Ep. 9 Filmora動画編集でモーションエレメントの使い方
動画に凝った演出を加える方法
1. はじめに
一つの作品を作っていると場合によっては、途中で修正を加えたくなったり、全く別の新しいアイデアが浮かんできたりすると思います。もしかしたら、それが自分自身の中では少しだけ前へ進むと同時に、また後ろへと戻るような感覚になっているかも知れません。
しかし、そういった回り道にも思える過程を経ていくことも、実は最終的に完成度の高い作品作りに繋がっていると考えたら、作品に対する意欲がより一層沸いてくると思います。時には同じ思いを抱える人達と、お互いにリラックスした状態で話し合うというのも良い気分転換になります。
そこで、今回は身近なものになりつつある動画の作成をテーマにして、今までよりも完成度の高い作品を作る方法を模索してみるとしましょう。もちろん、動画を作成した経験がある方だけではなく、経験はないけれど以前から興味を持っていたという方にも見て頂きたいです。
2. 動画の完成度を高める編集方法について
動画の完成度を高める為には、それこそ本当に色々な方法があると思います。その中から一つ一つ試していって、全ての結果を知るには長い時間と折れない気力が必要になると思うので、ここは初心に帰って編集の作業部分に力を入れてみるというのはいかがでしょう。
撮影した動画などをそのまま流すよりも編集の作業を挟むことによって、全体的に動画のテンポを良くすることが出来るので、最初から最後まで見ていて退屈になる心配もありません。
動画編集の良い所は他にもあります。例えば、動画の撮影中にたまたま関係ないものが映ってしまったり、拾わなくても良い音が入ってしまったりすることがあると思います。そういった時には編集で余計な部分を省いてしまえば、スッキリとしたまとまりのある動画に仕上がります。
また、テレビ番組やインターネット上で見るような、元の映像にアニメーション風の編集を加えた演出を再現することも出来るようにもなります。あれはモーションエレメントと言って、動画の編集に使われている機能の一つです。動画の編集では余計な部分を省くことも出来ますが、反対に必要だと思う要素を足していける良さがあります。
モーションエレメントは、一見すると扱いが難しいように思えるかも知れません。しかし、初めからモーションエレメントが搭載されていて、分かりやすい操作説明でしっかりとバックアップをしてくれるPCソフトがあれば、安心ではないでしょうか。
そこで、Wondereshare社の「Filmora 動画編集」というPCソフトを勧めさせて頂きたいです。ここからはその操作手順を交えながら、モーションエレメント機能の説明をしていきたいと思います。
3. Filmora 動画編集でモーションエレメント機能を使うまでの手順
まずは、Filmora 動画編集を起動した後の操作について説明です。このソフトにはシンプルな操作性で扱いやすい簡単編集と、色々な機能を使用することが出来る高度編集という編集方法があるので、二つの内からどちらかを選びます。今回はFilmora動画編集でモーションエレメント機能を使用するのが目的なので、高度編集の方を選びましょう。
次に編集したい動画をデータとして、Filmora 動画編集で使えるように追加ボタンを押して取り込みを行います。動画がちゃんと追加されているかどうかは、追加ボタンの下にあるメディアライブラリーという所を見ると確認が出来ます。
ここからは、タイムラインバーという所を見ながらの編集になります。タイムラインバーは、画面の中央に表示されている動画の内容が帯状になっている部分です。これでエレメントの項目の中から、動画内のお好きな場面にモーションエレメントを加えられます。
一度モーションエレメントの配置を決定した場合でも、キーボードのSHIFTを押して繰り返し移動させることが出来るので、思いついた考えを安心して試せます。
最後に編集した動画を保存して、無事に完了となります。Fiimora 動画編集では大切な人の誕生日や記念日などをお祝いする動画にも使えるような、モーションエレメントが多数用意されていますが、保存の際にはそれをDVDに焼くことも出来ます。
動画の編集からDVDに焼き、それを誰かにプレゼントする所までしっかりと考えられているのは、Filmora 動画編集以外には中々ないと思いますので、ぜひ素敵なオリジナルの動画作成にご活用ください。
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