット2.業務の効率化
翻訳にかける業務の効率化が2つ目のメリットです。
外部への委託や、自分で単語や文法を調べる場合と比較して、AI翻訳では非常にスピーディな翻訳が可能でしょう。
また、AIによる翻訳精度の高さから、修正やチェックにかかる時間も削減できるため、より効率化が期待できます。
翻訳業務における効率化は概ね以下の様な図式で表現できます。
「精度の高さ×翻訳スピード=翻訳における効率」
いくらスピードが速くても、精度が低ければ手直しやチェックに時間がかかってしまいます。
また、精度が高くても、翻訳そのものに時間がかかってしまっていては、効率化が図れません。
上記の通り、最新のAIを使った精度とスピードの両立が現状最も効率的な翻訳を可能にすると言えるでしょう。
3-2.AI翻訳のデメリット
AI翻訳ツールを導入するおもなデメリットは以下の2点です。それぞれ詳しく見ていきましょう!
デメリット1.ネイティブチェックが必要なケースも
AI翻訳には「ネイティブチェックが必要なケース」も存在します。
翻訳の精度が非常に上がっていることは間違いありませんが「完全にAI任せで完成!」とすることは現状不可能です。
というのも、デメリット2で紹介する「専門用語」「業界用語」に弱い点に加えて、AIは「文化的背景」や「細やかなニュアンス」「スラング」などの理解が浅い点が挙げられます。
そのため、特に公に出す公的文書や企業としての翻訳においては、現状プロの翻訳者や翻訳企業に軍配があがり、AI翻訳ツールを活用する場合でもネイティブチェックが必要になるケースと言えるでしょう。
デメリット2.専門用語・業界用語に弱い
AI翻訳ツールは専門用語や業界用語に弱い点もデメリットです。
と言っても、従来の翻訳ツールと比較すると、その語彙力や認識の幅は大きく広がっており、このデメリットについては今後完全に解消される日も遠くないでしょう。
現状では、一般的な単語、用語と比較すると誤用や理解できない場合が多いため、専門性の高い文章や論文の翻訳は、その業界に知見のあるプロ翻訳者に劣ると言わざるを得ません。
AI翻訳:23カ国語の翻訳に対応
自動字幕起こし:音声を自動文字起こし
AI画像生成機能:指示文からAI画像生成
オーディオ編集機能:音声を細かく編集
Part4.AI翻訳サービスを選ぶ基準
これまでAI翻訳ツールについて11種類紹介しました。しかし「どのツールも良く見えてしまい、なかなか選べない!」という方も多いでしょう。
そこで、本章ではAI翻訳サービスを選ぶ上で重視したい“基準”について、多くの方にあてはまる3つを紹介します。
4-1.翻訳の精度
「AI翻訳の精度」はAI翻訳ツールを選ぶ上で欠かせない重要な基準です。
AI翻訳サービスを選ぶ際に「精度はまぁそこそこでいいや。」と考える方は少ないでしょう。
翻訳精度は使用されている「AI」「エンジン」によって決定します。
そのため、各ツールがどのような技術と学習データに基づいてAI翻訳を実現しているかという点に、注目してください。
また、無料で試用できる場合は、同じ文を入力した上で、どのツールが最も正しいニュアンスで翻訳できるか“複数回”試してみると良いでしょう。
また、ツールの中には、専門用語などを追加できる「辞書機能」が優れたものもあります。
こういったツールを活用することで、使えば使うほど高い精度の翻訳ができるはずです。
4-2.使用料金
使用料金も多くの方が気になる選択基準でしょう。
AI翻訳ツールは「DeepL」のように、無料でも充分使用できるものから、toBの高価格なものまで多種多様です。
高ければ良い、あるいは機能が多ければ良いという話ではなく、あくまであなたが必要としている機能や性能を持っている中で、どんな価格なのかに注目するのが良いでしょう。
余計な機能や使わない機能があっても、意味がありません。
4-3.セキュリティ
多くの方が軽視してしまいがちな要素として「セキュリティ」が挙げられます。
翻訳したデータや、登録した辞書の情報が漏洩してしまった場合、重大なトラブルを招く可能性があります。
そのため、翻訳ツールのセキュリティにも気を遣う必要があるでしょう。
もっとも個人の場合、そこまで気にする必要はありませんが、企業や公的機関がAI翻訳ツールを使用する場合は、重視すべき指標となります。
Part5.動画AI翻訳の方法
これまでテキストに対してのAI翻訳を解説してきました。
しかし中には「動画がAI翻訳したい!」と考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで本章では、動画AI翻訳が可能で、翻訳ナレーションや翻訳字幕も自動生成できる最新動画編集ソフト「Filmora」についても触れておきます。
5-1.Filmoraとは?
