キーフレームとは?初心者でもキーフレームを簡単に利用できる
Sep 23, 2024 • カテゴリ: 動画編集の高度スキル
以前であれば何日もかかっていた作業が、今では5分とかからず済んでしまう。という技術革新が動画編集ソフトの世界ではあります。その中の一つが「キーフレーム」です。キーフレームを使いこなすことで多彩な動作を、時間を掛けず設定でき、プロレベルのアニメーションを自分の動画に加えられます。
この記事ではキーフレームとはなにか?から実際の使い方までご紹介します。
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キーフレーム入門編|初心者向けのキーフレーム編集講座
Part1.キーフレームとは?
CGやアニメーションの映像編集に関心がある方でなければ、「キーフレーム編集」という単語を耳にしてもピンと来ないかもしれません。キーフレームとはアニメーション制作において最も基本的な編集技術の一つです。簡潔にいうと2点の間を自動でアニメーション化してくれるマーカーのことです。
タイムライン上にあるクリップ・画像・その他のメディアファイルに対して、ある時点における大きさや位置、回転、不透明度などをキーフレームを付けて記録し、別の時点で同様のことをすることで2点間の差を自動で補完することで自然な動作のアニメーションを制作できます。
タイムライン上で前にある点が「始点」後ろにある点を「終点」と表現します。キーフレームの使い方を覚え、活用していくことで動画編集・制作の幅は驚くほど広がります。
関連記事:【初心者必見!】キーフレームとは?意味や正しい簡単な使い方を解説!
Part2.キーフレームを使うシーンって?
キーフレームは動画や画像に動きをつけアニメーション化する以外にも数々の使いみちがあります。上記の抽象的な説明では初心者の方は分かりにくかったと思うので、キーフレーム編集がどのような場面で利用されているか解説します。
例えばエフェクトやトランジションに対して活用したり、テキストに動きをつけることもできます。具体的には
・ズームイン
・ズームアウト
・動画や画像の回転
・不透明度を変化し、徐々にフェードアウトさせる
・画像や動画、テキスト等の位置を移動させる
など、動画表現する上で言い出せばキリが無いほど多くの表現をキーフレームを使っておこなうことが可能です。人物や物体のモーションだけでなく、字幕の拡大・縮小といったモーションにもキーフレーム編集を応用できます。
たしかにFilmoraなどの便利な動画編集ソフトであればエフェクトが多く搭載されているため、それらを使うことでも表現できる場合がありますが、より細かく設定でき自由度が高いという点がキーフレームを利用するメリットなのです。
キーフレームを設定して動画を編集すると聞くと、難しく感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、Filmoraは動画編集の基本操作がドラッグアンドドロップで、その延長線上にキーフレーム編集が存在する、といった様相なので初心者の方にも扱いやすいと思います。
Part3.キーフレームアニメーションを紹介
3-1.キーフレームアニメーションとは?
