Envato Elementsはテンプレート、音楽、グラフィック素材を幅広く探せる定番サービスですが、素材の質にばらつきがあることや、ライセンスの分かりにくさを理由に、より柔軟なEnvato Elementsの代替サービスを探すクリエイターも増えています。無料で試せる候補を探している人にも、商用案件向けに高品質な有料ストックサービスを探している人にも向けて、本記事では2026年時点で注目したい10の選択肢を紹介します。AI生成ツールや、素材活用まで一体化した編集ソフトとしてのWondershare Filmoraもあわせて比較します。

第1部:主要なEnvato Elements代替サービス比較一覧
クリエイティブ素材を扱うサービスは、今ではEnvatoだけではありません。ストック素材の量、ライセンスの使いやすさ、AI機能の有無、編集フローとの相性まで含めて見ると、用途によっては別サービスの方が使いやすいケースもあります。
| サービス名 | 料金 | ライブラリ規模 | 向いている用途 | AI機能 |
| Filmora | 月額9.99ドル~(または年額49.99ドル~) | 230万点以上のクリエイティブ素材 | 編集ソフト内で素材を完結させたいクリエイター | (AIクリエイティブ機能+素材センター) |
| Motion Array | 月額24.99ドル(全ライブラリ利用) | テンプレート、映像、音源などを含む総合型 | テンプレートとプラグインを重視する動画編集者 | 限定的(AIボイスオーバー) |
| Storyblocks | 月額21ドル~ | 600万点以上 | 動画・音声・テンプレートを無制限で使いたい人 | 限定的(プランやツールに依存) |
| Artlist | 月額9.99~39.99ドル | 厳選型(音楽/効果音/映像/テンプレート) | シネマティックな音源や高品質映像素材を求める人 | (クレジット制のAI画像・動画・ボイスオーバー) |
| Adobe Stock | 月額29.99~129.99ドル | 大規模なマルチジャンル素材ライブラリ | Adobe Creative Cloudを中心に作業する人 | (AI検索・タグ付け・CC連携) |
| Pixabay | 無料 | 590万点以上の画像・動画・音楽 | 幅広い無料ストック素材を探したい人 | なし |
| Mixkit | 無料 | 厳選された無料動画、音楽、テンプレート | 短時間で無料素材を使いたい人 | なし |
| Unsplash | 無料(プレミアム素材は月額10ドル) | 600万点の画像 | 高解像度写真を重視する人 | なし |
| Midjourney | 月額10ドル~(Basic) | 生成型(固定ライブラリではない) | オリジナルのグラフィックやコンセプトアート制作 | (AI画像生成+プラン別機能) |
| DALL·E 3 | 月額25ドル、または画像1枚あたり0.04~0.12ドル | 生成型(固定ライブラリではない) | マーケティングやデザイン向けの画像制作 | (AI画像生成・従量制) |
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このあと、各候補をより詳しく見ていきます。比較しやすいように、以下の3カテゴリに分けて整理しました。
- 商用案件や本格制作に向く有料のEnvato Elements代替サービス
- コストを抑えたい人向けの無料代替サービス
- 必要な素材をその場で生成できるAI型ツール
第2部:有料で使えるおすすめEnvato Elements代替サービス
Envato Elements自体も有料サービスですが、プロ用途では「素材の品質」「商用ライセンスの安心感」「制作ツールとの連携しやすさ」を重視したい場面が多くあります。そうした観点で見ると、用途特化型の有料サービスがより使いやすいケースも少なくありません。
1. Motion Array:動画編集者向けのオールインワン型
動画制作寄りのEnvato代替サービスを探しているなら、Motion Arrayは有力候補です。ストック映像、モーショングラフィックス、テンプレート、音楽、効果音を幅広く扱っており、特にAdobe Premiere Proとの連携の良さが魅力です。専用パネルからタイムラインへドラッグ&ドロップしやすく、DaVinci ResolveやFinal Cut Pro向け素材も見つけやすい構成になっています。

