YouTubeを始める際に迷ってしまうのがジャンル選びです。稼ぎたいと思ってYouTubeを始めるなら、人気の取れるジャンルを選ぶ必要があります。
本記事ではYouTubeをこれから始める方に向けて、YouTubeの人気ジャンルランキングTOP10を紹介します。
YouTubeのジャンル選びのコツを押さえた上で、自分に合ったジャンルを選定しましょう。
目次
Part1.YouTubeはジャンルによって稼げるかどうかが変わってくる
まずYouTubeはジャンルによって稼げるかどうかが変わってくることを押さえておいてください。
YouTubeの動画の再生回数は視聴者のニーズに直結しています。
ほとんどの視聴者の求めない動画は再生回数に反映されず、多くの視聴者の求める動画は再生回数が爆伸びします。
視聴者人口の少ないニッチなジャンルを狙う戦略もありますが、YouTubeでは不利に働きやすいです。
視聴者人口の多いジャンルはすでに動画が供給されている傾向にありますが、その中でも差別化を図ることで再生回数が出やすくなります。
Part2.YouTubeで人気の稼げるジャンルランキングTOP10
YouTubeで人気の稼げるジャンルTOP10は以下の通りです。
第1位:インバウンド系
ジャンル |
インバウンド系 |
メイン視聴者層 |
インバウンド事業を扱うビジネスマン |
人気の理由 |
円高の動きが続いている |
代表的なYouTuber |
・NewsPicks |
動画編集時のポイント |
・図解を用いてわかりやすく説明する |
まずインバウンド系の動画はYouTubeで人気が高くなっています。主に急激な円安の動きによって外国人観光客が爆増し、インバウンド系の需要がさらに高くなっているのが現状です。
2024年8月に入ってから落ち着きを見せ始めていますが、それでもインバウンド事業が衰退することはありません。
インバウンド系の動画は外国語が得意なら旅行をする外国人をターゲットにしたチャンネルにしても構いません。しかし、外国語が苦手ならインバウンド事業を扱うビジネスマンに向けた動画がおすすめです。
第2位:年金・投資系
ジャンル |
年金・投資系 |
メイン視聴者層 |
将来のお金問題に悩む40代以降の男女 |
人気の理由 |
格差社会の拡大で年金・投資に対する考えが注目を集めている |
代表的なYouTuber |
・図解で学ぶお金の知識 |
動画編集時のポイント |
・図解を用いてわかりやすく説明する |
年金・投資系はここ数年で需要の高まりを見せているジャンルです。
特に格差社会が拡大している点で、40代以降の方で将来のお金を心配している方が多く見られています。
焦って投資を始める方もいるため、まだまだお金を手にするための動画の需要が途切れることはありません。
第3位:絶望ルーティン系
ジャンル |
絶望ルーティン系 |
メイン視聴者層 |
30代までの若年者層 |
人気の理由 |
人の負の感情に惹かれやすい |
代表的なYouTuber |
・シイナナルミ |
動画編集時のポイント |
・冒頭の挨拶でどんな状態の誰なのかを端的にインパクト重視で伝える |
絶望ルーティン系は人の心理を逆手に取った伸びるジャンルの1つです。人はプラスの内容よりマイナスの内容が気になってしまう傾向にあります。
特に今の若年者層は個性という言葉を嫌い、量産型という言葉を好む方も少なくはなく、絶望ルーティン系の潜在的な需要が高いです。
ただ、マイナスのままで視聴者にメリットの生まれない動画はチャンネル登録に繋がりにくいです。
また、成長ストーリーが感じられるチャンネルは応援されやすいため、絶望的状況から成り上がるチャンネル設計ができると大きく伸ばせます。
第4位:AI・ChatGPT
ジャンル |
AI・ChatGPT系 |
メイン視聴者層 |
若年者層 |
人気の理由 |
AI技術に注目している人が多い |
代表的なYouTuber |
・副業太郎【AIで月5万GET】 |
動画編集時のポイント |
・図解を用いてわかりやすく説明する |
AI・ChatGPTは2024年も変わらず人気の高いジャンルです。
