ASMR動画とは？撮り方・作り方を解説！

皆さんは、気持ち良いと思う音や気分が落ち着くといった音はあるでしょうか？例えば、水が湧き出る音や焚火の音、森の中の木々が揺れる音や小鳥のさえずる音などです。そういった音には人をリラックスさせる効果があるとされています。ストレスを緩和し、気分を落ち着けることによって安眠効果も期待できるのです。

昨今では、そういった人間の脳に作用する音を「ASMR（エーエスエムアール）」といいます。ASMRはここ数年で急速に普及しており、その背景には録音機材の進化や動画サイトの登場が絡んでいるといえます。具体的には、バイノーラル録音と呼ばれる方法で録音できる機材があります。これは、人間の耳の可聴域に相当するマイクを用意することで、ヘッドフォンやイヤホンなどで視聴した際にあたかもそこに自分がいて、その音を聞いているかのように聞こえるのです。

先ほど例に挙げた焚火であれば、録音機材の前方に焚火を設置し録音した場合、前方から焚火の音が聞こえ、環境音などが合わさるという考え方です。また、バイノーラル録音でなくとも目的の音を録音し、ASMRとするケースもあります。
例えば、缶ジュースや缶ビールを開ける時の音や、家電製品に張り付けられているフィルムを剥がす時の音など、ASMRには個人の嗜好により様々なものがあるといえます。これらASMRは、YouTubeやニコニコ動画などの動画サイトに多数投稿され、中には百万回再生されているものもあります。
こうした動画が「ASMR動画」と呼ばれることになります。

この記事をご覧の方の中には、ASMR動画の作り方について疑問がある方もいらっしゃるかもしれません。今回は、動画編集ソフトFilmoraを使ったASMR動画の制作について押さえておきたいポイントを見ていきましょう。

ASMR動画の撮り方、ポイントと編集方法

ASMR動画を撮るにあたっては、機材の選択と撮影環境が重要です。ビデオカメラで撮影してそのまま動画とするか、映像と音声を別機器で撮影・録音し、後で一つにまとめるという方法をとることになります。

1.撮影・録音環境の選択

撮影環境については、雑音や目的以外の音が発生するような場所で行うことは好ましくありません。出来るだけ静かな場所で行いましょう。また、お風呂場など反響が激しい場所もクオリティの観点からさけたほうが良いでしょう。
生活範囲でそのような環境がない場合は、カラオケの個室や、防音室の利用をお勧めします。

2.撮影・録音機材について

ASMR動画を撮影・録音する機材については様々な選択肢があります。
まず、上記でも申し上げたようにデジタルカメラにて撮影することで映像と音声を合わせて録画・録音をするケースがあります。デジタルカメラをお持ちであれば比較的手軽に撮影できます。

ここで「ならスマートフォンでも十分なのでは？」と考えてはいけません。スマートフォンでの動画撮影では、僅かな振動や手振れによって聞こえ方にブレが生じてしまうからです。

最低限撮影・録音に特化した機材を用意しましょう。続いて録音に特化した機材を用意し映像を別撮りするケースです。バイノーラルマイクやガンマイクなどを使用して、音声を録音することになります。こちらはパソコンとオーディオデバイスが必要になりますので、少々お金がかかります。

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お金をかけずにASMR動画を撮る方法はないのでしょうか？それにはヘッドセットマイクやイヤホンマイクがおすすめです。こちらは機材自体の価格は数千円で済むため、敷居が低く手軽です。注意点としては、品質は値段に比例しますし、録音の際にはマイクの性質上指向性が強いいため、マイクの角度調整等がシビアになりがちな点です。多少試行錯誤が必要になるでしょう。

3.ASMR動画編集ーWondershare Filmora

編集については「動画編集ソフト」を使います。映像と音声を別撮りした場合でもこれ一つでASMR動画を作成できます。今回お勧めしたいのはWondershare Filmora（フィモーラ）です。

Wondershare Filmoraで、それぞれの素材を読み込み、ノイズカットや音量調整を行なってから、必要があれば動画にも編集を加えましょう。今回は最低限カット編集のみ行えば十分なケースですので、はさみアイコンを使って不必要な部分をカットするのが良いでしょう。その後画面中央の「出力」タブから出力設定画面に行きます。形式を「MP4」にし、「設定」からより細かく設定しましょう。
ASMR動画を出力する際は、音声をWAV形式として、無劣化で出力するのがおすすめです。設定が完了したら「出力」をクリックして、完了を待ちましょう。

以上がASMR動画の制作ポイントになります。この記事を参考に、ASMR動画を作成してください。