サブスクリプション期間中は、商用利用可能なロイヤリティフリーライセンスで無制限にダウンロードできます。
全ライブラリを使うには、「Everything」プラン(月額24.99ドル)への加入が必要です。
2. Storyblocks:高品質な4K素材を無制限で使いやすい
Storyblocksは、HD・4Kストック映像に強い動画特化型サービスです。100万点以上の動画に加え、画像、モーショングラフィックス用テンプレート、10万点以上の音源も用意されています。デザインデータよりも、まず動画素材をしっかり確保したい人に向いています。

世界中で商用・個人利用に使えるロイヤリティフリーライセンスです。契約中は無制限ダウンロードに対応し、解約後も完成済みプロジェクトでは利用を継続できます。
- Essentialsプラン(写真・動画): 年額252ドル または 月額42ドル
- 無制限オールアクセスプラン(写真・動画・音楽): 年額360ドル または 月額65ドル
3. Artlist:シネマティックな音源・映像素材に強い
Artlistでは、映画的な雰囲気の音楽や高品質な映像素材を求める人に人気があります。4K/8K映像、効果音、LUT、テンプレートなどを厳選して提供しており、全体的にプロダクション寄りのトーンでそろっているのが特徴です。

ユニバーサルライセンスに対応しており、契約期間中に制作したプロジェクトは契約終了後も利用可能です。商用利用にも対応し、上位プランではクライアント案件や広告用途もカバーできます。
- Music & SFXプラン: 月額約9.99ドル~
- Footage & Templatesプラン: 月額約31.99ドル
- Artlist Maxプラン(全素材+AIツール): 月額約39.99ドル
4. Adobe Stock:Creative Cloud連携を重視する人向け
Adobe Stockは、PhotoshopやPremiere Proなど、Adobe Creative Cloudと深く連携できる高機能ストックサービスです。画像、動画、テンプレート、3D素材まで幅広くそろい、全体の品質も高めです。料金はやや高めですが、Adobe製品を中心に制作している人にとっては作業効率の良さが大きなメリットになります。

基本はロイヤリティフリーかつ継続利用可能です。通常ライセンスで大半の商用利用に対応し、印刷部数や再販条件が必要な場合は強化ライセンス/拡張ライセンスを選べます。ロゴの独占所有用途には向きません。
- 月10クレジット:月額29.99ドル
- Unlimited プラン:月額129.99ドル
第3部:無料で使える高品質なEnvato Elements代替サービス
サブスクリプションに縛られず、まずは無料で使える代替サービスを探したい人も多いはずです。テンプレートやプラグインの充実度では有料サービスに及ばないこともありますが、日常的な制作なら十分使える無料素材サイトもあります。
5. Pixabay:無料ストック素材の定番
Pixabayは、無料で使えるEnvato代替候補として定番のひとつです。写真、イラスト、ベクター、動画、音楽、効果音まで400万点以上を提供しており、テンプレート中心ではなく、汎用的なストック素材を広く探したいときに向いています。

Pixabay独自の比較的ゆるやかなライセンスで、商用・個人利用ともに可能です。クレジット表記は必須ではなく、改変もできます。ただし、未編集のまま再販売することや所有権を主張することはできません。画像によってはモデルリリースや商標面の確認が必要になる場合があります。
完全無料です。任意のクリエイター支援はありますが、基本利用に費用はかかりません。検索結果にスポンサー付き有料画像が混ざる場合がある点には注意してください。
6. Mixkit:テンプレートや音楽をすばやく使いたい人向け
Mixkitは、動画クリエイター向けに無料素材をすばやく探せる軽量なサービスです。4K/HDのストック映像、音楽、効果音、動画テンプレートなどを無料で利用でき、登録不要・ウォーターマークなしで使える手軽さが魅力です。

Mixkitの無料ライセンスの範囲で利用でき、商用利用も可能です。ただし、素材ファイル自体を再配布することは認められていません。
完全無料で、ダウンロード回数の制限もありません。
7. Unsplash:高解像度写真に特化
Unsplashは、高解像度写真に強い無料プラットフォームです。Getty Images傘下で、世界中のフォトグラファーによる500万点以上の写真がそろっています。総合型ストックサービスとは異なり、写真表現のクオリティを重視したい人に向いています。

