現在、そしてこれから先にかけて、動画マーケティングはマーケティング戦略の重要な要素になっています。Ciscoによると、インターネット通信量の82%以上が動画になると予測されています。
とはいえ、いざ始めようとしても、予算が十分でないと不安になることもあるはずです。では、どうすればよいのでしょうか。
動画制作には、機材から編集後工程までさまざまなコストがかかります。だからこそ、不要な出費を抑えられる部分を見つけることが大切です。
その中でも、BGMはコストを抑えやすい項目です。今回は、iMovieで使える無料音楽を見つけるための便利な情報源を紹介します。
第1部 ロイヤリティフリー音楽とは?
まずは、さまざまな動画制作でBGMを使う際にかかる費用を簡単に整理しておきましょう。
ロイヤリティフリー音楽は、必ずしも「無料音楽」という意味ではありません。一般的には、1回限りのライセンス料を支払うことで利用できる音楽を指します。いったん利用条件を満たせば、さまざまな用途で使いやすくなります。
また、パブリックドメインやクリエイティブ・コモンズの作品も比較的使いやすいことを覚えておきましょう。パブリックドメインは原則として権利者の許可が不要で、クリエイティブ・コモンズは条件付きの許諾やクレジット表記が必要になる場合があります。
第2部 iMovie動画向けのロイヤリティフリー音楽が見つかるおすすめ10選
迷ったときは、利用前にアーティストへ確認しておくのも有効です。後から権利面で困るより、事前に確認しておいたほうが安心です。
それでは、iMovieで無料音楽を見つけるために役立つ10のサイトを見ていきましょう。
1. Free Music Archive
FMAは、アーティスト、ラジオ局、キュレーター、Creative Commonsの支持者と連携し、豊富なフリーストック音楽やiMovie向けのロイヤリティフリー音楽を提供しています。非営利ラジオ局WFMUから始まったサービスで、インターネット上の無料音楽の普及に大きく貢献してきました。
収録曲数の多さを見ても、その充実ぶりが分かります。たとえば、比較的マイナーなジャンルであるelectropunkでも600曲以上が公開されています。
さらに、ambient electronicsは約7,000曲ほどあり、インストゥルメンタルやスポークンワード、ヒップホップ、ブルース、ロックなど、16種類の主要ジャンルが用意されています。各ジャンルには複数のサブジャンルも表示されるため、探している雰囲気に合わせて絞り込みやすいのが特徴です。
2. HookSounds
HookSoundsは有料のライセンスやサブスクリプションも提供していますが、非商用利用向けに無料のUse & Mentionライセンスも用意しています。オリジナル音源を探したいときには便利ですが、誰でも自由に使えるわけではありません。
著作権侵害を避けるためには条件を満たす必要があり、ここが少し複雑です。たとえば、HookSoundsの無料音楽をiMovieで使う場合、収益化はできません。YouTubeに動画を投稿する際も、スポンサー広告や広告表示は付けられません。
3. YouTube Audio Library
YouTubeのCreateセクションにあるAudio Libraryから利用できます。Country & FolkからDance & Electronicまで、さまざまなジャンルの音楽がそろっています。
動画コンテンツに自由に使えるトラックが多く、Creative Commonsやパブリックドメインの素材が中心です。必要なのは、トラックの権利者に対して適切なクレジットを付けることです。
検索機能も活用すると便利です。たとえば「calm」「dramatic」「funky」などの雰囲気で探したり、尺の長さで絞り込んで、コンテンツに合う楽曲を見つけやすくなります。
4. Epidemic Sound
Epidemic Soundは、高品質な著作権フリー音楽を見つけやすい点が魅力です。iMovieはもちろん、ほかの動画制作でも使いやすく、検索性の高さや楽曲数の多さも優れています。
音楽ライセンスは少し複雑ですが、Epidemic Soundなら必要な権利がひと通り整理されているため、シンプルな条件で使いやすいのが強みです。
5. Incompetech
Incompetechにも、iMovie向けのロイヤリティフリー音楽が豊富にそろっています。作曲家Kevin MacLeodによる2,000曲以上のトラックを、クレジット表記を行えば無料でダウンロードできます。
楽曲は「Disco and Lounge」や「Rock Classic」など、ジャンル別のコレクションで整理されています。
「Film Scoring Moods」では、「Mystery」「Horror」「Noire」などの雰囲気に合うトラックも見つけやすくなっています。さらに、ブラジルやアフリカなど各国のビートを取り入れたワールドミュージックも用意されています。
最新曲やダウンロード数の多い曲を確認してみるのもおすすめです。サイト内にどんな音源があるのかを把握しやすくなります。
ライブラリ全体をダウンロードしたい場合は、38ドルの一回払いが必要です。
6. SoundCloud
