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Blenderの使い方を徹底解説

fukuda
fukuda リリース日: Oct 14, 25, 更新日: Oct 15, 25

「自分の動画を、もう一段階レベルアップさせたい!」

「テンプレート素材ではない、オリジナルの3Dロゴで差をつけたい!」

そんな思いで高機能な3DCGソフト「Blender」に興味を持ったものの、専門的で複雑そうな画面を見て「自分には難しすぎるかも…」と、そっと画面を閉じてしまった経験はありませんか?

ご安心ください!この記事は、Blenderの全機能を学ぶための教科書ではありません。

動画編集者であるあなたが、「自作の3Dロゴを動画で活用する」というゴールへ最短でたどり着くことだけを目的に、本当に必要な知識と操作だけを凝縮した実践ガイドです!

この記事で紹介する5つのステップを真似するだけで、Blenderの知識がゼロの初心者でも、あっという間にプロ品質の3Dロゴが完成します。

もう「難しそう」と諦める必要はありません。

さあ、Blenderをあなたの新しい武器にして、視聴者を惹きつける動画制作を始めましょう!

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Part1. Blenderを始めよう!使い方を覚える前の準備運動

Blenderを使った3Dロゴ制作は、ここからが本番!…の前に、まずはウォーミングアップから始めましょう。

ここでは、Blenderがどんなソフトなのか、PCへの導入方法、初期設定、アップデート、そして膨大な機能の中から「これだけは!」という最小限の初期設定と基本操作に絞って解説します。

この準備運動が終わる頃には、あなたはBlenderを自由に動かす第一歩を踏み出せているはずです!

1-1. Blender(ブレンダー)とは?無料で使える3DCGソフトの魅力を紹介

Blenderインターフェース概要 - 3DCG制作ソフトウェアのメイン画面

Blenderとは、プロの現場でも使われている本格的な3DCG制作ソフトが、完全に無料で利用できる、驚異的なツールです。通常は高価な専門ソフトが必要な3Dモデリング、アニメーション、映像制作まで、すべてをBlender一つで完結させることができます。

動画編集者であるあなたにとって、Blenderは「高品質なオリジナル動画素材を、コストゼロで自作できる魔法の杖」だと考えてください。

具体的には、例えば以下のようなメリットがあります。

  • 動画のオープニングを飾る、動く3Dロゴの作成
  • 視聴者の目を引く、立体的なテロップや図形の作成
  • 実写映像と合成するための、リアルな3Dオブジェクトの作成
  • ゲーム実況動画などで使える、シンプルなアバターの作成

この記事では、特に動画で最も使いやすく、初心者の方には作りやすい「3Dロゴ」の作成に特化して解説していきます!

1-2. Blenderのダウンロードとインストール手順

Blenderの入手はとても簡単です。公式サイトからインストーラーをダウンロードし、数回クリックするだけで完了します。

なお、Blenderは、Windows、Macのどちらにも対応しています。

  1. 公式サイトへアクセス
Blender公式ダウンロードページ - 無料3DCGソフトのダウンロードサイト

まずはBlender公式サイトのダウンロードページにアクセスします。

  1. インストーラーをダウンロード
BlenderのLTS版選択 - Windows、Mac対応の長期安定版をダウンロード

あなたのPC(Windows/Mac)に合った最新のLTS(長期安定版)をダウンロードしましょう。 LTS版は動作が安定しており、学習用のチュートリアルも豊富なので初心者には最適です。

  1. インストールを実行
Blenderインストール手順 - NextやInstallをクリックして進める

ダウンロードしたファイルを開き、画面の指示に従って[Next]や[Install]をクリックしていけば、自動的にインストールが完了します。

1-3. Blenderのアップデート(更新)方法について

Blenderには、よくある「自動アップデート機能」がありません。

そのため、インストールしたい新バージョンが出た場合は、公式サイトから最新版を改めてダウンロードし、PCにインストールする必要があります。

少し手間に感じるかもしれませんが、心配は無用です!

