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ChatGPT(GPT-4)とは?動画の台本作成をもっと効率的に!
ChatGPTが搭載されている動画編集ソフトFilmora!
  • ①ChatGPTによりAIコピーライティング
  • ②AIによりテキストから自動画像生成
  • ③自動字幕起こし

ChatGPT(GPT-4)とは?動画の台本作成をもっと効率的に!ChatGPTサインインなしでも使えるソフトもご紹介

fukuda
fukuda リリース日: Apr 10, 23, 更新日: Oct 30, 23

最近、まるでロボットと会話しているかのように、こちらの質問に回答してくれるサービスが増えてきました。スマホに話しかけると答えてくれるなどもその例です。質問に答えるだけでなく、アイディアをくれたり、プログラミング言語の書き方を教えてくれたりします。なぜこんなことができるのでしょうか。

今日は初心者の方向けに最近話題となっているChatGPTのの解説を行います。また、ChatGPTと同じようにAIを使って動画の台本の作成を自動で行うことができるおすすめのソフトがありますので、こちらをご紹介します。

目次
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1.GPT-4とは?ChatGPTとの違いは?使い方もご紹介

GPT-4とは?ChatGPTとの違いは

私たちが普段使っている言語を「自然言語」と言います。英語、日本語、中国語、韓国語、話し言葉、文章、すべて「自然言語」です。

一方、プログラム言語のような言語を「人工言語」と言います。「自然言語」と「人工言語の」違いは何でしょうか?この違いは、「曖昧さ」があるかどうかです。

「曖昧さ」とは、例えば「このはしわたるべからず」という日本語に、この橋を渡ってはいけないのか、橋の端っこを渡ってはいけないのか異なった解釈ができるように、解釈の内容に出てくるゆらぎのことです。特に日本語は、「元気なお子さんですね」という言葉に「子供がうるさいので静かにさせてほしい」といった意図が隠れていたりして、言葉の内容そのままではない意味があったりします。

「人工言語」を使ってコンピューターに命令する際には曖昧さが発生しないため、機械は命令された通りの指示を実行します。しかし、「自然言語」のような曖昧さの残る言語をコンピューターに命令するには、どうしたらよいでしょうか。

話し言葉をそのまま機械に理解してほしいという人々の研究は昔からあり、IBMの「Watson(ワトソン)」などが代表的な例です。現代、インターネットの普及により、世界中の人々がSNSなどで言語を発信するようになり、大量に言語のテキストデータが集められるようになりました。

これらの大量のテキストデータを毎回集約して、コンピューターに覚えさせていては、大変な労力が必要となってしまいますので、事前に大量のテキストデータを学習させ、モデル化してまとめてしまうのが「大規模言語モデル」です。この「大規模言語モデル」を利用することで、曖昧さが残る「自然言語」であっても、いくつかのタスクを実行させることで、文章を作成したり、質疑応答させたりすることができるようになりました。大規模な言語モデルの例にGPT3.5や、それをさらに精度アップさせたGPT-4があります。

このGPT-3.5やGPT-4を利用して、私たちが質疑応答やプログラミングのヒントなどを得ることができるウェブサービスをChatGPTといいます。ちなみに、「ChatGPTの機能をわかりやすく教えてください」と日本語でChatGPTで質問してみたところ、下記の回答が返ってきました。

▼ChatGPT画面
①質問入力欄 ②ChatGPTからの回答エリア

ChatGPT画面
ChatGPT画面

"ChatGPTの機能をわかりやすく説明すると、以下のようになります。

  • 自然言語生成:ChatGPTは、自然な文章を生成することができます。例えば、テーマやコンテキストに合わせた文章を生成することができます。
  • 質問応答:ChatGPTは、与えられた質問に対して適切な回答を返すことができます。例えば、人工知能に関する質問に対して、ChatGPTは適切な回答を提供することができます。
  • 機械翻訳:ChatGPTは、異なる言語間での翻訳を行うことができます。例えば、英語から日本語、日本語からフランス語などの翻訳が可能です。
  • 文書の要約:ChatGPTは、長い文章を要約することができます。例えば、ニュース記事や論文などの長い文章を要約することができます。
  • テキスト分類:ChatGPTは、与えられたテキストをあるカテゴリに分類することができます。例えば、スポーツニュースか政治ニュースかなどを自動で分類することができます。
  • テキストの感情分析:ChatGPTは、与えられたテキストがポジティブな意味、ネガティブな意味、あるいはニュートラルな意味を持つかどうかを分析することができます。
  • 対話:ChatGPTは、自然な会話をすることができます。例えば、お天気やスポーツの話題から、人生の大きなテーマまで、人と自然な対話をすることができます。”

