【Windows対応】GIF作成ソフト完全比較｜フリーソフトからFilmoraのプロ編集術まで

Windowsでは、GIFを作成する方法が複数あります。しかし、方法が豊富にあるがゆえ、どのサイトやソフトを使えばよいか迷う方も少なくありません。

そこで今回は、WindowsでGIFを作成する方法を標準機能、フリーサイト、おすすめソフトごとにご紹介します。特におすすめソフトであるFilmoraでは、SNSで活用できるような高度なGIFを作成できるため、ぜひ活用してみてください。

1.Windows標準機能で作るGIF（基本編）

Windowsの標準機能でGIFを作る方法は2つです。

• ペイント3D
• PowerPoint

ここでは、それぞれのソフトでGIFを作る手順を解説します。また、どちらのソフトも注意点があるため、あわせてご紹介します。

ペイント3Dを使った静止画GIF化

ペイント3Dを使って、GIFを作る方法は以下の通りです。

1. メニューからペイント3DでGIF化したい画像を開く、もしくはGIF化させたい画像を作成する
2. 画像を開いてテキストや効果、3Dモデルを追加する
3. メニュー＞「名前を付けて保存」＞ビデオ形式をクリックする
4. 「ファイルの種類」で「GIF（ビデオ）」を選択し、細かい調整が完了したらダウンロードする

なお、ペイント3Dは2024年11月4日以降、Microsoft社非推奨のソフトとなっており、現在はダウンロードできません。代わりになるソフトとして「3D ビューアー」がありますが、こちらはGIFでの保存ができないため、2024年11月4日以前にペイント3Dをダウンロードしていた方のみができる方法です。

PowerPointで作るスライドアニメーションGIF

PowerPointでスライドアニメーションGIFを作るには、「PowerPoint2022」もしくは「PowerPoint2001」以前でなければ作成できません。PowerPoint2016および2019の方は搭載されていない機能のため、後ほど紹介する方法でGIFを作成しましょう。

PowerPointでGIFを作成する際の手順は以下の通りです。

1. GIFを作成したいスライドを開く
2. 画面左上の「ファイル」を選択する
3. 「エクスポート」＞「アニメーションGIFの作成」を選択する
4. 品質やGIFの秒数を指定する
5. 「GIFを作成」を選択する
6. 保存先を選択して保存する

PowerPointはGIF化したいスライドがあればすぐに作成できます。秒数なども指定できるため、該当バージョンのPowerPointを所持している方はぜひ試してみてください。

2. Windowsで使えるGIFフリーソフト（中級編）

Windowsの標準機能によるGIF化では物足りない場合や機能が使用できない場合は、フリーソフトを活用する方法があります。今回ご紹介するのは表の3つです。

ここでは、それぞれのソフトやサイトからGIF化を行う手順を解説します。

GIFフリーソフト①VideoProc Converter

VideoProc Converterは、高画質な動画でも短時間でGIF化できるソフトです。中級編では唯一のソフトであり、AIによる高画質化や動画変換などの機能も搭載されています。

手順は以下の通りです。

1. VideoProc Converterをダウンロード、インストールする
2. VideoProcのホーム画面で「動画」をクリックする

   

3. ソフト上側のメニューバーにある「動画」または「動画フォルダ」をクリックし、GIFに変換したい動画を読み込む

   

4. 画面下部の「ツールボックス」をクリック後、「GIF作成」をダブルクリック
5. GIF動画の設定を行う：動画の長さ、フレーム遅延、ループ数など。フレーム遅延の秒数が小さいほど、GIF画像の再生スピードが早くなる。設定が完了したら「OK」ボタンをクリック

   

6. GIFに変換：RUNボタンを押す

高品質なGIFの作成を得意とするVideoProc Converterですが、作成中のデータの保存はできないため、一度作り始めたら最後まで編集を行わなければなりません。また、無料版では5分までしかGIF変換ができないことから、より多くのGIF変換を楽しみたい方は有料版の登録がおすすめです。

GIFフリーソフト②Imgflip

Imgflipは、GIFの既存テンプレートを活用できるウェブサイトです。画像からも動画からもGIF化が可能であり、作成したGIFは直接SNSにも投稿できます。

作成手順は以下の通りです。

1. Imgflipにアクセスする
2. 変換したい動画のアップロード
   「Upload Video」をクリックし、GIFに変換したい動画をアップロードまたは、変換したい動画のURLを追加する

   

