動画の解像度とは?動画の画面解像度の種類と変更方法まとめ
Sep 07, 2024 • カテゴリ: 動画編集の基本とコツ
「動画を高画質で視聴したいけど、そもそも解像度って何?」
「SNSやYouTubeに動画をアップする際、最適な解像度を知りたい」
このように考え、悩んでいる方も多いのではないでしょうか?
解像度は特に動画編集をする方であれば、頻繁に耳にするキーワードであり、非常に重要な項目ですが「実際のところ深くは理解できていない」というケースも多々あります。
そこで、本記事では、動画の解像度について詳しく解説していきます。
目次: |
まず、解像度とアスペクト比の違いを理解した上で、各SNSプラットフォーム別におすすめの解像度を紹介していきますよ!
また、Filmoraを使って解像度を上げる方法についても具体的に解説していきますので、ぜひ最後までご覧ください。
解像度について正しく理解し、適切な方法で動画を編集すれば、視聴者にとって見やすい、魅力的なコンテンツが作成できますよ!
Part1.動画の解像度とは?
動画における「解像度」とは、画面に表示されるピクセル(ドット)の総数を指す言葉です。
解像度が高いほど、映像がより詳細に表示され、視聴者として鮮明な映像が楽しめます。
解像度は一般的に「横×縦」の形式で表記され、例えば「1920×1080」というように表示されます。
また、基本的に解像度は高いほど、動画のファイルサイズも大きくなります。
そのため解像度は、映像の用途や視聴環境によって適切に選択する必要があります。
また、解像度と密接に関連するのがアスペクト比です。
アスペクト比とは、画面の縦横比率のことを指しており「16:9」や「4:3」などで表されます。
これについては次章で詳しく解説しますが、解像度とアスペクト比の組み合わせにより、映像の形や表示される内容が変わるため、両者を理解することが大切です。
動画の画質をAIでカンタンに調整する動画編集ソフトFilmora
1-1.アスペクト比との違い
動画の「解像度」が、画面に表示されるピクセル(ドット)の総数を指すのに対して、アスペクト比は画面の縦横の比率を指します。
つまり、アスペクト比と解像度は密接に関連していますが、異なる概念です。
アスペクト比は解像度の長辺と短辺の最大公約数を求めた上で、最大公約数で除算することで求められます。
例えば、「1920×1080」の解像度は、アスペクト比「16:9」に該当します。
つまり、解像度が異なる場合でも、アスペクト比が同じであれば、画面の形は同じになります。
ただし、解像度が異なる場合、もちろんですが表示される詳細度や画質は異なります。
関連記事:アスペクト比とは?動画編集における画面比率について解説
1-2.動画解像度は上げられる?
動画の解像度は、基本的に撮影時の設定で決まります。
Adobe記事に非常に良い例えが載っていたため以下に引用します。
動画の解像度は髪を切るのと同じです。高い解像度から低い解像度にするのは可能ですが、低い解像度を高い解像度へと変えることはできません。解像度を高くしすぎて、ストレージを無駄にしたくはありませんが、完成した映像を色々な形式で見ることができるよう、十分な解像度を確保する必要もあります。
引用:動画の解像度|動画の基礎知識
そのため、動画としての解像度を後から上げることは可能ですが、データ内のピクセル数が増加するわけではないため、元のピクセル数が少ない場合、結果的に画質が劣化する可能性があります。
つまり、解像度を上げる際は、ピクセル数を補完する必要があり、画質の向上という観点において効果は限定的です。
しかし、一部のAIアップスケーリングツールではAIを活用すれば、画質を保ちつつ解像度を上げることが可能です。
上記の例えを借りれば、AIによって髪を伸ばせるというわけですね!
詳細は以下の関連記事をご覧ください。
関連記事:動画を高画質化するベスト AI ビデオアップスケーリングソフト 4 選
1-3.一般的な動画解像度
動画の解像度には様々な種類があります。
以下に使用頻度が高く、一般的な動画解像度と名称を一覧でまとめました。
・480p(SD):640×480
・720p(HD):1280×720
・1080p(フルHD):1920×1080
・1440p(2K):2560×1440
・2160p(4K):3840×2160
・4320p(8K):7680×4320
このように、解像度が上がるにつれて、画面に表示されるドット数が増し、より高品質な映像が楽しめるようになります。
とはいえ解像度をいたずらに上げるとデメリットもあるため、各解像度の特徴を理解した上で、用途に応じて最適な解像度を選択することが重要です。
Part2.SNS&プラットフォーム別おすすめ動画解像度
動画をSNSやプラットフォームにアップロードする際、適切な解像度を選択することは非常に重要です。
SNSやプラットフォームごとの推奨解像度をまとめた以下の表を参考にして、最適な解像度を選びましょう!
※以下はあくまで推奨であり、状況に応じて変更してOKです
プラットフォーム |
推奨解像度 |
アスペクト比 |
メモ |
YouTube |
3840×2160 (4K) |
16:9 |
高解像度の動画はより高評価されやすい |
|
1280×720 (HD) |
16:9 |
縦動画もサポートされており、9:16の動画も可能 |
|
1080×1080 |
1:1 |
スクエア動画が標準だが、16:9や9:16もサポート |
X(旧:Twitter) |
1280×720 (HD) |
16:9 |
高画質な動画で視聴者の関心を引きやすい |
TikTok |
1080×1920 |
9:16 |
縦長の動画が主流で、スマホ視聴に最適 |
Part3.解像度を上げる方法【Filmora】
ここまでは、動画の解像度について、概要や媒体別のおすすめ数値を解説してきました。
いよいよ本章からは、具体的な「動画解像度の上げ方」を解説していきます。
今回、動画の解像度を上げるために使用するツールは「Filmora(フィモーラ)」です。
Filmoraは、スピーディーに解像度を上げられるPCソフトとして人気です。
以下では、Filmoraの概要解説や解像度を上げる方法、便利機能の紹介をしていきます。
3-1.Filmoraって?
