「オリジナルの効果音を作成してYouTube動画に使用したい」、「今このシチュエーションにピッタリの効果音が欲しい!」、このように考えている方も多いのではないでしょうか?
YouTubeやInstagramなどのSNSで動画を公開する機会が増えている現在、動画内で効果音やBGMを使用する頻度が増えたと感じている方も多いのでは無いでしょうか?しかし、一方で自分が今欲しい効果音をピンポイントで見つけるのは案外難しいもの。そんな時に役立つAIを活用した、誰でも簡単にオリジナルの効果音が作成できるツールが次々と登場しています。
そこで本記事では、AIを活用した効果音作成ができるツールを5つ厳選して紹介します。各ツールの特徴や価格、商用利用の可否など、あなたに合ったツール選びに役立つ情報を網羅的に解説していきますよ!
最もおすすめのツールを使って、実際に効果音を作成する方法も紹介するので、本記事を読み終える頃には、最低でも一曲効果音が作成できているはず!ぜひ最後までご覧ください!
【新機能】効果音もテキストから生成できる!AIでBGM&サウンドエフェクトを生成する方法 (スマートBGMジェネレーター|AIサウンドエフェクト)|Wondershare Filmora
Part1.オリジナル効果音はAI生成できる?
記事の導入でも触れましたが、結論として、AI技術の進歩によりオリジナルの効果音をイメージ通り簡単に生成できる時代になっています。
従来、効果音の作成には専門的な知識や技術、高価な機材が必要でした。しかし現在では、AIを活用することで、テキストによる指示を入力するだけの簡単な作業で、イメージ通りの効果音が誰でも手軽に作成できます。また、ツール選びの幅も広がっており、効果音に特化したAIツールから、動画編集ソフトに搭載されたAI機能まで、目的や用途に応じて選択できます。
音楽理論や作曲、効果音作成の知識がなくても、直感的な操作で思い通りの効果音を作り出せる時代が到来しているのです。
Part2.オリジナル効果音がAI生成できるツール5選
本章では、効果音生成に特化したAIツールから、動画編集も同時にできる高機能なソフトまで、厳選した5つのツールを詳しく紹介します。また、各ツールの概要や特徴だけでなく、実際の使い方のヒントや商用利用の可否なども含めて解説していきます。
それぞれ特徴の異なるツールですので、ぜひチェックした上で、あなたの目的や用途に合わせて選んでくださいね。簡単な比較表も用意しましたので、ツール選びの参考にしてください。
ツール名 |
価格 |
主な特徴 |
商用利用 |
対応OS |
Filmora |
・無料版あり |
高度な動画編集も可能なオールインワン型 |
可能(一部素材を除く/ソフト内で確認可能) |
Windows/Mac |
OptimizerAI |
・無料版あり |
効果音に特化したAI生成 |
有料プランで可能 |
Web/Discord |
Stable Audio 2.0 |
・無料版あり |
長尺の楽曲生成も可能 |
有料プランで可能 |
Web |
ElevenLabs |
・無料版あり |
生成がスピーディ |
有料プランで可能 |
Web |
NSynth |
無料 |
2つの音源から新しい音色を生成 |
不明 |
Web |
必見!「効果音の使い方」YouTube動画におすすめの効果音・5選|Wondershare Filmora(Windows&Mac)
2-1.Filmora|AIで手軽に効果音が生成できる動画編集ソフト
「Filmora」(フィモーラ)は、Wondershare社が開発した、豊富なAI機能が魅力の多機能な動画編集ソフトです。
直感的な操作感とプロも唸らせる高度機能の数々が見事に調和しており、世界150カ国以上、1億人以上のユーザーを抱え、初心者からプロまで幅広く使用されています。
特化ソフトと同等以上のクオリティを持つ様々な高度AI生成機能が搭載されており、素材をソフト内で自家調達できるのが魅力で「AIサウンドエフェクト機能」を使えば、テキストを入力するだけで効果音を作成できます。また、BGMや効果音だけで30万曲以上の素材を標準搭載。他にもエフェクト、アニメーション、500以上のAIエフェクト、10,000以上のテンプレートなど、豊富な素材が利用可能です。
加えて、専用クラウドストレージ「WondershareDrive」を通じて連携できる、スマホアプリ版にもAIサウンドエフェクト機能は搭載されているため、現在地を問わず、思いついた瞬間にオリジナルの効果音が入手できてしまいます。