3. GIFの設定を行う：左スライダーはGIFの開始位置、終了位置。WidthでGIFの幅を指定する。「More Options」でフレームレートやスピードを調節する

   

4. GIFに変換：「Generate Gif」ボタンを押す。変換後、Download.gifでGIFをダウンロード可能

   

表記が英語である点から、慣れるまでは少し分かりにくいかもしれません。また、無料版は透かしマークが表示されるため、素材の状態を維持したままGIFを保存したい方は有料版がよいでしょう。

GIFフリーソフト③ezgif

ezgifは、ウェブサイトからGIF化できる方法です。すべての機能が無料で利用でき、操作もシンプルなため、とりあえず無料でGIF化したい場合にも活用できます。

手順は以下の通りです。

1. ezgifにアクセスする
2. 変換したい動画のアップロード：メニューバー「Video to GIF」動画のURLを追加し、「Upload vide!」ボタンをクリック

   

3. GIFの設定を行う：GIFの開始位置、終了位置、画像サイズやフレームレートなど

   

4. GIFに変換する：「Convert to Gif!」ボタンを押す

   

ファイルサイズや形式の制限などはありますが、長すぎる動画などでなければ基本的には対応できるでしょう。Imgflip同様、英語表記のため、機能を使いこなすまでに時間がかかる方もいるかもしれません。

3. Filmoraで作るプロ級GIF（上級編）

これまで、Windowsの既存ソフトや誰でもアクセスできるフリーサイトからGIFを作成する方法をご紹介しました。しかし、既存ソフトはGIFや画像・動画の高度編集をメインとしたソフトではない点やフリーソフトはサイトごとに限界がある点から、プロ級のGIF作成は難しいのが現実です。

そこでおすすめしたいのが、画像や動画から幅広い編集を行える「Filmora」です。Filmoraを使用すれば、高度な編集を加えたGIFも簡単に作成できます。

無料でダウンロードでき、有料版の機能も体験できるため、ぜひダウンロードして一緒にGIFを作成してみてください。

①Windows版Filmoraの3つの強み

Windows版Filmoraの強みは大きく3つあります。

• 動画編集機能との連携：トリミングやエフェクトの追加など、基本的な動画編集機能が備わっており、GIF作成時にも活用できる。テキストやステッカーの追加なども容易であり、GIFの仕上がりがよくなります。
• AI自動最適化機能：Fimoraには最新のAI機能が搭載されており、画質やファイルサイズを自動で最適化します。ダウンロード時に圧縮率を選択するだけでファイルサイズの調整を実現。縦横比の自動変換もスムーズです。

• 豊富なテンプレートライブラリ：猫ミーム素材やSNS媒体にあわせたデザインステッカー、音声変換なども豊富に準備。投稿したいSNSの特徴にあわせた縦横比の変更もスムーズで、誰でも手軽に投稿用の動画を作成できます。

Filmoraは高度な動画編集ができるソフトとして、動画編集初心者からプロまで人気を集めています。画像からの動画編集、GIFの作成も容易であり、手順さえおさえれば数分で作成が可能です。

Filmoraを使いこなして、GIFの作成や動画編集を行ってみましょう。

②Filmora GIF作成6ステップ

FilmoraでGIFを作る際は、以下の6ステップで行えます。

ステップ1：プロジェクトの立ち上げ

Filmoraを立ち上げ、「新しいプロジェクト」を選択します。

ステップ2：GIF化したい動画をインポートする

GIF化したい動画・もしくは画像をインポートします。Filmoraは動画だけでなく画像の編集などにも対応しているため、「メディア」から好みの素材をインポートしましょう。

ステップ3：タイムラインに素材を追加する

動画や画像をインポートしたら、画面下にあるタイムラインにGIF化したい素材をドラッグ＆ドロップで挿入します。

ステップ4：GIF化したい部分をトリミングする

素材から、GIF化したい部分を選んでトリミングします。画像のように「はさみ」マークが出てくるため、そのままカットできます。また、動画の終わり部分にカーソルをあてれば、細かい調整も可能です。

ステップ5：エフェクトやステッカー、文字などを追加する

必要であればエフェクトや文字を追加して、GIF化したい部分を装飾します。文字を入れたり、ステッカーをつけたりすれば、視覚的に印象に残りやすいGIFになるでしょう。

