WebPとGIFの間でアニメ変換したいけど、どのように行えばわからない、どのツールが良いかわからないと悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
この記事では、基本的な知識の解説から無料を含んだおすすめのソフトやWebサイトを紹介し、上手に変換するための注意点まで詳しくご紹介します。
目次
1.WebPとGIFのアニメ変換とは?
WebP(ウェッピー)とGIF(ジフ)は、どちらもアニメーション(動く画像)を表示できるファイル形式ですが、それぞれ特徴が異なります。ここではまず、WebPとGIF、そしてアニメ変換について基本的な知識を解説します。
1-1.WebPとは?
WebPとは、Googleが開発した画像ファイル形式のことで、JPEGやPNGといった従来の形式と同等の画質を保ちながら、ファイルサイズを大幅に小さくできるのが最大の特長です。さらに、背景を透明にする透過処理や、GIFのようなアニメーションもサポートしており、次世代の画像形式として注目されています。
1-2.GIFとは?
GIFはGraphics Interchange Formatの頭文字をとった物で、インターネット上で広く利用されている画像ファイル形式です。アニメーションをサポートし、多くのウェブブラウザやソフトウェアでサポートされているため簡単に閲覧ができるのが特徴。しかし、色数の制限があることや、WebP形式と比較しファイルサイズが大きくなってしまうのがデメリットです。

1-3.アニメ変換とは?
アニメ変換とは、アニメーションを含む画像ファイルをある形式から別の形式へと変える作業のことです。WebPとGIFはどちらもアニメーションを表現できますが、それぞれファイルサイズや対応しているソフトウェアやブラウザなどの特性が異なります。そのため、特定の目的に合わせて形式を変換する必要が生じます。
例えば、Webサイトの表示速度を上げるために、ファイルサイズの大きいGIFを、より圧縮効率の高いWebPに変換する場合があります。逆に、WebPに対応していない環境でも表示できるように、互換性の高いGIFに変換することもあります。
豊富なAI機能:AI画像生成、AIコピーライティング、AI背景除去など
色調整:HSL・カーブ・カラーホイールなどでカラー調整可能


2.WebPとGIFのアニメ変換におすすめなのはGIMP
GIMP(GNU Image Manipulation Program)は、無料で利用できる高機能な画像編集ソフトウェアで、Windows、macOS、Linuxなど様々なOSで利用できます。WebP形式とGIF形式の両方の読み込み・書き出しに対応しており、これらの形式を相互に変換することが可能です。
2-1.メリット
機能が豊富な反面、初心者の方にとっては操作に慣れが必要になるかもしれません。
2-2.デメリット
機能が豊富な反面、初心者の方にとっては操作に慣れが必要になるかもしれません。
2-3.GIMPでアニメ変換をする手順
- 変換したいアニメーションGIFかWebPをGimpで開き、ファイルからエクスポートを選ぶ。
変換したいアニメーションGIFかWebPをGimpで開き - ファイル名と保存先を指定し、ファイル形式をWebPに指定(GIFにしたいならGIFを指定)
ファイル名と保存先を指定 - As AnimationとLoop foreverにチェックを入れ、画質等の設定を行いエクスポートをクリックして完了
エクスポートをクリック
3.動画編集もするならFilmoraがおすすめ
動画ファイルから直接GIFアニメーションを作成したい、あるいは動画制作にGIFアニメーションを利用したいという方もいらっしゃるでしょう。
「Filmora(フィモーラ)」なら初心者でも動画から魅力的なGIFを簡単に作成できます。
3-1.Filmoraとは?
Filmoraは、Wondershare社が開発・提供している動画編集ソフトウェアです。直感的で分かりやすいインターフェースが特徴で、初心者でもプロ並みの動画編集が可能です。基本的なカット編集やテロップ挿入、BGM追加はもちろん、様々なエフェクトやトランジションも豊富に用意されています。
動画編集に必要な機能が一通り揃っているだけでなく、動画ファイルからGIFアニメーションを作成する機能も備えています。そのため、動画からGIFを作成し、シームレスに他の動画へ利用することができます。
3-2.Filmoraで動画をgifへ変換する方法
Step1.GIFにしたい動画ファイルをタイムラインに挿入し、不要な部分を削除、その後エクスポートをクリック

Step2.ファイル名をつけ、フォーマットをGIFにしてエクスポートをクリックして完了

3-3.Filmoraの強み
Filmoraの強みは、簡単に動画をGIFにするだけでなく、AI機能による編集作業の効率化と初心者でも直感的に操作できる分かりやすいインターフェースです。