効果音がAI生成できるだけでなく、高度な動画編集が動画編集初心者の方でも簡単にできるでしょう。YouTube動画やSNS投稿など、マルチメディアコンテンツの制作をする方には必須のツールと言えます。
ツール名 |
Filmora |
特徴 |
・テキストから効果音を生成可能 |
デメリット |
・動画出力字無料版にはウォーターマークが追加される |
価格 |
・無料版あり |
商用利用 |
可能(一部素材を除く/ソフト内で確認可能) |
登録要否 |
原則必要(Wondershare IDの作成が必要) |
対応OS |
PCソフト版:Windows/Mac |
YouTube動画編集の効果音の使い方・AI音楽テクニック【おすすめ効果音20選公開】|Wondershare Filmora
2-2.OptimizerAI|効果音生成に特化した無料ツール
「OptimizerAI」は、効果音生成に特化したAIツールです。
Web版とDiscord版の2種類があり、特にDiscord版では無料で無制限に効果音を生成・ダウンロードできる点が魅力です。
テキストプロンプトを入力するだけで、環境音から特殊効果まで、多様な効果音を約15秒で生成できます。生成された効果音は最長10秒で、バリエーション作成やクオリティアップ(アップスケール)機能も搭載しています。また、今後のアップデートではハイレゾ音質での効果音生成や、映像から効果音を生成する「Video2Sound」機能の実装も予定されており、さらなる進化が期待されています。
効果音に特化しているため、操作も比較的シンプルで初心者の方でも扱いやすいツールです。
ツール名 |
OptimizerAI |
特徴 |
・効果音生成に特化したAIツール |
デメリット |
・商用利用には有料プランが必須 |
価格 |
・Basic:無料(50クレジット/月) |
商用利用 |
無料プランは不可 |
登録要否 |
Web版は要登録 |
対応OS |
Web/Discord |
2-3.Stable Audio 2.0|高品質な効果音と音楽が作成できるAIツール
「Stable Audio 2.0」(ステーブルオーディオ)は、「Stable Diffusion」などで有名なStability AIが開発したAI音声生成ツールです。
楽曲の生成だけでなく環境音や効果音なども生成できる点が特徴で、無料でも最長3分の高品質なコンテンツを作成できます。テキストプロンプトから音声を生成できることはもちろん、既存の音声をアップロードして変換することも可能です。また、ハイレゾは未対応ですが、44.1KHzステレオ音質での出力に対応しており、プロフェッショナルな品質の効果音を作成できます。
特許で保護された楽曲や音声は学習データから除外されているため、著作権の観点からも安心して利用できるのも魅力でしょう。
ツール名 |
Stable Audio 2.0 |
特徴 |
・テキストから効果音と音楽を生成可能 |
デメリット |
・有料プランが比較的高額 |
価格 |
・Free:無料(20クレジット/月)※1曲に2クレジット使用) |
商用利用 |
有料プラン(最低Proプラン)で可能 |
登録要否 |
要登録 |
対応OS |
Web |
スマホでも簡単に音楽生成!Filmoraの音楽生成AIでBGM・効果音を作成|Wondershare Filmora
2-4.ElevenLabs|直感的なUIが魅力!高品質な効果音を瞬時に手に入る生成AIプラットフォーム
「ElevenLabs」(イレブンラブス)」は、Shutterstock社との提携により開発された効果音生成AIツールです。豊富な音声ライブラリを活用して学習したAIモデルにより、高品質な効果音がわずか数秒で生成できます。
また、最近追加された「Video to Sound Effects Generator」機能を使用すれば、インポートした動画から必要なオリジナル効果音をAIが自動で推測・作成し、統合した動画を保存することも可能になりました。
プロンプトに対する影響度や出力時間を細かく調整でき、環境音、音楽トーン、アクション系エフェクト、BGMなど、多様な効果音に対応している点が魅力です。
ツール名 |
ElevenLabs |
特徴 |
・生成速度が速い |
デメリット |
・無料プランは商用利用不可 |
価格 |
・Free:無料(10,000クレジット/月、約10分の音声生成可能) ・Starter:$5/月(30,000クレジット/月、約30分の音声生成可能) ・Creator:$22/月(100,000クレジット/月、約2時間の音声生成可能) ※初月50%オフ ・Pro:$99/月(500,000クレジット/月、約10時間の音声生成可能) |