ステップ6：GIFを保存する

最後はエクスポート画面からフォーマットを「GIF」にして保存すれば完了です。「アルファチャンネルをエクスポート」をオンにすると、背景透過のGIFを保存できます。

③【実例！】Filmoraで作成できるGIF

Filmoraでは、実用的なGIFの作成も簡単に行えます。SNSでも活用できるGIFを実際にFilmoraで作成したので、ぜひ参考にしてください。

Filmoraで作成できるGIF①ゲーム実況

ゲーム実況の切り抜きGIFはSNSでも人気を集めるGIFの1つです。配信者の反応などがSNSの返信やリアクションでも活用できるため、GIFにして配信者の宣伝と同時に面白く切り取る方も少なくありません。

配信者のリアクションが大きい場合は、画面全体ではなく表情部分だけ切り抜いたGIFを作成しても面白く仕上がるでしょう。

関係記事: ゲーム実況のやり方を徹底解説！おすすめソフト5選も紹介

Filmoraで作成できるGIF化②ミーム動画

ミーム動画のGIF化もキャッチーになっておすすめです。例えば、オリジナルの「えっほえっほ」ミームをGIF化させて、より印象に残る映像を作成する方法もあります。

また、近年流行りである「猫ミーム」もFilmoraを使えばGIFの作成が可能です。

ショート動画でよく見かける猫ミームですが、GIFにすることで画像としてより多くの場面で活用でき得ます。

もともとミーム動画はキャッチーで印象に残りやすい点が特徴ですが、GIFにすることでさらに強烈な印象になるかもしれません。SNSの投稿や返信など幅広い場面で活躍するため、ぜひ試してみてください。

4.よくある質問

WindowsでのGIF作成についてよくある質問をご紹介します。もし現状で悩んでいることなどがあればぜひ参考にしてください。

Q1.【Windows対応】無料ソフトと有料ソフト（Filmoraなど）の違いは？

Windows対応の無料ソフトと有料版ソフトの大きな違いは、元画像や動画の編集、作成したGIFの追加編集の有無です。

多くのソフトが動画や画像をGIF化させることはできますが、テロップやステッカーの追加、エフェクトの適用などはできません。しかし、Filmoraは動画や画像編集ソフトのため、素材および作成したGIFの編集も可能です。

FilmoraであればGIF作成だけでなく通常の動画編集なども手軽に行え、幅広い場面で活用できるでしょう。

Q2.WindowsでおすすめのGIF作成ソフトは？

Windowsに対応したGIF作成ソフトで最もおすすめのソフトは今回もご紹介した「Filmora」です。

Filmoraは動画からも画像からもGIFの作成ができ、高品質な状態をキープしながら保存できます。

一般的にGIFは解像度が低下して、クオリティが低く見えやすい傾向にありますが、Filmoraであれば保存時に解像度の選択ができ、ほかのGIFソフトよりも品質を保ちやすくなります。

また、最新のAI機能も多数搭載しており、GIF作成以外に画像から動画を生成したり、音源を作成したりすることも可能です。

GIF以外の作成もしたい、動画編集も気になっているという方は、ぜひFilmoraを使ってみてください。

Q3.ソフト選びで失敗しないコツは？

ソフト選びで失敗しないコツはソフトの使用目的と、自身のレベルに合ったソフトであるかどうかです。

例えば、GIFの作成以外に編集を行う予定がない方、ただ純粋に画像や動画からGIFにしたい方は、GIF作成に特化したソフトで十分でしょう。しかし、作成したGIFを編集したい方、エフェクトやステッカー、文字を追加したい方などは、ほかの編集機能もあるソフトがおすすめです。

また、自身のレベルにあっているかも非常に重要です。編集ソフト初心者の方がいきなりプロ級のソフトを使用しようとすると、機能を使いこなせなかったりストレスに感じてしまったりするかもしれません。

Filmoraであれば、画像・動画編集初心者の方からプロの方まで幅広く使用していただけます。機能がわかりやすいUIデザインになっており、初心者の方でもスムーズな操作を実現。さらに、最新のAI機能によって難しい編集も手軽に行えます。

GIF作成においてソフト選びは非常に重要であるため、まずはGIF作成を作成する際にどのような機能がほしいかを考えてみるとよいでしょう。

5.まとめ

Windowsではさまざまな方法でGIFの作成が可能です。ただし、標準機能はPC自体が対応していないというケースもあります。そのため、フリーサイトやFimoraの活用がおすすめです。

なかでも、今回ご紹介したFilmoraは高画質かつ高クオリティのGIFを簡単に作成でき、AIを活用した動画編集も行えます。GIF化したい対象を切り抜いたり、おしゃれなエフェクトや文字、音声をつけたりすることもできるため、Filmoraを活用してぜひGIFを作成してみてください。