使えるトランジションのまとめー動画のつなぎ目をカッコよく演出プラグイン
Dec 05, 2024 • カテゴリ: 動画編集の基本とコツ
「トランジションってよく聞くけど何?」
「おすすめのトランジションが知りたい!」
本記事では、前後のシーンをスムーズに繋ぎ、ストーリー性や視覚効果が演出できる技法「トランジション」について、使用する具体的なメリットや、具体的なおすすめトランジションについて解説していきます。
多彩なトランジションが搭載されている上、使用感も抜群のおすすめソフトについても紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください!
クールなトランジション・3選|動画編集ソフトFilmora
Part1.動画編集のトランジションとは?
動画編集におけるトランジションとは、映像シーンを切り替える際に用いる加工技術のことです。
例えば、現状映っている海のシーンから、山登りをしているシーンに違和感なく切り替えたい場合に、トランジションを活用します。
仮に、トランジションを活用せず映像を作ると、どこかメリハリがなく、動画素材をブツ切りに繋げただけの作品になってしまいます。
YouTube動画やTikTok動画、映画、ドラマなど、数多くの作品にトランジションは活用されており、映像制作には欠かせない加工技術です。
また、トランジションは1種類だけの演出ではなく、さまざまな雰囲気を漂わせられる演出があります。
例を挙げると「かっこいい」「おしゃれ」「エモい」「かわいい」「こわい」などのトランジションがあり、映像のコンセプトやシーンに合わせて使い分けることが可能です。
次章では、トランジションの中でも人気である「かっこいいトランジション」を詳しく解説していきます!
Part2.【厳選】動画がかっこよくなるトランジション演出5選
動画ががっこよく演出でき、シーンとシーンをスムーズに繋げるおすすめのトランジションについて、本章では5つ紹介していきます。
汎用性の高さも重視して選出しているため、様々なシーンで活用できるはずですよ!
なお、本章で使用するディゾルブは、すべて後ほど紹介する「Filmora」というソフトに標準搭載されています。
実際に使いながら読み進めたい方は、Filmoraの無料版をインストールした上で読み進めてくださいね!
2-1.クロスディゾルブ
クロスディゾルブは、前後のシーンを徐々に溶け込ませるように繋ぐトランジションです。
シーン間の違和感をなくし、自然な場面転換を実現します。
また、画面全体が柔らかく変化するため、動画に優しい印象を与えられます。
【クロスディゾルブ】期待できる効果:
・シーン間の違和感なく自然な場面転換
・柔らかい印象を与える
・シーンの雰囲気を変化させる
・スマートな印象を与える
【クロスディゾルブ】使用シーン例:
・ストーリーテリング:シーンの感情の変化を表現
・インタビュー:異なる人物の会話シーンを繋ぐ
・風景映像:時間の経過や場所の変化を表現
2-2.ホワイトイン&アウト
ホワイトイン&アウトは、画面全体を白で覆い、前後のシーンを鮮やかに切り替えるトランジションです。
映画やドラマでも見かける頻度の高いトランジションでしょう。
場面転換を強調し、視聴者の視線を確実に引きつけます。
また、画面全体が明るくなるため、次のシーンへの期待感を高める効果もあります。
【ホワイトイン&アウト】期待できる効果:
・場面転換を強調する
・視聴者の視線を引きつける
・動画にメリハリを与える
・次のシーンへの期待感を高める
【ホワイトイン&アウト】使用シーン例:
・インパクトのあるオープニング
・シーン間の時間経過を強調
・オチやクライマックス
2-3.キューブスピン
キューブスピンは、3Dキューブが回転しながら場面を切り替えるトランジションです。
立体的な動きで視覚効果が高く、動画に遊び心や躍動感を加えられます。
キューブの大きさや回転方向、速度を調整することで、動画のテンポやシーン神尾つながりが表現できます。
【キューブスピン】期待できる効果:
・視覚効果を高める
・動画に遊び心や躍動感を加える
・インパクトのある場面転換を実現
【キューブスピン】使用シーン例:
・オープニングやエンディング
・商品紹介:異なる角度から商品を見せる
・ゲームやアニメ
2-4.クロスズーム
クロスズームは、画面を拡大・縮小しながら前後のシーンを切り替えるトランジションです。
画面の動きによって視聴者の視線を誘導し、シーンの変化を強調できます。
なお、クロスズームは拡大・縮小の速度や方向を調整することで、印象が大きく変わります。
【クロスズーム】期待できる効果:
・視聴者の視線を誘導する
・シーンの変化を強調する
・動画にダイナミックな印象を与える
【クロスズーム】使用シーン例:
・重要シーンへの注目を集める
・商品の特徴を説明
・ドキュメンタリー:インタビューと映像を繋ぐ
2-5.まばたき
まばたきトランジションは、まばたきのように上下から挟む形で画面を一瞬暗転させることで、前後のシーンを自然に繋ぐトランジションです。
誰しもが普段しているまばたきを映像上で再現することで、なめらかで違和感のない場面転換やその場に自分がいるかのような臨場感を実現しながらシーンが切り替えられます。
【まばたき】期待できる効果:
・自然な場面転換を実現
・その場に居るかのような臨場感を与える
・動画にリズム感を与える
【まばたき】使用シーン例:
・異なる場所での出来事を繋ぐ
・回想シーンへの移行
・緊迫したシーンにより緊張感を与える
Part3.動画編集にトランジションを活用する3つのメリット
本章では、動画編集にトランジションを活用するメリットを「3つ」解説していきます。
本来であれば、もっと多くのメリットがありますが、今回は動画編集初心者の方にもイメージしやすいメリットに絞っています。
動画編集におけるトランジションのメリットを理解した上で実際に活用していくと、映像のクオリティ向上や編集アイデアに役立ちますので、ぜひ参考にしてください。
それでは、以下で3つのメリットを詳しく見ていきましょう!