新しいバージョンを初めて起動した際に、以前のバージョンから設定を引き継ぐための画面が表示されるので、これまで使っていた環境をそのまま再現できます。

▼ Blenderのアップデート手順

Blenderアップデート - 旧バージョンから設定をインポート
  1. 最新版をインストール: 「1-2」で解説した手順と全く同じ方法で、公式サイトから最新版をインストールします。
  2. 初回起動時に設定を引き継ぐ: インストール後、新しいBlenderを初めて起動すると、スプラッシュスクリーン(起動画面)に「Import Blender 〇.〇 Preferences」というようなボタンが表示されます。これをクリックするだけで、アドオンやキー設定などが引き継がれます。
  3. 古いバージョンは削除してOK: 設定の引き継ぎが終われば、古いバージョンのBlenderはアンインストールしてしまって問題ありません。

1-4. やっておきたい!おすすめ初期設定5選

Blenderをより快適に、効率的に使うために、最初にいくつかの設定を変更しておくことを強くおすすめします!

特に初心者の方がつまずきやすいポイントを解消し、スムーズに学習を進めるための重要な設定です。

Blenderプリファレンス設定 - Edit→Preferencesから開く初期設定画面

画面左上のメニュー[Edit(編集)] > [Preferences(プリファレンス)]から設定画面を開き、以下の5項目を変更しましょう。

設定項目 なぜこの設定をするのか 具体的な方法
インターフェースの日本語化 英語メニューでの混乱を防ぎ、直感的に操作できるようにするため [Interface]>[Language]>を「Japanese(日本語)」に設定します
テンキーを模倣
※PCにテンキーがないケース
テンキーがないノートPCでも、上部数字キーで視点操作を可能にするため [入力]>[キーボード]>[テンキーを模倣]にチェック
選択部分を中心に回転 選択した箇所を中心に視点が回るようになり、細かい部分の確認がしやすくなるため [視点の操作]>[周回とパン]>[選択部分を中心に回転]にチェック
マウス位置でズーム ズーム時にマウス位置を中心にする(奥行きを考慮した直感的ズーム操作) [視点の操作]>[ズーム]>[マウス位置でズーム]にチェック
深度 視点の回転で奥行きを考慮(カメラのズレ防止) [視点の操作]>[周回とパン]>[深度]にチェック
アンドゥ回数を増やす 操作を元に戻せる回数を増やし、安心して試行錯誤できるようにするため [システム]>[メモリと制限]>[元に戻す回数]を「100」程度に増やす(PCスペックに応じて調整)

1-5. これだけは覚えたい!基本画面と視点操作

Blenderを起動すると、専門用語が並んだ複雑な画面に圧倒されてしまうかもしれません。しかし、心配無用です!最初に覚えるべきなのは、たった4つのエリアの役割だけです。

Blender画面構成 - 3Dビューポート、アウトライナー、プロパティエディター、タイムライン
エリア名 役割
①3Dビューポート メインの作業場。3Dモデルを作ったり、動かしたりする中心エリアです。
②アウトライナー シーン内の全アイテム(物体、カメラ、ライト等)が一覧表示される場所。
③プロパティエディター 選択したアイテムの詳細設定(色、形、大きさなど)を変更する場所です。
④タイムライン アニメーション(動き)の時間やタイミングを管理する場所です。

そして、初心者が最初につまずくのが、3D空間を自由に見渡すための「視点操作」です。

以下の3つの操作は、マウスの中ボタン(ホイール)を使って行います。この操作に慣れることが、Blender上達への一番の近道です!

Blender視点の回転操作 - マウス中ボタンを押しながらドラッグ
  • 視点の回転:マウスの中ボタンを押しながら、マウスを動かす。
Blender視点の平行移動操作 - Shift+マウス中ボタンでドラッグ
  • 視点の平行移動Shiftキー + マウスの中ボタンを押しながら、マウスを動かす。
Blender視点のズーム操作 - マウスホイールを回して拡大縮小
  • 視点のズーム:マウスホイールを回す。

1-6. オブジェクトの「移動・回転・拡大縮小」の基本操作

Blenderでの3Dモデル作りは、まるで粘土遊びのようなもの。

そして、その基本となるのが「移動」「回転」「拡大縮小」の3つのアクションです。

Blenderでは、この3つの操作をキーボードのショートカットキー一発で呼び出すのがプロの作法であり、最も効率的な方法です。

アクション ショートカットキー 覚え方
移動 G キー Grab(つかむ)のG
回転 R キー Rotate(回転させる)のR
拡大縮小 S キー Scale(規模を変える)のS
BlenderのGキー操作 - オブジェクトを移動(Grab)

