結婚式の演出において、今や欠かせない存在となっているのが「プロフィールムービー」です。
しかし、
「自作と外注のどちらが良いのか分からない」
「写真が足りない」
「BGMの著作権が不安」
といった悩みを抱える方も少なくありません。
この記事では、結婚式のプロフィール ムービーに関する基本知識から、自作・外注の比較、作成に役立つツール、よくある失敗例とその対策までを解説していきます。
Filmoraの新ウェディング素材
目次
プロフィールムービーとは?
結婚式のムービーにはいくつか種類がありますが、ここではプロフィールムービーについて解説していきます。
プロフィールムービーの役割と演出タイミング
プロフィールムービーには主にゲストへのおもてなしと場を盛り上げるという役割があります。
披露宴の雰囲気を和やかにしたり感動的にしたりするだけでなく、ゲストへのおもてなしとなる演出でもあります。
上映タイミングは特に決まりはありませんが、一般的には披露宴中盤、新郎新婦がお色直しで中座している最中に流すことが一般的といわれています。
上映時間は長さ5〜10分程度が理想とされますが、あまり長すぎるとゲストが飽きてしまうため一般的には5分前後、長くても7〜8分以内に収めるカップルが大方です。
限られた時間内で二人のストーリーを端的にまとめ、ゲストに飽きさせない工夫をすることがポイントといえるでしょう。
プロフィールムービーを自作vs外注|メリット・デメリット比較
プロフィールムービーを用意する方法には、大きく分けて「自分たちで手作り」
するか、
「プロに制作を依頼」するかの2通りがあります。
近年は手頃な編集ソフトやアプリが普及したこともあり、自作に挑戦するカップルも増えています。
実際、とある調査ではプロフィールムービーを自作した人が約半数、友人知人に手伝ってもらったケースも含めると6割近くが手作り派だったというデータもあります。
ここでは自作と外注それぞれのメリット・デメリット、および選び方のポイントを比較してみましょう。
自作のメリット|コスト・自由度
自作には主に以下のメリットとデメリットがあります。
メリット | デメリット |
・コストを抑えられる・細かいところまでクオリティを追求できる | ・不慣れな場合は大きく時間と労力がかかる・全体的なクオリティはプロに及ばない |
自作の最大のメリットはコストの安さです。
PCと編集ソフトを用意すれば、ほぼ無料〜低価格で作れます。
市販ソフトは1万円前後、スマホアプリなら無料のものも多いです。
プロに頼むと数万円かかるので、大幅な節約になります。
さらに、写真・コメント・演出などを自由に調整でき、自分たちらしい映像に仕上げられます。
内輪ネタや思い出写真を盛り込んで、個性を出せるのも魅力です。
一方で、時間と労力がかかるのが難点。
慣れていないと作業が想像以上に大変で、結婚式の準備と両立しにくいこともあります。
仕上がりもプロに比べて見劣りしやすいので、不安な場合はシンプルにまとめるか、詳しい人に手伝ってもらうと安心です。
関係記事: プロフィールムービー素材サイト5選!自作方法や使用ソフトも紹介【結婚式に使える】
外注のメリット|プロ品質・時短
外注する場合は以下のメリット・デメリットを意識しましょう。
メリット | デメリット |
・クオリティの高い映像になる・時間と労力の節約になる | ・安くはないコストがかかる・プランが画一的で選択肢が少ない場合がある |
プロに依頼する最大の魅力は、高クオリティな映像が手間なく手に入ることです。
素材を渡せば、プロがセンスよく編集してくれるため安心です。
自分では思いつかない演出で感動的な仕上がりになることも多く、満足度も高いです。
時間の節約にもなり、他の準備に集中できます。
特に時間がない場合や編集が苦手な人にはおすすめです。
ただし、費用は2〜5万円ほどが相場で、自作に比べると割高。
オプション追加で料金が上がることもあります。
また、式場提携業者は選択肢が少なかったり、テンプレート型で個性が出にくいこともあり、オリジナリティ重視の人にはやや物足りないかもしれません。
関係記事: 【2025最新】結婚式ムービーは外注すべき?プロ制作と自作の徹底比較&おすすめ業者15選
プロフィールムービー作成におすすめのツールTOP5
プロフィールムービーを自作する際には、編集ソフトやアプリ選びも重要です。
初心者でも扱いやすく、結婚式向けの機能が充実したツールを活用すればクオリティの高い映像を効率よく作れます。
ここでは、新郎新婦におすすめの動画編集ツールを5つ厳選してご紹介します。
ソフト名 | 操作の難易度 | 機能 | 対応OS | おすすめな人 |
Adobe Premiere Pro | 高め(中・上級者向け) | 非常に高機能(業務用、カラー補正・エフェクト多数) | Windows / Mac | 本格的な編集がしたい人、映像業務経験者 |
Filmora | やや易しい(初心者向け) | テンプレート・BGM・トランジションなど基本機能充実 | Windows / Mac | 初めて動画編集に挑戦する人、時短で作りたい人 |
デジカメde!!ムービーシアター8 Wedding | 中程度(初心者〜中級者) | 結婚式用演出テンプレートが豊富、ナレーション対応 | Windows | 結婚式ムービーを丁寧に作りたい初心者 |
iMovie | 非常に簡単(超初心者向け) | 基本編集のみ。エフェクトやテンプレートは少なめ | Mac / iOS | MacやiPhoneを使って手軽に作りたい人 |
LoveYou(ラブユー) | 非常に簡単(初心者向け) | 演出特化型テンプレート、写真+コメントで簡単作成 | Windows | 写真とメッセージ中心でとにかく簡単に作りたい人 |
Filmoraーウェディングメディア
- 漫画風結婚式
- 漫画風結婚式
- 漫画風結婚式
Adobe Premiere Pro