3-1.多彩な演出ができる
動画編集にトランジションを活用する1つ目のメリットは「多彩な演出ができる」という点が挙げられます。
先述にもあった通り、トランジションは「かっこいい」だけではなく「おしゃれ」や「エモい」などの演出効果があります。
このように、トランジションを活用すれば多彩な演出ができるため、映画やドラマ、アーティストのMVなどにも頻繁に使われています。
撮影した動画素材をさらにレベルアップさせ、ハイクオリティな仕上がりを目指すのであれば、トランジションの活用は欠かせません。
3-2.動画素材のつなぎ目がきれいになる
次に挙げられるトランジションの活用メリットは「動画素材のつなぎ目がきれいになる」です。
基本的に映像作品を作る際は、いくつもの動画素材をつなぎ合わせて一つの映像に仕上げます。
もちろん、動画素材を単につなぎ合わせただけでも、映像としては成り立ちます。しかし、それではクオリティの高い作品であるとは言えません。
トランジションを活用することで、動画素材同士のつなぎ目がスッキリし、演出面でも高い効果を発揮できるようになります。
実際のところ、動画素材のつなぎ目をどうするか、というのは動画編集者にとって悩みの種でもあります。
そのようなときに、トランジションの知識と活用経験があれば、アイデアの引き出しが広がり、良い映像作品へと仕上げられるでしょう!
3-3.視聴者が見やすくなる
3つ目のトランジション活用メリットは「視聴者が見やすくなる」という点が挙げられます。
視聴者は、見ている映像を直感的にとらえる傾向にあり、トランジションがないと「なんだか見にくいな」と感じてしまいます。
つまり、この現象を逆手にとると、トランジションを活用すれば、場面転換や演出のダイナミックさがより伝わり、視聴者に「見やすい」「わかりやすい」と感じてもらえるようになります。
動画編集をする上で、視聴者ファーストの精神は当たり前であり、自己満足で映像を作るクリエイターはほとんどいません。
動画編集におけるトランジションというのは、良い影響を与える素晴らしい加工技術です。
Part4.多彩なトランジションを使用したいなら「Filmora」がおすすめ!
結論として、動画編集で多彩なトランジションを使用したいなら「Filmora(フィモーラ)」がもっともおすすめです。
先述のトランジション演出5選でも使用していたFilmoraは、動画編集初心者の方でも簡単に扱えるインターフェースが魅力です。
本章では、Filmoraをさらに深掘りしていき、概要やおすすめ機能、実際の操作方法まで網羅的に解説していきます!
