スライドショーに好みのBGMを入れる方法【簡単ステップガイド】
Mar 26, 2025 • カテゴリ: スライドショー・写真編集関連
スライドショーに適切なBGMを追加することで、単なる写真の連続から心に残る思い出の作品へと格段にグレードアップできるでしょう!
特に最近の動画編集ソフトは驚くほど進化していて、AI機能を駆使すれば初心者でも簡単にプロ並みのBGM付きスライドショーが作成できるようになりました。
本記事では、そんな中でも人気の動画編集ソフト「Wondershare Filmora」を使って、スライドショーに音楽を追加する方法について最新の機能も含め、詳しく解説していきます!
AI音楽生成機能を活用したテクニックから、音楽の選び方、感動的なスライドショーに仕上げるコツまで、初心者の方にもわかりやすく紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください!
Part1.BGM付きスライドショー作成方法【ステップバイステップ】
スライドショーに音楽を追加する時、最も重要なポイントはテクニックや、コツでは無く“ソフト選び”です。
本章では、PremiereProやFinal Cut Proなど、様々な動画編集ソフトを活用してきた筆者が、スライドショーの作成や編集に最もおすすめのFilmoraを例に解説していきます!
ここでは、実際にスライドショーを作成し、3つのBGM追加方法をそれぞれ具体的なステップに分けて紹介します。Filmora無料版をインストールした上で、実際に操作しながら読み進め、状況に応じて最適な方法を選んでみてください。
ステップ1新しいプロジェクトを起動し、写真や動画をインポートしてタイムラインに配置する
まずはFilmoraを起動し、ホーム画面から[新しいプロジェクト]を選択します。
初めてソフトを使う方の場合、ユーザーインターフェースには少し慣れが必要かもしれませんが、Filmoraは直感的な操作性が特徴なので、すぐに使いこなせるようになりますよ!
次に、スライドショーに使いたい写真や動画をFilmoraに取り込みましょう。
[インポート]ボタンをクリックするか、直接ドラッグ&ドロップします。
好みの写真や動画を選択したら、それらをタイムラインにマウス操作(ドラッグ&ドロップ)で配置します。
写真の表示時間はタイムライン上で簡単に調整でき、一般的には1枚あたり3〜5秒が見やすいとされています。
また、[設定]内の[編集]から写真のデフォルト再生時間を設定することも可能です。
また、写真と写真の切り替わりをスムーズにするために、トランジションを追加するのもおすすめです。
上部メニューの[トランジション]タブから好みの効果を選んで、写真の間にドラッグ&ドロップして適用しましょう。
関連記事:使えるトランジションのまとめー動画のつなぎ目をカッコよく演出プラグイン
ステップ23通りの方法からBGMを追加する
写真の配置が完了したら、いよいよスライドショーにBGMを追加していきましょう。
Filmoraでは、外部サイトなどからダウンロードしてきたBGMを追加する一般的な方法に加え、以下3通りの方法が使用できます!
① スマートBGMジェネレーターで自動的に音楽を付ける
②AI音楽ジェネレーターでオリジナルBGMを作る
③ Filmora内蔵の音楽ライブラリから選ぶ
それぞれの特徴と手順を見ていきましょう。
方法①スマートBGMジェネレーターで自動的に音楽を付ける
「とにかく簡単に、映像にぴったり合うBGMが欲しい!」という方にぴったりなのが、Filmoraの「スマートBGMジェネレーター」機能です。
1. 中部メニューから[スマートBGMジェネレーター]をクリック
2. 表示されたウィンドウで[スタート]ボタンをクリック
上記のたった2ステップで、AIがタイムライン上の映像を分析し、内容や長さに合った最適なBGMを自動生成してくれます!
生成されたBGMは、自動的にタイムラインに追加され、映像の長さにも自動調整されます。
もし生成された音楽が気に入らなければ、再度[生成]ボタンをクリックして別の曲を試すことも可能です。
この方法なら、音楽の選択に迷う時間もなく、サクッと最適なBGMを追加できます。
また、生成されたBGMは、ロイヤリティフリーとなっており、スライドショー公開時の権利関係や利用規約で気を遣う必要もない点が大きな利点です!