Filmoraは、動画解像度を簡単に上げられる上、優れた機能性が魅力の動画編集ソフトです。
Filmora自体の動作が非常に軽く、解像度を上げる際もスムーズな処理を実現してくれます。
また、フレームレートの調整・補間も可能であり、インポートした動画を自由自在に変更できます。
さらにFilmoraには、最新のAIが搭載されており、極限までユーザーの負担を減らすことが可能です。
解像度を上げるだけに留まらず、充実した機能を活用し、動画をより魅力的なものへと進化させられるため、最もおすすめの動画編集ソフトであると言えます。
3-2.解像度を上げる方法
それでは、Filmoraで動画解像度を上げる具体的な方法を解説していきます。
手順は非常に簡単で、Filmoraを初めて使用する方でも、一瞬で動画解像度を上げられます。
以下で、詳しい操作ステップを見ていきましょう!
方法①:プロジェクト設定から解像度を変更する
Filmoraを起動後、解像度を上げたい動画をタイムラインにドラッグアンドドロップします。
編集画面の【ファイル】➤【プロジェクト設定】からプロジェクトの解像度を調整することができます。
また、【エクスポート】画面から解像度やアスペクト比を調整することもできますが、動画編集する前、設定しておいたほうが便利です。
方法②.自動補正機能を使って動画の画質をあげる
動画の輝度やシャープネスをワンクリックで調整する際に使用されます。これにより、動画をより自然な見た目にすることができます。
方法③.AI動画補正機能を使って動画の画質をあげる
AI が自動で動画を分析し、かんたんに動画を高画質化してくれます。
3-3.Filmoraに搭載されているその他の機能
ここでは、動画解像度が簡単に上げられるFilmoraの「便利機能」を一部紹介していきます。
きっとあなたに役立つ優秀な機能ばかりですので、ぜひ活用してみてくださいね!
機能1.AIフレーム補間
「AIフレーム補間」は、動画品質を損なうことなく、フレームレートを自動補間できるAI機能です。
Filmoraに搭載されているAIが、該当する動画のフレームレートを分析し、カクつきのない滑らかな映像に仕上げてくれます。
解像度を上げる前に、このAIフレーム補間を実行しておくと、より鮮明な美しい動画をエクスポートできますよ!
機能2.オートリフレーム
「オートリフレーム」は、ワンクリックの簡単操作で、動画のサイズを自動変更できる機能です。
縦動画(アスペクト比9:16)が流行している現代では、非常に重宝される優れた機能となります。
また、縦サイズ以外にも「映画」「Instagram」などといった、多彩なサイズ変更が可能です。
動画解像度を上げる前に、オートリフレーム機能で最適なサイズへ調整しましょう!
機能3.スピードランプ
「スピードランプ」は、映像の再生速度を“部分的”に調整できる機能です。
ワンクリックの自動調整に加え、手動での微調整もできるため、ユーザーの思うがままの動画表現が可能になります。
また、スピードランプ機能には「6つのテンプレート」が用意されており、初めて使用する方でも簡単に速度調整ができるように設計されています。
スピードランプを使い、動画の速度調整をした上で解像度を上げると、オリジナリティの溢れる美しい映像が手に入りますよ!
Part4.解像度に関するよくある質問
本章では、解像度に関するよくある質問を3つ挙げ、それぞれに詳しく回答していきます。
今後、動画を扱っていく上で起こり得る問題をここで解決しておきましょう!
質問1.解像度が足りないとどうなる?
解像度が足りないと「動画がぼやけて見える」という現象が起きます。
そのため、視聴者に対して「見づらい」という印象を与えてしまい、動画本来の魅力を伝えられなくなります。
これは、動画に限らず「写真」「印刷物」なども同様であり、クリエイターにとって解像度は、重要視するべき項目というのがわかりますね。
質問2.解像度は上げるほど良い?
本記事「Part1」でも触れましたが、結論として、解像度を上げれば上げるほど良い、というわけではありません。
どの動画も「高解像度」が最適とは限らず、かえってクリエイターを苦しめる結果となるケースもあります。
その理由は、解像度とサイズ容量の関係性にあります。
解像度が上がれば、必然的に容量が多くなり、デバイスや制作ソフトなどを「圧迫」してしまいます。
この圧迫が起きれば、スムーズな動画制作やスムーズな視聴が困難になるケースもあり、大きなデメリットとなります。
また、インターネット回線を経由して視聴するユーザーにとっても負担になってしまうケースが考えられるでしょう。
動画の用途や映像のコンセプトなどによって、解像度設定は慎重に考慮する必要があります。
質問3.1080pHDは高画質?
結論として、1080pHDは高画質です。
1080pHDは、現代において一般的な解像度であり、人が視聴しても“ノンストレス”であると言われています。
4Kや8Kといった解像度と比較すると、画質精度は劣りますが、キレイに見えることには間違いありません。
まとめ:動画の解像度を上げるならFilmoraがおすすめ!
本記事では、解像度の概要やおすすめ度数に加えて、Filmoraの解説をしてきました。
クリエイターとして、動画の解像度は非常に気になる項目であり、よりよいモノを作る上で最低限の知識を備えておく必要があります。
ぜひ本記事の内容を参考にしていただき、今後の活動に活かしてくださいね!
その際、本記事で紹介したFilmoraを使いこなし、動画の解像度を上げて、魅力的な映像に仕上げてください!
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