主に若年者層を中心にAI・ChatGPTは使用されており、技術革新を見た瞬間に驚きを感じるユーザーが多く見られています。
既存のAI・ChatGPTを活用した動画だと大きく伸ばすことは難しいため、新しい領域でAI・ChatGPTを活用できないか研究する必要があります。
第5位:ショートアニメーション系
ジャンル |
ショートアニメーション系 |
メイン視聴者層 |
20代以下のZ世代 |
人気の理由 |
短い時間でちょっと笑えるストーリーが楽しめる |
代表的なYouTuber |
・混血のカレコレ |
動画編集時のポイント |
・セリフは気持ち早くしてテンポを上げる |
ショートアニメーション系は20代以下のZ世代に人気の高いジャンルです。
TikTokやYouTubeショートとの相性がよく、短い時間でちょっと笑えるストーリーが楽しめる点が魅力的です。オリジナルのアニメーションだけでなく、既存人気キャラクターの「シナモン」もショートアニメーションに乗り出すといった動向も見られています。
アニメーション制作の体制が整えられる場合はショートアニメーション系にも乗り出してみてください。ただ、ショート動画は収益が少ない点に注意が必要です。
第6位:恋愛系
ジャンル |
恋愛系 |
メイン視聴者層 |
若年者層 |
人気の理由 |
恋愛したい気持ちを抱えている |
代表的なYouTuber |
・メンタリストDaiGo |
動画編集時のポイント |
・恋愛・心理描写の一般的なテクニックを否定する意外な事実の冒頭から始める |
恋愛系は変わらず人気の高いジャンルの1つとして知られています。
結婚しない選択をする男女が増えつつあるものの、恋愛したい潜在的な気持ちを抱えている人は少なくありません。主に人間心理について詳しいYouTuberが人気を集めています。
いきなり恋愛について語った動画を出しても信憑性に欠けるため、数字が付いてきません。まずは特定のユーザーからの信頼を獲得するコンテンツを発信することが重要です。
第7位:メタバース系
ジャンル |
メタバース系 |
メイン視聴者層 |
インターネット上での交流を求める男女 |
人気の理由 |
新しい面白い世界を見てみたいと考えている |
代表的なYouTuber |
・MaWang 마왕 |
動画編集時のポイント |
・動画冒頭にダイジェストシーンを入れる |
メタバース系は衰退期に入っていると思われがちですが、2024年8月現在、再注目を集めているジャンルです。とあるストリーマーの方の動画が伸びたことで、「VRChat」を始める方が増えています。
単にVRChatでの様子を映しただけの動画だと数字は伸びにくいです。しかし、エンタメに大きく振った企画動画が出せると、再生回数が出やすくなります。
第8位:歌ってみた系
ジャンル |
歌ってみた系 |
メイン視聴者層 |
若年者層 |
人気の理由 |
歌の上手い動画投稿者を探そうとする潜在的なニーズがある |
代表的なYouTuber |
・まふまふ |
動画編集時のポイント |
・流行りの曲を選んで関連動画での拡散を狙う |
飽和状態で難しいジャンルと思われがちですが、まだ歌ってみた系も参入の余地があるジャンルです。歌ってみた動画は差別化が難しいですが、歌の上手い動画投稿者を探そうとする潜在的なニーズが多くのユーザーの中にあります。
例えば、流行っている曲をカバーすると、本家動画を見た人の関連動画に表示され、視聴されやすくなります。また、YouTube上にいるユーザーのほとんどはせっかちで、本題が始まらないとすぐに離脱しやすいです。
冒頭からすぐに歌い出す曲を選定すると、冒頭30秒の離脱が防げて動画の成績が上がり、拡散されやすくなります。
第9位:切り抜き系
ジャンル |
切り抜き系 |
メイン視聴者層 |
若年者層 |
人気の理由 |
面白いトーク系動画を見たいと思う潜在的なニーズがある |
代表的なYouTuber |
・あすか屋さん |
動画編集時のポイント |
・テロップに緩急を付けて平坦な切り抜き動画にならないようにする |
切り抜き系動画もまだ人気を出す可能性を秘めているジャンルの1つです。切り抜き系の動画はカット処理しても、どうしてもテンポ感が悪くなって離脱されてしまう傾向にあります。
