画像を上手に白黒にするためには自分に適したスマホアプリ・パソコンソフトを選ぶことが大切です。しかし、様々なアプリ・ソフトが存在するため、上手に加工するためのコツと自分に合った製品を選ぶことが大切です。
この記事ではキレイに加工するためのポイントとおすすめの画像を白黒にするスマホアプリを5つ、パソコンソフト5つ、合計10個を紹介します。
Part1.画像を白黒に加工するおすすめのスマホアプリ5選
画像を白黒にできるスマホアプリはとても沢山ありそれぞれで特徴がちがいます。ここでおすすめのスマホアプリを五つ紹介します。それぞれの特徴を知って自分に合った製品を選びましょう。
Filmoraモバイル【android・iOS】


Filmoraモバイルは初心者でも簡単に美しい動画編集ができるスマホアプリです。見やすく直感的なレイアウトで、編集に慣れていなくても簡単に高品質な動画制作が可能です。
Filmoraは動画編集アプリであるものの、2ステップで画像を白黒に加工することができます。ここでは、Filmoraを使って画像を白黒に加工する具体的な方法を紹介します。
ステップ 1タイムライン上のメディアをタップし、画面下部のフィルターをタップする

ステップ 2Monoをタップし、好きなフィルターをタップして選んだ後、✓をタップして完了


Googleフォト【android・iOS】

GoogleフォトはGoogleが提供する画像保存ストレージサービスです。無料の場合は最大で15GB程の容量を保存できます。
また、フィルターで簡単に画像を白黒に加工できます。デメリットは操作に少しだけ手数がかかったり、編集できる画像の形式に制限があったり高度な編集はできなかったりする面です。
しかし、手軽に画像を白黒加工するだけという人には十分な機能を持つアプリでしょう。
写真【iOS】

写真はapple社が提供する画像や動画の保存・閲覧・編集ができるアプリで完全無料で使えます。白黒加工も編集画面から簡単にフィルターをかけて行えるため、初心者でも手軽に利用できます。
一方デメリットはiOSでしか使えない点や詳細な編集までは難しい点です。こちらはiPhoneを利用する人がまず始めるためにおすすめのアプリです。
Snapseed【android・iOS】

Snapseedはgoogleが提供する画像編集用のスマホアプリでGoogleフォトよりも高機能かつ詳細に白黒加工をすることができます。
特にRAW形式の写真の編集が可能なため、美しい白黒加工にしやすかったり、微細な色味の調整もシンプルな操作で可能です。
一方で、白黒加工だけをするためにはややオーバースペックで、Googleフォトや写真アプリで満足できなくなってきたときにのレベルアップのためのアプリだと考えると良いでしょう。
VSCO【android・iOS】

VSCOはVisual Supply Companyが提供する写真加工・動画編集アプリです。無料プランで白黒加工を細かい部分まで調整できるため、より美しい白黒画像を作成することができます。
一方、無料プランでは利用できるフィルターに制限があるなどの制限があります。こちらも、Googleフォトや写真アプリからステップアップを考える際にお試しで利用してから有料プランの契約を考えると良いでしょう。
アプリ | メリット | デメリット |
Filmoraモバイル | ・初心者でも簡単に使える ・直感的なレイアウト ・高品質な編集が可能 |
・無料版ではウォーターマークが付ける |
Googleフォト | ・無料で15GB程度の保存容量 ・簡単なフィルター機能で白黒加工可能 |
・操作に少し手間がかかる ・編集できる画像形式に制限あり ・高度な編集は不可能 |
写真(iOS) | ・完全無料 ・iOSに標準搭載 ・簡単な操作で白黒加工可能 |
・iOSのみでしか利用できない ・高度な機能は限定的 |
Snapseed | ・RAW形式の写真編集が可能 ・詳細な白黒加工が可能 ・微細な色味調整が可能 |
・白黒加工だけを目的とする場合はオーバースペック |
VSCO | ・無料プランでも細かい調整が可能 ・美しい白黒画像を作成可能 |
・無料プランではフィルターに制限あり |
Part2.画像を白黒に加工するおすすめのパソコンソフト5選
一般的にパソコンソフトはスマホアプリよりも高機能で、画像を白黒に加工するのに詳細に設定をできたり、動画に簡単に組み込めたり、多数のフィルターを適用できたりします。しかし、スマホアプリよりさらに様々な選択肢が出て迷いやすい面もあります。
ここでは画像を白黒に加工するためのおすすめのパソコンソフトを5つ紹介します。
Filmora 【Windows・Mac】

