「他の人の動画をまとめて視聴したい」、「自分のチャンネルの複数動画を一本化したい」という方も多いのではないでしょうか?
2025年現在、YouTube上で直接動画同士を結合する機能は存在しません(※2017年にYouTubeの動画エディタ機能は廃止)。でもご安心ください。
本記事では2025年最新版の結合方法を詳しく紹介し、結合に必要な厳選おすすめソフト5選も紹介します。本記事だけで、YouTube動画結合に関する知識と実践論は充分手に入るはず。ぜひ最後までご覧ください!
Part1.「YouTube動画を結合する」とは?
「YouTube動画の結合」とは、YouTube上にある複数の動画ファイルを一つに繋げ、連続再生できるようにすることです。これには大きく分けて2つのニーズが存在します。
ニーズ①他人の動画を結合したい場合
YouTube上で見つけた複数の動画を一本の動画にまとめ、再生の手間を省きたいケースです。
切り抜き動画等でも良く使われる手法で、元の動画が分割されていると、その都度再生・終了を繰り返す必要があり視聴者の離脱に繋がりますが、一つにまとめれば最後までスムーズに観てもらいやすくなります。
関連記事:YouTubeで流行っている切り抜き動画とは?作り方・編集方法もご解説!
ニーズ②自分の動画を結合したい場合
自分でアップロードしたYouTube動画同士を結合するケースです。例えばシリーズもののパート1・2を統合して一本の作品に仕上げ直したり、撮影した複数のクリップを編集で繋げてから再アップロードしたりします。こうすることで動画管理が楽になり、編集作業の効率も上がります。
ちなみに、YouTube公式の動画結合機能は廃止済みとなっています。かつてYouTubeにはブラウザ上で自分の複数動画を繋げられる「動画エディタ」機能が存在しましたが、2017年9月をもって終了しました。現在はYouTube Studio上でできる編集は一部(トリミングやぼかし等)のみで、動画同士を結合することはできません。
そのため、目的の動画を一つにまとめるには一旦動画ファイルをダウンロードし、外部の編集ソフトで結合する必要があります。
関連記事:【2025最新版】YouTube Studio完全攻略!使い方や活用法・裏ワザについて紹介
【YouTube 動画編集】すぐ使える!テロップの動かし方💻️テロップエフェクト・7選|Wondershare Filmora(Windows&Mac)/
Part2. YouTube動画をダウンロードする方法
YouTube動画を結合したい場合、まずは対象の動画をPCなど、ローカルに保存(ダウンロード)する必要があります。自分のアップロード動画についても、手元に元ファイルがない場合はYouTubeからダウンロード可能です。本章では2通りのダウンロード方法を解説します。
2-1. ダウンロードツールを使用する(例:Y2mate)
YouTube動画を直接ダウンロードする一般的な方法は、第三者が提供するオンラインダウンロードツールを使うことです。
本章では「Y2mate」というサイトを例に、手順は次のとおりです。
- Step1.ダウンロードしたいYouTube動画のURLをコピーします。
- Step2.ブラウザからY2mateのサイトにアクセスします。
- Step3.入力フィールドにURLを貼り付け、[Start]ボタンをクリックします。
- Step4.解析後、形式・画質の一覧から選択して[Download]をクリックします。
- Step5.ダウンロードリンクをクリックして動画ファイルを保存します。
2-2. YouTube Studioからダウンロードする(自分の動画)
自分がアップロードしたYouTube動画については、公式にYouTube Studioからダウンロードする機能が用意されています。手順は以下のとおりです。
- Step1.YouTubeにログインし、右上のアイコンからYouTube Studioにログインします。
- Step2.左側メニューの[コンテンツ]を開きます。
- Step3.ダウンロードしたい動画の行にカーソルを合わせ、[︙](オプションメニュー)をクリックします。
- Step4.現れたメニューから[ダウンロード]を選択します。
- Step5.ブラウザを通じて動画ファイル(MP4形式)のダウンロードが始まります。
この方法の制限事項として、ダウンロードできるのは自分の動画のみであること、 解像度が720pまたは360pまでであること(筆者はHD画質でダウンロードできた為仕様変更済みの可能性あり)、24時間以内に同一動画を5回までしかダウンロードできないことなどがあります。
Part3. YouTube動画が結合できるおすすめソフト5選
続いて具体的にYouTube動画を結合するには、ダウンロードした動画ファイル同士を動画編集ソフトで繋ぎ合わせる必要があります。
本章では2025年現在おすすめの動画結合ができる編集ソフトを5つ紹介します!それぞれのソフトによって特徴が異なるため、ぜひ本章を参考にあなたに合ったソフトを選んで実際に使ってみてください!
