スマホ・PCでGIFから動く壁紙を作成・設定する方法

スマホやPCの壁紙をGIFに設定して動かしたいけど方法がわからないあなたへ。この記事を読めば、GIFを壁紙として楽しむためのOS別設定手順やおすすめアプリ、素材サイト、自作のコツまで全て解説。この記事を読んで、個性的な動く壁紙を作りましょう。

1. そもそもGIFとは？

GIFとは、「Graphics Interchange Format」の略で、画像ファイルで簡単なアニメーションを表示できる形式の一つ。動画ファイルと比べてデータ量が小さく、特別な再生ソフトなしで多くのウェブブラウザやアプリで表示できる手軽さが特徴です。

GIFは複数の静止画像を一つのファイルにまとめ、パラパラ漫画のように表示し動きを表現します。ウェブサイト上の短い広告バナーや、SNS、チャットアプリでの感情表現（リアクションGIF）など、インターネット上の様々な場面で広く利用されています。

2. GIFを壁紙にするメリットとは？

GIFを壁紙に設定すると視覚的な楽しさや、自分だけの個性をデバイスに反映させやすくなる点などが挙げられ、動画ファイルと比較した場合の扱いやすさも利点の一つと言えるでしょう。このセクションでは、GIF壁紙がもたらす主なメリットについて解説していきます。

2-1.視覚的な魅力と没入感

GIF壁紙を導入する最大のメリットは、動きのある壁紙によって視覚的な魅力を増し画面への没入感を高める効果です。

静止画の壁紙とは異なり、GIFアニメーションは画面に動きをもたらし、よりダイナミックで生き生きとした印象を与えます。例えば、お気に入りのキャラクターが画面上で動いていたり、美しい風景がゆっくりと移り変わったりすると見ているだけで楽しく、デバイスへの愛着も深まるでしょう。

2-2.自分でカスタマイズできる

自分の好みや個性を反映させたカスタマイズがしやすいというのがGIF壁紙です。
インターネット上には数え切れないほどのGIF素材が公開されており、それらの中から自由に選んで壁紙に設定できます。さらに、専用のアプリやソフトウェアを使えば、自分で撮影した動画などの一部を切り取り、オリジナルのGIFアニメーションを作成することも比較的簡単に行えます。
高いカスタマイズ性により、他の誰とも違う、自分だけの特別なデスクトップやスマートフォンの画面を実現できます。

2-3.軽量で扱いやすい

GIF形式のファイルは、一般的な動画ファイルと比較しデータサイズが軽量で、扱いやすいメリットを持っています。

GIFは、色数を最大256色に制限するなどの技術的な特徴により、アニメーションでありながらファイルサイズを小さく抑えることが可能。そのため、デバイスのストレージ容量を過度に圧迫することが少なく、壁紙として設定した際のシステムへの負荷も、高解像度の動画壁紙に比べれば軽くなります。

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3.Filmoraで壁紙に使うGIFを自作する方法

Filmoraは初心者でもプロ並みの動画編集が簡単にできる高機能動画編集ソフトですが、好きな動画の1シーンをGIFアニメーションにすることも簡単にできます。ここでは、壁紙に使えるお好みのGIFアニメーションをFilmoraで作るための方法を紹介します。

3-1. Filmoraが壁紙用のGIF作成に最適な理由

自分の好きな動画をお好みに編集し、GIFアニメーションにしたいならばFilmoraはとてもおすすめです。
一般的なGIF変換アプリはただ既存の画像を並べてアニメ表示する程度のもの、画像を一枚一枚アップロードしなければいけなかったり手間がかかってしまいます。
一方、Filmoraなら自分が撮影した動画をGIFに変換し、好きなスタンプやフィルターを追加したり、時間も自由に設定できるなどカスタマイズ性高くGIFアニメーションを作成できます。
しかもアップロードも動画素材を１つタイムラインに載っけるだけで完了します。ですから、お好みのGIFアニメーションを作成するならばFilmoraが最適なのです