FilmoraはWondershare社が提供する高機能の動画編集ソフト。初心者でも直感的な操作で簡単にプロ並みの編集ができる初心者におすすめのソフトです。
画像を白黒に加工するのも、LUTやフィルターを使うだけで簡単に行うことができ、そのまま画像形式でエクスポートができます。また、白黒加工した画像をそのまま動画に組み込むことができるため、シームレスに動画編集につなげられるのもメリットです。
簡単操作で多機能なFilmoraは白黒加工を多く行う人にとてもおすすめのソフトです。
LUTを使った画像白黒加工のやり方
LUTはLook Up Tableの頭文字をとったもので、画像の色味を変更するプリセットです。あらかじめ色調整の設定値が決められており、編集ソフトで選択するだけで簡単に白黒加工ができます。
ここではLUTを使った白黒加工をするための詳しい方法をFilmoraを使って紹介します。
ステップ 1タイムラインのメディアをクリックして選択し、右側の色タブをクリック。さらに、LUTとLUTプリセットをクリック

ステップ 2B&W Filmを選んで適用されているのが確認出来たら完了

フィルターを使った画像白黒加工のやり方
ステップ 1タイムラインのメディアをクリックした後に上部のフィルターをクリックしフィルターを出現させる

ステップ 2モノを選択し、好きなフィルターを選ぶ。そのまま、タイムライン上のメディアにドラッグ&ドロップして適用させて完了

Lightroom Classic【Windows・Mac】

Lightroom ClassicはAdobe社が提供する高機能の写真編集ソフトです。トップレベルのプロフェッショナルが利用する程に高機能のため、上手く使うことで非常に美しい白黒画像を作ることができます。
しかし、多機能すぎるゆえ初心者には使いにくかったり、全ての機能を使いこなすのが難しい面があります。最小のプランが一年契約の月額支払いになってしまいますから、最高に美しい写真を作ると考えた時点で利用すると良いでしょう。
GIMP【Windows・Mac】

GIMPは無料で利用できる多機能な画像編集ソフトです。白黒加工はもちろん、色を変えたりフィルターをかけることからグラフィックやイラスト制作にも利用できます。
一方で、初心者にとって操作画面が複雑で使いにくいと感じる人もいるかもしれません。初心者向けのソフトで慣れてから写るとスムーズに利用できるようになるでしょう。
Googleフォト【Windows・Mac】

GoogleフォトはGoogleが提供する画像・動画保存ストレージです。パソコン版はソフトのインストールが必要なくブラウザ上で動作します。
スマホアプリ版と同様に無料で利用できてフィルターをかけて簡単に白黒加工が可能です。
スマホアプリ版と同様に高機能な編集は難しいため、初心者が慣れる意味で利用したり、無料でサクッと作りたいという人におすすめです。
写真【Mac】

写真はapple社が提供する完全無料の画像・動画保存ストレージ・閲覧・編集ソフトです。簡単な操作ですぐに画像を白黒に加工し、元に戻すのも簡単に行えます。
欠点はMac OSユーザーしか使えない点や細かい部分の調整は難しい点です。しかし、Macを利用している人が手軽に画像編集を始めるにはとてもおすすめです。
ソフト | メリット | デメリット |
Filmora | ・直感的な操作性で初心者に適している ・動画編集と画像編集の両方が可能 ・多様なエフェクトやフィルターが利用可能 |
・無料版では編集機能は限定的 |
Lightroom Classic | ・プロ仕様の高度な編集機能を搭載 ・RAW画像の非破壊編集が可能 ・写真の管理機能が充実 |
・初心者には操作が難しい ・サブスクリプション形式で継続的な費用が必要 |
GIMP | ・無料で利用可能 ・多機能で高度な編集が可能 |
・インターフェースが複雑で初心者には難しい ・商用ソフトに比べてサポートが限定的 |
Googleフォト | ・無料で利用可能(一定容量まで) ・簡単な操作で白黒加工ができる |
・高度な編集機能は限定的 |
写真(Mac) | ・Mac OSに標準搭載で無料 ・直感的なインターフェースで簡単に白黒加工ができる |
・Mac OSでのみ利用可能 ・プロ向けの高度な編集機能は限定的 |
Part3.高品質な白黒画像の作り方
白黒画像は二色だけで表現を行うため、ただとっただけでは平凡な白黒写真にしかなりません。
よい写真にするために大切なのはコントラストを意識したり、光と影のバランスを整えたりすることです。また、フィルターなどを使ってノイズや粒状感を出すのもよいでしょう。
コントラストを意識する
コントラストとは写真・画像内の最も明るい部分と暗い部分の明るさの差を指します。つまり明るい部分がしっかりと明るく、暗い部分がしっかりと暗いとコントラストは大きく、逆ならば小さいのです。
コントラストが大きくなるとシャープで鮮明な印象になり、小さいと画像全体が柔らかい印象になります。白黒写真では色の情報がほとんどないため、コントラストが主要な視覚的な要素になります。
ですから、適切なコントラストにすることで被写体の質感などを表現する上で極めて重要になるのです。