3-1. Filmora|超高機能&直感的操作で誰でも簡単に動画結合!
「Filmora(フィモーラ)」はWondershare社が提供する世界的人気の次世代動画編集ソフトです。シンプルでわかりやすいUIで直感的に操作ができる上、高度な機能、AI機能、多彩なエフェクトやトランジション、テロップ機能などを備えており、世界3億人以上の初心者からプロに幅広く支持されています。
YouTube動画の結合作業においても、FilmoraのAIパワーが大きく役立ちます。例えば「AIスマートカットアウト」や「AIオブジェクト除去」機能を使えば、結合した動画の不要な背景や物体をブラシツールで簡単に削除できるため、複数の動画を繋げた後の統一感を高められます。
また「AIカラーパレット」機能では、異なる環境で撮影された動画同士を結合した際に色調を自動で統一してくれるため、まるで一度に撮影したかのような自然な仕上がりが実現できるでしょう。
さらに「AI画像生成」「AI画像から動画生成」「AI音楽ジェネレーター」など、生成系AIもソフト内に多数搭載。初心者の方でも数クリックで高品質な動画結合が実現できる、今回紹介する中で最もおすすめのソフトです。
ソフト名 |
Filmora |
---|---|
特徴 |
・AI動画結合最適化機能(色調統一・背景除去など) |
料金 |
基本機能を全て無料で使用可能(AIクレジット別)
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対応OS |
Windows / Mac |
おすすめの人 |
|
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3-2. Premiere Pro|プロ仕様の高機能編集ソフト
「Adobe Premiere Pro(アドビ プレミアプロ)」はAdobe社の提供するプロ向け動画編集ソフトです。映画やテレビ番組の編集にも使われる業界標準の一本で、高度な編集機能を備えています。
プロ仕様のソフトで非常に多くの機能を持つハイスペックソフトに仕上がっており、単純な動画結合ももちろん可能ですが、学習コストは高めなので初心者が結合だけのために使うにはオーバースペックかもしれません。
ソフト名 |
Adobe Premiere Pro |
---|---|
特徴 |
・高度な編集機能とプロ仕様の柔軟性 |
料金 |
1.単体プラン
2.Creative Cloudコンプリートプラン
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対応OS |
Windows / Mac |
おすすめの人 |
・仕事として本格的な動画制作を行う方 |
3-3. Final Cut Pro 11|Mac向け高性能編集ソフト
「Final Cut Pro(ファイナルカットプロ)」はApple社が開発・販売するMac専用の高機能動画編集ソフトです。Macユーザー向けのプロ仕様ソフトで、洗練された操作感が特徴です。
また、バージョン11ではそれまで弱点だったAI機能の少なさも改善されつつあります。
ソフト名 |
Final Cut Pro 11 |
---|---|
特徴 |
・Appleシリコンに最適化された高速処理 |
料金 |
・買い切り型(税込50,000円) |
対応OS |
macOSのみ |
おすすめの人 |
・Macユーザーの方 |
YouTube動画編集の効果音の使い方・AI音楽テクニック【おすすめ効果音20選公開】|Wondershare Filmora(Windows&Mac)
3-4. AviUtl|無料でパワフルな拡張性
「AviUtl(エイブイユーティル)」は日本で個人開発された無料の動画編集ソフトです。UIとしては古く、初期では基本機能のみの構成となっていますが、拡張性が非常に高く、プラグインによって機能を大幅に拡張できます。また、軽量で古いPCやロースペックなPCでも充分動かせる点も特徴です。
ソフト名 |
AviUtl |
---|---|
特徴 |