GPT-4(Generative Pre-trained Transformer 4)は、アメリカのAI開発組織Open AIが2023年3月14日に公開した最新の大規模言語モデルです。

ChatGPTは無料で使用でき、GPT-3.5を利用したサービスです。これに有料の「ChatGPT Plus」という月額20ドル(2650円くらい)のサブスクプランがあり、 これでGPT-4をベースにしたサービスを利用することができます。「ChatGPT Plus」は「ChatGPT 」の画面からアップグレードすることができます。

ChatGPT Plus
ChatGPT Plus
ChatGPT Plus
ChatGPT Plusにアップグレード

「ChatGPT Plus」に加入すると、「ChatGPT」よりも優先的、かつ高速にアクセスできるようになります。またサポート体制も充実しているので、ユーザーの安心感が増えるでしょう。

「ChatGPT」は2023年1月で1億近いリクエストが行われたため、登録制限がかかったこともありました。そのような場合でも有料版はスムーズに利用できそうですね。

1.2.ChatGPTの使い方

それでは、ChatGPTの使い方をご説明していきます。

初回アクセスの方はChatGPT公式サイトに登録します

ChatGPT公式サイト(https://openai.com/blog/chatgpt)にアクセスし、「TRY CHATGPT」を押してログイン画面を表示させます。初回の場合、「Sign up」を選択して登録を開始します。

ChatGPT公式サイトに登録
ChatGPT公式サイトに登録

「メールアドレス」、「携帯電話番号」、「氏名」の登録画面が表示されますので、入力して登録を進めます。

メールアドレスの代わりに「Microsoftアカウント」または「Googleアカウント」を利用することも可能です。携帯電話にはSMSコードが届きますので通知されたコードを入力しましょう。

初回ログインの場合、下記のようなアナウンスが3つ表示されますので、そのまま「Next」を押してください。次回以後は表示されなくなります。

ChatGPT

ChatGPTにログインして、質問をする

ChatGPTにログインして、質問を行いましょう。画面の一番下にある入力欄が質問を入力する箇所です。

ChatGPT入力欄に質問入れ
ChatGPT入力欄に質問入れ

ChatGPTの回答を確認する

ChatGPTの回答レスポンスを待ち、回答が返ってきたら、確認しましょう。

ChatGPTの回答を確認
ChatGPTの回答を確認

ChatGPTの使い方は以上になります。非常に簡単ですね。

関連記事:
ChatGPTのプロンプトを作る方法は?作り方のコツや事例を紹介
おすすめのAI文章作成ツールBEST5

2.ChatGPTが搭載されている動画編集ソフトFilmora

2.1.FilmoraでChatGPTの使い方

動画編集ソフトFilmoraV12.2.1以降のバージョンにはChatGPTの機能が搭載されています。必ず「ヘルプ」の「製品情報」から、製品バージョンを確認の上、FilmoraでChatGPTをご利用ください。

FilmoraのChatGPT機能を利用するのは、2つの方法があります。(1日の質問上限は合計20個までです。)
①Filmoraを起動後、「AIコピーライティング」を押すと、ChatGPTの質問欄が表示されます。

