AIツールを使えばさまざまなことができますが、作詞作曲も可能なのか知りたい方もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、AIを使って作詞作曲ができるかどうかについて紹介します。
また、曲を作る際に覚えておきたいMV動画制作でおすすめのソフトについても紹介しているため、ぜひ最後まで読んでみてください。
1.AIを使った作詞作曲は可能!
AIは作詞作曲も可能であり、誰でも音楽を作れます。
そのため、この機会に初めて曲を作ってみるのも良いかもしれません。
作る際に活用できるツールや注意点に関しては、別の項目で紹介しているため、ぜひその部分も踏まえて作るかどうか考えてみると良いでしょう。
2.作詞作曲で活用できるAIツール4選
作詞作曲の際に活用できるAIツールとして、以下の4つが挙げられます。
- ChatGPT
- ShiKaki
- MusicLM
- CREEVO
それぞれ特徴が異なるため、1つずつ紹介します。
①作詞も作曲もできる「ChatGPT」
AIツールとして有名なChatGPTでは、作詞作曲も可能です。
基本無料で利用でき、さまざまなソフトやサービス、サイトと連携して利用できます。
連携しているものとしては、主に以下のとおりです。
- Filmora(動画編集ソフト)
- Slack(チームコミュニケーションツール)
- Expedia(旅行予約サイト)
- KAYAK(旅行予約サイト)
- 食べログ(レストランレビューサイト)
運営元 |
OpenAI |
料金 |
通常版:無料 |
公式サイト |
ChatGPT公式サイト:https://openai.com/blog/chatgpt |
②作詞に絞ったAIツール「Shikaki」
ShikakiはAI技術を使った作詞ツールであり、作詞が苦手な方や作詞のアイデアが思うように浮かばない方におすすめです。
セクションごとに音数を指定して歌詞を作成でき、行ごとに歌詞を生成し直すことも可能です。
また、AIが作った歌詞が求めているものとは違っていても、直接自分で修正できます。
運営元 |
Diatonic code |
料金 |
完全無料 |
公式サイト |
Shikaki公式サイト:https://shikaki.diatonic.codes/ |
③テキストから音楽を作れる「MusicLM」
MusicLMはGoogleによる自動作曲AIツールであり、プロのミュージシャンだけではなく、作曲が初めての方でも音楽を作れます。
テキストを元にして音楽を作ってくれるため、音楽理論を知らない方でも作曲できます。
2023年に公開されたばかりで気軽に利用できるものではありませんが、気になる方は使ってみると良いでしょう。
運営元 |
|
料金 |
完全無料 |
公式サイト |
MusicLM公式サイト:https://blog.google/technology/ai/musiclm-google-ai-test-kitchen/ |
④歌詞に合わせて音楽を作れる「CREEVO」
CREEVOは、入力した歌詞からオリジナルのメロディを作ってくれるツールです。
利用者の評価に応じて新しい作曲AIモデルが生まれ続けるため、利用者が増えるほど質が高くなります。
入力画面もシンプルで、誰でも気軽に利用できます。
運営元 |
CREEVO開発チーム |
料金 |
完全無料 |
公式サイト |
CREEVO公式サイト:https://creevo-music.com/ |
3.AIでMV動画を作りたいならFilmoraを使おう!
もし作詞作曲をするのであれば、FilmoraのAIコピーライティングとAI画像生成機能を使ってMV動画も作ってみてはいかがでしょうか。
MV動画があると、多くの人に自分が作った曲を聞いてもらいやすくなります。
【ミュージックビデオ作成】AIツールでMV制作に挑戦!【ChatGPT×Suno×Filmora】≫
3.1.Filmoraの基本情報
そもそもFilmoraとはPCやスマートフォンなどで動画編集ができるソフトであり、無料版も用意されています。
初心者でも扱いやすく、豊富な機能が備わっているため、カッコイイMV動画やかわいいMV動画も簡単に作れます。
その上、作った動画をすぐにYouTubeやTikTokへ共有できることから、SNSで自分が作った曲を公開したい方におすすめです。
なお、当サイトではMV動画で活用できる演出について別の記事で紹介しているため、気になる方はぜひ読んでみてください。
【文字PV】歌詞動画の作り方と無料で使える動画編集ソフトを紹介
文字PV・MV(歌詞動画)のつくり方をわかりやすく解説
【音声波形の作り方】オーディオスペクトラムの使い方と活用例3選
3.2.MV動画制作で活用できる機能
Filmoraにはさまざまな機能が備わっていますが、MV動画を作る際に活用できるものとして、以下の4つが挙げられます。
- AI音楽ジェネレーター機能
- AIコピーライティング機能
- ビート検出機能
- 自動字幕起こし機能
それぞれどのようなものなのか、1つずつ紹介します。
①AI音楽ジェネレーターグ機能
AI音楽ジェネレーターは、ユーザーにクリエイティブなアイデアを提供し、音楽制作の際のインスピレーションを与えます。
伝統的な作曲プロセスに比べて、AI音楽ジェネレーターはより迅速かつ効率的に作曲を行うことができます。
「ムード」、「テーマ」、「ジャンル」などの選択を選べると、様々なジャンルやスタイルの音楽を生成することができます。
特に、FilmoraAI音楽ジェネレーターが作成したものは商用利用可能なため、自由に使用することが可能となります。
使い方としては、「オーディオ」タブで「AI音楽」にアクセスして、「スタート」をクリックすると、AI音楽生成のプロセスが始まります。
②AIコピーライティング機能