・完全無料で使用可能 |
料金 |
無料 |
対応OS |
Windows専用 |
おすすめの人 |
・無料ソフトを求めるWindowsユーザーの方 |
3-5. Shotcut|無料かつシンプルな操作性
「Shotcut(ショットカット)」はオープンソースで開発されている無料の動画編集ソフトです。UIがシンプルで分かりやすく、初心者にも扱いやすい点が特徴です。
無料ながら基本的な編集機能は一通り揃っており、動画結合も簡単に行えます。
ソフト名 |
Shotcut |
---|---|
特徴 |
・完全無料でオープンソース |
料金 |
無料 |
対応OS |
Windows / Mac / Linux |
おすすめの人 |
・初心者で無料ソフトを探す方 |
必見!かんたんでおしゃれなYouTube終了画面の作り方・4選|Wondershare Filmora(Windows&Mac)
Part4. YouTube動画を結合する方法【実践ステップ】
いよいよ本章では実際に、YouTubeからダウンロードした複数の動画を一本に結合する手順を解説します。
ここでは例として最もおすすめの動画結合ソフトであるFilmoraを使用します。ぜひ、無料ダウンロードした上で、一緒に操作しながら読み進めてください。
Step1. 結合したいYouTube動画を準備する
まずは素材となる動画ファイルを準備します。YouTubeからダウンロードした動画や、手元にある結合したい動画クリップをあらかじめ一つのフォルダにまとめておくと良いでしょう。
※ダウンロード方法は本記事Part2で解説しています
ファイルが多い場合は連番のファイル名を付けておくと順番が分かりやすくなります。
Step2. YouTube動画をソフトに読み込む
Filmoraを立ち上げたらスタート画面で[新しいプロジェクト]を選択します。
メディアタブ内の[インポート]と書かれたエリアに結合したいYouTube動画ファイルをドラッグ&ドロップしましょう。複数のファイルをまとめて選択して一度にドラッグすれば、一括で読み込むこともできます。
また、Filmoraではメニューバーの[インポート]>[メディアフォルダをインポートする]から、ファイルごと読み込むことも可能です。インポートが成功すると、ライブラリにサムネイル付きで動画一覧が表示されます。
Step3. タイムライン上で動画を結合する
Filmoraの画面下部にあるタイムラインに、インポートした動画ファイルを任意の順番でドラッグ&ドロップします。基本的な動画の結合はこれでOKです。
動画と動画の間に隙間ができた場合は、その間をクリックして削除キー(Delキー)を押すとクリップ同士がくっつきます。また、各クリップ内でカットしたい不要部分がある場合は、この段階でカット編集しておきましょう。
Step4.トランジションの設置&エクスポート
動画と動画のつなぎ目をよりスムーズに移行するため、トランジションを設置してみましょう。トランジションタブに移動し、サムネイルをクリックして動きをプレビューしながら、好みのトランジションを選択。動画と動画のつなぎ目にドラッグ&ドロップします。
動画の配置と編集が済んだら、画面右上の[エクスポート]ボタンをクリックして出力設定画面を開きます。ファイル形式(基本はMP4)、解像度、保存先などを指定して[エクスポート]しましょう。また、ソーシャルメディアから、YouTubeなどへの直接アップロードも可能です。
Part5. YouTube動画を結合する際の注意点
YouTube動画の結合に関して、具体的な方法やソフトが選べたところで、本章では、結合の際に気をつけたい注意点について詳しく解説していきます。
中でも重要な3つについて紹介するので、ぜひチェックしておいてください。
注意点1. ダウンロード行為と利用規約違反について
他人のYouTube動画をダウンロードし結合・再アップロードすることは、著作権侵害およびYouTube利用規約違反となる可能性があります。YouTubeでは動画の無断転用は禁止されており、権利者の許可なくコンテンツを使用すると、削除やアカウントペナルティのリスクがあります。