Unsplashのライセンスにより、商用・個人利用ともに無料で使えます。クレジット表記は必須ではなく、編集や再配布も一定範囲で可能です。ただし、無加工再販や競合サービス化は認められていません。Unsplash+では、より手厚い利用条件も提供されています。
通常ライブラリは無料で、基本的な制作用途なら十分対応できます。一方で、プレミアム素材向けの有料オプションも用意されています。
第4部:注目が高まるAI生成型アセットツール
AIツールが一般化して以降、Redditでも「Envato Elementsの代替」として、素材を探すより自分で生成する流れが強まっています。その背景には、次のような理由があります。
- コストを抑えやすい: 無料プランや低価格プランから始められるAIツールが多い
- 欲しい見た目を作りやすい: 汎用素材を探すより、プロンプトで目的に近いビジュアルを生成しやすい
- 制作フローをまとめやすい: 画像生成、編集、動画化までを一つの流れで処理できるツールが増えている
こうした使い方が自分に合いそうなら、以下のようなツールも検討価値があります。
8. Midjourney:グラフィック制作向け
Midjourneyは、既製ストック素材を探す代わりに、テキストから独自のグラフィックを生成できるAIツールです。高精細でアーティスティックな画像生成が得意で、コンセプトアート、広告ビジュアル、Web用イメージなどに向いています。ストックライブラリと違って一点ものを作りやすい反面、思い通りの結果を出すにはプロンプト設計のスキルが必要です。

有料プランの利用者は生成画像を利用でき、商用利用も可能です。ただし、年間売上100万ドルを超える企業ではProプランまたはMegaプランが必要です。非公開生成の「Stealth Mode」は上位プラン限定です。
月額10ドルから利用可能で、上位プランではGPU利用時間や非公開生成などの条件が拡張されます。
9. DALL·E 3:画像生成を柔軟に進めたい人向け
DALL·E 3はOpenAIが提供する画像生成AIで、テキストからロゴ、イラスト、販促用ビジュアルなどを柔軟に作れます。ストック素材を検索する代わりに、その場で必要な見た目を生成できるのが強みです。出力形式はベクターではなくPNG/JPEGなどのラスター画像が中心で、対話形式の編集やインペイントにも対応しています。

