近年数多くのVTuberが活動しており、個人で活動している方もいます。ただ、どのようにしてVTuberになればよいのかわからない方もいるかもしれません。
そこで今回は、個人でVTuberを始める方法やその際に役立つソフトなどを紹介します。どのようにしてVTuberになればよいのか知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
目次
1.個人勢VTuberの始め方
個人がVTuberになる方法は、簡単に以下の3つのステップに分けられます。
- キャラクターを作る
- 動画編集ソフトや配信ソフトと組み合わせる
- インターネット上に投稿・配信する
「たった3つのステップなら簡単じゃん!」と思うかもしれませんが、それぞれやるべきことがあるため、各ステップでどのようなことをするのかきちんとチェックしておきましょう。
なお、VTuberの基本情報に関しては以下の記事で紹介しているため、気になる方はぜひ読んでみてください。
Vtuberとは?Vtuberのなり方や必要なツールを徹底紹介!
1-1.STEP1.キャラクターを作る
まずはキャラクターを作ることです。この際、いきなり作るのではなく、コンセプトを先に作ることが大切です。「常に元気いっぱいの女子高生」や「一人前になるため人間界で修行している悪魔」のようなコンセプトがあることで、具体的にどのようなキャラクターを作ればよいのか想像しやすくなります。
実際に作る際には、自分でキャラクターを作る方法と外部に任せる方法の2つが挙げられます。自分で作る方法は一見すると難しそうに思えるかもしれませんが、現在では簡単に作れるソフトも登場しているため、この機会にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
もし外部に任せるのであれば、任せる相手によって制作期間や費用が異なるため、いくつか比較しながら決めるのがおすすめです。制作者を探す方法としては、SNSで探したりクラウドソーシングサイトで募集したりなどが挙げられます。
1-2.STEP2.動画編集ソフトや配信ソフトと組み合わせる
キャラクターが完成したら、動画編集ソフトや配信ソフトを使って映像にします。基本的にVTuberの場合は生放送で視聴者と交流しながら配信するケースが多いため、動画編集ソフトよりも配信ソフトのほうがよく利用するかもしれません。
すでに撮影した映像とキャラクターを重ねる場合は動画編集ソフトが役立ちますが、この際にチェックしておきたいのが「素材同士で重ねられるかどうか?」ということです。動画編集ソフトによっては複数の素材を重ねられない場合があります。
また、ゲーム実況動画のような2つの音が重要になる動画だと双方の音をバランス良く調整する必要があるため、音声に関する機能も確認しておくようにしましょう。
1-3.STEP3.インターネット上に投稿・配信する
動画が完成したら、インターネット上で公開しましょう。投稿先はさまざまあり、YouTubeやニコニコ動画、Twitchなどが挙げられます。特にYouTubeの場合は多くのVTuberが活躍しているからこそ、気軽に見てもらいやすいでしょう。
2.VTuberのキャラクターを作れるおすすめソフト
実際にVTuberのキャラクターを作る際には、専用のソフトが必要です。ソフトに関してはさまざまなものがありますが、ここでは、おすすめのソフトを2つピックアップして紹介します。
なお、VTuberのキャラクターをスマホで作りたい方は以下の記事を読んでみてください。
2-1.Live2D
VTuberのキャラクターを作るソフトとして代表的なものが、Live2Dです。イラストを2Dアニメーションとして動かすことができ、原画の質を落とすことはありません。その上、After EffectsやPhotoshopとの連携も可能であり、効率よく作業できます。
Live2Dは無料版と有料版の2種類が用意されており、どのようなソフトなのか気軽に試せます。もしLive2Dが気になっているのであれば、一度無料版から始めてみるのがおすすめです。
対応OS |
Windows・Mac |
Windows版の料金 |
単月プラン:10,582円/月 |
Mac版の料金 |
単月プラン:10,582円/月 |
特徴 |
・原画の質を落とすことなくアニメーション化できる |
インストール先 |
2-2.Animaze by FaceRig
簡単にVTuberとして活動したいのであれば、Animaze by FaceRigがおすすめです。Animaze by FaceRigは自分の姿をアバターに変換させられるソフトであり、そのまま配信したり録画したりできます。上記で紹介したLive2Dとも連携していることからVTuber向けの動画を作りたいときにも役立つため、多くの日本人も利用しています。
Animaze by FaceRigの場合は既存のモデルが複数用意されており、気軽にVTuberとして活動したい方やどのような雰囲気の動画になるのか試してみたい方にも向いているソフトです。その上、基本無料で利用できるのもAnimaze by FaceRigの魅力的なポイントです。
対応OS |
Windows |
Windows版の料金 |
基本無料 |
特徴 |
・自分の姿を気軽にVTuberへ変えられる |
インストール先 |
3.VTuberにおすすめの動画編集ソフト
動画編集ソフトの場合は、基本的に有料ソフトを選ぶのがおすすめです。
理由として、複数の素材を重ねられる上に音声に関する調整も細かくでき、その他の機能も充実しているためです。
有料動画編集ソフトは複数ありますが、その中でもおすすめしたいソフトを4つピックアップしました。どれも魅力的なものであるため、それぞれ読んで気になるものを試してみると良いでしょう。
3-1.Filmora
もし動画編集が初めてならば、Filmoraがおすすめです。Filmoraは初心者でも扱いやすい動画編集ソフトであり、さまざまな機能が揃っています。エフェクトや音楽なども充実しているため、目的に応じた動画を作れるでしょう。
Filmoraの主な機能としては、スピードランプ機能や自動文字起こし機能などが挙げられます。これからFilmoraを使う方向けのチュートリアル動画も用意されているため、Filmoraを使って動画編集デビューしてみるのも良いでしょう。