どうしても他人の動画を結合したい場合は、自分だけで楽しむ個人的用途に留めましょう。他人に配布したりネットに再投稿したりするのは避けてください。
注意点2. 結合による画質劣化に気をつける
複数の動画を結合して書き出すと、再エンコードにより画質が劣化する可能性があります。
画質劣化を最小限にするポイントは以下の通りです。
- 再圧縮による劣化:出力時はビットレートを高めに設定し、画質劣化を抑えましょう。
- 元動画の画質を考慮:720pの動画を1080pで出力しても画質は向上しません。元の最高画質に合わせて設定しましょう。
- 異なる画質の素材:解像度の異なる素材を結合する場合は、統一するか差があることを明示しましょう。
なお、Filmoraの場合は、AI動画補正機能や、動画ノイズ除去など、既存の映像をAIによって、高画質化する機能が搭載されています。YouTubeからダウンロードした動画の画質が悪い場合は、結合前にこれらの機能を使って、高画質化しておくと良いでしょう。
注意点3. 音声やBGMの調整
複数の音声が重なると雑音が発生するため、音量やタイミングの調整が必要です。動画を結合する際は、各クリップの音量を個別に調整し、BGMはナレーションなど主要音声を邪魔しないよう低めに設定します。
また、フェード処理やミキシングで音の切れ目を自然にすることで、全体のバランスが整い、聞きやすい動画に仕上がるでしょう。
Part6. YouTube動画結合に関するよくある質問【FAQ】
最後に本章では、YouTube動画の結合に関してよくある質問とその回答について紹介していきます。
実際に進めていく中で多くの方が気になりがちな項目をまとめているので、こちらもぜひ目を通しておいてくださいね!
Q1: 結合した動画をYouTubeにアップロードする際画質や設定はどうすればいいですか?
YouTubeの推奨設定に合わせるのが安心です。MP4形式(H.264 + AAC)、解像度は元動画に準じてHD(720p)以上、1080pならビットレート8Mbps以上が目安です。
更に、解像度に応じた個別の設定を確認したい方は、以下の公式情報をご覧ください。
参考記事:YouTube にアップロードする動画におすすめのエンコード設定|YouTubeヘルプ
Q2: 動画を無料で結合できるツールはありますか?
本記事で紹介したShotcutやAviUtlは無料で使えます。また、Macユーザーなら標準搭載のiMovieも便利です。
オンライン結合ツールもありますが、長尺動画には不向きなのでPC用ソフトをおすすめします。
関連記事:インストール不要で動画が結合できるオンラインサイト5選|MP4を繋げる具体的な方法も解説
Q3: 結合後の動画で音ズレが発生します。対処法は?
音ズレの主な原因はフレームレートと音声サンプリングレートの不一致です。対処法としては、
- 事前に素材のフォーマットを統一する(30fpsと60fpsの混在を避ける)
- 編集ソフトのプロジェクト設定で統一規格を設定する
- 音ズレが生じた場合は、タイムライン上で音声クリップを微調整する
などを推奨します。
いずれの方法もFilmoraなら、直感的に進められるので、ぜひ参考にしてください。
まとめ|YouTube動画の結合は簡単に実現できる!
本記事では特にYouTube動画を結合したい方に向けて、おすすめソフトや、具体的な方法、注意点などを網羅的に解説しました。
YouTube動画を結合するには、まずダウンロードしてから編集ソフトで結合するのが基本です。注意点として、他人の動画を扱う際の著作権問題、画質劣化を防ぐ出力設定の工夫、音声調整をした上でYouTubeに再アップロードすることが重要です。基本的にYouTube動画の結合作業は難しくありません。
Filmoraのような使いやすいソフトを活用すれば、誰でも簡単に複数動画を一本化できます。ぜひ本記事を参考に、あなたも動画結合に挑戦してみてください!
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