「偽トロで3DSのプレイ動画を録画してYouTubeに投稿したい」
「実況動画やゲーム解説用に3DSのゲーム画面を撮影したい」
このように考えている方も多いのではないでしょうか?
3DSのゲーム画面を録画・録音する方法として「偽トロ」という機器に興味を持たれた方もいるでしょう。
しかし、偽トロには様々な違法性やリスクが伴い、近年では入手も困難になってきています。
本記事では、偽トロに関する詳しい情報や違法性について解説するとともに、3DSの画面を安全かつ合法的に録画・録音できる代替方法も紹介していきます。
また、実際に動画編集まで視野に入れた具体的な方法も紹介していきますので、ぜひ最後までご覧ください!
目次
Part1.偽トロとは?

まずは、偽トロについて、その概要や特徴、2025年現在の入手状況などを詳しく解説していきます。
1-1.偽トロキャプチャの概要
「偽トロキャプチャ」は、3DS本体を改造して画面を録画できるようにする非公式の機器です。
主に個人開発者によって制作され、インターネット上で取引されてきました。
偽トロキャプチャは基本的に以下のような仕組みで動作します。
- ・基本構成:3DS内蔵型キャプチャーボード、USBケーブル、専用ソフトウェア
- ・接続方法:内部配線の改造とUSBケーブルでPCと接続
- ・主な機能:ゲーム画面の録画、音声録音、PCへのリアルタイム出力
取り付けには温度調整ができる半田ごての使用が必要で、3DS本体を分解・改造する必要があるため、リスクを伴う作業となります。
1-2.偽トロの現状と入手難易度
現在、偽トロキャプチャの入手は困難な状況となっています。
- ・開発・販売の状況:多くの開発者が製造・販売を停止
- ・中古市場の実態:オークションやフリマアプリでも高額
- ・購入時の問題点:偽物や詐欺被害も存在、購入前の真贋判定が困難
特に2020年以降、主要な開発業者が製造を中止したため、新品での入手はほぼ不可能となっています。
中古品についても、信頼できる販売者を見つけることは困難です。
以上を踏まえて現在、偽トロキャプチャを入手できる可能性がある方法として以下が挙げられます。
- ・中古市場:オークションサイトやフリマアプリでの個人売買
- ・改造業者:専門業者に改造を依頼する
- ・海外輸入:海外の専門ショップからの購入
ただし、これらの方法にはそれぞれリスクが伴います。
- ・中古市場:詐欺被害や不良品のリスクがある
- ・改造業者:高額な費用と保証の問題
- ・海外輸入:税関での没収や互換性の問題
仮に購入できたとしても、非公式の改造機器であり、購入に現状違法性はないものの、販売側は違法となるリスクがあり信頼性の問題や、メーカーのサポートが一切受けられない問題があります。
そのため、初期不良や使用中の故障時には、自己責任での対応を迫られることになります。
Part2.偽トロの違法性やリスク
続いて本章では、多くの方が気になる偽トロの法的な側面とリスクについて詳しく解説していきます。
2-1. 違法性はある?
偽トロの使用に関する法的な状況は非常に複雑です。
現時点では、偽トロの単なる購入や所持、使用、自体は違法とはされていませんが、様々なグレーゾーンが存在します。
具体的な法的問題点は以下の通りです。
- ・著作権法関連:ゲームソフトの改変や複製が著作権侵害に該当する可能性
- ・不正競争防止法:技術的制限手段の回避に関する問題
- ・利用規約違反:3DSの改造は任天堂の利用規約に違反
特に利用規約違反は、オンラインサービスの利用停止など、具体的なペナルティに直結する可能性もあります。
また、購入は違法でなくても、販売や改造を代行するサービスの提供(CFWの追加代行や販売など)は、違法になる可能性があります。
解釈は分かれていますが、任天堂のガイドラインにも抵触する可能性があるため、リスクのある手法であるというのが本記事の見解です。
参考:ネットワークサービスにおける 任天堂の著作物の利用に関するガイドライン
2-2. リスクとデメリット
偽トロの使用には、法的な問題以外にも多くのリスクが存在します。
- ・ハードウェア関連のリスク:本体の故障や損傷、メーカー保証の喪失
- ・アカウントに関するリスク:オンラインサービスの停止、アカウントのBAN
- ・金銭的なリスク:詐欺被害、不良品購入、返金トラブル
さらに、技術的な問題も多く発生します。
- ・画質の劣化:改造による映像品質の低下の可能性
- ・動作の不安定:フリーズやクラッシュの発生
- ・音声の遅延:録画時の音ずれ問題
加えて、将来的なリスクも考慮する必要があります。
- ・法改正による違法化:現在のグレーゾーンが違法となる可能性
- ・サポート終了:個人開発者の撤退による修理・交換の困難化
- ・互換性の問題:システムアップデートによる動作不良
これらのリスクを考慮すると、偽トロの使用は特に初心者の方には推奨できません。
3DSの録画・録音には、より安全で合法的な代替手段を検討することをおすすめします。
Part3.3DSのプレイ動画を録画・録音する別の方法
本章以降では、偽トロに代わる、より安全で効果的な3DSの録画・録音方法について解説します。
3-1. 偽トロを使わない録画方法を考える
偽トロには様々な問題点があり、特に以下の3点から代替手段を検討する必要があります。
- ・法的リスク:違法性のグレーゾーンによる将来的な問題
- ・技術的リスク:本体の故障や動作不良の可能性
- ・金銭的リスク:高額な費用や詐欺被害の懸念
そのため、より安全で合法的な方法として、本記事ではエミュレーターを使用した録画方法を紹介します。
3-2. エミュレーターを使った方法
エミュレーターとは、PCやスマホ上で他のゲーム機のソフトを動作させるためのソフトウェアです。
3DSエミュレーターの代表的な存在として「Citra」があり、高画質での録画が可能です。
なお、他にもおすすめの3DSエミュレーターや、Androidからも3DSエミュレーターを動かす方法は存在します。
それぞれ以下の関連記事で詳しく解説しているため、ぜひそちらも併せてご覧ください!
関連記事:あの人気ソフトが遊べる!PC向け3DSエミュレーター10選【最新版】
関連記事:【Android】3DSエミュレーター5選|実際の使用方法についても解説!
Step1.準備

