Mac Book Air/Proで動画編集をする場合のスペック比較
Aug 26, 2024 • カテゴリ: 動画編集の基本とコツ
Mac Book AirとMac Book Proのスペックを比較したとき、最高のスペックはMacBook Proの16インチモデルで、搭載メモリーが64GBもあります。16インチモデルでしたらどんなソフトでも余裕をもって動作することが可能ですが、プロでなければ持て余してしまう程のスペックです。Mac Book Airと13インチモデルはともに16GBの搭載メモリーなので、一般ユーザーでも十分なスペックと言えるでしょう。
これらのMacで利用できる動画編集ソフトはどのくらいのスペックを要求するのかを確認していきたいと思います。
目次: |
Part1.MacBook Air/Macbook Proによる動画編集ソフトの推奨動作環境
MacBook Air/Macbook Proで動画編集できるソフト6選と、それぞれの公表推奨スペック(メモリーとGPU)を確認してみました。
動画編集ソフト | メモリー | GPU |
Filmora | 8GB RAM(HDおよび4Kビデオには16GBが必要) | Intel HD Graphics5000以降。AMD RadeonR5以降。2GB VRAM(HDおよび4Kビデオには4GBが必要) |
Final Cut Pro X | 4GBのRAM(4K編集、3Dタイトル、360°ビデオ編集には8GBを推奨) | Appleテクノロジー「Metal」に対応するグラフィックカード(4K編集、3Dタイトル、360°ビデオ編集用には1GBのVRAMを推奨) |
Premiere Pro | 8GB RAM、 HDメディアの場合は16GB RAM、4Kメディア以上の場合は32GB | 2GB VRAM(最小)、4GB VRAM(推奨) |
Davinci Resolve | 16GB以上,32GBでスムーズなVFX対応 | FHDならNVIDIA GeForce GTX 1060 6GB(公式推奨) 4KならNVIDIA GeForce RTX 2080Ti 11GB(公式推奨) 8KならNVIDIA Quadro RTX 6000 24GB(公式推奨) |
Hitfilm Express | 4GB (8GB推奨) | NVIDIA GeForce 600 AMD Radeon R5 240 Intel HD グラフィックス5000 |
Avid | 4GB以上のVRAM(6GB以上を推奨) Dynamic Media Foldersのサポートには、8GB以上のRAMが必要。 高性能なワークフローのサポートには、16GB以上のRAMを推奨。 |
NVIDIA GeForceファミリー3(推奨)、Intel HD4000または ATI Radeonファミリー(Appleが対応している物) |
Part2.Mac Bookで動画編集する際の適切なスペック
動画編集をする際の用途や環境によって必要とされるスペックは変わってきます。それぞれの場面でどのMac Bookを選ぶべきかを考えるため、それぞれのスペックを比較してみました。
2-1.プロの現場と一般の動画編集で、それぞれおすすめなスペック
プロの現場にはMac Book Pro16インチモデルがおすすめです。プロの現場ではあらゆる場面においてストレスなく稼働できるスペックが必要になるのでマシーンのスペックは高くて無駄になることはありません。逆に少しでもストレスに感じたり、レンダリングが遅くなったりすると制作全体に影響が及ぶことが考えられます。
一般の編集にはMac Book AirかPro 13インチモデルがおすすめです。一般の動画編集の場合、SNSや個人用の動画編集でしたら、M1チップと16GBのメモリーがあれば、ほとんどストレスなく作業することが可能でしょう。
2-2.必要なストレージ容量
動画編集をするときに必要なストレージの容量は作業する内容にもよりますが、一般的には最低でもSSDで256GB以上、できれば512GBは欲しいところです。
Mac Book AirとMac Book Pro13インチはSDD 256GB~2TB、16インチはSDD 512GB~8TBで、ストレージが設定されているので必要に応じて選べます。
2-3.13インチ、16インチどちらを選ぶべきか
Mac book Proの13インチと16インチのどちらを選ぶかについては、スペックも価格も大きな違いがありますので、悩ましいところではありますが、用途と将来性で考えるのが良いと思います。例えば、自分が編集作業する際に、スペックは十分だけど画面がもっと大きい方が良いのであれば、外付けのディスプレーを付けることで解消されます。
ただ、将来プロとして作業する可能性があったり、挑戦したいのであれば16インチを選ぶのも良いと思いますが、Apple製品の技術進化のスピードを見ると、現時点で13インチのスペックで十分なのであれば、16インチを使いこなすまでに新しいデバイスが発表される可能性が高いと言わざるを得ません。
2-4.グラフィックス搭載の有無
Mac Book Proの16インチモデルにはAMD Radeonシリーズの GPUが搭載されていて4種類から選択可能です。
13インチモデルは統合型の8コアGPU(M1チップ=8コアCPU+16コアNeural Engine)を搭載して、以前のIntel社製の統合型GPUと比べると格段に高性能になっています。GPUは動画編集をするのには重要なパーツです、特に4Kや8Kの編集における処理速度に大きな影響があるので、慎重に検討が必要です。
Part3.Mac Book AirとMac Book Pro13インチ、16インチに最適な動画編集ソフトは
● Mac Book Airに最適だと思われる動画編集ソフトは、「Final cut Pro X」を上げさせていただきます。
Final cut Pro Xは、その必要とされるスペックが他のソフトより低めになっており、Mac Book Airのスペックで余裕のある編集作業をすることが可能です。
● Mac Book Pro13インチに最適だと思われるソフトは、Filmora Mac版を選びました。
13インチモデルは、Airとほぼ同スペックなのですが、Airはタッチバーが使えないですが、13インチモデルはタッチバーを使用することが可能です。Filmoraはタッチバーに対応したソフトで、利用する状況により効率良く編集作業をすることができます。
また、Macで動画編集するのに適した様々な高度な機能を備えているので、Macbook Proで使用することにより最適なパフォーマンスを発揮します。
● MacBook Pro16インチに最適だと思われるソフトは「Premiere Pro」を選びました。
Premiere Proはプロの現場でも利用される高機能動画編集ソフトで、4kメディアの編集に推奨されるメモリーが32GB等、高度な処理をする場合にソフトのポテンシャルを引き出すためには16インチモデルのハイスペックが必要と思われます。
Mac Book AirとMac Book Proで動画編集する際に最適な動画編集ソフトを見てきましたが、いかがでしたでしょうか?
動画編集をするときに、マシーンとソフトのスペックがマッチしていないと、それぞれのポテンシャルが発揮できなくなってしまいます。出来ればマシーンスペックは余裕がある方が、処理速度や後々の拡張性を考えると良いのですが、メーカーの技術革新のスピードが年々上がっている昨今においては、バランスを考えた選択は必須になります。Filmora Mac版は、年々新しくなるマシーンやOSに対応できる動画編集ソフトとして今後も進化していきます。
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