【文字PV】歌詞動画の作り方をわかりやすく解説
最近SNSを中心に人気を博している歌詞動画。InstagramやTikTokで流れてくるのをご覧になったことがある方も少なくないのではないでしょうか?耳から入ってくる曲と視覚から飛び込んでくる歌詞表現はダイナミズムやときには切なさをより一層際立たせます。
今回の記事は歌詞動画とはなにか、という基本的なところから実際に作る手順、演出アイデアや注意点について詳しく解説していきます。この記事を読むことで自分でも手軽に歌詞動画を作れるようになるはずです。
かっこいい歌詞動画作成ソフトFilmoraでMV・PVの作り方|3D空間を作ろう!
Part1. 歌詞動画とは?
歌詞動画とは読んで字のごとく楽曲に歌詞をつけた動画のことです。有名歌手のMVからSNSの投稿まで様々なシーンで目にすることが多くなりましたね。音楽を主体に捉えた「ミュージックビデオ(MV)タイプ」と親しい人へのメッセージを中心にした「メッセージタイプ」の大きく2種類に分けることができます。
ミュージックビデオタイプは以前から存在する一般的な形式であり、楽曲をより良い作品にする目的や歌詞を強調する目的で制作されることがほとんどです。
一方、メッセージタイプは動画制作が専門家だけのものではなく、一般化してきたことで生まれたもので、SNSにアップする以外にも友人や恋人にプレゼントとして直接送るような使い方も広くされています。
Part2. 歌詞動画の作り方(基本編)
早速具体的に歌詞動画の作り方を紹介していきます。歌詞動画の制作には動画編集ソフトが必要です。ここでは比較的安価でハイクオリティな動画編集ができるオススメソフトWondershare Filmoraを利用します。
- *多種形式の動画・写真の入力・編集に対応
- *歌詞動画トリミング、クロップ、BGM追加など
多様な編集機能 - *豊富なフィルター、タイトル、トランジション、
エレメント搭載 - *イントロ、クレジットやエフェクトで個性的な
歌詞動画作成 - *動画逆再生や色調補正、手振れ補正、
クロマキーなどの高度編集機能 - *動画画面のスナップショットに対応
- *エコー、モザイクのトラッキング、テキスト
キーフレーム、 オーディオダッキング、
カラーマッチなど 新機能搭載 - *対応OS:Windows 、Mac
Step1.ファイルをインポート
Filmoraを起動し、「新しいプロジェクトを作成」をクリック。「インポート」から、もしくはドラッグ&ドロップで使用したいイラストや楽曲などの素材をインポートして準備完了です。
Step2.歌詞を配置
インポートした音楽をオーディオトラックに追加します。1曲丸々ではなく一部だけ使用する場合はここでトリミングしておきましょう。 ビデオトラックに背景を追加したらその上に「タイトル」から歌詞を表現するためのテキストクリップを配置していきます。
歌詞を先に配置することには多くのメリットがあります。
・タイミング、構成を見通せる
・別ウィンドウで確認が不要になる
・文字デザインを先に決めて効率化できる
・画面に収まる文字量を把握できる
・完成イメージが固まりやすい
ざっと以上のとおりです。歌詞を表示するタイミングは歌い出しに合わせると良いでしょう。
Step3.文字効果を設定
歌に合わせて歌詞を並べたら文字効果についても設定していきます。使用するフォントは1種類から多くても3種類までにすることで楽曲の世界観が統一できますよ。混沌とさせるためにあえてバラバラにするという高等テクニックもあります。
Filmoraではテキストのフォント設定をした後、色やテキスト間隔等を個別で細かく設定することも可能ですが、「プリセット」から「スタイル」を適用することで一括して設定することもできます。
イメージする歌詞動画にピッタリなスタイルを探してみて、無いようなら自分で作ってしまう。というのが最も効率が良い手段といえます。
Step4.動画を保存
満足できる歌詞動画が完成したら動画を保存していきます。画面上、緑の「エクスポート」をクリックします。
MOV、MP4はもちろんGIFなど様々なフォーマットで書き出せます。また、YouTubeやDVDへの直接書き出しにも対応しています。
出力先のファイルを指定して右下の「エクスポート」をクリックすれば出力が開始されます。
Part3. 歌詞動画の演出アイデア(高度編)