しかし、ストリーマーの人気は高いままで、コツを押さえて動画の構成を組み立てるとよい成績の動画が作れます。
第10位:美容・ファッション系
ジャンル |
美容・ファッション系 |
メイン視聴者層 |
40代以下の女性の若年者層 |
人気の理由 |
コロナ禍による閉塞的な社会が終了して外出する機会が増えた |
代表的なYouTuber |
・SekineRisa |
動画編集時のポイント |
・動画冒頭にダイジェストシーンを入れる |
美容・ファッション系は若い女性にとって切っても切り離せないジャンルとして定着しています。コロナ禍が始まったばかりの時期は自宅で過ごす機会が多く、ジャンル全体として縮小傾向にありました。
しかし、コロナと共に生きる社会になってから外出する機会が増え、美容・ファッション系の需要は回復傾向にあります。
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Part3.YouTubeでのジャンルを選ぶ際のコツ
YouTubeでのジャンルを選ぶ際のコツとして以下の3つのポイントを押さえておいてください。
- 視聴者ニーズの高いジャンルであるか
- トレンド性の高いジャンルであるか
- ファン化を見込めるジャンルであるか
3-1.視聴者ニーズの高いジャンルであるか
視聴者ニーズの高いジャンルを選ぶことを意識してみてください。
年々YouTubeでは視聴者ニーズの高さが動画の伸びやすさに大きな影響を与えるようになってきています。かつてのようにサムネさえ良ければ再生回数が伸びる時代は終わりました。検索ボリュームをツールで調べ、視聴者ニーズの高い内容を把握した上で動画の内容を決めましょう。
3-2.トレンド性の高いジャンルであるか
トレンド性の高いジャンルを選ぶことも大切です。特にYouTubeで一番難しい段階はファンを作りながら登録者1,000人を突破する段階です。
トレンド性の高いジャンルで攻めると最初の段階を乗り越えやすいため、まずは新規向けのコンテンツを多めに投稿することも意識してみてください。
3-3.ファン化を見込めるジャンルであるか
かつては広告単価が高かったため、それでも稼げていました。
しかし、広告単価が下がったことで、ノウハウ系のチャンネルでもファンマーケティングの重要性が高まっています。今後、ノウハウ系のチャンネルを運用するなら、どのように視聴者と交流する機会を増やすか考える必要があります。
Part4.実はYouTubeのジャンルを1つに絞り込む必要はない
YouTubeのジャンルは1つに絞り込む必要があると言われがちですが、必ずしも1つに絞り込む必要があるとは限りません。
ジャンルを絞り込みすぎると、獲得できる視聴者の数が厳選されてしまうリスクがあります。
また、メインコンテンツがあることは大切ですが、コンテンツ頼りになるとアクティブなユーザーが少なくなってしまいます。
動画によって役割を持たせ、多少メインジャンルからズレるとしても、ファン化のための動画を作ることも大切です。
Part5.ジャンル選びに成功しても動画の質が悪いと伸びない
そもそもジャンル選びに成功しても動画の質が悪いと伸びません。視聴者の離脱に繋がる最も大きな要因は、不快感を感じる要素です。
- 音質が悪い
- BGM・SEと声のバランスが悪い
そもそも動画の聞き心地が悪くないか確認してください。
まとめ:正しいジャンル選びをしてFilmoraで質の高いYouTube動画を作成しよう!
YouTubeで稼ぐなら正しいジャンル選びをする必要があります。年々視聴者の可視化されたニーズ・潜在的なニーズが再生回数に直結するようにアルゴリズムが変わりつつあります。
ただ、ジャンル選びだけでなく、視聴者が快適に視聴できる動画を作ることも大切です。Filmoraは無料から始められ、音声調整やアニメーション調整が直感的に操作しやすい動画編集ソフトです。
これから動画編集を始めて動画を投稿するなら、初心者でも使いやすいFilmoraを利用してみてください。
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