AIコピーライティング機能とは、ChatGPTを使ってコピーライティングを作ってくれる機能です。
コピーライティングは動画を作る上で役立つものであり、動画のタイトルを決める際に役立ちます。
MV動画の場合は、音楽のキャッチコピーを考える際に使ってみると良いかもしれません。
使い方としては、まずFilmoraを起動して「AIコピーライティング」を選びます。
次に作りたいコピーライティングに関する質問をすれば、AIがその質問に応じたコピーライティングを考えてくれます。
③AI画像生成機能
AI画像生成機能は、テキスト入れるだけで、AI画像を生成してくれるFilmora12.3.3バージョン以降に搭載された新機能です。 こちらのリンクから無料でダウンロードできますので、ぜひお試しください。
MV動画作成に背景画像や素材の作成する時に役立ちます。
使い方としては、「メディア」から「AI画像」を起動します。ほしい画像をテキスト説明を入力して、「作成開始」をクリックするだけでいいです。
④ビート検出機能
ビート検出機能は選んだ音楽のビートを検出してくれる機能であり、テンポよくシーンを切り替えたいときにおすすめです。
どのような音楽に対してもビート検出機能が使えるため、自分が作った曲のテンポに合わせてMV動画を作りたいときにも活用できます。
使い方としては、まずFilmoraを起動して新しいプロジェクトを作り、ビート検出したい音楽をインポートします。
その後、右クリックして「ビート検出」を選びましょう。
検出後、そのままタイムラインに追加すればOKです。
⑤自動字幕起こし機能
歌詞動画を作りたいときにおすすめなのか、自動字幕起こし機能です。
この機能を使うと、簡単に曲の歌詞の字幕を作れます。
手動で字幕を作る手間も減らせるため、効率よく動画を作れるようになります。
使い方としては、Filmoraを起動して新しいプロジェクトを作り、音楽をタイムラインに追加しましょう。 その後、右クリックして「自動字幕起こし」を選べば、自動で字幕が作られます。
3.3.MV動画を作る際のコツ
MV動画を作るコツは複数あり、主なものとして次のとおりです。
- コンセプトを明確にしておく
- ストーリー性のあるMV動画にする
- アーティストのパフォーマンスを強調させる
コンセプトをはっきりと決めておくと、ストーリーやパフォーマンスの内容を決めやすくなります。
ストーリー性はMV動画を作る上でも重要であり、視聴者に共感してもらいやすくなります。
その上でアーティストのパフォーマンスがあれば、高く評価されやすくなるでしょう。
例としてOK Goというバンドはハイクオリティで実験的なMVが人気であり、最後まで見たくなるかもしれません。
4.AIを使って作詞作曲する際のポイント
AIを使って作詞作曲をする際には、以下のようなポイントがあります。
- AIと会話するように作っていく
- どのような曲を作りたいのか明確に決める
各ポイントを踏まえて、AIを使って作詞作曲してみましょう。
①AIと会話するように作っていく
AIは、指示の内容によって出力される結果が異なります。
特にChatGPTのようなチャット型のAIツールの場合、会話するように作っていくことで、自分が求めている音楽を出力してもらいやすくなります。
そのため、納得のできない結果が出ても、「もう少しかっこよく」というように追加で指示を出してみると良いでしょう。
例えばChatGPTで「バラード調のコードを教えて」と入力すると、以下のように出力されます。
その上で、「その他にバラード調コード進行はありますか?」と聞くと、さらに別のコードを教えてくれます。
良さそうなコードを見つけた際は、そのコードを使ってどのような音楽が作れるのか聞いてみましょう。
コードについてもさらに深く質問してみると、具体的なことまで教えてくれます。
②どのような曲を作りたいのか明確に決める
AIを使って作詞作曲する際は、ロック調な曲やバラード調な曲など、どのような曲を作りたいのかはっきり決めておきましょう。
その上、明確に決まっていたほうが細かく指示を出せるため、求めている曲を作りやすくなります。
例としてChatGPTの場合、好きなアーティスト風なコードを教えて欲しいと指示を出せば、そのアーティストの曲の雰囲気に近いコードを教えてくれます。
5.AIを使って作詞作曲する際の注意点
AIを使った作詞作曲には、以下のような注意点があります。
- 人によっては楽しめない恐れがある
- AIを信じすぎない
注意点を知らずに使ってしまうと、思うように活用できないかもしれません。
①人によっては楽しめない恐れがある
AIを使えば、楽器を持っていなくても作詞作曲ができます。
その分、人間側はデータの受け渡しというような単純作業しかできないため、人によっては音楽を作る楽しさが感じられないかもしれません。
もし初めて音楽を作るのであれば、自分で楽器を買ってみたり、作曲ソフトを買ってみたりして、自分で作る楽しさから感じてみると良いでしょう。
②AIを信じすぎない
AIによる作詞作曲は必ずしも良いものとは限りません。
指示の内容次第では、違和感のあるコード進行を紹介されてしまう恐れがあります。
また、すでに存在する音楽と似たような音楽が作られてしまい、著作権に関する問題に巻き込まれてしまうリスクもあります。
まだAIによる作詞作曲が完璧ではないからこそ、あくまで参考程度にAIを使うようにしましょう。
関連記事:Open.ai Jukeboxの代替ツールにおけるトップ 10>>
6.AIを使えば誰でも作詞作曲できる!
AIを使えば作詞作曲でき、ChatGPTやShikakiなどのツールがあります。
ただ、各ツールによって特徴が異なっている上に、AI全体としての注意点もあります。
そのため、注意点や使い方などをチェックした上で、活用するようにしましょう。
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