G キー

BlenderのRキー操作 - オブジェクトを回転(Rotate)

R キー

BlenderのSキー操作 - オブジェクトを拡大縮小(Scale)

S キー

また、以下も併せて知っておきましょう。

  • 操作の確定 → 左クリック
  • 操作のキャンセル → 右クリック
  • 操作を元に戻す(アンドゥ) → Ctrl + Z

例えば、Gキーで移動中にマウスを動かし、好きな場所で「左クリック」するとその位置に確定、「右クリック」すると元の位置に戻ります。間違えて確定してしまった場合は「Ctrl+Z」で元に戻せます。

【ステップアップ!】

これらのキーを押した直後に X Y Z のいずれかのキーを押すと、移動や回転の方向を特定の軸に固定できます。 例えば、GX と押せば、オブジェクトをX軸(横方向)にだけ動かすことができ、非常に正確な操作が可能です!

Part2.【実践】5分で完成!簡単な3Dロゴを作ってみよう

ここからは、これまでの基礎知識を活用して、実際にBlenderを操作して3Dロゴを作成します。

たった5つのステップで完成です。

Step1:テキストオブジェクトを追加して文字を打ち込む

BlenderでテキストオブジェクトStep1 - Shift+Aでテキストを追加
  1. 中央の立方体を選択しXキーで[削除]します。
  2. Shift + Aキーを押し、メニューから「テキスト」を追加します。
Blenderテキスト編集モード - Tabキーで編集モードに入り文字を入力
  1. Tabキーで「編集モード」に入り、好きな文字を打ち込みます。
  2. 再度Tabキーを押し、「オブジェクトモード」に戻れば確定です。

【Tips】フォントの変更

Blenderフォント変更 - プロパティエディターからPCのフォントを読み込む

プロパティエディターの緑色の「a」アイコンのタブ > [フォント]パネルから、PC内のフォントを読み込めます。

Step2:押し出し(Extrude)で文字に厚みを出す

Blender押し出し設定Step2 - テキストに厚みを出して3D化

テキストを選択した状態で、プロパティエディターの[オブジェクトデータプロパティ](緑の「a」アイコン)を開きます。

[ジオメトリ]パネル内にある[押し出し]の数値を大きくしてください。(例:0.3m)

文字が立体的になりました!

Step3:マテリアル設定で好きな色をつけよう

Blenderマテリアル追加Step3 - + 新規ボタンでマテリアルを作成
  1. ロゴを選択し、プロパティエディターの[マテリアルプロパティ](チェッカーボールのアイコン)を開きます。
  2. [+ 新規]ボタンを押し、マテリアルを追加します。
Blenderベースカラー選択 - 好きな色を選択してロゴに適用
  1. [ベースカラー]をクリックし、好きな色を選択します。
Blenderビューポートシェーディングモード - ソリッドやマテリアルプレビューに切り替え

なお、色を選択してもうまく表示されない場合は、ワイヤーフレームやソリッドプレビューが選択されている可能性があります。

変更してみてください。

【Tips】金属のような質感にするには

Blenderメタリック質感設定 - メタリックと粗さの数値で金属の光沢を調整

実はここで色だけではなく質感など様々なテキストの編集が可能です。

例えば[メタリック]の数値を1に、[粗さ]の数値を0に近づけると、金属のような光沢が出ます。

Step4:ライトとカメラを調整して見栄えを良くする

BlenderライトStep4 - Gキーでライトを移動して立体感を強調
  • ライト調整: シーン内の「ライト」を選択し、Gキーで移動させます。ロゴの斜め上に配置すると立体感が強調されます。
Blenderカメラをビューにロック - 視点操作でカメラアングルを直感的に調整
  • カメラ調整: テンキーの0でカメラ視点に切り替えます。ビューポートのサイドバー(Nキーで表示)>[ビュー]タブ >[カメラをビューにロック]にチェックを入れると、普段の視点操作で直感的にアングルを決められます。
Blenderカメラアングル調整 - 画角を細かく調整して撮影準備

