ZSky AIは本当に無制限でAI画像や動画を生成できるのでしょうか。本記事では、テキストからの動画生成・画像からの動画生成・音声付き動画などの機能を整理し、生成品質、料金プラン、無料で使える範囲を確認します。生成後の動画を編集する方法も紹介するので、導入前の比較に役立ててください。
「無制限で生成できる」という宣伝文句の実態はどうなのでしょうか。ここではZSky AIの画像生成・動画生成機能を取り上げ、生成品質、搭載機能、実際の制作での使いやすさを検証します。
ZSky AIとは?サービスの概要
ZSky AIは、テキストや既存の画像をもとにAI画像・AI動画を生成できるブラウザ型のクリエイティブサービスです。ローカル環境でAIモデルを動かさずに制作したいクリエイター、マーケティング担当者、デザイナーなどを対象としています。
ZSky AIで利用できる主な機能は次のとおりです。
- AI画像生成:テキストの指示から画像を作成
- テキストから動画生成:文章で指定した内容を短い動画に変換
- 画像から動画生成:静止画に動きを付けて動画化
- 音声付き動画生成:BGM、環境音、効果音などを映像に合わせて生成

ZSky AIでは、文章から動画を生成するテキストから動画生成と、静止画から動画を作成する画像から動画生成の両方に対応しています。生成時に音声も作成できるため、完成後に音を追加するだけでなく、映像と音声をまとめて制作できる点が特徴です。
ZSky AIは専用のNVIDIA RTX 5090 GPUを使ってサーバー側で生成処理を行います。そのため、利用者のPCに高性能なGPUは必要ありません。ブラウザから操作でき、専用アプリやAPKを探してインストールする必要もありません。公式サイトのhttps://zsky.ai/にアクセスしてプロンプトを入力するか、画像をアップロードすれば制作を始められます。
ZSky AIの主な機能
ZSky AIは画像生成、動画生成、音声生成、制作プランニング、画像編集を一つの作業画面にまとめています。利用前に押さえておきたい機能を順番に見ていきましょう。
AI画像生成

ZSky AIの画像生成機能は、テキストからの新規生成に加え、既存画像を使った加工にも対応しています。主な仕様は以下のとおりです。
- 50種類以上のスタイルを選択可能
- 背景の削除
- スタイル変換とレタッチ
- 無料プランは最大720p、Proは1080p、Maxは4Kに対応
- すべてのプランで生成回数が無制限
- 無料プランで生成した画像には小さなZSkyのロゴが入る
テキストから動画を生成
作りたいシーンを文章で説明すると、ZSky AIで短い動画を生成できます。
- テキストプロンプトから動画を生成
- 人物・被写体の動き、カメラワーク、映像スタイルを指定
- 映像に同期した音声も生成
- 無料プランとProでは最長5秒の動画に対応
- Maxでは最長10秒の動画に対応
- 動画の解像度は無料プランがHD、Proが1080p、Maxが4K
画像から動画を生成
画像から動画生成では、1枚の静止画に動きを加えて短い映像にできます。AIイラスト、商品画像、写真などを動かしたい場合に役立ちます。
- 既存の画像をアップロード
- 付けたい動きを文章で指定
- 静止画をアニメーション動画に変換
- 最初と最後のフレームを指定可能
- キーフレームアニメーションに対応
- 生成した動画に同期音声を追加可能
音声付きAI動画生成
ZSky AIは動画生成時に音も作れるため、無音の動画だけでなく、音付きの映像を出力できます。
- 映像と同期した音声を生成
- BGMや効果音を追加
- シーンに合った環境音を生成
- 音声や会話を含む動画制作に対応
- ProとMaxではAIリップシンクを利用可能
AIクリエイティブディレクター

「AI Creative Director」は、最初のアイデアを具体的な映像コンセプトへ発展させるための機能です。企画の方向性を考え、同じセッション内で画像や動画を生成できます。
- 対話形式でコンセプトを具体化
- 構図、演出、照明、カメラワーク、絵コンテを計画
- 追加の指示でアイデアを調整
- 同じ制作セッションで画像と動画を生成
- 128Kトークンのコンテキストウィンドウを利用
- 現行の料金ページによるとProとMaxで利用可能
AI画像編集ツール