方法②AI音楽ジェネレーターでオリジナルBGMを作る
「自分のイメージに合った音楽を作りたい」「特定の雰囲気や長さの曲が欲しい」という方には、「AI音楽ジェネレーター」がおすすめです。
1. 上部メニューから[オーディオ]タブを選択し、左側パネルの[AI音楽]をクリック
2. [ツール]からスライドショー用BGMの「ムード」(ロマンチック、エネルギッシュなど)や「テーマ」(Vlog、旅行など)、「ジャンル」(ポップ、ビートなど)を指定
3. [設定]から「テンポ」「曲の長さ」「曲数」をそれぞれ設定
4. 設定が完了したら[生成]ボタンをクリックして、AI作曲をスタート
5. 数十秒後に指定した数の候補曲が生成されるので、それぞれを試聴して気に入ったものを選択
6. 選んだ曲を[クリックしてダウンロード]をクリックして保存。ドラッグ&ドロップでスライドショーに追加
この方法の素晴らしい点は、スライドショーのテーマや雰囲気に合わせてオリジナルの音楽を作れることです。
こちらも生成されたスライドショーBGMは、著作権の心配なく使用できるため、SNSへの投稿も安心ですよ!
また、生成&保存した曲は、[AI音楽]内の[生成]タブに、保存されるため、今後いつでもすぐに呼び出し、BGMとして使用できます。
方法③Filmora内蔵の音楽ライブラリから選ぶ
定番の方法として、Filmoraに内蔵されている豊富な音楽ライブラリから選ぶこともできます。
1. 上部メニューから[オーディオ]タブを選択
2. 左側パネルで[音楽]を選び、カテゴリーから好みの音楽ジャンルを選ぶ
3. 気になる曲をクリックして試聴
4. 気に入った曲をタイムラインにドラッグ&ドロップして追加
もちろん、自分のパソコンに保存されているMP3などの音楽ファイルを使うこともできます。
その場合は、[インポート]から音楽ファイルを選んでタイムラインに追加しましょう。
また、Filmoraには豊富に音楽が内蔵されていますが、商用利用の可否や再生時間、BPMフィルタリングですることも可能です。
欲しい音楽がソフト内ですぐに見つかるのは、効率的なスライドショー編集に役立つでしょう。
ステップ3BGMのボリュームと長さを調整
BGMをタイムラインに追加したら、音量や長さを調整して完成度を高めましょう。
タイムライン上のBGMクリップをクリックして選択し、画面サイドの「オーディオ」パネルから音量やフェードイン・アウト、バランスなどを調整できます。
スライドショー内の動画に話し声などが含まれる場合は、BGMの音量を少し下げるとバランスが良くなります。
ステップ4スライドショーをエクスポートする
すべての編集が完了したら、最後にスライドショーを書き出します。画面右上の[エクスポート]ボタンをクリックし、出力設定を行いましょう。
「形式」はMP4を選択するのが一般的です。ファイル名と保存先を指定して、[エクスポート]ボタンをクリックすれば、BGM付きのスライドショーが完成します。
また、YouTubeやSNSに直接アップロードする場合は、「ソーシャルメディア」タブからそれぞれのサービスを選び、アカウント情報を入力すればFilmoraから直接投稿することも可能です。
AIを使った簡単かつハイクオリティなサムネイル編集機能も搭載されているため、スライドショー動画作成から、出力まで完全に網羅できますよ!
以上が、Filmoraを使ってBGM付きスライドショーを作成する基本的な流れです。初めての方でも、これらのステップに沿って操作すれば、ステキなスライドショーを簡単に作成できますよ。
関連記事:【動画編集用】あなただけのロイヤリティフリーBGMを使う方法
Part2.スライドショーにBGMを入れるべき理由と効果
スライドショーに音楽を付けるのは、単なる「おまけ」ではありません。
実はBGMには写真だけでは表現しきれない感情や雰囲気を伝える重要な役割があります。本章では、スライドショーにBGMを入れる3つの大きな理由と効果について解説します。
感情や雰囲気を効果的に演出できる
写真や動画だけのスライドショーでも思い出は伝わりますが、そこに適切なBGMを追加するだけで、伝えたい感情や雰囲気がグッと引き立ちます。
例えば、家族旅行の楽しい思い出には明るくポップな曲を、結婚式の感動的な瞬間にはピアノの優しいメロディを付けるだけで、視聴者の感情に強く訴えかけることができます。
音楽には人の感情を動かす力があり、映像の印象を何倍も強くする効果があるのです。
特に結婚式やお誕生日、卒業式などの特別なイベントでは、BGMがその場の雰囲気を大きく左右します。その場に居合わせた人だからこそ分かる感情や空気感を、BGMを通じて後から見る人にも伝えることができますよ!
