AIを使ったミュージックビデオ(MV)作成は、「歌詞を作る」「曲を作る」「映像を作る」「編集で仕上げる」の4工程に分けると、初心者でも進めやすくなります。
この記事では、ChatGPT・Suno・Filmoraを使い、AIで作った歌をMV動画に仕上げる方法を解説します。無料プランで試せるツールもありますが、生成時間・画質・商用利用条件はサービスごとに異なるため、公開前には各ツールの利用規約も確認してください。
動画編集ソフトFilmoraで生成した歌をMV動画に作成する
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最短でMVを作りたい場合は、先に歌詞と楽曲を用意し、FilmoraでAI生成映像・画像素材・歌詞字幕・トランジションを組み合わせる流れがおすすめです。この記事では、必要なもの、具体的な手順、仕上げのポイント、よくある失敗の対処法まで順番に紹介します。
AIMV制作に必要なもの
AIでMVを作るには、以下の4つを用意しておくとスムーズです。PCで編集する場合は、保存容量・インターネット環境・各ツールのアカウントも確認しておきましょう。
- 歌詞作成ツール(ChatGPT、Geminiなど)
- 楽曲作成ツール(Sunoなど)
- MV動画生成ツール
- 動画編集ツール(Filmoraなど)
歌詞作成ツール(ChatGPTなど)
音楽に歌詞を付けたい場合は、ChatGPTやGeminiなどのAIに歌詞を作ってもらうことができます。
MVのテーマやストーリーに合った歌詞のアイデア出し、キーワードに基づいた歌詞の自動生成、サビだけの別案作成などに使えます。
たとえばChatGPTに「夏の終わりをテーマに、切ないJ-POP風の歌詞を書いて」と指示すると、短時間で歌詞案を出してくれます。
さらに「もっと感情的に」「韻を踏んで」「サビを短く」などの指示で修正を加えることも可能です。
既存の歌詞のブラッシュアップもできますが、著作権や利用許諾の問題があるため、公開・商用利用を前提にする場合はオリジナル歌詞を使いましょう。
楽曲作成ツール
作曲はMV生成において重要な工程です。曲のジャンル、テンポ、ムードを指定すると、作りたいMVの雰囲気に近い楽曲を生成しやすくなります。
楽曲作成には「Suno」というAIサイトを使う方法があります。
【「Suno」で生成した歌を試聴する】
SunoはWeb上で動作するため、PCにインストールせずに使えます。無料プランで試せる範囲や商用利用条件は変更される場合があるので、利用前に公式サイトの最新条件を確認してください。
MV動画生成ツール
曲が完成したら、MVの動画生成ツールを使って映像素材を作ります。
歌詞や楽曲、イメージ画像などから映像を生成したり、静止画や短い動画クリップを組み合わせたりして、曲の世界観に合うシーンを作成します。
動画編集ツール
Filmoraなどの動画編集ツールは、生成されたMVの細部を調整したり、歌詞テキストやエフェクトを追加したりするために使います。
不要なシーンをカットし、トランジション、フィルター、字幕演出を加えることで、AIで生成した素材をより見やすいMVに仕上げられます。

AIでMVを作る方法
ここからは、ChatGPTで歌詞を作り、Sunoで楽曲を生成し、FilmoraでMVとして編集する流れを紹介します。作業前に、作りたい曲のテーマ、動画の長さ、縦型・横型などの画面比率、公開先(YouTube、TikTok、Instagramなど)を決めておくと迷いにくくなります。
1.ChatGPTで歌詞を作る
まずはChatGPTを活用して歌詞を作っていきます。
ChatGPTを起動したら、作りたい曲のテーマ、ジャンル、登場人物、感情、サビの雰囲気などを指定してプロンプトを入力しましょう。
すると、わずか数秒でAIが歌詞案を自動生成してくれます。

できあがった歌詞がイメージと違う場合は、「もっと情熱的に」「韻を踏んで」「1番とサビだけに短くして」など、具体的に指示を出しましょう。
気に入った歌詞が作成されたら、楽曲作成に移ります。
2.Sunoで楽曲を作る
次は楽曲を作っていきます。
楽曲を作るにはSunoというサイトを使ってみましょう。
Sunoにアクセスしたらアカウントを作成して「Create」をクリックします。
Createをクリックしたら、「Song Description」の部分に、先ほどChatGPTで作成した歌詞や曲のイメージを入力します。

歌詞やスタイルを細かく指定したい場合は、「Custom」をオンにして歌詞を入れます。ジャンル、テンポ、ボーカルの雰囲気も一緒に書くと、MVの方向性に合う曲を作りやすくなります。

しばらくすると右側にいくつか作曲されるので、再生して確認しましょう。
気に入ったものができあがったら、…をクリックして「Download」をクリックし、オーディオファイルをPCに保存します。後でFilmoraに読み込むため、保存場所が分かるフォルダに置いておくのがおすすめです。