FilmoraのChatGPT機能①
FilmoraのChatGPT機能①

質問欄に入力後、送信ボタンを押すと、あっという間に回答が返ってきました。

FilmoraのChatGPT機能①

②エクスポート画面の出力設定パネルで「名称」の右にある鉛筆ボタンをクリックするとChatGPT画面が表示されます。

FilmoraのChatGPT機能②
FilmoraのChatGPT機能②

Filmoraソフト内でChatGPTを気軽に利用でき、動画のヘッドラインや説明、ストーリーを作成する際に役立ちそうですね。

FilmoraのChatGPT機能②
ChatGPT機能が搭載されている動画編集ソフトFilmoraを無料ダウンロード

2.2.ChatGPTと合わせて活用できるFilmoraの機能

2.2.1音声読み上げ機能

Fimoraの「音声読み上げ機能」を使って、先ほど作成した台本を人工的に読み上げ、ナレーションにしていく方法をご紹介します。

  • 作成したい動画をタイムラインに表示させ、[タイトル]タブを選択します
  • 検索ボックスで「字幕」や「テロップ」と検索します。
  • お好みのデザインをタイムラインにドラッグ&ドロップします。
音声読み上げ機能
音声読み上げ機能
  • 追加したテキストクリップをダブルクリックし、先ほどChatGPTに作成してもらった台本をそのままコピーします。セクションごとにタイミングを空けるようでしたら、複数のテキストクリップで編集するのがよいでしょう。全体を見比べながら、見やすい文字のデザインも選択しておきます。
音声読み上げ機能
音声読み上げ機能
  • タイムラインで先ほど追加したテキストクリップを右クリックし、[テキスト読み上げ]を選択します。
音声読み上げ機能
音声読み上げ機能
  • テキスト読み上げ設定が表示されますので、ボイスの種類、読み上げ速度、ピッチを選択します。ボイスの種類は、ダブルクリックすると、音声を確認することが可能です。
音声読み上げ機能
  • 自動で読み上げ音声を作成後、「完成」と表示されたら、「音声テキストサービス」画面を×ボタンで閉じます。
音声読み上げ機能
音声テキストサービス
  • タイムラインに読み上げで^たが追加されているのが確認できると思いますので、ナレーション開始のタイミングなどを調整して完成です。

2.2.2自動字幕生成機能

音声データを字幕にすることも可能です。

  • 音声データを右クリックし「自動字幕起こし」を選択します。
自動字幕起こし機能
自動字幕起こし
  • 設定画面が表示されますので、言語、対象となるクリップを選んで[OK]ボタンを押します。
  • タイムラインに字悪が追加されたことを確認して、タイミングにずれがないか調整します。
自動字幕起こし

2.2.3ボイスチェンジャー機能

音声データのピッチを変更してボイスチェンジすることが可能です。自分の声をそのままナレーションに上げるのが恥ずかしいという人は、ピッチを変更してボイスチェンジしてみましょう。音声データをダブルクリックすることで、音声調整画面が表示されます。

2.2.4filmoraのほかのAI機能

Filmoraは他にも下記のようなAI機能を備えています。

  • 動画音声分離

使用するユーザーも多いかと思いますが動画音声分離もAIを使った音声の抽出です。タイムラインに配置された動画を右クリックし、「オーディオを分離する」を選びます。

動画音声分離機能
動画音声分離

メニューから抽出した音声の話し声、ハムノイズ、ヒスノイズ、風の音などクリップに含まれるバックグラウンドノイズを自動検出し低減することも可能です。

動画音声分離機能

関連記事:ヒスノイズとは?除去の方法やおすすめソフトについて解説>>

  • 自動ビート検出

Filmoraの音楽に合わせてビートを自動的に検出し、ビートに合わせたエフェクトを追加することができる「ビート自動検出機能」もAIを使用した技術です。
音楽ファイルをクリックし、「ビート検出」をクリックします。

自動ビート検出
自動ビート検出

その後、タイムラインにドラッグ&ドロップすると、検出されたビートがマークされていますので、マークに合わせてクリップをカットしたり、エフェクトを追加したりすることが可能です。

自動ビート検出
自動字幕起こし・テキスト読み上げ機能の使い方

3.動画制作にChatGPT機能を活用する場面

3.1.台本作成

    ChatGPTは、文章を作成することができるので、動画の構成や台本を作ることができます
まず、作りたい動画の構成についてChatGPTで質問を行い、構成を作ってもらいましょう。自然言語を学習しているとはいえ、質問内容がわかりやすいようになるべく具体的に質問していきます。「犬のトイレトレーニングを伝える動画の台本の構成を教えてください」とChatGPTに質問したところ、あっという間に動画の構成案が返ってきました。

ChatGPT台本作成
ChatGPT台本作成

さらに「もっと詳しい文章を書いて」と質問することで、詳細な台本の文章を作成してくれます。

ChatGPT台本作成
ChatGPT台本作成

以上のように、ChatGPTでは指定されたキーワードやトピックを元に、自動的に台本を生成することが可能です。台本を作成するのは時間がかかりますので、これをあっという間にやってもらえれば、動画の制作が効率的に行えそうですね。

3.2.文法修正

ChatGPTで、文法の修正も行うことが可能です。例えばFilmoraで動画から音声を抽出し変換したテキストをChatGPTに入力することで、さらに読みやすい文章にすることができます。ただし、自然言語処理技術を利用しており、完璧な文法の修正ができるわけではありません。文法的な間違いを修正する際は、目視していく必要があります。

3.3.翻訳

ChatGPTを使って翻訳することができます。自動で作成されたテキストをChatGPTに貼り付け、「〇〇語に翻訳してください」と質問欄に入力する手順で翻訳が可能です。