商用利用 |
有料プラン(Starter以上)で可能 |
登録要否 |
要登録 |
対応OS |
Web |
2-5.NSynth|2つの音色を組み合わせて新しい効果音を生成
「NSynth」(エヌシンス)は、Googleの実験プロジェクトとして開発された革新的なAI音声合成ツールです。30万以上の楽器音をニューラルネットワークで学習させ、2つの異なる音源を組み合わせて新しい音色が生成できます。
今回紹介した他のAI効果音生成ツールと異なり、既存の音源をブレンドして新しい音を作り出す点が特徴です。例えば、ベースとフルートの音を組み合わせて、これまでにない独特の音色を生成すると言った具合です。生成された音は、キーボードやMIDIコントローラーを使って演奏することも可能です。
ウェブブラウザ上で直感的に操作でき、音源の組み合わせや音色のブレンド具合を視覚的に確認しながら調整できます。
オリジナル効果音を作るまでに時間と手間は係ってしまいますが、完全無料で利用できる点も、音作りを気軽に試したい方におすすめです。
ツール名 |
NSynth |
特徴 |
・2つの音源から新しい音色を生成 |
デメリット |
・ウェブブラウザでの利用に限定される |
価格 |
無料 |
商用利用 |
要確認(Googleの実験プロジェクトのため) |
登録要否 |
不要 |
対応OS |
Web |
関連記事:音声エフェクトが使える動画編集アプリおすすめTop8【2025最新】
テキストから効果音を生成|人気動画編集ソフトFilmora新機能AIサウンドエフェクトが登場
Part3.AIでオリジナルの効果音を生成する方法|Filmora
本章では、先ほど紹介した中でも最も多岐に渡るAI機能を搭載しており、オリジナル効果音作成も簡単に実現できる「Filmora」を例に、具体的なオリジナル効果音の作成方法を解説していきます。
ここでまず無料インストールした上で、ぜひ一緒に手を動かしながら読み進めてください。本章だけであなたが今思い浮かべたオリジナル効果音が完成できます。
Step1.AIサウンドエフェクト機能を起動
まずは、Filmoraを起動して[新しいプロジェクト]をクリック。
タイムライン左側のメニューから[オーディオ]タブを開き、[AIサウンドエフェクト]を選択します。AIサウンドエフェクト機能は、Filmoraの基本機能の1つとして搭載されているため、外部サイトやプラグインは一切不要です。シンプルな操作で、すぐに効果音作成に取り掛かれますよ!
Step2.効果音の設定と生成
作成したい効果音の特徴や雰囲気を、テキストで入力します。多くのAIツールとは異なり、英語はもちろん日本語の入力にも対応しているため、よりイメージ通りの効果音を生成できます。
画面右側の[設定]から、以下の項目を指定します。
- 効果音の長さ(秒数)
- 生成する効果音の数(最大6個)
準備ができたら[生成]をクリックして、AIによる効果音生成を開始します。
Step3.効果音のプレビューと追加
ものの数秒でオリジナルの効果音が指定した数生成されます!生成された効果音は、その場で再生して確認しましょう。
気に入った効果音は、ドラッグ&ドロップでタイムラインに追加するだけ。
また、追加した効果音は、Filmoraの豊富な音声編集機能を使って更にカスタマイズできます。
- 音量調整
- フェードイン/アウト
- エコーなどの音声エフェクト
- ピッチ変更
など
Step4.動画のエクスポート
効果音を含めた動画の編集が完了したら、画面右上の[エクスポート]をクリックします。出力フォーマットや解像度、保存先を選択して[エクスポート]をクリックすれば、オリジナル効果音を含んだ動画の書き出しが完了です。
なお、Filmoraには30万曲以上の効果音・BGMライブラリも標準搭載されているため、AIで生成した効果音と組み合わせることで、より魅力的な作品に仕上げられますよ!
Part4.Filmora搭載のその他おすすめ機能
「Filmora」(フィモーラ)には、効果音生成以外にも音声に関する優れた機能が多数搭載されています。本章では、効果音と組み合わせることで作品の質をさらに高められる機能を厳選して紹介します。
機能1.スマートBGMジェネレーター|AIがBGMを自動生成
AIが動画の内容や長さを自動認識し、最適なBGMを自動生成する機能です。
音楽の生成にはAIが活用され、ロイヤリティフリーで著作権の心配なく、オリジナルのBGMが手に入ります。生成されたBGMは通常の音声素材と同様に編集可能で、効果音との調和も簡単に図れますよ!