Adobe Premiere Proは、映像業界のプロも使用するハイエンドな動画編集ソフトです。 After Effectsとの連携が可能で、カラー補正やエフェクト処理なども思いのままに行えます。
操作の難易度は高めで、動画編集の経験がある中〜上級者向けです。
メリット:
業務レベルの本格編集が可能
自由度・拡張性が非常に高い
プロ仕様の細かな調整ができる
デメリット:
操作に慣れるまで時間がかかる
月額課金が必要(買い切り不可)
対応OS: Windows / Mac
おすすめな人: 映像制作経験者や、クオリティを極限まで追求したい人に向いています。
Filmora

Filmoraは、初心者でも使いやすいよう設計された動画編集ソフトです。 ウェディング向けのテンプレートやAIによる自動編集など、初めての動画作成でも安心して取り組めます。
操作パネルもわかりやすいため、初心者〜中級者に最適です。
メリット:
シンプルな操作性
AIによる自動調整で時短編集が可能
BGMやテンプレートが豊富
デメリット:
一部機能は有料(サブスクリプション型)
細かい編集やプロ仕様の作業には不向き
対応OS: Windows / Mac
おすすめな人:動画編集が初めての人や、テンプレートを活用して短時間でおしゃれに仕上げたい方におすすめです。

デジカメde!!ムービーシアター8 Wedding

デジカメde!!ムービーシアター8 Weddingは、結婚式ムービーに特化したWindows専用ソフトです。 演出素材やフォントが豊富で、初心者向けのガイドも付属しています。
操作の難易度は中程度で、初めてでも少しずつ慣れれば十分扱えます。
メリット:
結婚式にぴったりな素材が揃っている
初心者でも理解しやすい構成
ナレーション対応など独自機能あり
デメリット:
Windows専用
高機能ゆえにやや動作が重いことも
対応OS: Windows
おすすめな人:
結婚式ムービーを丁寧に仕上げたい初心者〜中級者にぴったりです。
iMovie

iMovieは、Apple製の無料動画編集ソフトで、MacやiPhone/iPadに標準搭載されています。 とにかく簡単に動画を作りたいという方に最適で、スマホ1台でも完結できます。
操作難易度は非常に低く、完全な初心者におすすめです。
メリット:
完全無料で利用可能
Apple製品との連携がスムーズ
操作が直感的でシンプル
デメリット:
高度な編集には不向き
テンプレートや演出の選択肢が少ない
対応OS: Mac / iOS
おすすめな人:Macユーザーで、動画編集に時間をかけず手軽にムービーを作りたい人に向いています。
LoveYou(ラブユー)

