「動画だとタイパが悪いから、字幕だけ抽出したい…」、「字幕の抽出ってどうやるんだろう?」
このような悩みにお答えします。字幕を取り出せれば、議事録作成や学習用ノート、SNS用動画編集にも活用でき、効率が一気に高まります。しかし、フリーソフトやオンラインサイトが数多く存在し、どれを選べば良いのか迷いやすいのも事実です。
そこで今回は、初心者にも扱いやすい動画編集ソフト「Filmora」を中心に、字幕抽出のやり方をわかりやすく解説します。実際のやり方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Part1.動画から字幕を抽出する方法(Filmora活用)
それでは、Filmoraで動画の字幕を抽出する方法をみていきましょう。
1-1.Filmoraとは:特徴・対応フォーマット・AI機能の紹介
- 豊富なフォントとクリエイティブアセット
- コンテンツ作成のための高性能なAI
- 初心者でも使いやすい直感的なインターフェイス
- Mac、Windows、iOS、Androidで動作

Filmoraは、直感的な操作性と豊富な機能を兼ね備えた動画編集ソフトです。MP4・MOV・MKV・AVIなど主要フォーマットに対応しているため、多様な動画を扱えます。
近年はAI機能が充実しており、音声を自動で認識して字幕を生成する「自動字幕起こし」や、多言語に翻訳してくれるキャプション機能を搭載。字幕のスタイル編集やタイミング調整も簡単に行えるため、抽出した字幕をすぐに活用できるのが人気の理由です。
単なる編集ソフトにとどまらず、「字幕の生成・抽出・編集を一括で行えるオールインワンツール」として活用できるのが、Filmoraの魅力といえるでしょう。
1-2.動画から字幕を抽出する方法
Filmoraでは、動画から字幕を取り出す方法として大きく2つの方法があります。ここでは、Filmoraで字幕を抽出するやり方を見ていきましょう。
なおFilmoraは無料でダウンロードできるので、この機会に機能や操作性を体験してみてください。
▶自動字幕起こし機能を使う方法
まずは、動画の音声から字幕起こしする方法を紹介します。Filmoraを無料ダウンロードしたら、画面に表示されている「新しいプロジェクト」を選択します。
編集画面が表示されたら、「インポート」から編集する動画をアップロードしましょう。
動画クリップを右クリックし、「自動字幕起こし」をクリックします。
字幕設定画面が表示されたら、以下の設定を行いましょう。
- 変換するファイルの確認
- 文字起こし言語の設定
- ターゲット言語の設定
上記の設定が完了したら「生成」をクリックして、字幕起こしを開始します。
生成した字幕は、右クリックして「字幕ファイルをエクスポート」から保存することが可能です。
動画から抽出した字幕の編集方法は後述するので、ここでは自動字幕起こしの操作性を覚えておきましょう。
関連記事:「自動字幕起こし機能」を使って、動画から自動的に字幕を生成しよう!
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▶キャプションを抽出する方法
次に、動画に埋め込まれているキャプションを抽出する方法を紹介します。
先ほどと同様に編集する動画をアップロードしたら、以下の手順を行いましょう。
- 動画ファイルを右クリックする
- 「キャプション抽出」を選択する
- 「全て」を選択する
抽出された字幕をタイムラインに追加すれば、テキストを編集することが可能です。
関連記事:MKV・MP4動画ファイルから字幕を抽出する方法3選まとめ
Part2.Filmoraで抽出した字幕を編集・カスタマイズする方法
Filmoraで抽出した字幕は、そのまま使うだけでなく、自在に編集して見やすく仕上げられます。
動画から抽出したテキスト字幕クリップをダブルクリックすると、編集パネルが表示されます。編集パネルでは、テキストの修正やフォントの変更、字幕の配置場所や文字の大きさなどの基本編集が可能です。
「プリセット」にはプロのクリエイターが作成したテンプレートが用意されており、ワンクリックで文字をおしゃれにできます。
字幕にアニメーションもつけることが可能。「アニメーション」にあるテンプレートをクリックするだけで、抽出した字幕に動きをつけられます。
編集画面の「全てに適用」をクリックすれば、一つの字幕に行った編集が全てのテキストに適用されます。
関連記事:動画編集におすすめの字幕テロップデザイン5選と作成のコツ
Part3.Filmoraで利用できるキャプション関連の便利な機能
Filmoraには、字幕をより効率的に扱える便利なキャプション機能が数多く備わっています。ここでは、その一部を紹介します。
3-1.AI翻訳
AI翻訳はその名の通り、動画の音声をワンクリックで翻訳できる機能のことです。英語から日本語、日本語から英語など、多言語の動画活用に活用できます。
話者の検出にも対応しているので、対談動画などを海外向けに発信する際に役立つ機能です。
3-2.ダイナミックキャプション
ダイナミックキャプションは、「読んでいる字幕の位置」を強調できる機能です。ナレーションや解説動画に役立つ機能であり、ビジネスシーンでも活用されています。
耳の不自由な方も動画を楽しめやすくなることから、クリエイター以外の方でも使用する機能の一つです。
3-3.AIノイズ除去
キャプションの抽出だけでなく、音声の編集にも対応していることもFilmoraが選ばれる理由の一つです。AIノイズ除去で音声をワンクリックでクリアにできるので、字幕と合わせて「聞きやすい動画」としても成立します。
最近では動画をラジオ感覚で楽しむ方も増えているので、ぜひ活用してください。
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Part4.動画字幕抽出おすすめツール5選
ここでは、Filmora以外の字幕抽出ツールをみていきましょう。
4-1.Aegisub(無料で字幕を抽出・編集できるソフト)