人間の記憶は、視覚と聴覚が組み合わさると強化される傾向があります。
スライドショーに適切なBGMを付けることで、視聴者の脳に「映像×音楽」として記憶され、より強く印象に残るようになります。
また、BGMのリズムや曲調に合わせて写真を切り替えると、スライドショーにテンポができ、視聴者を飽きさせず、スライドショー全体を最後まで飽きずに見てもらえる効果も期待できます。
プロ品質の仕上がりで特別感がアップする
音楽が加わると、アマチュアが作ったスライドショーでもぐっと完成度が上がり、プロが制作したかのような特別な雰囲気が生まれます。
特にFilmoraのようなソフトを使えば、AI技術によって自動生成されたオリジナルBGMや、プロが制作した高品質な音源を簡単に使用できるため、初心者でも驚くほどハイクオリティな作品に仕上げることが可能です。
家族の記念日や友人へのサプライズ、ビジネスのプレゼンテーションなど、「ちょっと特別」なシーンで視聴者を感動させたいなら、BGMの力を借りない手はありません。音楽があるとないとでは、相手に与える印象に雲泥の差が生まれるのです。
Part3.スライドショー作成する時ゼッタイにお勧めしたいコツ!
BGMを入れたステキなスライドショーも、さらに一工夫することで格段に見栄えが良くなります。
本章では、Filmoraに搭載されている機能を活用して、あなたのスライドショーを特別な作品に仕上げるコツを5つ紹介していきます!
①AI動画補正で古い写真も鮮明に
思い出の写真には、古いものや画質が良くないものも含まれていることがあります。そんな時にFilmoraの「AI動画補正」機能を使えば、ぼやけた写真や動画も鮮明に蘇らせることができます。
Filmoraのフォルダで写真を選択し、上部メニューから[AI]タブを開き、[AI動画補正]を[生成]します。
すると、AIが自動的に写真の細部を解析して画質を向上させてくれます。特に古い家族写真や低解像度の昔のデジカメ写真には絶大な効果がありますよ!
せっかくのスライドショーですから、写真一枚一枚の美しさにもこだわりたいですね。AI動画補正を使えば、お気に入りの写真をより鮮やかに蘇らせることができます。
②AIオブジェクトリムーバーで不要な物を消去
せっかくの良い動画でも、写り込んでしまった不要な人や物があると、目がいってしまう“ノイズ”になってしまう恐れがあります。そんな時はFilmoraの「AIオブジェクトリムーバー」機能を活用しましょう。
写真を選択して[AI]タブから[AIオブジェクトリムーバー]を開き、消したい部分をマウスでなぞるだけで、AIが周囲の背景と自然に馴染むように不要物を消去してくれます。
例えば、風景写真に写り込んだ観光客や、家族写真の背景にある気になる物などを簡単に消すことができるので、より美しいスライドショーに仕上がります。
関連記事:AIで写真&動画からオブジェクトを簡単に消す方法【厳選ツール紹介】
③キーフレームで静止画に動きを付ける
静止画だけのスライドショーだと単調に感じる場合もあります。
Filmoraの「キーフレーム」機能や「クロップとズーム」機能を使えば、手軽に写真に動きを加えることができます。
たとえば、風景写真では左から右へのゆっくりとしたパン、人物写真ではゆっくりとズームインするなど、写真の内容に合わせて効果的な動きを付けると、スライドショーに生命が吹き込まれたような印象を与えることができます。
関連記事:キーフレームを使ったカスタムアニメーションの作り方|動画編集テクニック3つ
④音楽と写真の切り替えタイミングを合わせる
プロが作ったような洗練されたスライドショーに仕上げるなら、音楽のリズムや盛り上がりと写真の切り替えタイミングを合わせることが重要です。
Filmoraでは、音声波形を見ながら写真の切り替えポイントを調整できます。
タイムライン上でBGMの波形を表示し、音楽のビートやサビの始まりなど、印象的な瞬間に写真が切り替わるよう配置しましょう。
また、「ビート検出」を使えば、上画像のように任意のビートタイミングを自動検知してマーキングできます。
マークに合わせて写真や動画を配置していくだけでも、スライドショーの仕上がりは大幅に上昇しますよ!