3-2. FilmoraならAI画像から動画生成で加工が難しいGIFアニメーションも楽々作れます

Filmoraは高機能AIが動画を自動で加工し、難しい加工も簡単に行えるため、世界で１つのGIFアニメーションが簡単に作れます。
例えば、ジブリAIフィルターを使って、動画をジブリ風の作画に加工してGIFとして書き出すこともできます。

関係記事: ジブリ風フィルターで写真を変身！おすすめアプリ6選

3-3. Filmoraで壁紙用のGIFを作る手順

1. GIFにしたい動画ファイルをタイムラインに挿入し、不要な部分を削除、その後エクスポートをクリック

   

2. ファイル名をつけ、フォーマットをGIFにしてエクスポートをクリックして完了

   

4.【OS別】GIFを壁紙に設定する方法

ほとんどのOSはGIFファイルをそのまま壁紙できず、できても動きがでないため、専用のアプリケーションを導入したり、特定のファイル形式に変換したりする必要があります。
ここでは、各デバイス別に、GIFを動く壁紙として設定するための具体的な方法を解説していきます。

4-1. 【全OS共通】GIFをそのまま壁紙にするとループしない

まず、把握しておくべきことは全てのOSはGIFファイルをそのまま壁紙にできないか、できたとしても思ったような挙動が起こりません。
WindowsでGIFファイルを壁紙に設定してもアニメーションは最初だけ動きますがループはせず、Android OSとmacOSはGIFファイルの最初のフレームが静止画として表示されるだけになり動かすことはできません。

そしてiPhone(iOS)はLive Photosという動く壁紙を設定はできますが、GIFアニメのようにループが不可能です。
これは不具合ではなく、Windows OSの仕様上の制限です。したがって、Windows上で壁紙を動かし続けるためにはOS標準機能だけでは不可能です。
ですから、それぞれのOSでサードパーティー製のアプリなどを利用し画像ファイルを加工する必要があります。

4-2 WindowsでGIFを動く壁紙にするにはLively Wallpaperがおすすめ

Windows壁紙を動かすには、サードパーティ製アプリを利用する必要がありますが、無料でGIFアニメをループする壁紙にできるLively Wallpaperがおすすめです。
Lively Wallpaperは、無料のオープンソースのアプリです。GIFアニメーションはもちろん、動画ファイル（MP4、WebMなど）、さらにはウェブページやYouTube動画まで、多様な形式のコンテンツを動的なデスクトップ壁紙として設定できる点が大きな魅力です。

4-2-1.Lively WallpaperでWindowsの壁紙の壁紙を動く壁紙にする方法

1. Lively Wallpaperを起動します。
2. アプリ画面の左側（または上部）にある「壁紙を追加」ボタン（通常は「+」アイコン）をクリックします。
3. 「ファイルを選択」の下にある「参照」ボタンをクリックし、壁紙にしたいGIFファイルまたは動画ファイルを選択して「開く」をクリックします。ウェブ上のコンテンツを使いたい場合は、URLを入力する欄に直接リンクを貼り付けます。
4. ファイルがライブラリに追加されたら、ライブラリ画面（通常は本のアイコン）で新しく追加された壁紙を選択します。
5. 選択すると、即座にデスクトップの背景として適用されます。

4-3 macOSを動く壁紙にするためのおすすめアプリはAnimated Wallpaper

Macで動く壁紙、特にGIFアニメーションを壁紙にしたい場合におすすめのアプリとしては、有料ですがMac App Storeで入手できる「AnimatedWallpaper」がおすすめです。

「AnimatedWallpaper」は150円(2025年5月現在)で、GIFアニメーションを壁紙に設定することに特化しています。　 例えば、GIFファイルの画像サイズが画面解像度と異なる場合は画面にフィットさせたり、拡大してフルスクリーンに写したりするなど柔軟性が高いのがメリットです。