動画編集ソフトでアニメを制作する場合、昔はパラパラ漫画の要領で1コマ1コマ対象を手動で動かし、動きを表現していました。
しかし、現在は始点と終点さえ設定すればその間の動きを自動で補完してくれるキーフレームという技術を活用することでアニメが簡単に制作できるようになりました。このキーフレームを活用して制作したアニメをキーフレームアニメーションといいます。
関連記事:キーフレームを使ったカスタムアニメーションの作り方|動画編集テクニック3つ
3-2.キーフレームを利用してアニメーションを作成する方法を紹介!-Filmora
実際にFilmoraを使ってキーフレームアニメーションを制作する工程を見ていきましょう。
Step1.インポート
Filmoraを起動し、素材をインポートします。タイムライン上に追加します。動きをつけたいクリップを右クリックし、「アニメーションを追加」を選択します。
Step2.始点の設定
「アニメーション」タブに移動し「カスタマイズ」を選択します。キーフレームを追加したいポイントにインジケーターを移動し「+追加」をクリックします。これで「始点」ができました。
「始点」における「回転」、「スケール」、「ポジション」、「不透明度」を調整します。
Step3.終点の設定
次にキーフレームを終了したいポイントにインジケーターを移動し「+追加」をクリックします。先程と同様に終点における「回転」、「スケール」、「ポジション」、「不透明度」を調整します。
Step4.動きの確認
編集を終了してアニメーションの実際の動きを確認してみましょう。文字で読むと複雑かもしれませんが、実際にやってみると驚くほど簡単です。
キーフレームアニメーションは最低2つのキーフレームを設定する必要があります。裏を返せば2つ以上のキーフレームも設定できるわけです。キーフレームをたくさん打ってより複雑なアニメーションにもぜひ挑戦してみてください。
また、Filmoraには「アニメーションプリセット」も数多く搭載されており、これらを活用することでより短時間でアニメーションを作れますよ。
Filmoraを持っていない場合、下記より無料ダウンロードし、キーフレームを利用してオリジナルなアニメーションを編集してみましょう
強化されたキーフレーム機能の使い方と活用方法3選
Part4.キーフレームの使い方は他にもある?
先述の通りキーフレームはアニメーションを作る以外にも様々な活用方法があります。ここではテキストアニメーションを例に作り方を見ていきましょう。
Step1.タイトルの追加
Filmoraを起動し、「タイトル」タブから好みのタイトルを選択。タイムライン上に追加します。
Step2.タイトルの設定
キーフレームを使用する前にタイトルを自分好みにアレンジしましょう。タイムライン上のタイトルをダブルクリックしテキスト内の「プリセット」でフォント、内容、大きさなど基本的なテキストの設定をおこないます。
Step3.キーフレームの追加
「アニメーション」タブに移動し「カスタマイズ」を選択します。
・キーフレームを追加したいポイントにインジケーターを移動し「+追加」をクリックします。
・「始点」における「回転」、「スケール」、「ポジション」、「不透明度」を調整します。
・「終点」も同様に設定しましょう。
・プリセットを使えば更に表現の幅は広がります。
Step4.動きの確認
編集を終了して動画を再生しテキストの実際の動きを確認してみましょう。
関連記事:キーフレームを使ってカメラの動きを簡単に再現するテクニック
関連記事:Filmoraのキーフレーム機能でキャラクターにアニメーションをつける方法
VLOGに使えるおしゃれなテキストアニメーションの作り方
Part5.映像編集を始めるならWondershare Filmora
初心者向けではありますが、その他の編集機能も充実していて、上級者の方でも満足できる造りになっています。Filmoraのアップデートに伴い、キーフレーム編集機能と共にモーショントラッキング機能が搭載されました。モーショントラッキング機能とは、動画の被写体に静止画や図形等のグラフィックを追加して、被写体のモーションを追跡させることができる機能です。漫画のような表現が可能になるので、動画の視聴者も楽しめます。
さらに、エコーをかける機能、スピードランプ、オーディオダッキング、カラーマッチ、プリセットテンプレートなど、より効率的に動画編集が進められるような機能も揃っています。無料で体験版がダウンロードできますので、ぜひ一度お試しください。
終わりに
本記事を通してキーフレームの使い方や活用方法はご理解いただけたでしょうか?キーフレームという概念は読むと理解しづらいですが、使いやすいソフトで実際にキーフレームを使うと簡単に腹落ちします。
記事内で何度も登場したFilmoraという動画編集ソフトは今回ご紹介したキーフレームをはじめ、「モーショントラッキング」、「オーディオダッキング」、「カラーマッチ」など最新鋭の機能が使用できます。高機能な分反動で操作は難しくなってしまいがちですが、Filmoraはいかに直感的に初心者でも使用できるかを研究して制作されたソフトです。他のソフトで挫折してしまった方も、これからキーフレームを使って動画編集を初めていく方もぜひFilmoraの無料お試し版で体感してみてください。インストール初日から迷わず楽しみながら動画編集の世界に入っていけるはずですよ。
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