最近急激に耳にする機会が多くなった流行語といえば「エモい」ではないです。
「エモい写真を撮りたい」
「エモい写真で人気を集めたい」
と考えている方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、エモい写真を撮るコツや、既存の写真を「エモく」するための編集方法について解説します。
1.「エモい写真」とは?
エモい写真を撮ったり編集したりするためには、エモいを理解し定義づける必要があります。
そこでまずは、エモい写真とはなにかについて解説します。
1.1.そもそもエモいとは
「エモい」とは最近若者を中心に流行している俗語です。
「Emotional」を語源としており、感傷的あるいは情緒的な感情の動きを指して使います。
また、1980年代にアメリカで流行したロックジャンルの一つでセンチメンタルな音楽性が特徴の「Emo」もエモいの語源という説があります。
「ノスタルジック」「哀愁感」「趣がある」など類語は様々ですが、これらが形容詞であるのに対して「エモい」はより広義かつ主観的で、かしこまり過ぎておらず、様々なシーンで使用しやすいという特徴を持ちます。
1.2.エモい写真とは
エモい写真とは、見た人が感傷的あるいは情緒的な気持ちになってしまうような写真のことです。
非常に漠然としており分かりづらいですが、一方で写真を見て感情を大きく動かされたり、なんとも言い表せない気持ちになったことがあるという方も多いのではないでしょうか?
また、狙ってそんな写真が撮れるの?と不安に思われた方もいらっしゃるかもしれません。
ご安心ください。
実は多くの人がエモいと感じる写真には、ほとんどの場合いくつかの共通点があります。
2.「エモい写真」を撮る5つのコツ
見た人の多くがエモいと感じるような写真には大きく4つの共通点があります。
・フィルム写真感がある
・写真から読み解けるストーリー性
・光を捉えている
・日常・非日常を意識する
これらを意識しつつ、更にいくつかのコツを加えることで誰でも簡単にエモい写真が撮影できるはずです。
ここで一つずつ詳しく見ていきましょう。
コツ①フィルム写真感を出す
フィルム写真感のある独特な色合いや粗さ、フラッシュの白光り感はエモい写真によく見られる演出方法です。
極論ですが、実際にフィルム写真(写ルンですなどの使い捨てカメラ)で撮影すれば、自ずと今っぽくないテイストの、エモい写真が撮れる確率が上がるでしょう。
ただし、SNSなどにアップするには、現像した後にその写真をスキャンする面倒な工程が発生します。
また、一般的な使い捨てフィルムカメラは、1m以上離れないと被写体にピントが合わず、ボケてしまいます。
それはそれで”エモい”のですが、意図しないピンぼけは避けたいものですし、実際にしっかり撮れたか、はたまたボケたのかは現像するまで確認できません。
後ほど紹介する編集方法でも、撮影したデータである写真をフィルム写真かのように編集できるため、そちらのほうが手軽ではあるでしょう。
コツ②ストーリー性を漂わせる
エモいの語源であるエモーショナルは感傷的あるいは情緒的な感情の動きを意味します。
被写体の一瞬の感情をいかに写真に演出できるか、また見た人にどのようなストーリー性を想像させられるか、がエモさに直結します。
ストーリー性をより出すためのテクニックとして
①複数の写真を通して多角的に1つの具体的なストーリーを見せる
②仕掛けは用意しつつ答えを全て写さず、見た人に想像させることを意識する
③寄りすぎず俯瞰で全体像を切り取る
以上の3つが代表的です。
②に関しては難易度が高く、気になるポイントや目を引く仕掛けがなければ、そもそも見た人の想像には繋がらない点に注意が必要です。
コツ③光を捉える
例えば木漏れ日など何気ない光を捉えることもエモさを演出するには便利です。
普段何気なく景色の一部として流してしまっている光でも、主役として切り取ることで驚くほど美しくエモい写真に仕上がる場合があります。
エモい写真を撮影するためのテクニックの一つとして引き出しに加えて見てください。
また、その他の要素やコツと組み合わせれば効果は絶大です。
そもそも目に見えているものや写真に映るものは全て光の反射です。
写真をエモく撮るためには光の機微に敏感になることが欠かせないでしょう。
コツ④あえてぼかす
写真の一部・全部をあえてぼかすでエモさを演出できる場合も多々あります。
これは、フィルム写真感とも共通する要素ですが、テクニック次第で意図的に一部ボケを出すことも可能です。
例えば、レンズの前にガラスやビニールなどを物理的に挟むのも有効でしょう。
「光を捉える」コツとの組み合わせでより儚くエモい写真に演出できます。
あまりにボケていると、もはや何の写真かわからなくなってしまうので、程よいボケを意識してくださいね。
コツ⑤日常・非日常を意識する
何気ない日常を捉えた写真なのか、それとも旅行など非日常を捉えた写真なのかを意識することで、最適な写真の構図や使用するテクニックが選択しやすくなるはずです。
日常・非日常どちらも切り取り方次第でエモくなります。
なんとなくでテクニックを乱用するのではなく、まず初めに大きくシチュエーションをジャンル分けし、意識するだけでもトンチンカンな演出をしないで済む可能性は大きく上がるはずですよ。
3.既存の写真や動画も「エモく」編集できる
これから撮影する写真や動画は、工夫しだいでエモく撮影できますが、既に撮影し終わったものに関してはそうはいきません。
しかし、Filmoraという画像・動画編集ソフトを活用すれば誰でも驚くほど簡単に既存写真や動画をエモく編集することが可能です。