LoveYou(ラブユー)は、動画を自作するのではなく、外注形式で注文するタイプのムービー制作サービスです。 写真やコメントを送るだけで、プロが映像を仕上げてくれます。
編集作業は一切不要なので、操作難易度はゼロ。完全にお任せしたい人向けです。
メリット:
クオリティが非常に高い
著作権処理済BGM使用で安心
修正無制限&サポートも充実
デメリット:
自分で作ることはできない
納品までのリードタイムが必要
対応OS: Windows(依頼型サービスなので環境は不問)
おすすめな人:「とにかく簡単・確実に」結婚式ムービーを用意したい人、映像にこだわりたいけど時間がない人に最適です。
Filmoraの新ウェディングタイトル素材
Filmoraを使って結婚式のプロフィールムービーを作る方法
プロフィールムービーを自作するなら、編集ソフト「Filmora(フィモーラ)」がおすすめです。
初心者でも扱いやすく、結婚式向けのテンプレートやBGM素材が豊富に用意されています。
FilmoraのAI動画生成機能を使ってプロフィールムービーを演出しよう
Filmoraは写真からAIで動画を作り出す機能を搭載しています。
ここでは簡単にFilmoraを使って動画を作る方法を紹介していきます。
Filmoraの新機能「AIでアイデアから動画生成」
簡単な1文を入力するだけでAIがストーリー仕立ての動画を生成!
ステップ1:Filmoraのプロジェクトを立ち上げてAIメディアを選ぶ

メニューのメディア→AIメディア→画像から動画生成で好みに合った生成機能を選びましょう。
ここではチビフィギュアを例に解説していきます。
Filmora画像から動画生成機能で生成したもの
- 手作りの愛 Filmora
- さくらプロミス Filmora
- 漫画式カップル Filmora
ステップ2:元となる写真をアップする

生成の元となる画像をアップしていきます。
画面下部に自分たちの写真をドラッグ&ドロップします。
生成機能では1枚の写真から生成する機能と、ステッチモードという2枚の写真を合わせて生成する機能があります。

ツーショットの場合は単一画像で問題ありません。
二人それぞれ別の写真を使いたい場合はステッチモードを選択しましょう。
ステッチモードの場合は二人が大体同じ大きさになるようにフレームを調整します。

また今回は結婚式用なので、「解像度」の欄を横長にしましょう。

ステップ3:生成を開始する
調整が終わったら「生成」をクリックします。
生成にはAIクレジットを消費しますので、むやみに生成しすぎないように注意してくださいね。

生成が終わると無事フィギュアのような動画が出来上がります。

今回はフィギュア調の動画を紹介しましたが、FilmoraのAI生成機能は他にもたくさんありあます。
自分たちのテーマに合った生成機能を見つけてプロフィールムービーに彩りを加えてくださいね!
プロフィールムービーを作る操作手順を書いてもらえますでしょうか。
以下では、Filmoraの便利な機能を解説していきます。
また詳細はこちらの動画でも解説しているので、ぜひ参考にしてください。
便利機能1:画面分割テンプレート
プロフィールムービーでは幼少期の写真や友人、恩師など多くの写真を入れたいところですが、動画全体の長さを考えると泣く泣く削減しなければならない場面もあります。
そんなときはFilmoraの写真をまとめて表示できる画面分割テンプレートを使ってみましょう。
ステップ1

画面上部のメニューにあるテンプレートから画面分割を選びましょう。
ここでは好みのテンプレートを見つけたらクリックしてプレビューできます。

ステップ2
写真や動画はメディアに読み込んでおいて、プレビュー内の枠に直接ドラッグ&ドロップすることで直感的に操作可能です。

ステップ3
全ての分割枠に写真や動画を配置したら完成です。

便利機能2:トランジションの追加
写真の切り替え時にそのまま切り替えると不自然な演出になってしまいます。
そんなときに役に立つのが切り替えをスムーズにするトランジション。
Filmoraではトランジションもさまざまな効果を用意しています。
ステップ1
トランジションを追加するにはメニューのトランジションをクリックし、好みの演出を選んでいきます。
今回はライトリークの光漏れトランジションを例に説明します。

ステップ2
好みのトランジションを選択したら、タイムラインに直接ドラッグ&ドロップします。

あとはこの作業を切り替えるごとに繰り返していくと、自然な感じの動画に仕上がります。

便利機能3:簡単なテキスト追加
プロフィールムービーに限らず、動画内にはテキストが必須です。
しかしテキストのテンプレートを毎回選んで挿入していくのはなかなか時間のかかる作業です。
Filmoraでは文字だけを入力したい場合は簡単に追加することができます。
ステップ1
タイムラインの上にある「クイックテキスト」をクリックしましょう。