この画角で写真撮影するので、細かく調整してください。

Step5:背景を透過してレンダリング(画像書き出し)する

動画合成のために、背景が透明な画像(PNG)として書き出します。

  1. 背景を透明化
Blender背景透過設定Step5 - レンダープロパティのフィルムで透過にチェック

プロパティエディターの[レンダープロパティ](カメラのアイコン)>[フィルム]パネル内の[透過]にチェックを入れます。

  1. 出力設定
Blender出力PNG RGBA設定 - ファイルフォーマットをPNG、カラーをRGBAに設定

[出力プロパティ](プリンターのアイコン)>[出力]パネルで、ファイルフォーマットを[PNG]、カラーを[RGBA]に設定します。

  1. 書き出し
BlenderレンダリングF12キー - キーボードのF12でレンダリング開始

キーボードのF12キーを押すとレンダリングが開始されます。

Blenderで作成した3Dロゴ完成 - 背景透過で書き出された立体ロゴ

完了後、表示されたウィンドウの[画像]メニュー > [名前を付けて保存]で画像を保存すれば完成です!

Part3. Blenderで作った素材はどうやって動画に使う?

書き出した3Dロゴを、いよいよ動画に合成してみましょう!

ここで背景透過にした理由などが活きてきます。

3-1. Blenderにも動画編集機能はあるが…初心者には不向きな理由

実はBlenderにも「ビデオシーケンスエディタ(VSE)」という動画編集機能が内蔵されています。しかし、必ずBlenderで動画化しないといけない特別な理由がない限り、動画編集に慣れた初心者の方ほど、この機能は使わないことをおすすめします。

理由はシンプルに、専用ソフトと比較して使い勝手が良くないためです。

  • 直感的な操作が難しい

普段使っている動画編集ソフトのような、タイムラインへのドラッグ&ドロップといった直感的な操作がしにくい場面が多くあります。

  • 動作が重くなりがち

プロジェクトが少し複雑になると、プレビューの再生がカクつくなど、パフォーマンスが低下しやすい弱点があります。

  • テロップやエフェクトが貧弱

標準で用意されているトランジションやエフェクトの種類はごく僅かで、動画を華やかに演出する機能はほとんどありません。

3-2. おすすめは専門の動画編集ソフトとの連携

プロの現場でも、「3DCG作成」と「動画編集」はそれぞれ最も得意な専門ソフトで連携して進めるが一般的です。

Blenderは「高品質な3D素材を作る工場」、そして使い慣れた動画編集ソフトは「最終的な仕上げを行うスタジオ」と役割を分けることで、作業効率と作品クオリティの両方を最大化できます。

Part4. Blender × Filmoraで動画のクオリティを爆上げしよう!

お疲れ様でした!Blenderで見事な3Dロゴが完成しましたね。

しかし、本当のゴールはここからです。その3D素材を、プロ級の動画に昇華させる最高のパートナーが、動画編集ソフト「Filmora」です。

Blenderの強力な3D制作能力と、Filmoraの直感的な編集能力を組み合わせることで、あなたの動画表現は次のステージへ到達します!

4-1. Filmoraとは?直感操作が魅力の動画編集ソフト

Filmoraインターフェース概要 - 直感的な動画編集ソフトの操作画面

Filmoraは、ドラッグ&ドロップを中心とした分かりやすい操作性と、業界屈指の強力なAI機能群で、初心者でも迷うことなくプロのような動画を作成できる世界中で人気の動画編集ソフトです。

Blenderとの連携に最適なだけでなく、動画編集そのものを快適で楽しい時間に変えてくれます。

Filmoraの主な魅力 これで何ができるのか
直感的なタイムライン Blenderから書き出した画像や動画素材を、ドラッグ&ドロップで好きな場所に配置できる
豊富なアセット 230万点以上のクリエイティブ素材、テキストテンプレート、エフェクト、トランジションが使い放題で、動画を簡単に装飾できる
強力なAI機能 面倒な背景の切り抜き(AIポートレート)や、音声の自動文字起こしなどあらゆる作業が一瞬で完了できる
柔軟なキーフレーム 位置・大きさ・透明度などを時間と共に変化させ、本格的なアニメーションを自作できる

4-2. 【3ステップ】Blender画像をFilmoraに取り込んでみよう

Blenderで作った画像をFilmoraに取り込むのは、驚くほど簡単です。

無料版でも全ての機能を、解説と同様に使うことができるので、ぜひインストールした上で、あなただけのロゴ動画素材の完成を目指しましょう!