また、何度でも元データさえあれば満足できるまで何度でも修正ができるため、”失敗”が無い点も大きなメリットになるはずです。
3-1.Filmoraとは
Filmoraは世界的にも愛好者の多いWondershare社が誇る高度画像・動画編集ソフトです。
主な特徴としては以下の3点です。
- 初心者におすすめ
- 無料で多くの機能が使える
- 高い機能性
初心者におすすめ
・300を越える豊富な搭載動画エフェクト
・直感的でシンプルな操作性
・ソフトから直接1,000万以上のロイヤリティフリー素材にアクセス・使用できるストックサービス
Filmoraは画像・動画編集初心者の方にも非常におすすめのソフトです。
直感的でシンプルな操作感を持ち、誰でも感覚的にハイクオリティな画像・動画作成が可能です。
また、豊富なエフェクトや素材を組み合わせるだけで動画がどんどんブラッシュアップできるため、時間効率もよく、プロが制作したような動画に仕上がります。
例えばプラモデルを組み上げるかのような感覚で、どんどん動画を作っていける感覚は使っていて楽しく、つい夢中になってしまいます。
無料で全ての機能が使える
Filmoraには無料版と有料版が用意されており、有料版で使用できる機能は全て(プラグイン除外)無料版でも無制限に使用できます。
無料版の唯一の欠点としては、実際に動画を書き出す段階で成果物にロゴマークが出力してしまうことです。
逆に言えば、ロゴマークを容認すれば無料版でもなんら障害なく使用でき、有料版を購入する場合でも存分に機能を試し、満足した上で購入できるでしょう。
また、有料版も高度動画編集ソフト内では破格に安価で、買い切り版も用意されているためコストパフォーマンスも抜群です。
高い機能性
Filmoraは初心者向けと書きましたが、正確には「初心者〜向け」つまり、全ての画像・動画編集者が満足できるほど高い機能性をもった動画編集ソフトです。
例えば、動画内音声を自動で字幕化してくれる「自動字幕起こし機能」や、直感的にアニメーションが作成できる「キーフレーム機能」グリーンバック素材以外の動画背景も切り抜きできる「AIポートレート機能」など挙げだすときりがないほど最新鋭の機能が盛りだくさんです。
3-2.Filmoraを使って写真を「エモく」編集する方法
ここで、実際になんでもない写真をエモく編集する方法をご紹介します。
例として上の羊の写真を、フィルム写真感を重視して
こんな感じに仕上げてみましょう。
Step1.インポート
Filmoraを立ち上げ「新しいプロジェクトを作成」し、使用したい写真をインポートします。
インポートはソフト内に直接ドラッグ&ドロップしましょう。
インポートした画像はタイムラインにドラッグして追加します。
Step2.フィルターを追加
画像の上に雰囲気の出るフィルターを追加します。
今回はフィルム写真感を出すため、「エフェクト」タブ内「フィルター>フェイクフィルム」から「ビンテージ」と「マリーナ」を追加します。
また、更にエモくするため、「エフェクト」タブ内「オーバーレイ>レンズフレア」から「レンズフレア1」を追加します。
Step3.フィルター調整
追加したフィルターの不透明度を調整していきます。
タイムライン上の写真をダブルクリックし、「エフェクト」から「ビンテージ」と「マリーナ」の「不透明度」目盛りを調整しましょう。
また、レンズフレアは画像の秒数によって動きがあります。
再生ヘッドを動かして最もエモいと感じるタイミングに移動しましょう。
Step4.スナップショット
このまま「エクスポート」から書き出すと動画形式もしくはGIFファイルとして書き出しになります。
そこでスナップショット機能を使用しましょう。
画面右にあるカメラマークのスナップショットをクリック。
画像形式と保存先を指定して「OK」をクリック。
これで画像として再生ヘッド時点のプレビュー画面が書き出せました。
エモい写真編集に最適なフィルターやオーバーレイなどのエフェクトが他にも300以上初期搭載されているため、プレビューしながら自分の最もエモいと感じる写真編集を是非試してみてください。
3-3.スライドショーなら更に「エモく」なる!
エモい写真を撮るコツの一つに「ストーリー性を漂わせる」というポイントがありました。
ストーリー性は1枚の写真で演出するのは至難の技ですが、Filmoraを使って画像を組み合わせたスライドショーを作成すれば、誰でも簡単にストーリー性が演出できます。
スライドショーは写真にエフェクトやBGM・トランジションなどを組み合わせることで、驚くほど簡単に作成できます。
スライドショーの作り方について詳しく知りたい方は下記の記事も是非併せてご覧ください。
【参考記事】
「スライドショーの作り方:簡単にBGM付き写真スライドショーを作成」
まとめ:編集でエモい写真は作れる!
この記事では「エモい写真」の撮り方や編集方法について解説しました。
撮り方のコツについては5つ紹介しましたが、これらはあくまで「多くのエモい写真はこのような共通項を持ちがち」という一般論です。
組み合わせたり、新しい要素を工夫したりして追加すればよりオリジナリティの高い「エモい写真」が生み出せるはずですよ!
また、写真を見る人にとって撮影された時点でエモかったのか、編集でエモくなったのかは関係ありません。
重要なのはあくまで、その写真を見た瞬間に感情が動いたか否かです。
エモい写真のコツを抑えた上で、何度でもやり直しが効き、満足いくまで編集できる「Filmora」を使って写真を編集するのが、エモい写真を大量に生み出すためにおすすめの方法でしょう。
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