光と影のバランスを整える
カラー写真では色彩で被写体を表現できますが、白黒写真では白と黒でしか表現できません。その代わりになるのが光と影の濃淡です。適切な光と影のバランスは、写真・画像に立体感を与えたり被写体の質感や形状を効果的に表現するのです。
また、光と影の適切な濃淡の設定は適切な視線の誘導を促し、見せたい被写体に注目をさせる役割もあります。
ノイズや粒状感を意識する
ノイズとは写真・画像における不要な乱れや粒状に表現される現象を指します。本来は狙って出す物ではなく、本来の画像上ではない部分で一般的には低い画質と判断されます。
一方で、白黒加工された画像ではノイズやそれに準ずる粒状にみえる画像の感じは古めかしいような独特の雰囲気を生み出します。昔のカメラは現代のカメラよりも性能が低くノイズも多くなりがちでした。そのため、白黒加工された写真にノイズや粒状の感じを出すことでクラシックで芸術的な印象を生み出すかもしれません。
ノイズの載せすぎは画像の見にくさにつながりますので、フィルターなどを使いながら適度に調整するのがおすすめです。

Part4.画像を白黒にする上でよくある疑問と回答
画像を白黒に加工する上でよく出る疑問が、白黒に加工した画像を元に戻せるのか?や画像の一部だけを白黒にすることができるのか?画像の容量は変わらないのか?といった点です。
画像を白黒にする上でよくある疑問とその対応策を知って上手に加工しましょう。
Q1白黒にした画像を元に戻すことはできますか?
結論からいうと書き出したデータは元に戻せません。書き出したデータはその加工がデフォルトになっているため、書き出しデータを元データと同様の色味に調整するためには更に様々な加工が必要になりますが、全く同じ状態に戻すのはとても難しく非現実的です。
一方、編集中のデータはフィルターや設定値を元に戻せば簡単に元に戻せます。心配ならば必ず元データや編集中のデータを残すようにしましょう。
Q2画像の一部だけを白黒にすることは可能ですか?
画像編集ソフト・アプリを使えば画像の一部分だけ白黒にできます。例えば、スマホアプリでは指で塗りつぶしていくようにタップして範囲指定すると白黒加工が行えます。パソコンソフトでも細かく、範囲指定をすると狙った被写体をキレイに白黒に加工をすることができます。
Q3白黒加工は画像の容量に影響しますか?
高ビット深度変換や多層のレイヤー構造を利用して白黒変換を行うなど特殊な処理をするとデータ量が増加する可能性があります。
逆にシンプルに白黒加工にするだけであれば、色情報が失われるだけですのでサイズは小さくなると考えて良いでしょう。
自分に合ったアプリ・ソフトで上手に画像を白黒にしよう
ポイントを抑えると白黒加工した画像がとても美しくなります。撮影時には高解像度でRAW撮影を行い元画像のデータの画質を良くすると美しく白黒加工しやすくなります。編集する際にもコントラストや光と影を意識させたり、ノイズを適度に乗っけると良い雰囲気の画像になるでしょう。
これらを簡単に操作できるアプリ・ソフトを選ぶことが良い画像作りに大切です。色々試しながら自分に合ったアプリ・ソフトを探しましょう。
役に立ちましたか?コメントしましょう!