4-3-1. Animated WallpaperでmacOSの壁紙をGIFアニメーションにする方法

1. Mac App Storeを開き、「AnimatedWallpaper」を検索し購入する。
2. 壁紙として使用したいアニメーションGIFファイルをMacに保存する。
3. アプリを起動し「Choose GIF」や「Select File」といったボタンを探しクリック。ファイル選択画面が開くので、準備しておいたGIFファイルを選び、「開く」または「選択」をクリックします。

4-4 iPhoneでGIFをLive Photosに変えるのにおすすめなのはintoLive

iPhoneに搭載されているiOSではGIFアニメのように自動で連続的にループ再生はできません。動く壁紙はLive Photosのみで、デバイスのスリープ解除時に1.5秒以内の短い動きが再生されるだけです。
したがって、iPhoneの動く壁紙機能は、イメージしているような連続ループアニメーションにはできません。

iPhoneでGifをLive Photosとして使うにはアプリを使う必要があります。

その中でもおすすめなのはintoLive。GIFを簡単にLive Photosに変換し動きのある壁紙にできます。

4-4-1. into LiveでGIFをLive Photosに変換する方法

1. intoLiveを開き、新しいプロジェクトをタップ

   

2. Live PhotosにしたいGIFファイルを選択し、追加をタップする

   

3. 行いたい加工を加え、右上のボタンをタップし、ライブフォトを選択、写真アプリへ保存をタップし完了

   

   

   

   

4.5. AndroidでGIFを動く壁紙にするにはGIF Live Wallpaperがおすすめ

Android OSはGIFファイルを選択できますが最初のフレームだけ読み込み静止画像として扱う設計がされています。そのため、標準の画像設定プロセスではGIFを動く壁紙として設定はできません。

AndroidデバイスでGIFファイルを動く壁紙として設定したい場合にはGIF Live Wallpaperがおすすめです。

「GIF Live Wallpaper」は無料で手軽にGIFを動く壁紙にできます。デメリットとしては無料であるため広告が表示されたり、機能が少なくお好みの設定が難しい点があります。

4-5-1. GIF Live WallpaperアプリでAndroidの壁紙をGIFアニメーションにする方法

1. GIF Live Wallpaperを起動します。アプリ内の「GIFを開く」や「+」アイコンなどをタップし、壁紙にしたいGIFファイルを端末内から選択して読み込みます。
2. 読み込んだGIFが画面に最適に表示されるよう、指でドラッグして位置を調整したり、ピンチ操作でサイズを変更したり、回転ツールで向きを調整したりします。
3. GIFの再生速度をスライダーなどで調整し、好みの動きにします。また、GIFが画面全体を覆わない場合や透過部分がある場合は、背景色をRGBスライダーやスポイトツール（GIF内の色を抽出）などで設定し、GIFと背景の調和を高めます。
4. 必要であれば、GIFの反転などの追加編集機能を利用します。全ての調整が終わったら、プレビュー機能で壁紙としての表示を確認し、満足いくまで微調整を繰り返します。

5.壁紙素材のGIFをダウンロードできるおすすめサイト2選

自分で素材を用意する時間がなかったり、イメージ通りの素材が用意できない場合はGIF素材をダウンロードできるWebサイトを利用するといいでしょう。
ここでは、センスのいいGIF素材をダウンロードできるおすすめのサイトを紹介します。

5-1.Pixabay

高品質でデザイン性の高い素材を探している場合におすすめできる無料素材サイトです。

Pixabayはプロのクリエイターが制作した高画質な写真、イラスト、動画などを無料で提供しており、GIFアニメーション素材も豊富に取り揃えています。

規約に則れば商用利用も可能で、クレジット表記も原則として不要ととても使い勝手が良い点も大きなメリットでしょう。

5-2.GIPHY

アニメ系のキャラクターや、ユーモラスで個性的なGIF壁紙素材を探すなら、GIPHYが最適です。GIPHYは世界最大級のGIF検索プラットフォームであり、多くのGIFアニメーションを探すことができます。