SoundCloudはすでにご存じの方も多いでしょう。DJやアマチュアミュージシャンが楽曲を公開・共有する場として使われています。そのため、ときには少し独特な音源に出会うこともあります。
とはいえ、マーケティング動画向けの音源を探す場所としても十分有力です。再利用可能なライセンス付きのトラックに絞って検索できます。「background music」や「uplifting background music」「ambient beat」などで探すと、候補を増やしやすくなります。
また、いいね数の多いトラックを見つけやすいのもポイントです。多くの人に支持されている曲なら、動画との相性も見込みやすいでしょう。
SoundCloudからBGMを探す魅力は、マーケティング用に作られた人工的な音源よりも、より自然で音楽らしい質感の曲を見つけやすいことです。
7. Cctrax
エレクトロニカ系の音楽を探すなら、Cctraxがおすすめです。サイトには電子音楽が中心に並びますが、ジャズ、ロック、現代クラシックも一部そろっています。
Creative Commonsライセンスで絞り込みながら、無料でiMovieや動画向けの音楽を探せるのが大きなメリットです。タグ、ジャンル、アーティスト、レーベルでも検索できるので、欲しい音源にたどり着きやすくなっています。
8. Jamendo
Jamendoのサイトには、ライセンス用と試聴用の2つのセクションがあります。試聴セクションにある曲はすべてCC、つまりCreative Commonsライセンスで利用できるため、動画制作に活用できます。
ただし、各トラックをCCの種類ごとに絞り込むことはできません。そのため、カテゴリごとに確認していく必要があります。曲ごとのライセンスを確認するには、画面右側の下向き矢印を押します。そこに再生回数や、さまざまなCreative Commonsライセンスを示す記号が表示されます。
検索したいジャンルの目星があるなら、ジャンル一覧から探すと便利です。検索バーや公開トラックをうまく活用すれば、候補をさらに絞り込めます。
ダウンロードする前に、必ず利用可能なCreative Commonsライセンスの種類を確認しておきましょう。
9. Audioblocks
Audioblocksは、効果音、音楽、ループを含むロイヤリティフリーのストック音源を提供しています。(ループとは、自然につながる短い音楽フレーズのことです)
サイト上には10万曲以上のトラックがあります。現在は完全無料ではありませんが、年間149ドルで無制限ダウンロードできるプランがあります。複数の音源を使えることを考えると、十分検討しやすい価格です。
動画の尺に合わせて検索を絞り込めるため、編集時間の短縮にもつながります。
「Aggressive」「Sad」「Happy」「Playful」など、感情や雰囲気別のカテゴリも用意されています。
10. Netlabels
Netlabelsは、Internet Archive内で公開されている音楽コレクションです。さまざまなバーチャルレーベルが定期的に楽曲をアップロードしています。Creative Commonsライセンスのもとで自由にダウンロードして使えるため、iMovie用の無料音楽を探す際にも役立ちます。
現在、サイトには65,000曲以上の音源があります。年、ジャンル、アーティストなどのフィルターで検索できますし、外国語音楽のコーナーも少し用意されています。
このサイトのもうひとつの魅力は、各トラックに再生回数が表示されることです。再生数の多い曲は、多くの人に選ばれている可能性が高いでしょう。SoundCloudと同様に、動画に合う良質な音楽を選ぶ参考になります。
第3部 ロイヤリティフリー音楽ライブラリを備えたiMovieの代替ツール
もしiMovieの代わりになる、動画編集までしっかりできるソフトを探しているなら、Filmoraがおすすめです。
Wondershare Filmoraは4K動画に対応し、一般的に使われる多くの動画形式にも対応しています。新規プロジェクトの作成や、素材の読み込みもスムーズで、手間をかけずに編集を始められます。
オープニングタイトルの作成、動画クリップの色補正、画像オーバーレイやフィルターの適用など、Filmoraならさまざまな編集が手軽に行えます。
さらに、音楽ライブラリにはロイヤリティフリー楽曲がそろっているため、iMovie用の音源を探しながらBGMを組み立てることもできます。YouTubeやVimeoへも直接書き出せますが、無料版で作成した動画にはウォーターマークが入る点は覚えておきましょう。
Filmoraには、標準収録の音楽や効果音に加えて、エフェクトストアのFilmstockからさらに多くの音源を探すこともできます。無料で使えるサウンドや音楽も一部用意されています。
また、FilmoraにはAI音楽生成機能もあり、雰囲気やテーマを選ぶだけで、動画やコンテンツに合う音楽を自動で作成できます。
まとめ
iMovie動画のBGMを探すなら、今回紹介したサイトやサービスを活用してみてください。
ほかにお気に入りの音源サイトがあれば、ぜひ試してみてください。動画制作で使った音源の選び方や、実際の使い心地があれば、コメントで共有してもらえるとうれしいです。無料音楽探しの話題を、ぜひここから広げていきましょう。



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