Part2で基本的な歌詞動画の制作手順を紹介しました。この章ではWondershare Filmoraの機能を使ってできる更に高度な歌詞動画演出アイデアについてもご紹介します。
●塗りつぶしと境界線の使い分け
メインの歌詞と合いの手、セリフとモノローグ、二人の人物の掛け合いといったように意味の違う歌詞が混在することはよくあります。
そんな時に是非試したい演出アイデアが「塗りつぶしと境界線の使い分け」です。これを使うことでひと目で意味合いが違うことを文字で直感的に演出できます。
一見高度なようですが、Filmoraであればワンクリックで可能です。境界線のみで表現したいテキストをダブルクリックして「高度編集」をクリック「カスタマイズ」から「テキストの塗りつぶし」のチェックを外してみましょう。たったこれだけで境界線のみのテキストが完成しました。
尚、すべてこの工程を経る必要はなく、一度カスタムを作ってしまえば、「カスタムを保存」する。もしくは編集したテキストをコピーしてテキスト内の文字のみ編集することで使いまわしが可能です。
●テキストアニメーションで動きを演出
Filmoraではテキストに簡単に動きをつけて演出できます。
演出したいテキストをダブルクリックし、「テキスト」内の「アニメーション」に移動すると非常に多くのテキストアニメーションがあらかじめ用意されています。
どういった動きをするのか直感的に理解しやすい絵がついている上に、カーソルを上に持っていくだけで実際の動きを確認することができるので、曲調や歌詞に合わせてプレビューで確認しながら色々なアニメーションを試してみてください。 この作業だけで実にダイナミックな歌詞動画に生まれ変わりますよ。
●トランジションやエフェクトを活用
Filmoraには動画のシーンをスムーズに移行するためのトランジション表現や表現の幅を大きく広げるエフェクトがデフォルトで数多く搭載されています。また、Filmstockライブラリは1000万を超える素材から検索が可能です。
Filmstock登場!|新しくなったFilmoraエフェクトストア
使い方も簡単で「トランジション」、もしくは「エフェクト」に移動し適用したいトランジションやエフェクトを場面にドラッグ&ドロップするだけです。
非常に多くのエフェクトが用意されているため迷ってしまいがちですが、カテゴリー分けがあらかじめされているので欲しい演出がすぐ見つかるのも嬉しい点です。
組み合わせてカッコいい歌詞動画を是非作ってみてください!
Part4. 歌詞動画をSNSやYouTubeへアップロードする際の注意点
●歌詞の著作権侵害
音楽に著作権が存在するのはもちろん歌詞にも作詞者の著作権があり、多くの楽曲はJASRACが管理しています。つまり、歌ってみた動画などに一部ではなくまるごと歌詞を付けるケースは引用の範囲から外れてしまう場合があります。
ただし、JASRACとサービス感で利用許諾契約が結ばれている場合、利用者自身には使用料が発生せず歌詞掲載が可能です。
JASRACとの利用許諾契約が結ばれているサービス: https://www.jasrac.or.jp/news/20/ugc.html
●楽曲の著作権侵害
音楽に関しても無断アップロードは論外としても、「著作権フリー音楽であればアップロード可能。」と言い切れません。
・使用期間に定めがある
・商用利用NG
・クレジット表記が必要
・著作権者への連絡が必要
といったように著作権フリーの楽曲であっても細かい規約設定がされていることは珍しくありません。必ず楽曲ごとに規約を確認することが後のトラブルを避けることに繋がります。
テキストだけでかっこいいMVを!ミュージックビデオの作り方
Part5.Wondershare Filmoraで歌詞動画を作成してみよう
以上、歌詞動画の作り方について紹介してきました。
Filmoraを利用すれば、高度な歌詞動画が手軽で直感的にできます。制作した歌詞動画を仲の良い友人や彼女と皆で楽しんだり、旅行の思い出を歌詞動画に載せて思い出を共有したりしましょう。まずは試用版をダウンロードして是非楽しんでみてください。
動きに合わせて文字を出すマスクを使ったテキストアニメーションの作り方
サポート
製品に関するご意見・ご質問・ご要望はお気軽に こちらまでお問い合わせください。 >>
fukuda
編集長
0 コメント