Citraのインストール、正規に購入したゲームデータの準備を行います。
ブラウザから、Citraの公式ページにアクセスして、使用しているOSに合ったものをインストールしてください。

また、ROMに関してはダンプする方法が基本となります。
詳しい方法に関しては関連記事:「Citra使い方完全ガイド|初心者でも3DSゲームを高画質プレイ」をご覧ください。
Step2.基本設定

[設定(Preference…)]から基本的な設定を行い、快適なプレイ環境を整えます。
グラフィックスやサウンド、操作方法などを調整しましょう。
詳しい設定についても「Citra使い方完全ガイド|初心者でも3DSゲームを高画質プレイ」で解説しています!
なお、エミュレーターの使用については以下の点に注意が必要です。
- ・著作権への配慮:正規に購入したソフトのみ使用する
- ・ROMの取り扱い:違法なダウンロードは厳禁
- ・使用目的の明確化:個人での使用に限定する
エミュレーターを使用する場合も、著作権法を遵守し、適切な方法での利用を心がけましょう。
Part4.Filmoraを使って3DSを録画・編集する方法
続いて最もおすすめのソフト「Filmora」を活用した、3DSの録画・編集方法について詳しく解説していきます!
ゲーム動画を録画・編集したい方にとっては、必携のソフトとなるため、ぜひこちらも目を通しておいてくださいね!
4-1.Filmoraの概要と魅力

「Filmora」は、初心者からプロレベルまで世界で1億人以上のユーザーに愛用されている最先端の動画編集ソフトです。
豊富なAI機能と直感的な操作性を兼ね備え、偽トロやエミュレーターを使用した3DSの録画から編集まで幅広く対応できます。
録画機能については、以下のような特徴があります。
- ・音声同時録音:ゲーム音声とマイク音を同時に収録
- ・カスタム録画:録画する画面領域を自由に設定可能
- ・Webカメラ対応:実況時の表情も同時に録画可能
また、録画した映像を編集する際には、以下多彩で網羅的な基本機能が活用できます。
- ・トリミング/カット:不要な部分を簡単に削除
- ・エフェクト追加:1,000万点以上の素材やエフェクトを活用可能
- ・テロップ:多彩なテキストアニメーションを搭載
- ・音声編集:AIを活用した高度な音声調整が可能
- ・オートリフレーム:各SNSに最適なサイズに自動調整
さらに、20種類以上のAI機能により、編集作業の効率化も図れるでしょう。
- ・AIノイズ除去:動画内のノイズを自動で除去
- ・AI字幕生成:音声を認識して自動で字幕を生成
- ・AI音声翻訳:23カ国語に対応した翻訳機能
- ・スマートBGMジェネレーター:動画にマッチする著作権フリーBGMをAI生成
このように、Filmoraは高度な録画・編集機能を備えながら、シンプルで直感的なUIを採用しているため、初心者の方でも迷うことなく使いこなせるのが大きな魅力です。
最後に、潤沢に用意された素材はカテゴリ分けされており、ゲーム向けの素材やエフェクトが多い点もおすすめする理由の一つです。
4-2.3DSを録画・編集する方法
実際にFilmoraを使った3DSの録画・編集方法を、ステップごとに解説します。
Step1.録画の準備

Citraでゲームを起動した上で、Filmoraを起動したら、[新しいプロジェクト]を立ち上げ。

画面上部の[録画]をクリックします。

画面録画機能を選択し、3DSの画面が表示されている範囲を指定しましょう。
Step2.録画の開始

録画範囲を決めたら、[録画]をクリックして録画を開始します。
録画中は音声やWebカメラも同時に収録できるので、実況動画の作成も可能です。
Step3.編集作業

録画が完了したら、タイムラインに動画をドラッグ&ドロップします。

必要に応じてカット編集やエフェクト追加、テロップの挿入などの編集を加えていきましょう。
詳しいゲーム動画編集に関しては以下の記事でも解説しています。
関連記事:ゲーム実況のやり方を徹底解説!おすすめソフト5選も紹介
Step4.出力