テキスト入力フォームがプレビュー上に反映されるので、細かい位置調整をしたり、色やフォントなども編集パネルで細かく調整することができます。

ステップ3
文字が読みづらいときは編集パネルのバックグラウンドをオンにすると読みやすくなります。

プロフィールムービーでよくある失敗例と対策
初めてプロフィールムービーを作る際に陥りがちな失敗例と、その対策を紹介します。ありがちなミスを事前に知っておけば、ゲストに喜ばれる映像にぐっと近づきます。
写真が多すぎ・動画が長すぎて飽きられる
思い出の写真を詰め込みすぎてダラダラ長くなってしまうケースです。
あれもこれもと欲張ると、ゲストは途中で飽きてしまいます。
対策として、写真枚数や上映時間は適切に絞り込むことが重要です。一般的に5分前後に収めるとゲストも飽きずに楽しめると言われています。
写真枚数にすると新郎幼少期〜現在で10枚前後、新婦側も同じくらい、二人の写真10枚ほどで合計30枚前後が定番です
文字が読みにくい・早すぎる
写真に重ねるコメントの演出で、文字が小さすぎたり色が背景と被って読みづらかったり、切り替えが早すぎて内容を追えない失敗もよくあります。
対策として、字幕テロップは大きめのフォントで20〜25文字以内にまとめるのがおすすめです。
1枚の写真につきその程度の字数であれば、5〜8秒の表示時間でパッと読みやすく、程良い情報量になります。
BGMの著作権に要注意
プロフィールムービーに市販の楽曲を無断使用するのはNGです。
CDをそのまま流すだけなら式場の契約でOKなこともありますが、映像に組み込む場合は「複製」に当たり、別途許可と使用料が必要です。
一般的にはISUMを通じて1曲あたり数千円で申請し、許諾シールを取得します。
業者が代行してくれることもありますが、自作の場合は自分で申請が必要です。
申請に時間がかかるため、曲が決まったら早めに動くことが大切です。
よくある質問
Q1.写真が少ないときはどうすればいい?
A. 人物写真に限らず、趣味の風景やアイテムの写真、思い出の品なども使えます。
コメントで補足すれば、ツーショットが少なくても問題ありません。工夫次第で十分補えます。
またFilmoraにはAI画像機能があるので、足りない画像を補うことも可能です。

Q2.スマホだけで作れますか?
A. はい、可能です。iMovieやInShotなどの無料アプリを使えば、スマホだけで編集・出力まで対応できます。
DVD化が必要な場合はPCや外注サービスを併用しましょう。
FilmoraにはFilmora mobileというスマホ用のアプリもあり、スマホ編集に特化した直感的な操作が可能です。
テンプレートやエフェクトが豊富で、初心者でもプロっぽい仕上がりが目指せます。
テキストやBGM、トランジションの挿入もスムーズに行え、短時間でクオリティの高い動画が作れるのが魅力です。
Q3.BGMは自由に使って大丈夫?
A. 市販楽曲は著作権の申請が必要です。ISUM経由で許諾を取りましょう。
無料で済ませたい場合は著作権フリーの音源を使うか、著作権対応済みの外注サービスを利用するのが安心です。
またFilmoraは雰囲気に合わせたAI音楽を生成する機能もあるので、こだわりがない場合は有効活用してみてください。
Q4.再生時間はどれくらいが最適?
A. 5分前後がベストです。長くても7〜8分以内に抑えましょう。
新郎新婦の生い立ち+出会いで構成すると、自然と5〜6分に収まります。
Q5.どのタイミングで式場に渡せばいい?
A. 遅くとも1週間前、できれば2週間前には提出しましょう。
再生テストや修正に備えて、1ヶ月前から制作に着手しておくと安心です。
まとめ
プロフィールムービーの作成は自作、外注それぞれにメリット・デメリットがあります。
自作する場合は時間に余裕を持って作成に取りかかるようにしましょう。
今回紹介したツールはどれも自分たちでムービーを作るのに最適なソフトです。
簡単に作るもよし、とことんまで突き詰めてゲストも驚くようなクオリティのムービーを作るのも自作なら自由にできます。
どんなムービーでも心を込めて作ったものはきっとゲストの心にも残るはずです。
本記事を参考に、ぜひおふたりらしい素敵なプロフィールムービーを完成させて、ゲストとのかけがえのない時間を演出してください。
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