ZSky AIには画像編集機能もあり、サービスを切り替えずに生成画像や既存画像を調整できます。
- AIを使って画像を編集
- 露出、コントラスト、ハイライト、シャドウ、彩度、色温度、色合い、シャープさなどを調整
- スタイル変換やレタッチを利用
- 画像の背景を削除
- 編集した画像を画像から動画生成に活用
ZSky AIの生成品質を検証
ZSky AIは、内容を明確に指定したプロンプトでは比較的良好な結果が得られます。一方、複雑なシーンでは何度か生成し直す必要があります。画像、動画、画像から動画生成、同期音声の品質を確認します。

テキストから画像を生成した結果
| 評価項目 | 評価 | 検証結果 |
| プロンプトの再現性 | 4.4/5 | 主要な被写体、背景、重要な視覚要素をおおむね再現できます。 |
| 細部の描写 | 4.2/5 | 質感や大きな要素はきれいですが、細かな部分にばらつきがあります。 |
| スタイル | 4.5/5 | 選択したスタイルが反映され、被写体の特徴もおおむね維持されます。 |
| 一貫性 | 4/5 | 全体の印象は近いものの、生成ごとに細部が変わる場合があります。 |
テキストから動画を生成した結果
| 評価項目 | 評価 | 検証結果 |
| 動き | 4.1/5 | 単純なカメラワークや被写体の動きは、おおむね滑らかです。 |
| 指示への忠実度 | 3.9/5 | 主要なシーンは再現できますが、複雑な動作は不正確になる場合があります。 |
| 映像品質 | 4.2/5 | 短い動画をきれいに生成できますが、フレーム間で見た目が変化することがあります。 |
| 音声 | 4.3/5 | 環境音、効果音、BGM、会話などを追加できます。 |
画像から動画を生成した結果
| 評価項目 | 評価 | 検証結果 |
| 動きの品質 | 4.2/5 | 軽いカメラ移動やシンプルなアニメーションに適しています。 |
| 元画像の再現性 | 4.4/5 | 元の被写体、スタイル、構図を比較的よく維持できます。 |
| 被写体の安定性 | 3.9/5 | 主要な要素は識別できますが、細部が変化することがあります。 |
| 動きの制御 | 4.5/5 | ズーム、オービット、ドリープッシュ、パララックス、風、波などのプリセットで動きを付けやすくなっています。 |
総合評価:ZSky AIは、画像や短い動画を素早く作りたいとき、特に音声も同時に生成したいときに便利です。ただし、出力品質にはばらつきがあり、実績のあるクリエイティブツールと比べると高度な制御や編集機能が不足しています。無料で回数を気にせず試せる点は魅力ですが、細かな調整や安定した仕上がりを求める場合は、より編集機能が充実したツールも検討したいところです。
第4章ZSky AIの料金と無料プラン:無料プランだけで十分?
ZSky AIでは現在、クレジット制が廃止されています。 2026年4月, すべてのプランで画像・動画の生成回数が無制限です。プランによる主な違いは、出力品質、生成速度、高度な機能を使えるかどうかです。
| プラン | 料金 | 主な機能 |
| 無料 | $0 | 生成回数無制限、720p画像、最長5秒のHD動画、同期音声、ウォーターマークあり |
| Pro | 月額19米ドル | 生成回数無制限、1080p動画、ウォーターマークなし、高速生成、AI Creative Director、AIリップシンク |
| Max | 月額99米ドル | 生成回数無制限、4K動画、専用GPU、ウォーターマークなし、ホワイトラベルライセンス、API利用 |
補足:ProとMaxは年額払いにすると20%割引になります。
開発者向けZSky AI API
ZSky AIは画像・動画生成をアプリや自動処理に組み込めるREST APIも提供しています。APIを利用できるのはMaxプランのみです。
- プログラムから画像や動画を生成
- 独自のワークフローにZSky AIを組み込む
- Maxには月1,000枚の画像と300本の動画が含まれる
- 超過分は画像1枚につき0.05米ドル、動画1本につき0.50米ドル
- APIの利用枠はWeb版の無制限生成とは別扱い
つまり、Webサイトで無制限に生成できても、APIも無制限という意味ではありません。APIには月ごとの利用枠と超過料金があります。
ZSky AIのメリット・デメリットと編集方法
