【After Effects】動画(mp4、MOVなど)の書き出し方法
動画編集に欠かせないAfter Effectsとは
皆さんは、「After Effects」(アフターエフェクツ)という言葉を聞いたことはあるでしょうか?Adobe社が販売している映像のデジタル合成やモーション・グラフィックス、タイトル制作などを目的としたソフトウェアです。映画におけるVFXやアニメなどの効果や、最近ではテレビCMの編集でも使われているため色々な場面で活用することになります。
今回はAfter Effectsで作成した動画(コンポジション)の書き出しについて見ていきたいと思います。そしてAfter Effectsテンプレートや画像・音楽素材をダウンロードできるFilmstockと呼ばれている素材サイトも紹介したいと思います。
- ★Part1.After Effectsでコンポジションを書き出す方法
- ★Part2.After Effectsで映像を書き出す際のおすすめレンダリング設定方法(圧縮率等)
- ★Part3.After Effectsテンプレートや画像・音楽素材をダウンロードできるサイトFilmstock
Part1.After Effectsでコンポジションを書き出す方法
ステップ1.出力する素材の確認
After Effectsで完成したコンポジションを書き出す際には、確認事項がいくつかあります。まず、複数の動画を読み込んでいる場合は、タブから書き出す動画を選択している必要があります。誤って素材とした動画を選択しているケースがありますので注意しましょう。動画の書き出しには時間が掛かるため、完成した動画を視聴してみたら間違っていたという事態は避けなければなりません。
ステップ2.書き出し範囲の設定
続いて書き出し範囲についてです。コンポジションの出力にあたっては。書き出し範囲の指定が必要になります、作成したコンポジションの全てを出力したい時は問題ありません。特定の範囲のみを出力したい場合に、範囲指定を利用しましょう。
ステップ3.始点と終点の作成
タイムラインタブで切り出す範囲をクリックしたら、キーボードのBを押してください。これで書き出し範囲の始点を設定できました。続いて終点を指定します。終点を作成するにはキーボードのNを押します。これで書きだし範囲の設定が完了しました。続いてレンダリング(書き出し)の工程を見ていきましょう。
Part2.After Effectsで映像を書き出す際のおすすめレンダリング設定方法(圧縮率等)
ステップ1.ステップレンダ―キューに追加する
続いては、コンポジションの出力についてです。画面上部のメニューからコンポジションを選択してください。その後「レンダ―キューに追加」をクリックします。すると、レンダ-―キューというタブが現れます。このタブの項目から出力設定を行うことになります。
ステップ2.レンダリング設定
ここからは2つのパラメータを設定していきます。まず、レンダリング設定部の「最良設定」をクリックします。こちらでは、動画の画質や解像度を設定できます。HDDの空き容量や必要な画質から選択してください。
ステップ3.出力モジュール設定
続いては出力モジュール部の「ロスレス圧縮」の部分をクリックしてください。すると、様々な設定項目が現れます。ここで注目すべき項目は「形式」になります。ここで形式を「QuickTime」に設定し、さらに形式オプションでビデオコーデックを「PNG」にすると良いでしょう。こうすることで圧縮率がよく画質が落ちない動画出力が可能です。
ステップ4.出力する
いよいよ書き出しの工程になります。出力先の青文字をクリックしファイルの保存ウィンドウを開きます。このウィンドウ下部の出力形式タブで、希望のファイル形式を選択することになります。今回は「MOV」と「MP4」で出力する場合を見ていきます。
▶MOVで出力する
After Effectsで書き出しの形式をmovに設定する利点は、apple系のデバイスでの再生に最適化されている点です。標準のプレイヤーで問題なく再生できるため、Mac等を利用している場合はこの形式がお勧めです。
▶MP4で出力する
After Effectsで 書き出しの形式を mp4にする利点は、高圧縮で高画質の動画を作成できる点です。元データと損色ない画質を維持しつつ容量を削減可能です。After Effectsで 書き出しを行う際にも 高画質にする事が出来るので、最も利用することが多い形式かもしれません。
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Part3.After Effectsテンプレートや素材をダウンロードできるサイトFilmstock
After Effectsを使い自分で素材を作っても良いですが、よりよい素材が欲しいと思ったことはありませんか?そんな時にはFilmstockを利用してみると良いでしょう。このサイトはAfter Effectsのテンプレートや画像・音楽素材をダウンロードできるサービスになります。無料で利用できる素材のほかにも、月額課金で利用できる素材が大量にあります。動画制作などの際に利用してみてはいかがでしょうか?After Effectsを使いこなしてより良い素材を作成してみてください。
新サービスFilmstock登場!|新しくなったFilmoraエフェクトストア
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