最後に画面右上の[エクスポート]から、動画を出力していきます。
フォーマットはMP4を選択しましょう。
解像度や品質、フレームレートなども自由に設定できます。

また、YouTubeやTikTokへの直接アップロードや、AIサムネイルエディターも搭載されているため、非常に効率的なチャンネル運営が可能ですよ!
4-3.ゲーム動画制作時におすすめのAI機能3選
更に、Citraなどのエミュレーターや、偽トロを使って録画したゲーム動画の編集に役立つAI機能をここでピックアップして3つ紹介します。
どの機能もマウス操作だけで直感的に操作できるため、ぜひ気になる機能を実際に使用してみてください!
機能1.自動字幕起こし

ゲーム実況時の音声を自動で文字起こししてくれる機能が「自動字幕起こし」機能です。
本来時間がかかるフルテロップ動画も、ワンクリックで高精度に字幕を生成。
自動翻訳による多言語対応や、字幕の色・フォントなども自由にカスタマイズなど、使い勝手も抜群で、効率的に字幕付きゲーム動画が作成できます。

機能2.スマートショートクリップ

「スマートショートクリップ」はゲーム動画のハイライトシーンを自動で抽出してくれるショート動画作成機能です。
読み上げ効果付きの字幕も自動生成でき、SNS向けに最適な時間とサイズで自動調整できるため、ゲームアカウント運営において今や必須となっているショート動画の作成もスムーズかつシームレスに進められます。
機能3.AIサウンドエフェクト

ゲーム動画にぴったりのBGMが追加したい!と考えている方もおおいでしょう。
とはいえ、ゲーム動画は長尺になる場合もあり、公開する動画につけるBGMは商用利用可能なものでないといけません。
「スマートBGMジェネレーター」は、動画を分析して、自動でハイクオリティなBGMを生成/追加してくれる機能です。
動画の尺に合わせてBGMの長さは自動調整され、商用利用の場合でも全く問題ありません。
より細かい指示が出せる「AI音楽ジェネレーター」機能や、SEが生成できる「AIサウンドエフェクト」機能と状況に応じて併用すれば、音声関連の心配は一切必要ないでしょう。
これらのAI機能を活用することで、編集時間を大幅に短縮しながら、ハイクオリティなゲーム実況動画を作成できます。
また、AIが自動で処理を行うため、編集スキルに不安がある方でも、安心して利用できるでしょう。
Part5.偽トロ/3DS録画に関するよくある質問
最後に本章では、3DSの録画・録音に関して、よく寄せられる質問について解説していきます。
質問1. エミュレーターを使うと3DSソフトが壊れる?
エミュレーター自体でソフトが壊れることはありません。
- ・ソフトの原本:改変や破損は一切されない
- ・ROMデータ:コピーなので原本に影響はない
- ・セーブデータ:エミュレーター内で独立して保存
ただし、必ず正規の手段でROMを作成するようにしましょう。
質問2. 実況動画はどんな形式で書き出すのがいい?
動画の用途によって最適なフォーマットは異なります。
- ・YouTube向け:MP4(H.264)が推奨
- ・SNS向け:プラットフォームごとに推奨設定が異なる
- ・保存用:高画質なMOVやAVIも選択肢に
なお、本記事で推薦しているFilmoraなら用途に応じた最適な書き出し設定が選べます。
また、直接YouTubeやTikTokへのアップロードも対応しているため、録画・動画編集・アップロードまで、シームレスに一つのソフト内で完結できます。
質問3. 偽トロを使用する際のメリットとデメリットは何なの?
確かに、一方的にエミュレーターが勝るという訳ではなく、それぞれの手法でメリット・デメリットが存在します。
偽トロとエミュレーターそれぞれのメリット・デメリットを表にまとめました。
|
方式 |
メリット |
デメリット |
|
偽トロ |
・実機そのままの映像が録画可能 |
・本体の故障リスクが極めて高い |
|
エミュレーター |
・本体を改造する必要がない |
・ある程度PCのスペックが必要 |
総合的に見ると、リスクや費用面からエミュレーターの使用をおすすめします。
まとめ|3DSの録画・録音は安全で確実な方法を選ぼう!
本記事では、偽トロの概要や違法性、リスク、そして3DSの録画・録音方法などを詳しく解説してきました。
偽トロは本体の故障や詐欺、高額な費用など数多くの問題を抱えています。
そのため、より安全で効果的な方法として、エミュレーターとFilmoraを使用した録画を強くおすすめします。
特にFilmoraは、録画機能に加えて25種類以上の高度なAI機能も搭載されており、簡単な操作で高品質な動画編集が可能です。
エミュレーターと組み合わせることで、3DSの録画から編集まで一貫して作業できる環境が整えられるでしょう。
最後に3DSのゲーム録画・録音は、ルールを守りながら、安全で効果的な方法を選択することが大切です。
本記事を参考に、あなたに合った録画方法を見つけ、ゲーム実況や動画制作を楽しんでいただければ幸いです。
役に立ちましたか?コメントしましょう!