機能2.オーディオスペクトラム|音を視覚的に演出
効果音やBGMに合わせて、波形やパーティクルが自動的に動く視覚エフェクト機能です。
音声に合わせてダイナミックに変化する演出により、視聴者の印象に残る作品作りが可能です。音楽シーンやリズミカルな演出が必要なシーンで特に効果を発揮し、作品のクオリティを大きく向上させられます。もちろん先ほど作成したオリジナル効果音にも反応して動きます!
機能3.AIノイズ除去|不快な音声ノイズを賢く除去
AIが音声を解析し、指定した不要なノイズだけを自然な仕上がりで除去する機能です。
0から100までのスライダーで各項目の強度を調整でき、人の声をしっかり残しながらハムノイズだけを除去するなど、賢いノイズ除去が可能。効果音やBGMの効果をより引き立てられます。
テキストから効果音を生成|人気動画編集ソフトFilmora新機能AIノイズ除去が登場
Part5.オリジナル効果音に関するよくある質問
最後に、AI効果音生成に関して、多くの方が気になる質問について、本章で詳しく解説していきます。
質問1.AIで生成したオリジナル効果音は商用利用できる?
結論として、AI生成効果音の商用利用可否は、使用するツールによって異なります。各ツールの商用利用についてまとめましたので、目的に応じた適切なツールを選びの参考にしてください。
ツール名 |
商用利用 |
条件 |
Filmora |
可能 |
ロイヤリティフリー素材のため再利用も含め可能 |
OptimizerAI |
可能 |
有料プラン(Standard以上)のみ |
Stable Audio 2.0 |
可能 |
有料プラン(Pro以上)のみ |
ElevenLabs |
可能 |
有料プラン(Starter以上)のみ |
NSynth |
要確認 |
Googleの実験プロジェクトのため個別確認が必要 |
質問2.効果的なオリジナル効果音を生成するコツは?
AI効果音を生成させる際、プロンプト(指示文)の質が生成結果を大きく左右します。以下のポイントを意識することで、より意図に近い効果音が生成できます。
- コツ1:具体的な説明を心がける
「爆発音」より「大きな工場で起きた爆発音、金属音を含む」の方が具体的です。
- コツ2:音の特徴を詳しく指定する
音の長さ、大きさ、余韻、テンポなど、細かい特徴を指定すると良い結果が得られます。
- コツ3:複数のキーワードを組み合わせる
「明るい」「軽快」「テクノ」など、複数の特徴を組み合わせることで、より意図に近い効果音が生成できます。
質問3.生成した効果音は保存して再利用できる?
生成した効果音は、通常のオーディオファイルとして保存できるため、再利用も可能です。
特に「Filmora」では、生成した効果音をプロジェクトファイルやメディアライブラリに保存できるため、効率的な運用が可能です。
ただし、以下の点に注意が必要です。
- 保存形式の確認
MP3やWAVなど、用途に応じた適切な形式で保存しましょう。
ただし、WAVで保存する場合は、多くのAIサービスで有料プランが必要になる点に注意が必要です。
- ファイル名の管理
効果音の特徴や用途がわかるファイル名をつけることで、再利用時の検索が容易になります。
また、専用のフォルダーを作成しておけば「どこに保存したっけ?」という自体を回避できるでしょう。
- バックアップの作成
重要な効果音は、複数の場所にバックアップを取っておくことをおすすめします。
まとめ:AIで効果音作りが驚くほど簡単に!ツール選びがポイント
本記事では、AIを活用したオリジナル効果音の生成ツールについて、概要や具体的な使い方、選び方のポイントまで網羅的に解説してきました。
従来、効果音の作成には専門的な知識や技術が必要でしたが、AIの登場により、テキストを入力するだけで誰でも手軽にオリジナルの効果音を作れる時代になりました。実際にPart3で制作した方は「こんなに簡単にオリジナル効果音が作れるの?」と驚いた方も少なくないはずです。
あなたの目的や用途に合わせて、本記事で紹介したツールを活用し、ぜひオリジナリティのあふれる作品作りにチャレンジしてみてください。
効果音だけでなく、動画編集の可能性も大きく広がるはずです!
役に立ちましたか?コメントしましょう!