  • Step1:画像をインポートする
FilmoraでBlender画像をインポート - メディアパネルにPNG画像をドラッグ&ドロップ

Filmoraを立ち上げて[新しいプロジェクト]を立ち上げ。

[メディア]パネルに、先ほどBlenderで書き出したPNG画像をドラッグ&ドロップします。

  • Step2:タイムラインに配置する
Filmoraタイムライン配置 - 動画素材の一つ上のトラックにロゴを配置

インポートした画像を、動画素材が配置されているトラックの一つ上のトラックにドラッグ&ドロップします。

  • Step3:サイズと位置を調整する
Filmoraサイズと位置調整 - プレビュー画面でドラッグして大きさと位置を調整

プレビュー画面を見ながら、画像の四隅をドラッグして大きさを、画像自体をドラッグして表示位置を自由に調整します。

たったこれだけで、あなたの3Dロゴが動画の上に合成されました!

  • Step4:エフェクトや背景の追加
Filmora背景動画追加 - ロゴの下に背景として使用する動画や画像を追加

更に、追加したロゴを装飾して、例えば今回はカッコイイロゴオープニング風に仕上げてみましょう。

ロゴをビデオ2トラックに移動して、新たに背景として使用したい動画や画像をビデオトラック1に追加。

Filmoraエフェクト・フィルター適用 - ドラッグ&ドロップで簡単に追加

エフェクトやフィルターから、適用したいものをドラッグ&ドロップで追加していきましょう。

タイムライン上に追加すれば全体に、ロゴだけなど特定のクリップに直接追加すれば特定クリップだけに適用されます。

Filmoraエフェクト調整 - エフェクトごとに細かく効果を調整可能

追加したエフェクト効果の調整もエフェクトごとにできるので、思い通りの映像が簡単に実現できますよ!

Filmoraロゴアニメーションサンプル - Blenderロゴから作成したオープニング動画

Blenderで作成したロゴから、オープニングっぽいロゴ動画まで一瞬で昇華できました!

4-3. Filmoraでできる!Blender素材を動かす簡単アニメーション

Filmoraキーフレームアニメーション - フェードイン、スライドイン、拡大縮小を簡単に設定

Filmoraなら、静止画の3Dロゴにアニメーションを加えるのも朝飯前です!

キーフレーム機能を使えば、あなたの思い通りのアニメーションを直感的に作成できます。

例えば以下は基本となります。

  • フェードイン/アウト: 不透明度にキーフレームを打って、ロゴをフワッと表示させたり、消したりする
  • スライドイン: 位置にキーフレームを打って、画面の外からスッとロゴを登場させる
  • 拡大・縮小: スケールにキーフレームを打って、視聴者の注目を集めたい時にロゴをグッと大きくする

Filmoraのキーフレームについてより詳しく知りたい方はぜひ以下の記事も併せてご覧ください。

関連記事:キーフレームとは?初心者でもキーフレームを簡単に利用できる

4-4. さらにクオリティUP!エフェクトや背景との合成テクニック

FilmoraのAIポートレート合成デモ - 人物背景を透過してロゴと高度な合成

Filmoraの真価は、豊富なエフェクトとの組み合わせで発揮されます。あなたの3Dロゴにプロの息吹を吹き込みましょう。

Filmoraパーティクルエフェクト - ロゴの周りにキラキラした光の粒子を配置
  • パーティクルエフェクト: ロゴの周りにキラキラした光の粒子を舞わせる
Filmoraレンズフレアエフェクト - ロゴが強い光を放つような神々しい演出
  • レンズフレア: ロゴが強い光を放っているような、神々しい演出を加える
FilmoraのAIポートレート機能 - 人物の背後にロゴが回り込む高度な合成
  • AIポートレート 人物の映像とロゴを重ね、人物の背後にロゴが回り込むような高度な合成を一瞬で行う

Part5. Q&A|Blenderの使い方やFilmoraとの連携でよくある質問

最後に、Blender初心者の方がつまずきやすい点や、Filmoraとの連携に関するよくある質問にお答えします。

Q1. 背景を透過したのにFilmoraで黒くなってしまいます

最も多いミスとして、出力設定のカラーモードが[RGB]になっている可能性が高いです。

PNG形式で透明の情報を保存するには、カラーモードを[RGBA]に設定する必要があります。「A」は透明情報(Alpha)を意味します。

Blenderの[出力プロパティ]で、[ファイルフォーマット]が[PNG]、[カラー]が[RGBA]になっているか再度確認してください。

Q2. もっと複雑なモデリングもできるようになりますか?