4.ChatGPTと合わせて動画編集の効率を上げる動画編集スキル

4.1.AIツールが搭載されている動画編集ソフトの活用:

2.2あたりでも触れましたが、AI技術が進化した現在、動画編集ソフトにもAIが搭載されるようになってきています。AIを活用することで、音声や映像のクオリティを自動で調整したり、動画の長さを調整したり、動画素材を自動で編集することができます。以下に、AIが搭載されている動画編集ソフトの活用例をいくつか紹介します。

①Filmora

Filmoraに搭載されているAI機能は、part2.2で記載したもの以外に、動画内の人物を自動認識する「AIポートレート」や動画のブレを自動で補正する「手ぶれ補正」機能などがあります。

②Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Proは、AI技術を活用した自動編集機能「Adobe Sensei」を搭載しており、音声や映像の自動調整、字幕やキャプションの自動追加などが可能になっています。

③Magix Movie Edit Pro

Magix Movie Edit Proは、AI技術を活用した自動映像調整機能「Mercalli V5 Suite」を搭載しており、映像のブレ補正や安定化が自動で行われます。

4.2.バーチャルヒューマンソフトの活用:例:DemoCreator:

「バーチャルヒューマン」とは、コンピューターグラフィックスなどの技術を用いて作成された人間に似たキャラクターです。YouTubeやTwitchなどで人気のVtuberはバーチャルヒューマンの1種で、バーチャルヒューマンは、仮想空間やWebサイト、アプリなど様々な場所で活躍の幅を広げてきています。最近では、バーチャルヒューマンを使用して、オンライン教育プログラムや製品やサービスのデモンストレーションを行う例もあります。

DemoCreatorは、バーチャルヒューマンを作成するための動画キャプチャーツールです。画像、動画、PowerPointなどの素材追加と、自分のアバターを設定すれば、すぐにでもバーチャルヒューマンによるデモが始められます。

ChatGPT台本作成
バーチャルヒューマンソフトの活用

もしオリジナルのアバターを作りたい場合は、VRoid Studioなどでオリジナルのアバターを作成してDemoCreatorにVRMファイルをインポートして利用しましょう。

ChatGPT台本作成

5.ChatGPT(GPT-4)を利用する時の注意点など

現時点では、GPT-4はまだリリースされておらず、開発中です。人工知能の限界を超えた正確な情報を提供することはできません。そのため、回答を参考にして、自分自身でも調べることが重要です。また、回答の内容は入力した質問によって左右されるため、できるだけ具体的に質問してあげることが大事です。

その一方、私達が質問した内容も学習しているので、個人情報など知られたら困る内容は記載しないようにしましょう。中にはテストのカンニングやフィッシング詐欺などの犯罪に使用されているという指摘もあります。今後、AIを使った下記のような犯罪も起きる可能性が考えられます。

「ディープフェイク(Deepfake)」

人工知能(AI)を使用して、既存の映像や音声データを改変する技術のことです。例えば、有名人の顔や声を使って、本当にその有名人が言ったかのような偽の映像や音声を作り出すことができます。ディープフェイク技術は、偽情報やフェイクニュースの拡散、プライバシー侵害、詐欺、または脅迫などの目的で悪用されることが懸念されています。

「スパムボット(Spambot)」

自動的に大量のスパムメッセージを送信するプログラムまたはスクリプトのことです。一般的には、スパムメールやスパムSMSを送信する目的で使われます。多数のユーザーアカウントから個人情報の収集や悪意のあるリンクの配信、詐欺やフィッシング詐欺の実行などを大量に行うことでウィルス感染や詐欺被害が懸念されます。

現在、ChatGPTでは収集しているデータ内容を利用者に適切に通知していなかったことや、利用規約では利用者を13歳以上に限定しているものの、サイトへのアクセス時に年齢を確認する仕組みがないことなどが問題点として指摘されています。

このような状況を踏まえ、イタリアでは、膨大な個人データの収集などが個人情報の保護に関する法律に違反している疑いがあるとして一時的(2023年4月10日時点)に使用を禁止しています。今後、Open AIがどのように環境を整備するのか、対応方法に期待をしたいところです。

6.まとめ

今回は、最近話題のChatGPTと、ChatoGPT機能を搭載した動画編集ソフトFilmoraをご紹介しました。

字幕作成にかかる時間や手間を大幅に削減することができ、新しいアイディアやストーリーまでも自動生成してしまうので今後ますます進化が期待される技術の一つです。今後、ますますChatGPTの自然言語理解や生成能力の向上が楽しみですね。

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fukuda
fukuda Oct 30, 23
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