Aegisubは無料で利用できる高機能字幕ソフトです。動画に含まれる字幕を抽出し、文字やタイミングを波形を見ながら精密に編集できます。200以上の形式に対応し、翻訳や複雑なプロジェクトにも活用可能です。
一方で、操作画面がやや専門的であり、初心者には扱いづらい点がデメリットです。慣れるまでに時間がかかりますが、使い方を覚えれば便利なツールになるでしょう。
4-2.Kapwing(オンラインで簡単に字幕抽出可能なサイト)
Kapwingは、ブラウザ上で利用できるオンラインサイトです。動画をアップロードすると自動で字幕を生成・抽出でき、翻訳やテキスト編集も同じ画面で行えます。動画の編集にも対応しており、使い勝手の良いツールといえるでしょう。
ただし、無料版では動画の長さに制限があり、出力した動画に透かしが入ります。SNS向けの短尺動画や試し利用には便利ですが、本格的に使うなら有料プランがおすすめです。
4-3.Subtitle Edit(多機能で高精度な字幕抽出ソフト)
Subtitle Editは、多種多様な字幕形式に対応する無料のオープンソースソフトです。動画や音声を解析し、字幕を抽出・編集できるほか、波形やスペクトル表示を使って正確にタイミングを調整できます。自動翻訳やOCR機能も搭載されており、DVDやハード字幕の取り込みも可能です。
機能が豊富なぶん操作が複雑なので、初心者には扱いにくいかもしれません。したがってSubtitle Editは、プロの翻訳者や編集者におすすめのツールといえるでしょう。
4-4.HandBrake(動画変換も可能な字幕抽出対応ソフト)
HandBrakeは、動画変換で広く利用される無料ソフトですが、字幕抽出にも対応しています。動画をエンコードしながらソフト字幕をSRT形式で保存できるため、変換作業と同時に処理できるのが大きな利点です。オープンソースで無料、動作も安定しているため幅広いユーザーに人気があります。
ただし、抽出できるのはソフト字幕に限られ、音声からの字幕生成には対応していません。簡単に利用できる一方で編集機能は使えないので、サクッと字幕を抽出したい方におすすめです。
4-5.Happy Scribe(自動字幕生成と抽出ができるオンラインサービス)
Happy Scribeは、AIによる自動字幕生成と抽出に対応したオンラインサービスです。120以上の言語をサポートし、精度の高い文字起こしや翻訳が可能。生成した字幕はSRTやTXT形式でダウンロードでき、会議録や教育コンテンツの作成にも役立ちます。
一方で、無料版は利用制限があり、長時間動画や高精度の処理には有料プランが必要です。簡単操作で高機能ですが、コストをかけたくない方は別ツールの検討を推奨します。
Part5.字幕抽出ツールの特徴・メリット・デメリットと使用人群
5-1.各字幕抽出ツールのメリット・デメリット
ツール名 | メリット | デメリット |
Aegisub | 無料で高機能。波形表示で精密に編集可能。 | 操作が専門的で初心者には難しい。 |
Kapwing | インストール不要で手軽。自動字幕生成も可能。 | 無料版は透かし・制限あり。 |
Subtitle Edit | 200以上の形式に対応。翻訳やOCR機能も搭載。 | 機能が多く操作は複雑。 |
HandBrake | 無料で安定。変換と同時に字幕抽出可能。 | ソフト字幕のみ対応、編集機能は限定的。 |
Happy Scribe | 多言語AI対応。精度の高い文字起こしが可能。 | 無料版は制約が多く、有料プランが必要。 |
5-2.ツールごとのおすすめの人
ツール名 | おすすめの利用者層 |
Aegisub | 専門的に字幕を編集したい上級者や翻訳者 |
Kapwing | SNS向けに短尺動画を作成したい初心者やライトユーザー |
Subtitle Edit | 多言語対応やプロレベルの精度を求める映像制作者 |
HandBrake | 動画変換と字幕抽出を同時に行いたい実用派ユーザー |
Happy Scribe | 会議や講義録を効率的に作りたいビジネスユーザー |
Part6.動画字幕抽出に関するよくある質問(FAQ)
最後に、動画の字幕抽出に関するよくある質問を紹介します。
Q1.Filmoraで抽出した字幕は他の動画編集ソフトでも使えますか?
Filmoraで抽出した字幕はSRT形式など標準的なファイルで書き出せるため、Premiere ProやDaVinci Resolveといった他の編集ソフトでもそのまま利用できます。文字データとして扱えるので、再編集や翻訳、他動画への再利用も容易です。
Q2.無料サイトやフリーソフトとFilmoraでは抽出精度は違いますか?
無料サイトやフリーソフトは手軽に使える反面、音声認識の精度や対応言語が限られていることが多く、誤変換やタイムラグが発生しやすい傾向にあります。
一方、FilmoraはAI音声認識を搭載しており、長尺動画や複雑な会話でも比較的高い精度で字幕を生成できます。正確さを求める商用動画や学習用コンテンツでは、Filmoraや有料サービスを選ぶ方が安心です。
Q3.字幕抽出後に文字を編集できますか?
SRTなどのテキストファイルで抽出すれば、文字を編集することは可能です。ただし、抽出したテキストを装飾したり、動画に使ったりする場合は別途編集ソフトが必要になります。
Part7.まとめ
動画から字幕を抽出する方法には、大きく分けて「AIによる自動生成」と「既存字幕の抽出」の2つがあります。ツールによって料金や性能が異なるので、目的にあったソフトやサイトを活用しましょう。
Filmoraを使えば、AIによる高性能な字幕抽出が可能。編集や翻訳まで一括で行えるのが強みです。高度な動画編集機能や生成AI機能も搭載されており、初心者でも簡単に魅力的な動画を作成できるでしょう。Filmoraは無料でダウンロードできるので、最先端の機能を体験したい方は、ぜひ無料ダウンロードしてみてください。
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