はい、もちろんです!この記事は入門編であり、Blenderの可能性のほんの一部に過ぎません。

より高度なテクニックの学習には、以下のような国内外の優れたチュートリアルや書籍が役立ちます。

  • 書籍: まずは体系的に学べる入門書を一冊通読するのがおすすめです。(例:『はじめての3Dモデリング Blender 4 超入門』など)
  • 国内YouTubeチャンネル: 「M design」や「3D Bibi」など、日本語で分かりやすく解説してくれるチャンネルが豊富にあります。
  • 海外YouTubeチャンネル: 「Blender Guru」は世界で最も有名なチャンネルの一つです。特に「ドーナツチュートリアル」は、多くのBlenderユーザーが通る登竜門として必見です。

Q3. BlenderとFilmoraどちらも高いPCスペックが必要ですか?

特に3DCGを扱うBlenderは、ある程度のPCスペックが求められます。

これは3Dモデルの計算や画像の書き出し(レンダリング)はPCに高い負荷がかかるためです。

一方、Filmoraは一般的な動画編集であれば、多くのPCで快適に動作します。

公式サイトで推奨スペックを確認しつつ、もしご自身のPCスペックに不安がある場合は、まずFilmoraから試してみるのがおすすめです。

まとめ|Blenderの使い方をマスターして動画の表現力を高めよう

この記事では、初心者の方でもBlenderで3Dロゴを作成し、Filmoraを使って動画に活用するまでの一連の流れを解説しました。

最後に、本記事の重要なポイントを振り返りましょう。

  • Blenderは怖くない!ポイントを絞れば初心者でも簡単な3D素材は作れる
  • 背景透過の鍵は[フィルム]パネルの[透過]と、出力設定の[RGBA]カラー
  • 3DCG作成(Blender)と動画編集(Filmora)の分業が最強のワークフロー
  • Filmoraを使えばロゴのアニメーションやエフェクト追加も直感的に行える

難しそうに見えた3DCGも、一つずつ手順を追えば必ずあなたの動画を彩る武器になります。

まずはこの記事を参考に、あなたの手で最初の3Dロゴを作り、Filmoraで動画に命を吹き込む感動を味わってみてください!

【おまけ】さらなるレベルアップを目指す!おすすめ学習チャンネル3選

この記事でBlenderの楽しさに目覚めたあなたへ。

Blenderの世界はもっと奥深く、魅力的です。

ここでは、あなたのスキルをさらに引き上げてくれる、国内外のおすすめ学習チャンネルを厳選して3つ紹介します!

1. Blender Guru (海外)

【こんな人におすすめ】体系的な知識を学びたい、中級者以上

世界中のBlenderユーザーが最初に通る道と言われる超有名チャンネル。

特に「ドーナツチュートリアル」は、モデリングからレンダリングまでの一連の流れを網羅的に学べる、初心者にとっての登竜門です。

英語のチャンネルですが、映像が分かりやすく、日本語字幕に対応している動画も多く、基本的には作業さえ見られればついていけるはずなので、安心して学べます。

2. M design (国内)

【こんな人におすすめ】短い時間で、基本を学びたい、特定のテクニックを習得したい人

短時間で挑戦できるモデリングチュートリアルが豊富で、特定のテクニックを反復練習するのに最適なチャンネルです。

一つ一つの動画がコンパクトにまとまっているので、「今日はこれを作ってみよう!」と気軽に取り組めるのが魅力です。

3. 3D Bibi (国内)

【こんな人におすすめ】基本からもう一度しっかり理解したい方

可愛いキャラクター制作などを通して、UV展開のような難しい概念も分かりやすく解説してくれる、初心者フレンドリーなチャンネルです。

本記事著者もこの動画がきっかけで、Blenderにチャレンジした思い出があります。

この記事で作った3Dロゴの次に、キャラクターモデリングに挑戦したいと思った方にぴったりです。

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fukuda
fukuda Oct 15, 25
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