一方で、GIPHYのコンテンツの多くは元の作品の著作権や利用ライセンスが不明確な場合が多いため、商用利用はもちろん非商用利用でも権利関係の確認は必ず行ってから利用するべきでしょう。

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6.スマホで壁紙に使うGIFを自作する方法

アニメーションGIFの壁紙はスマホを使って簡単に作ることができます。

ここではスマホで簡単に壁紙用のGIFを自作する方法について紹介します。

6-1 AndroidはGoogleフォトでGIFを作れる

Androidは一部端末を除きデフォルトでアニメーションGIFを作ることができませんが、Google社が提供している画像編集・ストレージアプリのGoogleフォトでは複数の画像を組み合わせてアニメーションGIFの作成が可能です。

6-1-1. GoogleフォトでGIFアニメーションを作る手順

1. アプリを立ち上げ上部の「+」をタップし、アニメーションを選択する

   

2. GIFアニメーションにしたい画像を選び、右上の作成を選んで完了

   

6-2 iPhone標準の「ショートカット」アプリでGIF作成も可能

iPhoneで撮影したLive PhotosをiOSに標準搭載されているショートカットアプリでアニメーションGIFの作成が可能です。ここでは「ショートカット」でアニメーションGIFを作る方法について解説します。

6-2-1. ショートカットでGIFアニメーションを作る手順

1. ショートカットを開き右下のギャラリーをタップ

   

2. ALL THE GIFs!からGIFをタップ、その後ショートカットに追加をタップ

   

   

3. 左下のショートカットをタップ

   

4. GIFを作成するをタップし、表示されたLive Photosを選択し、完了をタップする

   

7.GIFを壁紙に設定する際によくある疑問と回答

GIFを壁紙に設定する際に気になるのは画質やバッテリー消耗、アニメがきちんとうごくかどうか？

ここではそれらの疑問に対して解説しました。

Q1 GIFを壁紙にしたら画質は落ちないの？

結論から言うと、ほとんどが普通の動画や画像よりも画質が劣化するでしょう。GIFは最大の色数が256色しかなく、ほとんどの動画や画像ファイルよりも表現できる色味が少ないのです。そのため、元々の壁紙や変換素材よりも画質は落ちてしまうことがほとんどでしょう。

Q2. バッテリー消費は早くならないの？

静止画よりもバッテリー消費が速くなる可能性は高いでしょう。画像ファイルとはいえ複数の画像をコマ送りして表示させるため、普通の画像と比較し画像処理に必要な電力が増すと考えられます。

Q3 . GIFアニメが動かない場合はどうすればいいの？

ファイルが破損されていないかと利用できる形式になっているのかチェックしましょう。

GIF壁紙をダウンロード中に破損してしまうと、アニメーションが動きません。この場合はChromeなどのブラウザなどで再生できるか試して、動かなければ再ダウンロードや別のGIFを試してください。

次に、ファイル形式や特性がOSの壁紙機能に対応しているか確認しましょう。例えば、mac用に作られたものをWindowsでは使えないことや、ファイルサイズが大きすぎる、フレーム数が多すぎてOSが処理できない場合があります。

OSの対応状況を確認し、ファイルサイズやフレーム数を調整して再度設定してみましょう。

8.まとめ｜OSの特性を知って上手にGIFを壁紙にしよう

この記事では、GIFでパソコンやスマホの壁紙を動かすための設定方法やおすすめのアプリ、素材の探し方、トラブルシューティングまで幅広く解説しました。
Windows、macOS、iOS、AndroidそれぞれのOSで動く壁紙を実現するには、基本的に専用アプリの利用しGIFをそれぞれ適切な形に変換する必要があります。Filmoraを使って動画からGIFを作ったり、PixabayやGIPHYなどを利用し、魅力的な動く壁紙を作ってみましょう。