グリーンスクリーンは、ゲーマーやビデオストリーマーの間でトレンドになっています。グリーンスクリーンを使えば、ストリーミングに魅力的で非現実的なエフェクトを追加できます。最近ではグリーンスクリーンスタジオを自分でセットして、創造性を発揮することが容易になりました。
ライブ配信スタジオのセッティング方法
グリーンスクリーンスタジオのセッティングには、いくつか準備するものがあります。どのカメラを使うか、どのグリーンスクリーンを使うか、配信にはどの照明が必要かを調べる必要があります。
グリーバックのセッティングには、用途に合わせて幅広いオプションがあります。ニュースの配信であれば、それに見合う機材を揃える必要があります。
スタジオ内には、ライブ映像の配信に相応しい高品質なカメラが必要です。相当な大きさのグリーンスクリーンに加え、照明も数が必要になるでしょう。大規模なスタジオであれば、セッティングするスタッフも必要になります。
個人で映像配信をする場合は、基本的な機材で良いですが、最低限の品質を保つようにしましょう。個人で準備できる選択肢は多数あります。
シナリオ別に必要な機材の詳細を以下に説明します。
- カメラ
大規模な配信スタジオを設置する場合、十分な品質のカメラが必要です。予算があれば、ライブスタジオと配信用カメラがあれば十分です。カメラは30万円から370万円の範囲で購入できます。解像度が2K以下の動画では、大きなニューススタジオからの配信には不十分といえます。
通常のWeb配信やTwitchの配信には、精密な顔追跡や高画質を保つ良質なWebカメラが必要です。解像度が1080pで、30~60フレームが可能であればなお良いでしょう。市場には1万5千円以下で購入できる素晴らしいカメラもあります。
- グリーンスクリーン
グリーンスクリーンの仕様も配信の種類によって異なります。大きなスタジオには、スタジオ全体をカバーする大きな吊り下げ式のグリーンスクリーンが必要です。四隅をしっかりクリップで留めて、シワが残らないようにしましょう。また背景から消したいもの、たとえば照明機材の脚などは緑色で包むようにします。
ゲーマーや美容ブロガー、Twitchキャスター、YouTuberなどのストリーマー向けに、予算に応じてさまざまな種類のグリーンスクリーンが販売されています。小さなテントのように円形に折りたためるタイプは、大きなサイズに開くことができます。グリーンスクリーンを立てておく吊り下げは、6千円前後の安価で購入できます。
ストリーマーの方におすすめなグリーンスクリーンの一つは、折りたたみタイプです。Elgato社から発売されたもので、持ち運びやセットアップも簡単です。あらゆる高さに調節可能で、数秒で開閉することができます。価格は2万円前後と高めですが、それに見合う価値はあります。
グリーンスクリーンは、被写体が動き回るのに十分なスペースを確保する大きさが必要です。また、被写体に緑色の要素があると、ソフトウェア側で消えてしまうので注意しましょう。被写体が金髪の場合は、グリーンスクリーンの代わりにブルースクリーンの使用をおすすめします。
- 照明
ニュースの配信部屋には、被写体ごとにキーライト、フィルライト、バックライトとそれに応じたセッティングが必要です。グリーンスクリーンも同様に、大きさや形状にあわせてグリーンスクリーンを均一に照らすために十分な数の照明が必要です。グリーンスクリーンのサイズというよりかは、形状にあわせた照明の数が必要になります。
まっすぐな背景であれば、高出力の照明が二つあれば十分です。角にカーブがある場合は、カーブの部分をカバーするために照明を増やす必要があります。
小規模なスタジオで頻繁に使用される機材は3点セットアップです。キーライト、フィルライト、バックライトで三角の形に配置し、被写体やタレントを囲みます。グリーンスクリーンを設置する場合は、両サイドに一灯ずつ照明を設置すれば十分な明るさを確保できます。
照明で覚えておくことが二つあります。一つ目は背景に影が入らないようにすることと、二つ目はグリーンスクリーンを均一に照らすことです。正しい方法を学ぶためには時間がかかるかもしれませんが、練習と観察を重ねれば上達するでしょう。
- 最終ステップ
グリーンスクリーンで録画した場合は、動画を編集してインターネットにアップロードすれば良いですが、ライブ配信の場合は異なります。通常の映像機器にはビデオエンコーダーが付属されていません。エンコーダーは入力されたオーディオ信号やビデオ信号を変換し、Webに適した状態にします。そのためリアルタイムな配信では、ビデオエンコーダーが必要になります。
セットアップが完了したら、次のステップは適切な動画編集ソフトを選びます。選択肢はたくさんありますがFilmora、OBS、Adobe Premierがおすすめです。いずれも未完成の動画を簡単に編集できるソフトです。
ライブ配信をはじめる場合は、 XSplitブロードキャスターのソフトをダウンロードする必要があります。
まとめ
一昔前は、グリーンスクリーンは映画制作者やニュース放送局だけが使える贅沢品でした。今では自分の部屋にグリーンスクリーンスタジオを設置することができます。ゲーマーやブロガーは、より多くの視聴者を惹きつけるために、創造性を発揮するツールや機材を常に利用しています。
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