生成画像の利用権はユーザー側にありますが、最終的には各プラットフォームの利用規約に従います。商用利用は可能な一方、一部地域では商標権や著作権の保護対象にならない可能性もあります。また、スタイルや著名人など一定の生成制限があります。
無料枠のほか、有料版ChatGPTプラン(月額約25ドル)でも利用できます。
10. Wondershare Filmora:編集と素材活用を1本化できる内蔵型ソリューション
Wondershare FilmoraがユニークなEnvato代替サービスと言えるのは、編集ソフトとクリエイティブ素材ライブラリの間を埋めてくれるからです。素材を別サイトで探してダウンロードしてから読み込むのではなく、290万点以上の素材をタイムライン上で直接活用できます。サイトを行き来せずに済むため、時間もサブスク管理の手間も減らしやすく、動画編集者にとって実用性の高い選択肢です。
さらにFilmoraでは、同じ制作フローの中でAI 画像・イラスト生成、AI 動画生成、画像から動画生成も活用できます。素材生成から編集、仕上げまで一つのソフト内で進められるので、複数ツールを切り替える手間を抑えたい人に向いています。
VIPユーザー向けには、商用・個人利用の両方に使えるロイヤリティフリー素材が用意されています。一部素材は無料利用にも対応していますが、利用条件や範囲は素材ごとに異なります。
料金プランとライセンス体系が用意されており、AI画像やAI動画の生成には別途AIクレジットが必要です。
第5部:Redditで話題のEnvato Elements代替候補
r/editors や r/videography などのRedditコミュニティでは、Envato Elementsは「コスパのよい総合型サービス」として今でも評価されています。一方で、検索のしづらさ、素材品質のばらつき、ライセンスの分かりにくさを不満点として挙げる人も多く、それが代替サービスを探す動きにつながっています。
Redditユーザーがよく挙げるサービス
- Motion Array: Premiere Pro利用者との相性がよく、動画テンプレートも探しやすい
- Storyblocks: 最適化された4K映像素材を重視する人に人気
- Artlist: シネマティックな音楽や映像表現を求める人から評価が高い
- Filmora: ストック素材とAI機能を編集ソフト内でまとめて使える点が支持されている
無料枠を重視する人の間では、Mixkit、Pexels、PixabayなどもEnvato Elementsの代替候補としてよく名前が挙がります。
第6部:自分の制作フローに合う代替サービスの選び方
どのEnvato代替サービスが合うかは、必要な素材の種類、商用利用の条件、そして予算感によって変わります。
1. 必要な素材タイプで選ぶ
まずは、自分が最もよく使う素材を整理しましょう。たとえばUnsplashは高品質な写真に強く、Storyblocksは動画素材やモーショングラフィックス寄りです。どのサービスも得意領域が異なるため、利用頻度の高い素材から逆算して選ぶと失敗しにくくなります。
素材探しから編集まで一つの環境で完結させたいなら、内蔵ストック素材、AI生成機能、編集機能をまとめて使えるFilmoraのようなオールインワン型も有力です。
2. 商用利用か個人利用かを確認する
有料サービスは商用利用を前提に整備されていることが多く、クライアント案件、ブランディング、収益化コンテンツでも使いやすい傾向があります。一方、無料サービスでも個人制作なら十分なことがありますが、商用利用する場合は利用条件を必ず事前に確認してください。
3. 料金体系と予算のバランスを見る
素材をどのくらいの頻度でダウンロードするかも重要です。利用頻度が低いなら無料サービスの方が合理的ですが、選択肢はどうしても限られます。ライブラリの規模、品質、機能の広さを重視するなら、やはり有料サービスが有利です。
毎月の大量ダウンロードが不要なら、必要なときだけ生成できるAIツールも現実的な選択肢です。クレジット制を採用するサービスなら、固定サブスクに縛られず柔軟に運用できます。
まとめ
Envato Elementsは今でも便利なサービスですが、もはや唯一の選択肢ではありません。動画中心の制作にはMotion ArrayやStoryblocks、音と映像の質を重視するならArtlist、予算重視ならPixabayやMixkit、オリジナル素材を作りたいならMidjourneyやDALL·E 3といったように、用途ごとにより合った選択肢があります。
中でも大きな変化は「統合性」です。複数のサブスクリプションやサイトをまたぐのではなく、Filmoraのように編集、AI生成、ストック素材を一つの環境でまとめて扱えるサービスは、スピード重視のクリエイターにとって特に実用的です。制作フロー全体で見れば、Envato Elements以上に扱いやすい代替手段になる可能性があります。
よくある質問
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Envato Elementsの完全無料版のような代替サービスはありますか?
Envato Elementsとまったく同等の内容を、完全無料でまとめて使える単一サービスはほとんどありません。ただし、Pixabay、Pexels、Mixkit、Unsplashのような無料サービスを組み合わせれば、透かしなしで使える画像や動画素材は十分そろいます。商用利用にも対応しているケースは多いですが、プレミアムテンプレートやプラグイン、総合的なデザインエコシステムまではカバーしにくい点に注意が必要です。
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Envato ElementsとMotion Arrayはどちらがおすすめですか?
幅広い素材ジャンルをまとめて使いたいならEnvato Elements、動画編集寄りのテンプレートやPremiere Pro連携を重視するならMotion Arrayが向いています。Motion Arrayは動画制作フローに特化しているぶん、動画編集者にとっては使いやすく感じやすいです。
素材ジャンルの広さを優先するならEnvato Elements、動画ワークフローへの最適化を優先するならMotion Arrayという見方が分かりやすいでしょう。
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WordPress用途でEnvato Elementsの代替になるサービスはありますか?
WordPressテーマやテンプレートそのものまで完全に置き換えるサービスは限られますが、サイト用ビジュアル素材を補う目的ならUnsplashやPixabayは使いやすい候補です。
また、WordPress向けに独自の動画コンテンツを増やしたい場合は、Filmoraの内蔵ストック素材やAI機能を活用することで、外部ストックサービスへの依存を減らしながらオリジナル素材を作りやすくなります。