AI機能で1枚の静止画を動きのあるGIFに変化させたり、手元にない素材を0からプロンプトで作ることができます。豊富なエフェクトやトランジションを活用すれば、目を引く魅力的なアニメーション表現も可能です。アニメーションの細かなカスタマイズにも対応し、あなたのアイデアを形にします。
関係記事: 静止画を動かせるソフト5選|実際の設定方法についても解説
4.WebPとGIFのアニメ変換におすすめの無料サイト3選
WebPとGIFのアニメ変換はオンラインのWebサイトでも可能です。インターネット環境さえあれば、どのパソコンからでもアクセスでき、多くの場合無料で利用できます。ここでは、無料で利用できるおすすめのオンライン変換サイトを3つ紹介します。
4-1.Ezgif.com
Ezgif.comは、アニメーションGIFやアニメーションWebPの作成、編集、変換機能が充実している人気のオンラインツールで、作成だけでなくWebP形式とGIF形式の相互変換に対応しています。
Ezgif.comのメリット
変換だけでなく、動画ファイルからGIFやWebPアニメーションを作成したり、既存のアニメーションの速度を調整したり、不要な部分をカットしたり、文字を入れたりといった多彩な編集がブラウザ上で行えます。
Ezgif.comのデメリット
日本語表記はなく英語のみである点はデメリットと言えるでしょう。
Ezgif.comでGIFとWebPのアニメ変換行う手順
- Webサイトにアクセスし、GIFにしたいなら「GIF Maker」、WebPにしたいなら「WebP」を選択(今回はWebPで紹介)
「WebP」を選択 - WebPにしたいアニメGIFファイルをドラッグアンドドロップする。
WebPにしたいアニメGIFファイルをドラッグアンドドロップ - 詳細設定を行い、右クリックでファイルを保存して完了
ファイルを保存
4-2.FreeConvert.com
FreeConvert.comは動画、音声、文書ファイルなど、非常に多くのファイル形式の変換に対応しているオンラインファイルコンバータです 。WebP形式とGIF形式の相互変換にも対応しており、アニメーションファイルも扱うことができます。
FreeConvert.comのメリット
アニメ変換する際に変換時の品質設定、リサイズなどの詳細設定などをアカウント登録なしで手軽に利用を開始できます 。
FreeConvert.comのデメリット
無料プランでは変換できる最大容量が1GBで、大量の変換を行うには有料プランへの切り替えが必要
FreeConvert.comでGIFとWebPをアニメ変換する手順(今回はGIFからWebPへの変換)
- GIFコンバーターにアクセスし、変換したいGIFをドラッグアンドドロップします。
変換したいGIFをドラッグアンドドロップ - 出力で「WebP」を選択し、変換をクリック
「WebP」を選択し、変換をクリック - 終わったらダウンロードを押して、保存場所を指定し保存して完了
ダウンロードを押し
GIFの作成におすすめの動画編集ソフトFilmora
Filmoraは国内外において、多くの受賞歴があり、高く評価されており、安心で利用できるYouTube動画編集ソフトです。新バージョンにスマートショートクリップ、スマートシーンカット、AIサウンドエフェクト、AI動画生成、AI画像生成、AI音楽生成機能などのAI機能が搭載!
4-3.Convertio.co
Convertio.coは、300種類以上のファイル形式に対応し、WebP形式とGIF形式の相互変換も可能なオンラインコンバーターです。
Convertio.coのメリット
Google DriveやDropboxといったクラウドストレージサービスと連携し、クラウド上のファイルを直接指定して変換したり、変換後のファイルをそのままクラウドに保存できる簡易さが大きなメリットです。
Convertio.coのデメリット
無料プランで利用する場合、一度にアップロードできるファイルサイズが100MBまでといった制限があります。
Convertio.coでGIFとWebPをアニメ変換する手順(今回はGIFからWebPへの変換)
- トップページにアクセスし、変換したいファイルをドラッグアンドドロップします。
変換したいファイルをドラッグアンドドロップ - 出力形式をWebPにして、変換をクリック
出力形式をWebPにして、変換をクリック - ダウンロードをクリックし、保存先を指定して完了
保存先を指定して完了
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5.WebPとGIFでアニメ変換する際の注意点
WebP形式とGIF形式の間でアニメ変換する際の画質やファイルサイズの変化、互換性の問題、設定の維持など、事前に知っておくべき主な注意点を以下にまとめました。変換ツールを選ぶ際や、変換作業を行う前に知っておき、事前にトラブルが起こるのを回避しましょう。
5-1.WebPからGIFへの変換は画質が変化する
WebPとGIFの間でアニメーションファイルを変換すると、画質が変わってしまう可能性があります。
特に注意が必要なのはWebPからGIFへ変換で、GIF形式は扱える色数が最大256色という制限があるため、元のWebP画像が多くの色を使っている場合、GIFに変換すると色数が減り、見た目の印象が変わったり、画質が低下したりすることがあります。
逆に、GIFからWebPへ変換する場合は、WebPの方がより多くの色を表現できるため、画質は変化しにくいですが、使用する変換ツールや圧縮設定によっては意図せず画質が変わる可能性もあります。
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5-2.互換性がない可能性がある
変換後のファイルが、正しく表示・再生されない「互換性」の問題にも注意が必要です。特にWebP形式は、古いバージョンのウェブブラウザや、一部の画像編集ソフト、アプリケーションでサポートされていない場合があります。
変換後のファイルが利用したい環境に対応しているかをあらかじめ確認しておきましょう。
5-3.設定がズレる可能性がある
アニメーションファイルを変換する際に、元のファイルに含まれていたアニメーションの設定情報が、変換後のファイルに正しく引き継がれない場合があります。
例えば、アニメーションを繰り返し再生する「ループ」設定や、各コマを表示するフレームレートなどの情報が変換によって変わってしまうと、アニメーションの動きが意図したものと異なってしまう可能性があります。ですから、変換後はアニメーションの動きや透過設定などが期待通りになっているかを必ず確認しましょう。
6.まとめ:自分に合ったツールを使ってWebPとGIFの変換を行おう
この記事では、WebPとGIFのアニメ変換の基本的な知識から注意点、おすすめの変換ツールまでを紹介しました。
WebPもGIFもアニメーションで動きをつけられるため、表現の幅を大きく広げられ、あなたのコンテンツ制作をより豊かなものにしてくれます。ご自身の目的や環境に最適な変換ツールを見つけ、クリエイティブやコンテンツ制作をよりよいものにしていきましょう。

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