ZSky AIは画像、動画、同期音声の生成に重点を置いています。素材を素早く作るのに向いていますが、細かな動画編集は専用の編集ソフトで行う方が効率的です。
- どのプランでも画像・動画を無制限に生成できる
- 無料プランでもサブスクリプションなしで主要な生成機能を試せる
- 画像から動画生成と同期音声により制作工程をまとめやすい
- すべてのプランで商用利用が認められている
- Maxでは4K出力、専用GPU、APIが利用できる
- 無料プランの出力にはZSkyのウォーターマークが付くが、有料プランでは付かない
- 現行の料金ページでは、無料プランとProで生成できる動画は1回あたり最長5秒
- 複雑なシーンは安定した結果を得るまで再生成が必要な場合がある
- 細かなタイムライン編集や仕上げ作業の制御には限界がある
生成後に細かく編集したい場合は、動画をWondershare Filmoraに読み込んで仕上げる方法があります。Filmoraなら、タイムライン編集、トランジション、字幕、エフェクト、音声調整などを行えます。ZSky AIで素材を生成し、Filmoraで最終編集するという使い分けがおすすめです。
生成した動画をFilmoraで仕上げる方法
ZSky AIで作った動画を完成作品に仕上げるには、Filmoraの編集画面を活用できます。短い動画をつなぎ、字幕やオリジナルの音声を付けたり、映像を延長したりと、生成だけでは難しい調整が可能です。
ZSky AIで生成した動画をFilmoraに読み込めば、そのまま編集を続けられます。さらにFilmoraにはAI動画生成やAI画像生成も搭載され、複数のAIモデルを利用できます。画像や動画の生成から編集まで一つの画面で完結させたい場合は、ZSky AIの代替候補にもなります。
Filmoraで活用できる主な機能は次のとおりです。
- AI動画延長 生成した動画が短すぎる場合にクリップを延長できます。
- AI字幕音声を字幕に変換し、動きのある字幕スタイルを適用できます。
- AI音楽ジェネレーター動画の雰囲気に合うBGMを作成できます。
- AI効果音場面や動きに合ったオリジナル効果音を生成できます。
- トランジションとエフェクト別々に生成したAI動画を自然につなぐのに役立ちます。
- タイムライン編集 トリミング、クリップの並び替え、音声、字幕、エフェクト、複数の動画トラックを細かく調整できます。
これらはFilmoraの機能の一部です。制作内容に合わせてほかのAI機能や編集ツールも使えば、ZSky AIの生成段階では調整しきれなかった部分を補い、公開用の動画として仕上げられます。
まとめ
ZSky AIはブラウザ上で画像・短い動画・同期音声を作れるうえ、生成回数に制限がない点が特徴です。無料プランでも画像と動画を無制限に生成できますが、動画が最長5秒であることやZSkyのロゴが入ることは用途によって気になるでしょう。Proではロゴがなくなり1080pに対応し、Maxでは4K動画やAPIも利用できます。
クレジット残高を気にせずAI素材を試作したい人にとって、ZSky AIは柔軟な選択肢です。一方、細かい編集にもこだわりたい場合は、AI画像・AI動画生成と本格的なタイムライン編集を備えたFilmoraを併用するとよいでしょう。
よくある質問
-
1. ZSky AIはアプリをダウンロードしないと使えませんか?
いいえ。ZSky AIはブラウザで動作するため、PCソフトをインストールせずに画像や動画を生成できます。Android、iPhone、iPad向けの公式アプリもありますが、Web版の利用には必須ではありません。 -
2. アカウント登録なしでZSky AIを利用できますか?
アカウントなしでもアクセスできますが、無制限生成や制作履歴の保存など、無料機能をすべて利用するにはログインが必要です。無料プランにクレジットカードは不要です。 -
3. ZSky AIで生成した動画は後から編集できますか?
はい。ZSky AIにはブラウザ型の動画編集機能があり、カット、トリミング、クリップの並べ替え、複数トラックでの編集ができます。より高度な仕上げにはFilmoraなどの専用動画編集ソフトも利用できます。 -
4. ZSky AIで生成した動画にウォーターマークは付きますか?
無料プランの出力にはZSkyのロゴが付きます。現行料金ページによると、無料画像には小さな「zsky.ai」、無料動画には「MADE WITH / zsky.ai」という表記が入ります。ProとMaxでは表示されません。