4-1.Filmoraとは
「Filmora」は、Wondershare社が開発&リースしている高性能動画編集ソフトです。
現在、世界中にアクティブユーザーを抱えており、動画編集ソフトにおける栄誉ある賞も受賞しています。
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Filmoraのおもな特徴は下記の通りです。
・直感的操作が可能な優れたインターフェース
・初心者でも簡単に編集できる
・多種多様な動画編集機能
・使いやすいハイクオリティ「トランジション」が豊富
・マルチプラットフォーム対応でWindows&Mac/スマホ/タブレット/ブラウザからの動画編集に対応している
・豊富な素材/テンプレート/エフェクトが搭載されている
など また、ソフトウェアのアップデートも比較的高頻度でされており、ユーザーファーストを貫いた使用感の優れた動画編集ソフトです。
さらに、Filmoraには「最新AI」が組み込まれており、これまで時間を要していたような編集作業も簡単にできるようになりました。
搭載されているトランジションは、プロが作成したオリジナルトランジションであり、どれも非常にクオリティが高く仕上がっています。
加えて、搭載数も業界屈指の数であり、一般的な「フェード&ディゾルブ」や「ワープ」「ズーム」などのジャンルに加えて「3D」「ライフスタイル「オーディオトランジション」など多彩なジャンルで展開されているのも魅力です。
上記のことからも、初心者の方のみならず、中級者〜プロまでの幅広いユーザーにおすすめできる動画編集ソフトです。
4-2.Filmoraでトランジション編集をしてみよう!
それでは、Filmoraを使った実際のトランジション編集を解説していきます。
操作はおもに「3ステップ」と簡単であり、公式サイトからソフトを無料インストールすればすぐに始められます。
なお、今回は先述にもあった「クロスズーム」を使って、トランジション手順の解説をしていきますので、ぜひ一緒に手を動かしながら進めていきましょう!
Step1.動画素材をインポートする
はじめに、Filmoraを起動後[新しいプロジェクト]をクリックします。
その後、動画編集画面に移行しますので、画面左上の[メディア]を選択し[クリックまたはドラッグ&ドロップしてインポート]をクリックしましょう。
クリック後、PCに保存されているデータ一覧画面が表示されますので、該当する動画素材を2つ選択して[ダブルクリック]します。
これで動画素材がFilmoraへインポートされました。
次に、タイムラインと呼ばれる編集スペースに、先ほどインポートした動画素材を[ドラッグ&ドロップ]しましょう。
Step2.トランジションを挿入する
続いて、画面上部の[トランジション]をクリックします。
その後、トランジション素材が表示されますので、検索スペースに[クロスズーム]と入力しましょう。
すると、クロスズームのみが表示されますので、一度クリックした後に、動画素材のつなぎ目へ[ドラッグ&ドロップ]で挿入します。
以上で、トランジション編集は完了となります!
別のトランジションを使用したい場合も、同じ要領で操作を進めてくださいね!
Step3.エクスポートする
動画が仕上がり次第、PCに一度エクスポート(保存)する必要があります。
まずは、画面右上の[エクスポート]をクリックしましょう。
すると、エクスポート設定画面が表示されますので、お好みの形式やファイル名などにそれぞれ設定変更し、最後に画面下の[エクスポート]をクリックします。
これで動画の保存は完了となります。
4-3.Filmoraのおすすめ機能
Filmoraにはトランジション以外にも、おすすめ機能が豊富にあります。
機能名 |
機能概要と活用法 |
ビート検出機能 |
ビートを自動検出できる機能 |
豊富な「エフェクト」 |
トランジションと組み合わせることで無限の演出が可能になる豊富なエフェクトを搭載 |
キーフレーム |
アニメーションが追加できる機能 |
カラーマッチ |
動画全体のカラーにワンクリックで統一感を出せる機能 |
スピードランプ
|
直感的な操作で自由に動画速度が変更できる機能 |
また、他にも以下のようなAI機能が豊富で、動画編集が効率的に進められますよ!
機能名 |
機能概要 |
AI動画生成 |
テキスト指示でオリジナル動画を生成 |
AI画像生成 |
テキスト指示でオリジナル画像を生成 |
AIスマートマスク |
被写体を自動で切り抜き |
AI翻訳 |
動画音声をAIが自動で翻訳 |
AIテキストベース編集 |
動画音声をAIが自動で字幕化 |
テキスト読み上げ |
テキストデータをナレーション音声に変換 |
※一部有料機能あり
まとめ:トランジションを使いこなせば動画編集が一つ上のレベルに!
本記事では、前後のシーンをスムーズに繋げる「トランジション」について網羅的に解説しました。
トランジションは一見地味なテクニックですが、使いこなすことで、作成できる動画のクオリティは大きく上昇し、プロが作ったかのような動画に仕上げられるはずです。
ぜひ本記事を参考に、トランジションを使いこなし、動画編集のレベル上昇に役立ててくださいね!
また、最後に紹介した動画編集ソフト「Filmora」は、ディゾルブが豊富に搭載されているだけでなく、非常に高度な機能とシンプルで直感的なUIが調和した画期的なソフトです。
現在トランジションや、その他の機能で迷ったり悩んだりすることが多い方は、ぜひ実際にFilmoraの無料版を試してみてください!
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