⑤テーマに合わせたビジュアルエフェクトを活用
Filmoraには様々なエフェクトが用意されています。スライドショーのテーマや雰囲気に合わせたエフェクトを適切に使うことで、より印象的な作品に仕上がります。
例えば、ヴィンテージな雰囲気を出したいなら「セピア」や「フィルム」効果を、夏の思い出には「明るく鮮やか」なフィルターを適用するなど、テーマ性を強調できます。
ただし、エフェクトの使いすぎは逆効果になる場合もあるので、統一感を意識して控えめに使うのがコツです。写真の本来の美しさを引き立てるような使い方を心がけましょう。
これらのテクニックを組み合わせることで、単なる「写真の連続」から「感動を呼ぶ映像作品」へとグレードアップさせることができるでしょう!
関連記事:動画編集の「エフェクト」とは?種類と使い方をご紹介
Part4.スライドショーのBGMに関するよくある質問
最後に本章では、スライドショーにBGMを追加する際、多くの方が疑問に思うポイントについて、よくある質問とその回答をまとめました。
Q1: 市販の楽曲や有名アーティストの曲をスライドショーに使っても大丈夫?
基本的には注意が必要です。
市販の音楽やアーティストの楽曲には著作権があり、無断で使用すると著作権侵害になる可能性があります。特にSNSやYouTubeなどにアップロードする場合は要注意です。
安全に使う方法としては、以下の選択肢があります:
・Filmoraの内蔵音楽ライブラリを使用する(商用利用可でフィルタリング)
・AI音楽ジェネレーターやスマートBGMジェネレーターで作成したオリジナル音楽を使用する
・著作権フリーの音楽サイトから適切なライセンスの曲を選ぶ
ただし、完全にプライベートな利用(家族内での視聴のみなど)であれば、著作権者に不利益を与えることはないため、実質的な問題にはなりにくいでしょう。
関連記事:かっこいいBGM配布サイト5選と著作権法についてわかりやすく解説!
Q2: AIで生成した音楽には著作権はある?誰でも自由に使える?は
Filmoraの「AI音楽ジェネレーター」や「スマートBGMジェネレーター」で作成した音楽は、一般的に自分の動画プロジェクトで自由に使用できます。
生成された音楽はユーザー自身のコンテンツとして取り扱われ、個人利用・商用利用ともに可能です。
ただし、生成された音楽そのものを単体で販売したり、他者に権利を譲渡したりすることはできない点に注意してください。
Q3: スライドショーに最適なBGMの選び方は?
結論として、スライドショーの内容や目的に合った音楽を選ぶことが大切です。
下記のポイントを参考にしてみてください:
・写真の内容に合わせる:結婚式なら感動的な曲、旅行の思い出なら明るく軽快な曲など
・歌詞のある曲とない曲:歌詞のある曲は時に視聴者の注意を分散させるため、特に重要なメッセージがある場合はインストゥルメンタル曲がおすすめ
・曲の長さ:スライドショーの長さに合わせて選ぶか、編集で調整
・テンポと切り替わり:写真の切り替わりは音楽のリズムに合わせると自然になる
また、視聴者層も考慮すると良いでしょう。例えば、年配の方向けなら懐かしい音楽やゆったりとしたBGMが効果的と推測できます。
スライドショーに音楽を入れて感動的な思い出を演出しよう
スライドショーに音楽を追加することで、単なる写真の羅列から心に残る感動的な映像作品へと生まれ変わらせることができます!
中でも、今回紹介したFilmoraを使えば、初心者の方でも直感的な操作で簡単にBGM付きのスライドショーが作成できるでしょう。
特に最新のAI機能を活用すれば、自分だけのオリジナル音楽を生成したり、映像にぴったりのBGMを自動で追加したりできる点は大きな魅力ですね。
今回紹介した方法やコツ・テクニックを駆使することで、結婚式やお誕生日、旅行の思い出など、どんなイベントのスライドショーも格段にクオリティがアップします。
ぜひ、家族や友人との大切な思い出、ビジネスプレゼンテーション、SNS向けの作品など、目的に合わせてBGMを選び、あなたならではのステキなスライドショーを作ってみてください!
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