対応OS |
Windows・Mac |
Windows版の料金 |
1年間プラン:9,979円/年 |
Mac版の料金 |
1年間プラン:9,979円/年 |
特徴 |
・インターフェースが初心者でもわかりやすい |
インストール先 |
3-2.DemoCreator
Filmoraと同じ会社が販売しているDemoCreatorは、バーチャルヒューマン機能が非常に魅力的な存在です。あなたの表情や動きをアバターへ反映させることができ、気軽にVTuberとしてデビューできます。
その他、DemoCreatorの場合は動画編集機能とは別に画面録画機能も備えているため、録画したものをすぐに編集することも可能です。上記で紹介したバーチャルヒューマン機能を使いながら録画することもできることから、他のソフトよりもスムーズにVTuberの動画を作れるでしょう。
対応OS |
Windows・Mac |
Windows版の料金 |
年間スタンダードプラン:2,980円/年 |
Mac版の料金 |
年間スタンダードプラン:2,980円/年 |
特徴 |
・自分の表情や動きを簡単にキャラクターへ反映できる |
インストール先 |
3-3.Premiere Pro
Premiere Proは多くのプロ動画クリエイターや制作会社が利用しているソフトであり、VTuberの動画はもちろんのこと、ビジネス向けのPR動画や研修動画など幅広い用途で利用できます。
Premiere Proの場合はユーザーが多いため、わからないことがあってもインターネットや本ですぐに見つけられるでしょう。また、Adobe社のソフトと連携できるため、すでにAfter EffectsやIllustratorなどを持っている方にもおすすめです。
対応OS |
Windows・Mac |
Windows版の料金 |
2,728円/月 |
Mac版の料金 |
2,728円/月 |
特徴 |
・プロが利用するほど高品質な動画を作れる |
インストール先 |
3-4.Final Cut Pro
Premiere Proと並んで有名な有料ソフトがFinal Cut Proです。Macしか利用できませんが、直感的に操作できるため、スムーズに動画を作れるでしょう。代表的な機能がマグネティックタイムラインで、タイムライン上の素材が磁石のように自動でくっついてくれます。
また、Final Cut Proの場合は買い切り型のソフトということもあり、Premiere Proのようなサブスクリプション型のソフトが嫌な方にもおすすめです。
対応OS |
Mac |
料金 |
48,800円/月 |
特徴 |
・直感的に操作できる |
インストール先 |
4.人気個人勢VTuberになるためのコツ
人気VTuberと聞くと企業に属しているイメージがあるかもしれませんが、個人勢でも人気になれる可能性があります。もし人気個人勢VTuberになりたいのであれば、以下のコツを覚えて取り組んでみましょう。
4-1.質の高い機材やソフトをそろえる
VTuberとして活躍するためには、PCや配信ソフトなどの機材が欠かせません。質の高い機材やソフトを揃えることにより、動画の質も高まりやすくなります。そのため、本格的に取り組むのであれば、できる限りお金をかけて環境を整えるようにしましょう。
4-2.個性的なキャラクターにする
VTuberの第一印象は多くのユーザーに見てもらう上で重要なポイントです。そのことから、個性的なキャラクターを用意するようにしましょう。特に素の状態ではなくアバターを演じるのであれば、なおさらキャラクターの雰囲気を崩さないようにすることが大切です。
この際、キャラクターの方向性も決めることが大切です。現在、数多くのVTuberが活動しているため、なんとなくで活動しても人気を獲得しにくいのが現状です。
そのことから、個性だけではなく、キャラクターの方向性も用意するようにするのがおすすめです。例えばFilmoraの公式VTuberの場合、最初の動画にて使命や夢といったことを紹介しており、どのような方向性なのかユーザーが把握しやすくなっています。
4-3.初めての人でも楽しめるようにする
多くのユーザーに見てもらうためには、どの動画でもできる限り初めて見る方でも楽しめるようにすることが大切です。あまりにもマニアックな内容だったり、身内ノリが多い内容だったりすると、新規ファンの獲得につながりません。
そのことから、できる限りわかりやすく多くの人が楽しんでくれるような内容にしましょう。
4-4.流行りに乗る
VTuberもYouTuberと同じく、流行に乗り遅れてしまうとファンを満足させられません。そのため、できる限りニュースやSNSなどをチェックして、最新トレンドを踏まえた動画を作ってみましょう。流行りに乗った動画を作ることにより、多くの人に見てもらいやすくなります。
例えば歌ってみた動画を投稿する場合、そのとき流行っている曲を歌ってみることで注目を集めやすくなるでしょう。
4-5.SNSを活用する
ファンを増やすためには、認知度を高めることが欠かせません。その際に役立つのがSNSです。TwitterやTikTokなどで情報発信することで、多くの人に知ってもらいやすくなります。
場合によっては、SNSでバズったことがきっかけで多くの人に見てもらいやすくなるかもしれません。
4-6.外国語にも対応できるようにする
VTuberは海外でも人気が高く、ホロライブやにじさんじなどの大手プロダクションも海外へ進出して多くのファンを獲得しています。そのことから、これからVTuberになるのであれば、できる限り外国語にも対応できるようになっておくのがおすすめです。外国語も対応できれば、その分多くのファンの獲得につなげられるでしょう。
5.個人勢でも人気VTuberになることは可能!
今回は、個人がVTuberになる方法や人気になるためのコツなどを紹介しました。
現在では個人がVTuberとして活動することも可能となっており、人気の方もいます。
ただ、そのためには機材を揃えたり外国語で発信したりなどさまざまなコツが必要であるため、そのことを踏まえて取り組んでみると良いでしょう。
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