3.Filmoraを使ってMVを作る
楽曲ができあがったら、Filmoraを使ってMVを作っていきましょう。ここでは、Filmoraの編集機能で作る方法と、「AI動画生成」を使って映像を作る方法の2パターンを紹介します。
方法1:Filmoraの編集機能を使ってMV動画を作成する
MV作成に役立つFilmoraの機能
ここまで紹介した以外にも、FilmoraにはMV作成に役立つ機能があります。
- AI画像生成:MV用の画像素材を生成できる
- デザイン文字・豊富なフォント:歌詞を字幕として表示しやすい
- ビートテキスト:曲のリズムに合わせた文字演出を作りやすい
- スマートカットアウト・ボディエフェクト・フィルター・トランジション:映像の雰囲気を調整しやすい
- 一括追加できるトランジション:複数クリップの場面転換を効率よく整えられる
歌詞をプロンプトとして使い、AI画像生成でMV用の画像素材を生成します。生成した画像を楽曲に合わせてタイムラインに追加すると、静止画ベースでも曲の世界観を表現しやすくなります。
AI画像生成MV用の画像素材を生成する
タイトルから「ビートテキスト」や「デザイン文字」を使って、曲のリズムに合う歌詞字幕を作成します。歌詞字幕は長すぎると読みにくくなるため、1画面に表示する文字数を抑えるのがポイントです。
ビートテキスト・エフェクト文字でカンタンに字幕を作成する
クリップの間に好きなトランジションやアニメーションを追加して、場面転換を演出します。曲の盛り上がりに合わせて切り替えを強め、静かなパートでは控えめにすると、見やすいMVに仕上がります。
一括でカッコイイアニメーションやトランジションを追加する
方法2:Filmoraの「AI動画生成」を使ってMV動画を生成する
- テキストから動画生成:テキストでアイデアやテーマを入力するだけで、AIが映像を構成し、音楽や映像効果まで自動的に仕上げます。
- 画像から動画生成:静止画像をAIモデルで解析・アニメーション化し、ソーシャル向けの動画に変換する機能です。
これらのAI生成ツールを組み合わせることで、MV(ミュージックビデオ)制作やプロモーション映像の作成も、これまで以上にスピーディでクリエイティブに行うことができます。
まずはFilmoraを起動して「AI動画生成」をクリックします。

次に作りたい動画の内容を指示していきます。
文章の作り方が分からない場合でも「AIで文章を生成する」を使えば、動画生成用の説明文を作りやすくなります。

AIに文章を作らせるには、曲のテーマや雰囲気に合った内容を入力します。
ここでは「デートしている男女」というテーマで、楽しそうにデートしている様子を書いてもらいましょう。

「文章生成」をクリックすると、動画に使える説明文が作成されます。

文章ができたら、内容を確認して「文章から動画生成」をクリックしましょう。曲の雰囲気と合わない場合は、生成前に文章を短くしたり、色味や動きのイメージを追加したりします。

文章の長さやPCの性能、通信環境によって動画生成時間は変わるので、動画が作成されるまで待ちます。
動画が生成されると以下のような画面になります。

この状態になったら、まずは「インポート」をクリックして、先ほど保存した楽曲をインポートします。

インポートしたら、メディアプールにある動画以外のトラックを確認します。今回使うのは生成した動画と自分で用意した楽曲なので、不要な解説用の文章や生成された音楽は削除して整理しましょう。

動画だけになったら、下のメディアプールに作った楽曲をドラッグ&ドロップします。

楽曲と動画の長さが違う場合は、動画の中で気に入った場面を伸ばしたり、複数のクリップを組み合わせたりして、楽曲の長さに合わせます。最後に音量、字幕、切り替え、書き出し設定を確認すれば、MVの完成です。

書き出す前に、冒頭5秒で曲の雰囲気が伝わるか、歌詞字幕が読みやすいか、音量が大きすぎないかを確認しておきましょう。
よくある質問
Q1:AIツールは本当に無料で使えるの?
A.多くのAIツールは無料プランを提供しています。
ただし、無料プランでは機能制限や生成できる動画の長さ、画質、クレジット数などに制限がある場合があります。
より高品質なMVを制作したい場合は、有料プランへのアップグレードを検討しましょう。
Q2:著作権の問題は大丈夫?
A.AIツールで生成した動画を公開する際は著作権に注意が必要です。
使用する楽曲、歌詞、画像、動画素材が利用可能なものであることを確認しましょう。
またAIツールによっては、生成物の商用利用やクレジット表記について独自の規定を設けている場合があるので、利用規約をよく読んで確認してください。
Q3:AIツールだけでプロレベルのMVは作れる?
A. AIツールは非常に便利ですが、公開向けのMVに仕上げるには、カット、字幕、色味、音量、テンポの調整が重要です。
AIツールで生成した動画をベースに、動画編集ソフトで細部を調整したり、エフェクトを追加したりすることで、よりクオリティの高いMVに仕上げることができます。
Q4:どんな音楽ジャンルでもMVを作れる?
A.AIツールは様々な音楽ジャンルに対応しています。
ロック、ポップス、ヒップホップ、EDMなど、自分の音楽ジャンルに合わせて映像の色味、テンポ、字幕演出を調整しましょう。
Q5:AIで作ったMVが曲と合わないときはどうすればいい?
A.まず、曲のサビや盛り上がる部分に合わせて映像の切り替え位置を調整します。映像が足りない場合はAI画像生成や画像から動画生成で追加素材を作り、Filmoraでトランジションや字幕を加えてつなぎましょう。
Q6:MVを書き出す前に確認するポイントは?
A.音量バランス、歌詞字幕の読みやすさ、映像と曲のタイミング、不要な黒画面、画面比率、ファイル形式を確認します。SNSに投稿する場合は、投稿先に合わせて横型・縦型・正方形などの比率も調整しておきましょう。
まとめ
以上、AIを活用したMV制作について、必要なツールや手順を解説してきました。
AIでMVを作るときは、歌詞、楽曲、映像、編集を分けて考えると進めやすくなります。ChatGPTで歌詞の方向性を作り、Sunoで楽曲を生成し、Filmoraで映像素材・歌詞字幕・トランジションを整えれば、初心者でもオリジナルMV制作に挑戦できます。
もちろんAIツールだけでは表現しきれない部分もあります。あなたの感性やオリジナリティを大切にしつつ、AIの力を借りて、世界に一つだけのオリジナルMVを作り上げてください。
まずは短いサビ部分だけでも試作し、気に入ったらフル尺のMVに広げていくのがおすすめです。
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