「Filmora」は世界150カ国以上で事業展開する世界的クリエイティブソフトメーカー「Wondershare社」が開発・公開している、業界のリーディング動画編集ソフトです。
1億人以上のユーザーを世界中に抱える人気ソフトで、多くの最先端AI機能と、シンプルかつ直感的な操作感が両立しています。
非常に豊富な機能が魅力のFilmoraですが、その一部として搭載されているのが「AI翻訳機能」です。
※魅力と実際の使用方法は「5-2」で紹介
また、動画編集ソフトとしても、従来のソフトとは一線を画しており、高度な機能が簡単な操作で使用できるため、非常に効率的な動画編集や様々な処理が、初心者の方やPC操作が苦手な方でも手軽に扱える点が最大の魅力です。
ツール名 | Filmora |
おすすめ理由(メリット) | ・豊富なAI機能 ・誰でも扱える直感的な操作感&UI ・全ての機能を期間無制限で試せる無料版 ・1,000万点以上の豊富な素材/エフェクト/テンプレート ・マルチプラットフォーム対応でPC/スマホ/タブレット/ブラウザから使用可能 |
おすすめ機能 | ・AI翻訳機能 ・AI Copilot機能 ・AI生成機能(画像・動画・音楽) ・AIコピーライティング など多数 |
デメリット | 無料版ではウォーターマークが追加されてしまう |
どんな方におすすめ? | ・最新AI機能を使ってみたい方 ・動画編集に興味がある方 ・海外に動画発信したいと考えている方 ・動画を手軽に翻訳して勉強したい方 など |
5-2.FilmoraAI動画翻訳の方法
FilmoraのAI翻訳機能を実際に使用する方法を見ていきましょう!
AI翻訳機能は、単に動画内の音声を翻訳するに留まらず、翻訳した内容を「字幕テロップ」「ナレーション」として自動生成してくれる便利な機能です。
AI動画翻訳機能は無料版Filmoraでも実際に使って試すことが可能です。
ぜひ、Filmoraを無料インストールした上で、一緒に手を動かしながら読み進めてくださいね!
具体的なクレジット消費数に関しては翻訳する文字数や分数によって変動するため、詳細はFilmoraAIクレジットのページを参照ください。
ステップ 1素材のインポート
Filmoraを起動し、まずは翻訳したい動画をインポートしてきましょう。[新しいプロジェクト]を選択。
AI翻訳したい動画をマウス操作(ドラッグ&ドロップ)で、タイムラインに追加します。
ステップ 2AI翻訳
タイムライン上の動画を選択した状態で、ツールバーから[AI翻訳]を選択しましょう。
AI翻訳機能が立ち上がるので、「翻訳対象」から[音声とテキストを翻訳]を選択。
「ソース言語(動画内の言語)」と「ターゲット言語(翻訳後の言語)」をそれぞれ選んだら「自動一致」にチェックして、[生成]をクリックしましょう。
すると、自動でAI翻訳及び、字幕、ナレーションの生成が進行します!
ステップ 3字幕の調整
たった1分弱で、動画全編に対する字幕とナレーションが生成できました!
このままでも構いませんが、より見やすく字幕を調整しましょう!
Filmoraで生成した字幕は以下の手順で簡単に“一括”編集・装飾が可能です。
生成された字幕クリップを選択して「字幕ファイルの編集」を起動します。
用意された多彩なメニューから位置やフォント、大きさ、装飾などを設定してきましょう!
一つの字幕が装飾できたら、[全てに適用]をクリックすれば、全ての字幕に共通して設定が可能です。
更に、翻訳字幕の精度については90%を越える高精度な物になりますが、念のため目を通し、修正がある場合もこの画面から直していきます。
ほとんど自動で、動画に翻訳字幕とナレーションが追加できました!
Part6.AI翻訳のよくある質問
最後にAI翻訳に関するよくある質問を見ていきましょう!
多くの方がAI翻訳を検討したり、使っていったりする中で気になりがちな疑問をまとめているので、目を通しておくと良いでしょう!
質問1AI翻訳ツールとは?
AI翻訳ツールは、AI(人工知能)を活用した、翻訳ツールです。
詳細は、本記事「Part1」をご覧ください。
質問2AI翻訳ツールのメリット・デメリットは?
AI翻訳ツールを使用する上で、代表的なメリット及びデメリットは以下の通りです。
従来の翻訳ツールよりも「高精度」に、プロ翻訳家や翻訳企業に外注するより「スピーディ」に言語を翻訳できる点が最大のメリットでしょう。
また、それに伴い高いコストパフォーマンスを発揮し、大幅な業務効率化が期待できます。
ただし、専門用語や細かいニュアンス、スラング、文化的背景などに関する理解がまだ完璧とは言えません。そのため、ネイティブチェックが必要なケースがある点がデメリットです。
質問3無料のAI翻訳ツールはありますか?
無料のAI翻訳ツールは様々存在します。ただし、無料でも使用できるものの、本格的な使用は有料版を前提としているケースもあるため、プランと無料の条件には留意してください。
本記事で紹介した高精度なツールの中では
・Filmora
・DeepL
・Gemini
などは、無料でも充分AI翻訳ツールとして使用可能でしょう。
まとめ:AI翻訳サービスを使ってグローバル展開を加速しよう!
本記事では、おすすめのAI翻訳サービスについて、合計11個紹介してきました。どれも素晴らしいツールですが、目的や意図によって、最適解となるツールは異なるため、ぜひ本記事のPart3やPart4の内容を参考に、あなたに合ったツールを見つけてください。
また、最後に紹介した「Filmora」は、動画に対しても自動音声認識及び文字起こしによるAI翻訳が可能で、自動で翻訳後のテロップとナレーションも生成してくれる優れたツールです。
ぜひ、無料版をインストールして、あなたやあなたの企業のグローバル展開を加速させる「キー」にしてくださいね!
役に立ちましたか?コメントしましょう!