お中日とは
1.お彼岸のお中日とは、意味や読み方は?
お中日とは、お彼岸の真ん中の日の事で、春分の日と秋分の日がお中日です。春分の日と秋分の日は1年のうちで昼の時間と夜の時間が同じ日です。太陽も真東から昇り真西に沈み、西と東が一直線になるのであの世とこの世が繋がりやすくなると考えられ、その日にお墓参りをしてご先祖様を供養します。
また、お中日は「おちゅうにち」と読みます。同じ漢字で「なかび」と読む場合もありますが、この読み方は相撲や公演の時に使われます。もともと日本では「なかび」の読み方が一般的で、「ちゅうにち」とは読まなかったそうです。
しかし、お彼岸の時には「ちゅうにち」と呼ばれるのが次第に一般的になりました。お彼岸の中日である春分の意味が「自然をたたえ、生物をいつくしむ」、秋分の日が「祖先を敬い、亡くなった人々を偲ぶ」という意味を持つので、昔から先祖崇拝や豊作に感謝してきた日本らしい文化が影響していると言えるでしょう。
2.春のお中日、秋のお中日を紹介
お彼岸の中日である春分の日と秋分の日は日付で決まっているわけではないため、お彼岸の時期(彼岸入り・彼岸明け)も確定しているわけではありません。そもそも「春分・秋分」とは、太陽が春分点・秋分点に達した日のことを言います。この日は太陽は天の赤道上にあり、ほぼ真東から出てほぼ真西に沈みます。そして「春分の日」と「秋分の日」は国立天文台が作成する「歴象年表」に基づいて閣議によって決められます。毎年2月1日付で翌年の該当日が発表されます。
お彼岸に法要するのは、昼夜等分の日であるところから仏教の中道の教えに因んで行なうという説が有力です。仏教の教えを実践する仏教週間とも言えるでしょう。先祖を偲び、自分が今あることに感謝して、先祖の供養をするとともに、自らも悟りの世界に渡れるよう精進するための期間です。
お中日には、家族そろってお墓参りをし、出来ればお寺で開かれる彼岸会に参加して感謝の気持ちを捧げましょう。
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