テロップなどの文字に縁取りをつける方法

文字に縁取りを付けるには

最近は、個人で動画を編集することも多くなりました。特に、YouTubeなどに公開して、いろいろな人にみてもらう動画を作る時には、テロップなどを挿入するのではないでしょうか。他の人の動画と差別化するために、文字に縁取りをしたいと言う人もいるかもしれません。本記事では、GimpとWondershare Filmoraにて、文字に縁取りをつける方法を紹介します。

Part1.Gimpとは？

Gimpとは、高性能な画像編集ツールながらも、無料で使えるツールで多くの人が利用しています。このツールはオープンソースソフトウェアであるのも特徴です。主な機能は、ペイント機能、レタッチ機能、写真加工機能、画像合成機能、画像オーサリング機能などが実装されています。1996年にリリースされた比較的歴史のあるツールです。無料でありながら、有料のグラフィックツールに匹敵するほどの機能を備えています。

Part2.Gimpで文字に縁取りを付ける方法

ステップ1.Gimpにて文字縁取りをするには、最初にテキストを追加します。

その後、テキスト縁取りしたい部分を選び、画面右下のカラムから、文字のレイヤーと言う部分を右クリックします。すると、メニューが出てくるので、「不透明部分を選択範囲に」を選択します。適切に操作できれば、文字の部分が点線で囲まれているはずです。

ステップ2.次に、メニューバーの「選択」＞「選択範囲の拡大」をクリックします。

すると、「選択範囲の拡大量」というウインドウが表示されます。そこで、縁取りの太さを数値で入力します。フォントサイズにより理想的な数値は異なりますが、5から10程度が目安です。太すぎたり細すぎたりした場合は、「編集」＞「アンドゥ」にて戻れるので、試しに適当な数字を入れてみましょう。

ステップ3.その後、文字が縁取られます。

次に、縁取りのレイヤーを追加します。その手順は、メニューバーの「レイヤー」＞「新しいレイヤーの追加」をクリックします。「新しいレイヤーの追加」のダイアログが表示されるため、塗りつぶし色として、「Transparency」を選択して「OK」をクリックします。うまくいけば、画面右側に新しいレイヤーが追加されているはずです。そのレイヤーを文字レイヤーの下に、マウス操作で移動させます。レイヤーのサムネイルをドラッグして、文字と背景のレイヤーの間にドロップします。

ステップ4.次は縁取りを塗りつぶす作業です。

左上のカラムにて、長方形が重なり合ったアイコンの部分の左上の長方形をクリックします。「描画色の変更」ウィンドウにて、縁取りしたい色を選び「OK」をクリックします。メニューバーの「編集」＞「描画色で塗りつぶす」をクリックすると文字の縁取りの部分が塗りつぶされます。最後に、メニューバーの「選択」＞「選択の解除」をクリックして終了です。

関連記事：【Photoshop】文字に縁取りを付ける方法とおすすめソフト>>

関連記事：inkscapeの特徴や文字に縁取りを付ける方法を紹介!>>

関連記事：袋文字（縁取り文字）の作り方＆文字デザインのコツを実例から紹介>>

Part3.Wondershare Filmoraー文字に縁取りを付けるに最適な動画編集ソフト

◆Wondershare Filmoraを使って、フォント縁取りをする方法

まずWondershare Filmoraを起動し、テキストを選択して、タイムラインにドラックしたテキストファイルをダブルクリックします。表示される編集バネルに[高度編集]をクリックして、[高度なテキスト編集]バネルに「アウトライン」をクリックします。右の「+」ボタンをクリックすると、多重のアウトラインを追加できます。アウトラインの色、不透明度、ぼかし、厚みを自由に調整できます。

Part4.縁取りをしてインパクトのある動画を作ろう

ご紹介したように、GimpやWondershare Filmoraを使用することで、文字に縁取りをつけインパクトがあり、みやすいテキストにすることができます。特に、Wondershare Filmoraは簡単な操作で手軽に縁取りが可能です。見やすいテロップを動画に追加して、たくさんの人に高評価をもらえるような、動画を作成してみてはいかがでしょうか。YouTubeなどのソーシャルネットワークで、フォロワーやチャンネル登録者も増えるかもしれません。